大分ホーバーフェリー
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大分ホーバーフェリー株式会社(おおいた-)は、大分県大分市内と国東市にある大分空港との間でホバークラフトを運航する企業。ホバークラフトでの乗客輸送を行う日本唯一の企業である。
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[編集] 概要
1971年に大分空港が大分市内から東国東郡武蔵町・安岐町(現国東市)へ移転した際に、大分市・別府市内からのアクセスをより便利にするために開設された。大分空港は国東半島の東端にあるため、大分市からは、陸路では別府湾に沿って大きく迂回する必要があるのに対し、別府湾を横断するホバークラフトは所要時間を大幅に短縮することができる。大分基地 - 大分空港間の乗船時間は、通常約25分(時刻表上の所要時間は30分)。大分交通の関連会社である。
1990年代に入って大分空港道路や大分自動車道が開通したことに加え、近年は別大国道の6車線拡幅の進捗、日出バイパスの開通、大分空港道路の延伸により、陸路での所要時間が短縮されている一方、大分ホーバーフェリーは大分市中心部から大分基地までのアクセスと乗り換え時間がネックとなっており、苦戦を強いられている。しかし、日本唯一の旅客ホバークラフトという珍しさで、空港利用に関係なく体験乗船しに来る利用客もいる[1]。
[編集] 会社概要
- 英字商号 Oita Hover Ferry, Co.,Ltd.
- 本社所在地 大分県大分市西新地1丁目14番1号
- 大分基地(大分のりば) 本社所在地
- 旧大分空港の滑走路端に位置し、大分川河口に面する。市街中心部からやや離れており、大分駅との間にホーバー連絡バス(所要時間約16分)が運行されている。また無料の駐車場もある。ターミナルの反対側には整備場がある。
- 空港のりば 大分県国東市安岐町下原8
- 大分空港ターミナルの隣接地にあり、ターミナルとの間はエスカレーターと動く歩道で結ばれている。開業当初は現在の空港のりばへの海からの上陸地となる砂浜近辺に施設があり、ターミナルまでの移動は連絡バスを利用していたが、空港ターミナルの新築に伴い航走路を設けた上で現在地に移転した。航走路は立地上S字カーブ状となっていて、カーブを曲がる際にホーバーの走行特性上、進行方向に対して真横を向いて走ることになり(俗に言うドリフト走行)、不安を感じる乗客もいるためか船内では説明のアナウンスが流れる。
[編集] 航路
大分基地 - 大分空港間は、定期航路であるが、大分空港発着の航空機の運航に連動しているため、航空機の発着(特に到着)が遅れる場合はそれに合わせて運航される。 片道25分での運航を行っていたが、部品の消耗が激しく、コスト的な面を考慮して一旦は30分運航にしていた。しかし陸路との競争が激しく、連絡バスとの接続を含めて再検討し、現在は29分運航になっている。
ホバーの航行特性上、波高が高い日や別府湾に濃霧がかかった日は運休となるが、運航案内専用のフリーダイヤルがあるので微妙な天候の時は事前に確認できる。また大分からの始発便と2便が欠航になった場合はタクシーで空港まで行ける。
貸切利用もできる。大分空港の空の日イベントの際は、空港周辺の遊覧航海が行われる他、水のイベントで大分市を流れる大野川を航行したり、海のイベントでは別府国際観光港から別府湾遊覧が行われた。
かつては、別府国際観光港 - 大分空港間にも定期便があったが、大分空港への道路整備に伴って定期バス便の所要時間が短縮し、競争力が低下したことなどによって廃止されている(不定期・貸切航路としては継続)。
[編集] 使用艇
[編集] 現在の使用艇
三井造船製 MV-PP10
- ドリームアクアマリン(旧 ドリーム1号)1990年(平成2年)3月就航
- ドリームエメラルド(旧 ドリーム2号)1991年(平成3年)3月就航
- ドリームルビー(旧 ドリーム3号)1995年(平成7年)10月就航
- ドリームサファイア 2002年(平成14年)4月就航
ドリームサファイアは2002 FIFAワールドカップ大分開催に際して導入された最新鋭船でバリアフリー対応としたため乗船定員が他の3艇の105名より少ない100名となっている。また他の3艇と異なり推進エンジンが水冷式になっている。
片道25分程度と短いことから各艇内にトイレは設置されていない。
[編集] 過去の使用艇
三井造船製 MV-PP5
- ほびー1号 1971年(昭和46年)6月 - 1991年(平成3年)(1983年(昭和58年)8月改造)
- ほびー2号 1971年(昭和46年)7月 - 1976年(昭和51年)
- ほびー3号 1971年(昭和46年)9月 - 1990年(平成2年)(1978年(昭和53年)12月改造)
- はくちょう3号 1970年(昭和45年)6月 - 1995年(平成7年)(1980年(昭和55年)2月改造)
- エンゼル2号 1972年(昭和47年)6月 - 1988年(昭和63年)
- エンゼル5号 1975年(昭和50年)4月 - 2002年(平成14年)(1982年(昭和57年)2月改造)
- ほびー6号 1974年(昭和49年)10月 - 2003年(平成15年)(1987年(昭和62年)10月改造)
ほびー2号、エンゼル2号以外は、船体延長改造を受け50人乗りから75人乗りになった。
はくちょうは名鉄海上観光船の蒲郡-鳥羽航路(廃止)から、エンゼルは鹿児島の空港ホーバークラフト(廃止)からの移籍。ほびー6号は、日本ホーバーラインの大阪−徳島間(廃止)で使われていた赤とんぼ51号。また、僚船の赤とんぼ52号も大分に移り、ほびー7号として船籍登録されたが、運航に使用されることなく、他艇維持の部品取り用となった。
MV-PP5は2003年までに全てリタイアし、既に全艇解体されて現存しないが、ホーバー大分基地の待合室には船の模型が展示保存されている。
[編集] 大分ホーバーフェリーが登場した作品
日本唯一のホバークラフトの航路であるため、バラエティやドラマ、映画に登場することが多い。
- テレビ朝日系の人気ドラマ『西部警察』の九州ロケでは、別府湾上での銃撃戦の撮影が行われた。
- 映画『男はつらいよ』シリーズでも、2作品でこのホーバーが登場している。
- 2008年10月公開予定の映画『釣りバカ日誌19』では船内ロケも行われた。
[編集] 脚注
- ^ このような体験乗船や、空港見送り・出迎え客向けに格安の往復割引きっぷが発売されている(片道運賃よりも安い)。
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年8月6日 (木) 04:46 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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