夜尿症

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夜尿症
分類及び外部参照情報
ICD-10 R32., F98.0
ICD-9 788.36
DiseasesDB 4326
MedlinePlus 003144
eMedicine ped/689 
MeSH D053206

夜尿症(やにょうしょう)とは、概ね5、6歳を過ぎても継続的に夜尿(睡眠中に無意識に排尿してしまう行為)が認められる状況を指す[1][2]遺尿症とも呼ばれる。5、6歳に達していない場合や、継続的でない場合は、寝小便(ねしょうべん)、あるいはおねしょと呼ぶことが多い。

目次

[編集] 概要

夜尿症は、身体の発達及びホルモン分泌が密接に関わる。そのため、加齢とともに自然に治癒するケースが多い[3][4]。その他、遺伝との関連も指摘されている。米国欧州では、病気の研究や、クリニックでの治療が行われている[4]

状況について、何歳でどのくらいの人が夜尿症かは諸説ある。一例を挙げると、5、6歳児では約20%で夜尿症がみられるが、加齢とともに解消が進み、小学校低学年では約10%、小学校高学年では約5%になる[5]男女別では、児童学童では男子の方が多く、成人では女性の方に夜尿が多いとされ、遺伝する傾向も指摘されている[1][2]。 又、小学生以下の世代では男子の夜尿症率は女子の3~4倍になる事もある。成人の場合は、子供時代からおねしょをしてしまう例と、一旦は治ったものの再発するケースに分かれるが、特に女性の場合は子供時代はおねしょをしなかったのが、成人後になっておねしょをする様になったケースもある。

幼児期はおねしょは珍しい事では無い為、一般的には夜尿症とは言わず、本来の夜尿症と単なるおねしょは正式には違う物である。

[編集] 有名人の中で夜尿症だった人物

[編集] 治療法

生活指導、そしてそれでも治らない場合は、夜尿アラームによる行動療法を行う。日本では薬でコントロールされることが多いが、中止すると再発しやすく、夜尿症が本当に薬で治せるのかどうかは議論のわかれるところである。

生活指導では、まず親の心構えが重要になる。

  • 以前は特に根拠もなく、「起こさず・あせらず・怒らず」の3原則が基本とされ、夜中に起こして排尿させる事は、睡眠リズムが狂い、睡眠依存性をもつ抗利尿ホルモンの分泌量が不安定になり、治療が難しくなるとされてきた。しかしながら、夜中に起こすと抗利尿ホルモンの分泌量が不安定になることを実証した研究は存在しない。「起こさず」というのは今や根拠がなくなっている。

ICCS:international children's continence society(国際小児禁制学会)で、最も推奨されている治療方法は、夜尿アラームと抗利尿ホルモン製剤である。

  • 病気であることが多いため、「親のしつけの問題」ととらえるのではなく、「適切な治療」を心がける[3]
  • 自分の意思とは関係無く夜尿をするため、本人に非は無い。それでも落ち込んだりコンプレックスを持ったりするため、叱ったりせず、家族でサポートすることが重要となる[3]

具体的な指導方法は、尿の我慢のさせ方(膀胱のトレーニング)や、水分の取り方の調整がある。ただし、尿の我慢のさせ方はやり方を間違えると腎盂腎炎など尿路感染症を引き起こす恐れもあるため、注意を要する。また、人体の水分調整機能は気温によっても左右されるため、夏場のクーラーなどにも注意を要する[3]

[編集] 脚注

  1. ^ 帆足英一ホームページ
  2. ^ 岡山大学医歯薬学総合研究科屎尿器病態学分野
  3. ^ 「夜尿症 しつけではなく発達障害 適切な治療で解決」『産経新聞』2008年5月4日付配信
  4. ^ おねしょ相談室」赤司俊二
  5. ^夜尿症(おねしょ)『相模原病院からの耳よりいいメール』平成19年12月1日号

最終更新 2009年11月20日 (金) 16:26 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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