大江戸捜査網

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大江戸捜査網(おおえどそうさもう)は、東京12チャンネル(現テレビ東京)系で放送されたテレビ時代劇番組。初期は「大江戸捜査網 アンタッチャブル」とサブタイトルが付けられていた。

1970年から1984年にかけて、(一時期休止あり)毎週土曜日21:00~21:54に放映された。主演は、初代が杉良太郎、以降里見浩太朗松方弘樹。引き続いて半年間、『新・大江戸捜査網』が並樹史朗主演で放送。その後1990年から毎週金曜日21:00~21:54に半年ずつ、橋爪淳主演で2シリーズ放送された。全713話。

ここでは、『新・大江戸捜査網』も含め1970年から1992年に放送されたTVシリーズ、それに関係した映画版について説明する。

目次

[編集] 概要

秘密捜査員隠密同心たちが変装・潜入・囮など様々な手段を駆使しながら探索、事件の裏にはびこる江戸の悪を斬り捨てていく痛快時代劇。隠密同心とは松平定信が極秘に作った組織で、彼の命を受けた幕臣が隠密支配となって統括している。メンバーは普段は町人として生活、江戸町内の地蔵の合図を元に集結して指令を受ける。メンバーは皆隠密支配から承った証の懐剣を所持している。

テレビシリーズ本編で定信が直接隠密同心を統率したのは、平成版の第1シリーズだけである。それ以前に松平定信が登場した時は、日活製作編では堀雄二、三船プロ編では、黒川弥太郎、ヴァンフィル編では永井秀明それぞれが定信役を、劇場版では三船敏郎が演じている。

隠密同心の活動拠点(アジト)は、日活制作編では、「桜湯」の2階であったが、第3シリーズでは浅草の小料理店「桔梗屋」に変わっている。

[編集] 劇中のナレーション

隠密同心 心得の条 我が命我が物と思わず 武門の儀、あくまで陰にて 己の器量伏し、ご下命いかにても果すべし なお 死して屍拾う者なし 死して屍拾う者なし 死して屍拾う者なし」が有名。しかし初期には使われておらず、製作が日活から三船プロダクションに移ってからである。

本当に死んだ隠密同心は、くれないお蝶だけである。しかもお蝶を不憫に思った隼人以下の隠密同心たちは「心得の条」に背いてその屍を拾い、弔っている。他にも松方版の最終回で、幻の御前が死亡しているが、役者は最後まで不詳。

[編集] 成敗時

悪を斬り捨てに行く時、「隠密同心心得之条(おんみつどうしんこころえのじょう)」がナレーションで入る。シリーズによって内容に若干の変更はあるものの、最後は必ず「死して屍拾う者なし」で終わり、隠密同心が各自名前を名乗ってから、悪人たちとの立ち回りが始まる。 成敗時における「隠密同心○○」(以下、次々と「同じく○○」と名乗りを上げる。また、隠密同心たちと一緒に、隠密支配も悪代官らの成敗に加わっている時には、最後に隠密支配が「そして隠密支配○○」と名乗る)の前後に決め台詞を言うときもあった。

  1. 杉良太郎(十文字小弥太):第3シリーズの初期で「俺たちが知ったが最後、悪の華は咲かさん!」
  2. 松方弘樹(左文字右京):「三途の川の渡し守」(以降、名乗りへ)「たとえ世間が黙って見逃したとしても、この懐剣が承知できねぇとよ」「てめえたちに明日のお天道様を拝ませるわけにはいかねぇ」(「三途の川」の前の台詞。松方編でも後期で用いられた)
  3. 並樹史朗(飛脚屋新十郎):相手を切り倒す際に、「役儀により冥土への速飛脚、ご案内仕る!」

松方弘樹編の初期(第410話から434話まで)は、成敗時に隠密同心は白装束姿であらわれた。並樹編では、成敗時に隠密支配・日向主水正から流し目のお紺によって、あらかじめ敵に成敗書が投函される。

[編集] 音楽

玉木宏樹作曲によるオープニング・テーマは、4分の5拍子と4分の4拍子を巧みに使い分け軽快かつ緊張感に満ちたもので、テレビ時代劇伴奏の代表作であり、チャンバラシーンでも用いられた。並樹編の全編と橋爪編第1シリーズの初期のオープニングテーマ曲は、お馴染みのテーマ音楽とは別バージョンである。

オープニングテーマをバックに、「隠密同心 それは、旗本寄合席内藤勘解由に命を預け、人知れず人生の裏道を歩かねばならぬ宿命を、自らに求めた者達である。極悪非道な犯罪を憎み(後期作品では「極悪非道の悪に虐げられ」)、過酷な法の冷たさに泣く、大江戸八百八町の人々を、ある時は助け、励まし、またある時は影のように支える男達(同「彼ら」)。だが、身をやつし、姿を変えて敢然と悪に挑む彼ら(同「隠密同心」)に、明日という日はない。」というナレーションが流れていた。

第1話から第26話までは、エンディングの出演者、スタッフ紹介のテロップが流れる際にもオープニングテーマ曲が利用されていた。それ以外のエンディングは歌が流れており、主演俳優が歌ったものを使うこともあった。

[編集] シリーズ一覧

[編集] 1970年~1984年放映

[編集] 第1期

1970年10月3日~1971年9月25日放送(制作:日活 東京12チャンネル)。

第1~26話までは、エンディングシーンでオープニングテーマ曲が流れていた。第27話から杉良太郎が歌う主題歌「江戸の夜明け」が流れるようになった。第1作では立ち回りでオープニングテーマ曲が流れることはあまりなかった。

スタッフ
  • 脚本:星川清司、大工原正泰、松本孝二、生田直親、佐藤道雄、中西隆三、宮川一郎、神尾久義、柴英三郎、佐治乾、山浦弘靖小川英、中野顕彰、曽根義忠、蘇武路夫、胡桃哲、神波史男、佐脇徹、宮内婦貴子、首藤剛志、永田俊夫、横田与志、立原清、川内康範
  • 監督:松尾昭典長谷部安春、柴田米幸、西村昭五郎、西山正輝、手銭弘喜、斎藤光正、遠藤三郎、林功、樋口弘美、曽根義忠、江崎実生、磯見忠彦
  • プロデューサー:神山安平、岡哲男、東陽(東京12チャンネル)、元村武(日活)
  • 監修:川内康範
  • 音楽:玉木宏樹、川田靖一
  • 撮影:高村倉太郎、森勝、松橋梅夫
  • 美術:柳生一夫、土屋伊豆夫
  • 編集:井上親弥
  • 選曲:牧純一、山川繁
  • 助監督:田中登、曽根義忠、蔵原惟二、山口清一郎、藤井克彦、岡本孝二、小原宏裕
  • 殺陣:湯浅謙太郎、林成二郎(湯浅剣睦会)
  • 録音:アオイスタジオ
  • 現像:東洋現像所
  • 風俗構成:林美一
  • ナレーター:黒沢良(ただし、第14話から16話では糸博。糸博は第1シリーズの後半では予告編の語りを担当することが多かった)
  • 協力:金剛プロダクション
登場人物
普段は相模無宿の珊次郎として活動。任務に対する非情さと江戸庶民を愛する人情さを持ち合わている。
  • 隠密同心・井坂十蔵:瑳川哲朗(通称:井坂の旦那)
普段は素浪人としての活動が多い。珊次郎とは対照的で、情にもろい。椿の花を武器に愛用している。
表向きは芸者。元々は任侠一家の娘、勘解由と小弥太・十蔵との橋渡し的な役割も勤める。
四千石をたまわる旗本。かつては幕府の要職に就く身だったが、無類の道楽好きが崇り無役となり、旧友でもある定信の頼みで隠密支配という裏の職に就き、隠密同心に指令を送る。

[編集] 第2期

1972年4月3日~1973年3月17日放映(制作:日活 東京12チャンネル)。

スタッフ
  • 脚本:中野顕彰、山浦弘靖、蘇武路夫、山崎巖、小川英、胡桃哲、宮内婦貴子、大野武雄、横田与志、中西隆三、久保田圭司、尾中洋一、大和久守正、武末勝、吉岡昭三、服部一久、神波史男、岡部俊夫、佐治乾
  • 監督:斎藤光正、西山正輝、手銭弘喜、小沢啓一、樋口弘美、磯見忠彦、江崎実生
  • ナレーター:黒沢良
登場人物
  • 隠密同心・十文字小弥太:杉良太郎
  • 隠密同心・井坂十蔵:瑳川哲朗
  • 隠密同心・小波:梶芽衣子
  • 隠密補佐・山猫お七:岡田可愛
第26話を最後に姿を消す。
  • 旗本寄合席・内藤勘解由:中村竹弥

[編集] 第3期

1973年9月22日~1984年3月31日放映。制作は三船プロに移行し、1982年10月よりヴァンフィルに。(ただし「制作協力」として三船プロのクレジットは終盤まで続けられた)。

2007年1月に発売されたパチンコ「CR大江戸捜査網」のモチーフになっているのはこのシリーズである。

スタッフ
  • 脚本:中野顕彰、蘇武路夫、武末勝、胡桃哲、小川英池田一朗、山本英明、津田幸於、服部一久、柴英三郎、佐治乾、山浦弘靖、加賀美しげ子、横田与志、渡辺豊彦、伊上勝、天野恒幸、大工原正泰、中西隆三、松岡志奈、黒土三男ほか
  • 監督:小沢啓一、宮越澄、手銭弘喜、江崎実生坪島孝、斎藤光正、松尾昭典、内藤三郎、長谷部安春、松森健吉川一義、丸輝夫、井上昭、外山徹、高橋勝、内出好吉、原田雄一、鹿島章弘、黒田義之高橋繁男、天野恒幸、池広一夫、山崎大助、松尾正武、原田隆司、居川靖彦ほか
  • 企画:時崎克彦、元村武
  • プロデューサー:岡哲男、石川博、佐々木太郎、内藤三郎、田辺隆史
  • 音楽:玉木宏樹
  • 原案:日活株式会社
  • 脚本協力:ジャック・プロダクション
  • 撮影:山田一夫、村野信明、小野進、緒方博
  • 照明:嶋田宣代士
  • 殺陣:林成二郎、渡辺高光、高倉英二
  • 録音:アオイスタジオ
  • 編集:井上親弥
  • 選曲:鈴木清司、合田豊
  • 整音:星一郎、アオイスタジオ
  • 効果:東洋音響効果グループ、宮田音響
  • 現像:東洋現像所
  • 装置:三船プロ
  • 小道具:高津映画装飾
  • 装飾:三度屋美術工房
  • 衣裳:京都衣裳
  • 美粧:山田かつら店
  • レーザーサウンド:横浜シネマ
  • ナレーター:黒沢良
  • 製作協力:金剛プロダクション、六本木オフィス、松プロダクション
登場人物
  • 隠密同心・十文字小弥太:杉良太郎
相変わらず相模無宿の珊次郎として活動を続けていたが、第26話で与力となり仲間の前から去った。
小弥太の後釜として第27話から登場。表向きは音次郎として新内流しか遊び人風体で活動。二刀流の達人で普段の活動でも三味線の柄の仕込み刀で闘うこともある。第279話で上方に新設される隠密同心組織の隠密支配に任命され旅立って行った。
  • 隠密同心・左文字右京(清次郎):松方弘樹
第280話から登場のリーダー格としては三代目。元は御家人の次男坊だが、御家人の仕組みに嫌気がさして刀を捨てたが、内藤勘解由にその腕を見込まれ、1年間隠密同心としての修行を積んだ。表向きは桔梗屋の板前・清次郎。彼が登場してからの隠密同心全員の着流しの色は白で統一されていたが、1年経ってからは彼は青の着流しになる。
  • 隠密同心・井坂十蔵:瑳川哲朗
前作同様虚無僧などでの活動が多いが、シリーズ後半からは新たに寺子屋の先生という表向きが付く。音次郎が参加した初期は薔薇の代わりに太刀と鞘を組み合わせた槍を武器とした。第1・2シリーズも含めて唯一の皆勤レギュラーとなる。
芸者や武家女中や男装の剣士などの顔を持つ女隠密。演じた古城のスケジュールの影響か、たった4回の出演回数にとどまりフェードアウトしていった。
戦力補充のため第26話から登場。普段は胡蝶という名の芸者で行動。探索や成敗時の際は仕込み傘の刀で戦う。第78話で敵の仕掛けた罠から子供を庇い爆発に巻き込まれ死亡した。
第62話登場。これにより女隠密ではシリーズ唯一の3人体勢に。表向きは芸者。酒豪で壷振りの名手、隠密装束は前期は桃色、後期は赤の着物。第158話を最後に将軍の護衛につくため隠密同心の任を退いた。
  • 隠密同心・不知火お吉:江崎英子(第132話から、江崎由梨に、改名。)
表向きは魚屋の女隠密。隠密装束は初期は半袖の黒地上着に黒のショートパンツに網タイツ、中盤からはパンタロンに。終盤は黒と赤の上着着用。第158話で怪我を負い、治療のため恋人と共に江戸を去った。
第159話初登場。芸者・玉竜として情報収集などに活動。鉄火肌で男相手にも引けをとらない性格の持ち主。元は武家の娘。隠密装束は前期は赤紫の忍装束、後期は青の着物。第408話で事件に巻き込まれた少年の目を治すため長崎へ旅立った。
第432話から、第440話間、急病により、出演がなかった。第441話から、復帰した。
第159話初登場。前任のお吉同様魚屋・お新として活躍。空手と男勝りの大胆なアクションで隠密同心に新風を巻き起こす。第202話で失明に追い込まれ、恋仲となった男と共に治療のため旅立った。
三代目魚屋隠密、第203話初登場。抜荷の疑いをかけられ死罪になった長崎の回船問屋の娘。その仇を探し求めていくうちに女郎屋に売り飛ばされた過去がある。隠密同心としての初仕事の相手が父を死罪に追いやった船頭だった。隠密装束は上半身赤色地の縦横白線一本線模様で下半身は黒のレオタードスパッツ姿の岡っ引き風。第230話で脱退。
第513話初登場。表の顔は芸者・春香として情報収集などに活動。第459話でおりんと共に隠密同心を引退した。
四代目魚屋隠密、第231話初登場。本名は楓、老中の身代わりとなって地雷の犠牲となった側近の娘である。初期の武器は刀だが、途中で槍に変更。お竜との女隠密最強コンビはシリーズ全盛期を支えた。隠密装束は上半身赤色地の縦白線の二本線模様でショートパンツ姿。第459話で春香と共に敵の罠によって重傷を負い、治療のため江戸を離れた。
第435話初登場。町火消し「は」組の頭(かしら)の辰造の娘として育てられる。本当の親は、南町奉行所与力。武家の娘。父は、抜荷(ぬけに)の氾人に、打たれて死亡。孤児(みなしご)になった為、親が内藤勘解由の将棋仲間。内藤の計らいで、町火消し「は」組の頭(かしら)の辰造に、預けられて育てられることになった。
土田早苗の急病で、第435話~第440話の短期間の出演。
第460話初登場。元は根来忍者の生残り。内藤勘解由が、隠密同心に入れようと育てていたが、高木新之助(第460話)に、恋をしてしまい隠密同心入りを一度は内藤に断りを言っていたが、高木新之助の死をキッカケに隠密同心に加入。 表の顔は芸者・菊丸として情報収集などに活動。隠密装束は薄青色の着物。臨時加入で、第492話から第508話の短期間・数話の出演だった。
第564話初登場。 第564話から第640話の出演。
  • 隠密同心・疾風のおせん:山田由紀子
第564話初登場。第601話で降板。
プライベートな事情から、短期間で降板。
  • 隠密同心・つばくろの茜:清原美華
第615話初登場。第640話まで登場。
第513話初登場。表の顔は小石川養生所の駆け出し医者。病人からの信頼は厚いが、まだ若いゆえ任務でドジを踏むこともしばしば。隠密装束は前半は着流し、後半は緑の忍装束。
  • 旗本寄合席・内藤勘解由:中村竹弥
本シリーズでは、妻子を殺され、政に対する自責の念から勘定奉行の役職を退いた過去が判明している。
  • 大番頭(二代目隠密支配)・藤堂対馬:大山勝巳(現:大山克巳
第513話初登場。内藤勘解由より隠密支配を引継いだ。大阪城代となったため隠密支配の職を辞した。
  • 影の支配・幻の御前の声:黒沢良
第615話初登場。第640話まで登場。
  • 早耳金太:古今亭志ん駒
  • おかん:白木万理
  • 立花かおる
    • 第109話「火花散る隠密七変化」で、元隠密同心・葉隠れお雪役で美空ひばりが出演している。
    • 稲妻お竜役の土田早苗は、2回長期病欠している。そのため、芸者隠密同心のピンチヒッターとして、火車おもん(高瀬春奈)と矢車お菊(中島ゆたか)が登場しているが、それぞれ約2か月、3か月しか登場していないため、オープニングには登場せず、エンドクレジットのゲスト扱いである。
    • 第508~510話の「小母さん岡っ引きシリーズ」では、丹阿弥谷津子が岡っ引き役で出演。

[編集] 新・大江戸捜査網

  • 1984年4月7日~1984年9月29日(制作:ヴァンフィル テレビ東京)

スタッフ

  • 企画:時崎克彦、元村武
  • プロデューサー:石川博、田辺隆史
  • 音楽:玉木宏樹
  • 撮影:緒方博
  • 照明:嶋田宣代士
  • 選曲:合田豊
  • 殺陣:高倉英二
  • レーザーサウンド:横浜シネマ
  • ナレーター:日下武史
  • 協力:84プロモーション
  • 脚本:山崎巖、小川英、胡桃哲、和久田正明、土橋成男、大工原正泰、下飯坂菊馬、富田富美
  • 監督:長谷部安春、猪崎宣昭、岡康季、小沢啓一、手銭弘喜、宮越澄、白井政一、山城新伍、吉田啓一郎、大久保直実
登場人物
本シリーズのリーダー格。表向きは飛脚だが、雇われているわけではなく長屋の住居が飛脚屋を兼ねてる模様。情にもろい性格ゆえに何度もピンチに立たされることもままあった。
楽天家でお役者銀次を自称してはいるが、実際は現代でいうフリーターである。そのため毎回、松五郎の斡旋で様々な仕事を買ってはいるが、いずれもまともなものではない。悪女集団に叩きのめされたりとこちらも受難が多い。成敗の際には総髪の浪人風情になる。後半では必殺テイストの成敗を行ったこともある。
表向きは流し目のお紺という通り名のはぐれ芸者。主に情報収集が役目。成敗には参加せず、主水正から承った御成敗書を敵のアジトに届けるのが役目。
長屋に住居を構える町医者で、治療代びた一文取らず住人からの信頼も厚い。徹底した個人主義者で隠密同心としての職務にはあまり関わりたがらないが、いざという時はメンバーの力になることもある。人差し指で相手の体を貫通したり、間接を外したりと怪しげな秘術の使い手でもある。
  • 隠密支配・日向主水正:瑳川哲朗
  • さすらいの松五郎:ガッツ石松
隠密同心の溜り場である居酒屋の主。居酒屋自体は青と黄色を基調としたお洒落な外装。お清と夫婦になる前は喧嘩っ早い性格だったらしく、そのせいか時折感情的になるとすぐ相手を殴ってしまう癖がある。毎度銀次に仕事を斡旋している。新十郎たちが隠密同心であることは知らないが、後半は彼らをサポートする面が随所に見られた。

補足

[編集] 1990年~1992年放映

[編集] 第1期

1990年10月12日~1991年3月29日放映(制作:G・カンパニー テレビ東京)。

スタッフ
  • 制作:遠藤慎介、元村武
  • プロデューサー:江津兵太、小川治、真鍋和己
  • 脚本:小川英、中野顕彰、胡桃哲、山崎巖、大西信行、石川孝人、武末勝、いずみ玲、杉昌英、大平洋ほか
  • 監督:江崎実生、居川靖彦、長谷部安春、関本郁夫、岡康季、白井政一、大久保直実、山城新伍、杉村六郎ほか
  • 音楽:玉木宏樹
  • 選曲:合田豊
  • 撮影:中間政治
  • 美術:松井敏行、望月正照
  • 録音:秋山一三、井家眞紀夫
  • 制作担当:松本洋二
  • 殺陣:宇仁貫三
  • 効果:宮田音響
  • 整音:映広
  • 現像:IMAGICA
  • 衣裳:東宝コスチューム
  • スタジオ:東宝ビルト
  • 車輌:マエダ・オート
キャスト
普段は寺子屋の先生。みなし子で義憤から悪人狩りをしていたが、松平定信を狙った事および親代わりの住職が斬殺された事がきっかけで隠密同心に加入した。
普段は酒・女・博打大好きな町方の高積み見回り役(往来に積んである貨物の高さを監視し荷崩れ事故を防止する役目)同心。同心なので過去の事件の洗い出しにはもってこいの切れ者。十手術や居合を得意とする。
普段は剣術道場の道場主。火の車なので、傘張りや道場破りで小銭を稼いでいる。成敗の際は刀や槍を使用する。
普段は尼僧。的屋(てきや)「花の小路一家」に生まれ、さる旗本に見初められるも夫に先立たれ家は断絶、強制的に落髪させられた。小太刀の腕を定信に買われて隠密同心となる。探索時には芸者として振舞う。隠密装束は薄紫色の尼頭巾に紫の着物、手には数珠を携帯、薙刀みたいに合体出来る特殊な仕込み鞘の刀を使う。
なお、隠密同心四人は成敗時には額に正の一文字の入った額当て鉢巻を巻いている。(お光は尼頭巾に縫いつけている)
普段は魚屋。主に情報収集と定信との繋ぎ役。
普段は裕之介たちが屯する小料理屋の主人兼板前。もともとは義賊と謳われた盗賊だったが、裕之介と出会って足を洗い彼の悪人狩りのための情報収集をしていた。裕之介が隠密同心となった後も引き続き情報収集を担当する。
老中着任後、田沼政権がもたらした悪政を根絶やしにし、江戸庶民に平和と安らぎを与えるべく伝説の存在であった隠密同心を結成。自らその支配として直接隠密同心たちを束ねている。
  • ナレーター:黒沢良
六助の妻
町方同心。新十郎の上司。オカマの気がある。
町方同心。
小料理屋の店員
  • 新城めぐみ

[編集] 第2期

1991年10月11日~1992年3月27日放映(制作:G・カンパニー テレビ東京) 好評だった前作に続いて製作。キャスト及び設定は前作の流れをついでいるものの、役が代わったりオープニングなど昭和シリーズのオマージュ的部分が濃厚となっている。

スタッフ
  • 制作:江津兵太、元村武
  • プロデューサー:鈴木一巳、藤原幣吉、真鍋和己
  • 音楽:玉木宏樹
  • 選曲:合田豊
  • 撮影:中間政治
  • 美術:松井敏行
  • 録音:秋山一三
  • 制作担当:土肥裕二
  • 殺陣:高倉英二、中瀬博文
  • 効果:宮田音響
  • 整音:星一郎(アオイスタジオ)
  • 現像:東映化学
  • 衣裳:東宝コスチューム
  • かつら:アートネイチャー
  • スタジオ:東宝ビルト、生田スタジオ
  • 車輌:マエダ・オート
  • 協力:根津神社
キャスト
  • 隠密同心・天竜寺隼人:橋爪淳
普段は小料理屋の板前・直次郎。元は忍者の出身である。
  • 隠密同心・秋草新十郎:京本政樹
町方同心をクビとなり、浪人になった。情報収集は元上司の同心から聞きだす事が多い。元上司の桂馬からは相変わらず詰め寄られている様子。
  • 隠密同心・流れ星お蝶:中村あずさ
普段は芸者・蝶丸として、情報収集など行う。紀州根来衆忍者で幼少の頃に隠密になる為に奉公された。隠密装束は赤の着物。
普段は魚屋。主に情報収集と小笠原との繋ぎ役だった。途中で恩人の仇討ちを志願し、隠密同心として加入した。隠密装束は黄色地の岡っ引き風の上着に黒のショートパンツ。成敗時は槍を使用して戦う。
  • 旗本寄合席(隠密支配)・小笠原甚内:和崎俊哉
隼人が敵のアジトに侵入した際、敵を欺くにはまず味方から騙す為、先回りして浪人姿で潜入していた切れ者の隼人たちの上司。
  • 筆頭老中・松平定信:若林豪
  • ナレーター:黒沢良
直次郎が働くの小料理屋の美人女将。劇中でリンダの持ち歌である「狙い撃ち」を十八番として熱唱している。
  • 白壁桂馬:龍虎
町方同心。新十郎とは依然つながりがある。
  • 高崎隆二

[編集] 放映リスト

[編集] 第1シリーズ

作品リスト

※ 量が多いため、伸縮型のメニューとして掲載する。右にある[表示]をクリックすると一覧表示される。

[編集] 第2シリーズ

作品リスト

※ 量が多いため、伸縮型のメニューとして掲載する。右にある[表示]をクリックすると一覧表示される。


1974年

[編集] 里見浩太朗 版

1975年

1976年

1977年

1978年

1979年

[編集] 松方弘樹 版

1980年

1981年

1982年

  • 第526話「邪剣つばめ返し」永井秀和桜町弘子菅貫太郎早川雄三
  • 第527話「大奥に住む女夜叉」山本みどり、二本柳俊衣、外山高士
  • 第528話「易者は殺しの暗号」久富惟晴、麻生エリカ、増井山太志郎、森幹太、上野山功一
  • 第529話「掟に泣く隠密同心」木村弓美勝部演之、堀礼文、堀田真三
  • 第530話「秘伝七ヶ條を追う女武芸者」松原留美子、加藤嘉中山昭二
  • 第531話「母に託す謎の印籠」
  • 第532話「女心が悪を斬る」
  • 第533話「娘十手もち爆破魔を追う」
  • 第534話「隠密大殺陣 母に別れを」
  • 第535話「おんな唐人拳 望郷の孤児」
  • 第536話「幻の魔弓 激情に燃える女」
  • 第537話「父よ母よ、暴走娘愚連隊」
  • 第538話「妖艶女風呂殺し針」
  • 第539話「女郎花流転 禁断の白い罠」待田京介
  • 第540話「殺し屋軍団 暗殺の切り札」秋谷陽子
  • 第541話「飛脚屋殺し 白い肌の裏切り」
  • 第542話「待ったなし! 二万両の王手」
  • 第543話「お市乱れ花 三味線殺法」
  • 第544話「甘い誘惑 毒殺人名録」
  • 第545話「魔の刻参上! 夜の勝負師」
  • 第546話「おんな狩り 謎の人斬り狼」
  • 第547話「大乱戦 獲物を狙う小悪魔」
  • 第548話「花一輪 哀しく舞う白い肌」
  • 第549話「品川遊郭おんな蟻地獄」
  • 第550話「金貸し座頭 秘薬責めの罠」
  • 第551話「白昼夢 過去を暴く脅迫状」郷えい治
  • 第552話「お白州無用! 孤独の暗殺者」
  • 第553話「尼僧が誘う妖艶やわ肌蜘蛛」武藤英司
  • 第554話「女の死闘 くノ一対女隠密」
  • 第555話「女狩り 黒い十手の怨み節」
  • 第556話「井戸掘り異聞 殺しの水脈」頭師佳孝
  • 第557話「悪役志願 替え玉一発勝負」
  • 第558話「女が燃えた! 非情の用心棒」
  • 第559話「女がさまよう禁断の迷路」
  • 第560話「暴れ大奥 いけにえの姫君」小林昭二
  • 第561話「密室を暴く恐怖の魔術師」御木本伸介
  • 第562話「おんな武士道 赤い暗殺網」浅野真弓
  • 第563話「さらば友よ 傷だらけの挽歌」外山高士
  • 第564話「新登場 炎の女隠密」
  • 第565話「妖艶やわ肌刺青針」
  • 第566話「凶弾! 白い肌の襲撃者」
  • 第567話「女郎花恋歌 逃亡の昼と夜」
  • 第568話「鈴の音はおんなの忍び泣き」
  • 第569話「暴れからくり美術品の罠」
  • 第570話「女の肌は二度燃える」
  • 第571話「牢破り 殺しの包囲網」
  • 第572話「くノ一殺し 禁断の白い肌」
  • 第573話「妖艶! 熱い肌は殺しの匂い」
  • 第574話「逆襲! 熱血同心一番長い日」
  • 第575話「炎の誘惑 爆弾魔を斬れ」
  • 第576話「悪徳おんな市場 不倫の罠」井原千寿子中山昭二唐沢民賢

1983年

  • 第577話「妖花一輪 男殺しの手毬歌」風祭ゆき
  • 第578話「毒花一輪 獲物を狙う赤い唇」
  • 第579話「艶花一輪 闇を濡らす赤い殺意」松本留美
  • 第580話「絶唱 夜霧に消えた女郎花」
  • 第581話「処刑直前! 獄中の隠密同心」
  • 第582話「遊女に賭けた孤独の一匹狼」
  • 第583話「少女が襲う! 八歳の殺人者」
  • 第584話「おんなの肌は密室の切り札」
  • 第585話「刺青殺人 妖艶やわ肌秘図」宮口二郎
  • 第586話「子の刻参上! 帰って来た鼠小僧」
  • 第587話「八百屋お七 魔性の肌が燃える」
  • 第588話「華魁秘録 吉原百人斬り」
  • 第589話「連続暴行魔 女風呂の罠」
  • 第590話「尼僧乱れ肌 首梨死体の謎」
  • 第591話「女牢しのび肌 禁断の闇化粧」
  • 第592話「少年が襲う! 横浜無宿人狩り」
  • 第593話「女を狩る通り魔 陶酔の宴」
  • 第594話「危険な吐息 闇に誘う妖女」
  • 第595話「父が叫ぶ! 非行娘爆走絵図」和崎俊哉
  • 第596話「夫婦崩壊! 女が酒に溺れる時」本阿弥周子
  • 第597話「悪徳人妻市場 裏切りの情事」
  • 第598話「告白! 若妻が秘めた不倫の子」丸山ひでみ
  • 第599話「母が哭く津軽三味線呪い節」
  • 第600話「女殺し八王子千人軍団の謎」
  • 第601話「隠密狩り! 殺しに誘う美女」
  • 第602話「母よ許して! 花街子連れ唄」
  • 第603話「泣くな妹よ! 岡っ引行進曲」
  • 第604話「絶唱!涙に濡れた女郎花」
  • 第605話「我子を返せ! 母二人の対決」
  • 第606話「哀愁別れ唄 さざんかの宿」
  • 第607話「刺青連続殺人! 運命の父娘」
  • 第608話「八丁堀情話 夫よ許して!」
  • 第609話「恐怖! 妖しく誘う魔性剣」
  • 第610話「妹慕情 怒りのまむし剣法」
  • 第611話「美女必殺剣! 非情の果し状」田島義文
  • 第612話「下手人は父ちゃんだ!」
  • 第613話「一番手柄! 涙の母恋唄」
  • 第614話「純愛に賭けた娘スリ」
  • 第615話「新隠密登場! つばくろの茜」
  • 第616話「嘘か誠か? 花嫁の赤い疑惑」
  • 第617話「二万両が舞う 十蔵花嫁騒動」
  • 第618話「母さんと呼んでいいかい?」
  • 第619話「姫が消えた非情の囮作戦」
  • 第620話「美女誘拐! 涙の居残り野郎」
  • 第621話「孤島に燃える! 悲恋の挽歌」
  • 第622話「処刑直前! 清二郎命の賭け」
  • 第623話「隠密同心狩り! 涙で結ぶ絆」
  • 第624話「悪夢に泣く少年の叫び」
  • 第625話「兇悪軍団怒る! 偶然の恐怖」
  • 第626話「女の決闘! くの一美女変化」
  • 第627話「俺は殺せない! 涙の雪化粧」

1984年

  • 第628話「おんな風呂殺しの湯煙り」
  • 第629話「私を妻に! 十蔵女難騒動」
  • 第630話「遊女流転! 津軽おんな恋唄」
  • 第631話「私を離縁して!逃亡者の妻」服部妙子
  • 第632話「生か死か! 傷だらけの女豹」
  • 第633話「涙の再会! 素浪人はぐれ唄
  • 第634話「俺も男だ! 落ちこぼれ親父」
  • 第635話「凍る夜殺人者は眠らない」田島令子
  • 第636話「運命の絆 父と娘の別れ唄」
  • 第637話「狙撃! 姉様人形は血の匂い」松本留美
  • 第638話「泣き笑い清二郎隠し子騒動」
  • 第639話「振り袖お玉 情炎ふたり旅」
  • 第640話「隠密同心暁に去る」

[編集] 並木史朗 版

  • 第641話「激闘! 御成敗書が闇を舞う」
  • 第642話「走れ炎のごとく新隠密軍団」
  • 第643話「からくり極悪絵図」
  • 第644話「密会は殺しの誘い」
  • 第645話「女房殺し疑惑の刀」
  • 第646話「女隠密やわ肌勝負」
  • 第647話「鬼同心獄中の標的」
  • 第648話「変幻殺し屋人別帳」
  • 第649話「鈴の音は女の涙唄」丸山ひでみ
  • 第650話「涙の子連れ犯科帳」
  • 第651話「暴走娘 五千両の涙」
  • 第652話「さらば極道情け節」
  • 第653話「花と嵐と鉄拳一家」
  • 第654話「浮草慕情おんな節」風祭ゆき
  • 第655話「決闘! 会津急ぎ旅」
  • 第656話「父子星さすらい旅」
  • 第657話「初恋飛脚別れ唄」
  • 第658話「おんな牢しのび肌」
  • 第659話「夜霧の津軽三味線」
  • 第660話「男を誘うはぐれ蝶」
  • 第661話「深川隠れ宿無頼帖」
  • 第662話「恐怖! 妖女軍団」
  • 第663話「色街 おんな怨み歌」
  • 第664話「魔の甲州路暴れ旅」風祭ゆき
  • 第665話「絶唱! 幻の夫婦花」
  • 第666話「さらば隠密同心」

[編集] 橋爪淳 版

1990年

1991年

1992年

[編集] 劇場映画版

隠密同心・大江戸捜査網
監督 松尾昭典
製作総指揮 国保徳丸
製作 元村武、小川清澄、内藤三郎
脚本 小川英、胡桃哲
出演者 松方弘樹
瑳川哲朗
土田早苗
かたせ梨乃
中村竹弥
岡田奈々
伊吹吾郎
大和田獏
三船敏郎
音楽 玉木宏樹
撮影 山田一夫
編集 井上親弥
配給 東宝
公開 1979年12月1日
上映時間 86分
製作国 日本
言語 日本語
  

[編集] ストーリー

  • 寛政11年、秋、10数人の侍たちが、武州小牧村を襲い、村人達を斬殺した。その頃、江戸では、老中松平定信の邸に、将軍家斉の御落胤と称する徳川信吾と用人・稲村重兵衛が訪れ信吾は2年前に亡くなった家斉側室・お牧の方の子で、18歳だと言い、将軍との対面を6日以内に取りはからうように申し入れた。

[編集] 出演者

  • 物語は将軍の御落胤を巡る、松平定信失脚を図る鳴神鉄山と、松平定信・隠密同心達の暗闘を描いている。芦田が鉄山を、三船が松平定信を演じた。
  • 放映していた東京12チャンネルの開局15周年企画として、1979年12月1日に劇場版が公開された(配給は東宝)。併映は岡本喜八監督『英霊たちの応援歌・最後の早慶戦』。

[編集] ネット局

  • 中京テレビでは『ウィークエンダー』のゴールデンでの放送を拒否したため、系列外にもかかわらず(当時出資していた日本経済新聞との関係や、名古屋テレビとの変則クロスネットの名残から、準系列局的な関係があった)土曜22:00に放送していた。その後ウィークエンダーがゴールデンに復活した後23:55に移動したが、それでも系列外にもかかわらず日産のオープニングもろともネットしていた。これはテレビ愛知開局まで続いた。なお、東海地方では名古屋テレビでもネットされていた時期があったと思われる。
  • 北海道文化放送は、水曜(1976年9月まで)と木曜(1982年3月まで)の22:00~23:00の時間帯をローカルセールス枠としていたため、1976年まで木曜22:00~22:54の枠で放送し、水曜日のフジ系列同時枠化に伴い、同じく東京12チャンネル制作の『金曜スペシャル』を水曜から移動させたため(同番組は低俗な内容が多く、昼間の放送に適さないためと考えられる。1982年4月以降は金曜深夜に移動)、土曜午後の放送に移行した。なおスポンサーは北の誉酒造とダイヤグロ紋付だった。この関係で関西テレビ制作の全国ネット番組『凡児の娘をよろしく』が土曜午後に遅れネットとなっていた。
  • RKB毎日放送では、開始時期不明ながら1984年にテレビ東京での土曜21時での放送が終了するまでの長期間にわたって日曜10:00~10:55・土曜13:00~13:55(遅れ期間不明)に、中京テレビ同様に日産をメインスポンサーとして放送されていた(三大都市圏でないにもかかわらず、日産がスポンサーとなった理由として同局のエリアである福岡県京都郡苅田町に同社の九州工場が立地していることが考えられる。なお、テレビ東京系列における後番組の『テレビあっとランダム』も、遅れネットで放送された福岡放送において日産がメインスポンサーとなっていた)。
  • 時代劇専門チャンネル』では、2004年9月7日から2007年7月11日まで第11話を除く715話(2時間・3時間スペシャル版が1話ずつ存在し、それぞれ1時間枠で分割放映しているため、全体の話数713話より多くなる)が再放送された。同チャンネルでは、2007年9月18日から再び第1話からの再放送をしている。なお、第11話は原版破損のため、現在では放送できない。また、保存状態が比較的良くない作品を放送するときは、冒頭及び末尾にその旨を説明するテロップが挿入されている。
  • 東北放送では2009年4月~5月にかけて橋爪編part1を、2009年8月からはPART2を『ドラマシアター』枠(9:58~10:50)で放送。
  • TOKYO MXでは2009年8月から杉良太郎出演の第1シリーズより放送開始。同11月からは引き続き第2シリーズを放送。

[編集] パチンコ

藤商事からパチンコ台『CR大江戸捜査網』がリリースされ2007年1月より全国のパチンコ店に設置されている。

[編集] 制作の事情

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  • 放送開始の経緯として、当時日産自動車の宣伝部長であった石原俊(後の日産自動車社長・会長・相談役)が大の時代劇ファンで「土曜日の夜のテレビに時代劇が無いのは寂しい」とスポンサーになり作らせてしまった、という「伝説」がよく知られている[1]
  • また番組開始冒頭では「世界の恋人」が30秒流れ、最後の5秒で「技術の日産グループの提供でお送りします。」のあとにオープニングとなった。

題名

  • 放映開始時の時代劇ドラマは股旅物や主人公が単独のものが主流であり、複数人の主人公による集団捜査劇は異例であった。そのため、初期はエリオット・ネス率いる捜査チームがアル・カポネを追い詰める、米国の集団捜査テレビドラマのタイトルを借りて、「大江戸捜査網 アンタッチャブル」という題名だった。当時の日活は現代劇中心の制作体制を取っていたために時代劇の制作ノウハウがなかったため、それを逆手に取り現代劇の手法で時代劇を作ることを狙ったことが背景にあったという[2]

日活と杉とTV局

  • もともとは、日活での映画出演歴がありながらも他社で時代劇スターとしての知名度が上がりつつあった杉良太郎を、再び自社制作で育てるために企画された日活初のテレビ時代劇。日活はテレビ時代劇の制作では後発だったために、東京12チャンネル(現・テレビ東京)に放送を依頼せざるを得なかった。

生みの親

  • 『大江戸捜査網』の生みの親は元村武である。日活のプロデューサーとして本作を企画した元村は、日活の事情で製作が打ち切られた後も、東京12チャンネルと日産自動車の意向で放送復活が決まると、三船プロダクションに移籍して「大江戸捜査網」の制作を続けた。その後、三船プロダクション重役にまで登りつめた元村は1981年、伊藤満らとともに自ら制作会社・ヴァンフィルを設立し独立(この当時のことを最後まで三船の傍に居た夏木陽介は「知ってるつもり」において『裏切られた』と述懐している)。三船プロの実質製作は松方弘樹版で終了し、ヴァンフィルに移行した。半年で終了した『新・大江戸捜査網』から数年後ヴァンフィルは解散しジーカンパニーとして大江戸捜査網の新作を製作。1992年まで『大江戸捜査網』の制作を継続した。

スタッフ

  • 本作は東京を本拠にした制作であった。日活撮影所東宝ビルト、自社所有の時代劇のオープンセットをもった三船プロ、同様のオープンセットをもった国際放映生田スタジオの各所が使われた。時代劇の量産体制が整っている京都と違い、東京ではロケ地やスタッフが限られている中、黒澤組のスタッフ・東宝・大映のスタッフたちが集結し、良質の時代劇を作り続けたことは評価すべきであろう。事実、東京での時代劇製作が途絶えた1985年以降、メインスタッフの多くは京都に招聘されている。作品の内容についても以降の時代劇に欠かせない演出技法を多数生みだした。三船プロの功績でもあるが、現在映画界で活躍するスタッフを幾多と育てた実績も評価されるべきであろう。

[編集] 脚注

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  1. ^ 「東京12チャンネルの挑戦」(金子明雄著、三一書房)p.140
  2. ^ 「東京12チャンネルの挑戦」p.139

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

[編集] 番組の変遷

[編集] 土曜21時台

東京12チャンネル 土曜21時台
前番組 番組名 次番組
新藤兼人劇場
大江戸捜査網(第1シリーズ)
東京12チャンネル 土曜21時台
前番組 番組名 次番組
絵島生島
大江戸捜査網(第2シリーズ)
旅人異三郎
東京12チャンネル→テレビ東京 土曜21時台
前番組 番組名 次番組
旅人異三郎
大江戸捜査網(第3シリーズ)
新·大江戸捜査網

[編集] 金曜21時台

テレビ東京系 金曜21時台
前番組 番組名 次番組
江戸中町奉行所(第1シリーズ)
大江戸捜査網(平成第1シリーズ)
あばれ八州御用旅(第2シリーズ)
テレビ東京系 金曜21時台
前番組 番組名 次番組
あばれ八州御用旅(第2シリーズ)
大江戸捜査網(平成第2シリーズ)
江戸中町奉行所(第2シリーズ)

最終更新 2009年11月20日 (金) 06:09 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【大江戸捜査網】変更履歴

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