大室山 (静岡県)
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大室山(おおむろやま)は、静岡県伊東市南部、伊豆高原の北に位置する標高580メートルの山である。
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[編集] 概要
火山砕屑物、すなわちマグマが噴き上がって出来た多孔質の岩石だけが累積したスコリア丘であり、日本の代表的な火山砕石丘である。中央に直径およそ300メートル、深さが山頂からの標高差でおよそ70メートル、周囲約1キロメートルの火口跡がある。また、南側の山腹には直径およそ100メートル、深さ10メートルほどの側火口跡がみられる。
天城連山などの近隣の山と連なってはいない独立峰である。最新の噴火時期はおよそ5000年前とも4000年前とも言われ、このとき現在の山容や城ヶ崎海岸、伊豆高原や一碧湖など周辺の地形がおよそ形造られたと考えられている。富士箱根伊豆国立公園に位置するが、毎年2月の第2日曜日に山焼きが行われるため植生は一年草ばかりで、これが外観を際立たせ遠方からでも目立つ姿としている。
[編集] 観光
山頂の火口跡の内側最深部はおよそ100メートル四方の平坦地になっており、現在は観光アーチェリー場となっている。また火口内側の北側中腹には浅間神社(せんげんじんじゃ、後述)がある。北側の麓から山上までリフトが設置されており、火口周りに整備された遊歩道を周遊(「お鉢周り」)することができるが、山腹が荒れて一部で崩落の恐れがあるため、リフトの利用以外による徒歩での登山は禁止されている。
山頂は火口周りの南側にあり、ここからは伊豆半島全体はもとより、北方に富士山から南アルプス、箱根の山々まで、東方から南方に伊豆大島をはじめとする伊豆諸島、遠く三浦半島から房総半島までも望むことができる。また山の周辺にはさくらの里公園や伊豆シャボテン公園などの観光スポットがある。
毎年2月の第2日曜日には山焼きが行われ、多くの観光客で賑わう。(残雪や天候により順延する)
[編集] 浅間神社
創建時期や由緒は明らかでない。全国各地におよそ2000社あるといわれる浅間神社の中でも珍しい、祭神を磐長姫命(いわながひめのみこと)のみとする神社である。その妹である木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)や父である大山祇神(おおやまつみのみこと)を祀る富士山、および富士山本宮浅間大社と対を成すものとする説もある。
社伝では「磐長姫命が、父の計らいで妹と共に天孫である瓊々杵命(ににぎのみこと)に嫁いだが、彼女が瓊々杵命の子を身籠ったものの大山祇神の許へ返されてしまったため、当所に産殿を設けて無事に出産した」とされている。日本神話として日本書紀や古事記などに同様の記述がみられるが、彼女が身籠ったことや産殿の場所については言及がない。
磐長姫命が岩のような永続性を表す神であることから不老長寿や安産、更には海上安全や家内安全、学問や縁結びの神としても知られている。
[編集] 関連項目
- 伊豆東部火山群
- 富士箱根伊豆国立公園
- 雲見浅間神社 (同じく磐長姫命をのみを祀る神社)
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年2月28日 (土) 17:04 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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