大洲市
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大洲市(おおずし)は、愛媛県の南予地方に位置する市。「伊予の小京都」と呼ばれる。肱川の流域。
目次 |
[編集] 地理
[編集] 地形
肱川の中下流域からなり、特に旧大洲地域は肱川と矢落川とが合流する地点で盆地を形成している。さらにその下流に向かっては谷を形成しつつ、長浜地域にて伊予灘に注ぎ込む。山は、肱川支流の河辺川源流では標高1000メートルを越える地点もあるが、それ以外は500~800メートルの比較的なだらかな山々が連なっている。
[編集] 気候
盆地型で、霧が発生しやすい。肱川河口(長浜)では、肱川あらしという現象が観察される。
台風等の来襲は少ないものの、肱川は下流で狭まっていることから、大洲盆地でボトルネックとなり、大雨が続くと増水しやすく、過去に何度も浸水被害に見舞われている。
[編集] 歴史
[編集] 略史
- 藩政期
- 明治以降
- 1888年(明治21年) - 大洲城天守閣取り壊し(他の城郭に比べて遅かったのは民間の所有に移っていたため)
- 1895年(明治28年) - 全国蚕糸業大会・第一回全国木蝋業者大会が大洲町で開催
- 1907年(明治40年) - 臥龍山荘完成
- 1913年(大正2年) - 肱川橋開通
- 1923年(大正12年) - 関東大震災発生 (以後、煉瓦建築激減)
- 1930年(昭和5年) - 生糸大暴落により打撃(1896年以来の安値)
- 1941年(昭和16年) - 太平洋戦争勃発
- 1943年(昭和18年) - 大暴風雨、肱川大洪水発生
- 1945年(昭和20年) - 大暴風雨、肱川大洪水発生
- 1946年(昭和21年) - 南海大地震発生
- 市制施行以降
- 1957年(昭和32年) - うかい観光事業開始
- 1959年(昭和34年) - 鹿野川ダム完成
- 1960年(昭和35年) - 大洲市観光協会発足
- 1961年(昭和36年) - 肱川橋改装工事完成
- 1966年(昭和41年) - NHK「おはなはん」の撮影・放映
- 1974年(昭和49年) - 市の花木に「つつじ」制定
- 1980年(昭和55年) - 臥龍山荘一般公開開始
- 1984年(昭和59年) - 現大洲市庁舎完成(旧大洲市庁舎、新大洲市の庁舎としても使用)
- 1990年(平成2年) - 大洲市物産協会発足
- 1991年(平成3年) - 大洲家族旅行村開村、フジテレビ系 「東京ラブストーリー」の撮影・放映
- 1993年(平成5年) - 大洲市(旧)のシンボルマーク決定
- 1995年(平成7年) - 梅雨前線豪雨による大洪水発生、東大洲地区水没
- 2000年(平成12年) - 松山自動車道延伸 至大洲IC
- 2002年(平成14年) - 大洲城天守閣復元工事起工及び完成
[編集] 沿革
- 1954年(昭和29年) - 9月1日に喜多郡大洲町・平野村・粟津村・三善村・上須戒村・南久米村・菅田村・新谷村・柳沢村・大川村が合併し、市制施行して大洲市が誕生する
- 1958年(昭和33年) - 旧南久米村正信、鳥坂を東宇和郡宇和町に編入
- 2005年(平成17年) - 1月11日に喜多郡長浜町・肱川町・河辺村と合併して新しい大洲市となり、現市域となる(いわゆる、平成の大合併)
大洲市の系譜 (町村制実施以前の村) (明治期) (昭和の合併) (平成の合併) 町村制施行時 昭和9年1月1日 昭和29年9月1日 合併 合併・市制施行 き 大洲町━━━━━━━ 大洲町━━━━━┳━━┳━━━━━━━┳大洲市━━━━┻┓ お ┃ ┃ ┃ 久米村━━━━━━━━┫ ┃ ┃ 平村━━━┓あ ┃ ┃ ┃ ┣大洲村━━┛ ┃ ┃ 喜多村━━┛ ┃ ┃ 平野村━━━━━━━━━━━━━━━━┫ ┃ お ┃ ┃ 南久米村━━━━━┻━━━━━━━━━┫ ┃ 菅田村━━━━━━━━━━━━━━━━┫ ┃ 栗津村━━━━━━━━━━━━━━━━┫ ┃ 三善村━━━━━━━━━━━━━━━━┫ ┃ 上須戒村━━━━━━━━━━━━━━━┫ ┃ 新谷村━━━━━━┳━━━━━━━━━┫ ┃ 喜多山村━━━━━┛え ┃ ┃ 柳沢村━━┳━━━━━━━━━━━━━┫ ┃ 田処村━━┛い ┃ ┃ 大成村━━━━┳大川村━━━━━┳━━┛ ┃ 蔵川村━━━━┛う ┃ ┃ 肱川村の一部━━━━━━━┛か ┃ ┃平成17年1月11日 ┃新設合併 ┣大洲市 長浜町━━━━━━━━━━┫ 肱川町━━━━━━━━━━┫ 河辺村━━━━━━━━━━┛ あ – 明治41年4月1日 平村と喜多村とが合併、大洲村に い – 明治42年2月1日 柳沢村と田処村とが合併し、柳沢村に う – 大正10年11月1日 大成村と蔵川村とが合併し、大川村に え – 大正11年4月1日 新谷村と喜多山村とが合併し、新谷村に お – 大正14年8月1日 境界変更により南久米村の大字柚木が大洲町へ編入 か – 昭和23年4月1日 境界変更により肱川村の一部(大字宇和川の一部)の一部を大川村へ編入 き – 昭和33年8月1日境界変更により大洲市正信及び久保のうち鳥坂の区域が東宇和郡宇和町へ編入 (注記)大洲町以外の合併以前の系譜はそれぞれの市町村の記事を参照のこと。
[編集] 行政・議会
旧・大洲市は大洲市・喜多郡地域の行政の中心地として栄えてきた。 西隣の八幡浜市や西宇和郡、旧・東宇和郡(現・西予市)を含めたより広い地域では、八幡浜市に愛媛県の八幡浜地方局が置かれるなど、行政の中心となっている。このため、大洲市は八幡浜・大洲地域におけるサブ核といえる。
しかしながら、公共職業安定所(ハローワーク)、税務署等は大洲市にもあり、喜多郡を含めて一つの行政のユニットといえる。
[編集] 市長
- 2005年の合併以降
[編集] 議会
2005年の市町村合併に際し、旧町村の不安に配慮し、市議会議員に在任特例を適用したため、市民から反発を招き、2005年(平成17年)9月、特例期間を一ヶ月残して自主解散。市民からのリコール運動も起こったが、自主解散すべきか審議中に海外旅行のため議会を欠席する議員が出るなど、その姿勢が問われた。
[編集] 国・県の主な行政機関
- 財務省大洲税務署
- 法務省大洲区検察庁
- 法務省松山地方検察庁大洲支部
- 法務省松山地方法務局大洲支局
- 法務省松山刑務所大洲拘置支所
- 国土交通省四国地方整備局大洲河川国道事務所
- 国土交通省四国地方整備局山鳥坂ダム工事事務所
- 農林水産省愛媛農政事務所地域第一課
- 農林水産省愛媛農政事務所大洲統計・情報センター
- 厚生労働省大洲公共職業安定所
- 防衛省自衛隊愛媛地方協力本部大洲地域事務所
- 大洲簡易裁判所
- 松山家庭裁判所大洲支部
- 松山地方裁判所大洲支部
- 国立青少年教育振興機構国立大洲青少年交流の家
- 愛媛県八幡浜地方局大洲庁舎
- 愛媛県警察大洲警察署
- 愛媛県農業試験場蚕業支場
- 愛媛県食肉衛生検査センター
[編集] 市の主な行政機関
- 大洲市役所本庁舎
- 大洲市役所肱川支所
- 大洲市役所長浜支所
- 大洲市役所河辺支所
[編集] 友好都市
- 全国京都会議加盟 全国の「小京都」の集まり
[編集] 産業
- 第一次産業
- 農業(野菜、畜産(養豚)、かんきつ類)
- 第二次産業
- 電機、製材業、歯ブラシ製造など
[編集] 本社を置く企業
- アイテック
- 愛媛舗道
- 西田興産
- 村上工業
- 仙味エキス
- 丸三産業
[編集] 工場・事業所がある企業
- 日泉化学大洲工場
- キクノ大洲工場
- 新井産業大洲事業所
- パナソニック四国エレクトロニクス大洲工場(2009年10月に撤退予定)
[編集] 主な小売店
[編集] 交通
[編集] 鉄道路線
- 四国旅客鉄道(JR四国)
[編集] 路線バス
[編集] 道路
[編集] 高速道路
- ※大洲TB西方の急曲線(60Km/H制限)は本線車道ではなく、将来建設される大洲・八幡浜自動車道を分岐するジャンクションのランプ。
[編集] 自動車専用道路
- ※大洲北IC、大洲南ICから入る時は、かつては暫定片側1車線区間の合流であるのと高速自動車国道(松山自動車道)区間からのスピード違反車が飛ばしていた。現在は両インターの合流付近の片側2車線化が完了しており、以前のような合流時の危険性は軽減されている。
[編集] 一般国道
[編集] 都道府県道
- 愛媛県道24号大洲長浜線
- 愛媛県道28号長浜保内線
- 愛媛県道32号肱川公園線
- 愛媛県道36号野村柳谷線
- 愛媛県道43号長浜中村線
- 愛媛県道44号大洲野村線
- 愛媛県道54号串内子線
- 愛媛県道55号小田河辺大洲線
- 愛媛県道56号内子河辺野村線
- 愛媛県道229号鳥首五十崎線
- 愛媛県道230号柳沢新谷停車場線
- 愛媛県道231号伊予大洲停車場線
- 愛媛県道232号菅田五郎停車場線
- 愛媛県道234号大洲保内線
- 愛媛県道235号野佐来八幡浜線
- 愛媛県道240号櫛生大洲線
- 愛媛県道245号河辺小田線
- 愛媛県道248号瀬田八多喜停車場線
- 愛媛県道259号信里伊予平野停車場線
- 愛媛県道308号蔵川大谷線
- 愛媛県道310号山鳥坂明荷谷線
- 愛媛県道330号藤縄長浜線
- 愛媛県道342号池田川崎線
- 愛媛県道343号予子林大谷線
[編集] 道の駅
[編集] 船舶
[編集] 地域
[編集] 人口
| 大洲市と全国の年齢別人口分布 | 大洲市の年齢・男女別人口分布 | ||||||||||||||||||
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■紫色 ― 大洲市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 |
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| 総務省統計局 / 国勢調査(2005年) | |||||||||||||||||||
[編集] 主な病院
- 市立大洲病院
- 大洲中央病院
- 大洲記念病院
- 喜多医師会病院
[編集] 観光
[編集] 名所・旧跡・観光スポット
- 大洲城 - 2004年(平成16年)9月1日、天守閣が復元される。日本城郭協会「名城百選」。
- おはなはん通り - 1966年~1967年に放送されたNHKの朝の連続テレビ「おはなはん」のロケ地。
- おおず赤煉瓦館、ポコペン横丁
- 大洲まちの駅 あさもや
- 臥龍山荘
- 長浜大橋 - 肱川河口にかかる全国的にも珍しい道路開閉橋。昭和10年完成。稼働中の物としては唯一。
- 肱川あらし
- 肱川あらし展望公園 - 肱川河口一帯を一望出来る展望台付き公園。冬季の肱川あらしを眺める絶好のポイントである。
- 金山出石寺 - 四国別格二十霊場7番霊場。
- 十夜ヶ橋大師堂 - 四国別格二十霊場8番霊場。現在の愛媛県大洲市付近で空海が一宿を求めたがどの家からも断られ、仕方なく橋の下で寝ることとなった。寒さと旅人が杖で橋を突く音でまったく眠れず、一夜が十夜にも感じられた、という和歌が残っている。このため巡礼者は橋の下には空海がいるかもしれないから橋をわたるときは杖を突いてはならないというならわしがある。すぐそば、国道に面して永徳寺(番外霊場)があり、お参りする人も多い。現在、その橋は「十夜ヶ橋」と呼ばれ国道56号の一部となり、交通量の多いコンクリート橋になっているが、橋の下で空海を偲びつつ野宿することができる。雨期には冠水する場合もあり、夏季は蚊が多い。
- 瑞龍寺 - 長浜町沖浦にある寺院。国の重要文化財に指定されている木造十一面観音立像が安置されており、毎年4月17日の祭りでは一般に公開されている。また、墓地は映画「世界の中心で、愛をさけぶ」のロケ地として使用されている。
- 白滝公園 - 県内屈指の滝と紅葉が見所。毎年11月23日には「るり姫祭り」が催される。
- 鹿野川ダム - 肱川中流、肱川町にあるダム。1959年(昭和34年)3月完成。
- 道の駅清流の里ひじかわ
- 坂本龍馬脱藩の道
- 温泉・温浴施設
[編集] 祭り・イベント
- 鵜飼い
- いもたき
- るり姫祭り(長浜町白滝)
- 大洲まつり
- 大洲川まつり花火大会
- つつじまつり
- 観光さくらまつり
- ながはま赤橋夏まつり
- ほたるまつり
- しょうぶまつり
- もみじまつり
- 滝まつり
- ドラゴンボート大会
- 肱川ふれあいまつり
- わらじで歩こう坂本龍馬脱藩の道
- おおず浪漫祭
- 川下り遊覧
[編集] 名物・特産
- 大洲(旧大洲市)と長浜(旧長浜町)に製造業者があり、長浜の方がどちらかというともちもちしている。大洲の町の駅「あさもや」・冨永松栄堂等で買い求めることができる。
- 長浜沖で獲れ、昭和40年頃が最盛期であった。今日では漁獲高は激減し、ふぐ漁専用の設備を持つ漁業者は10戸程度となっている。主として、広島、松山方面に出荷されるが、地元料理店にも卸される。長浜にはふぐ料理店も数店存在し、市外ではあまり知られないが、隠れた名物となっている。
[編集] 教育
[編集] 高等学校
[編集] 中学校
- 大洲市立肱東中学校
- 大洲市立新谷中学校
- 大洲市立大洲東中学校
- 大洲市立大洲南中学校
- 大洲市立大洲北中学校
- 大洲市立平野中学校
- 大洲市立長浜中学校
- 大洲市立肱川中学校
- 大洲市立河辺中学校
- 冨士中学校
[編集] 小学校
- 大洲市立粟津小学校
- 大洲市立喜多小学校
- 大洲市立久米小学校
- 大洲市立三善小学校
- 大洲市立上須戒小学校
- 大洲市立新谷小学校
- 大洲市立菅田小学校
- 大洲市立蔵川小学校
- 大洲市立大洲小学校
- 大洲市立大成小学校
- 大洲市立田処小学校
- 大洲市立南久米小学校
- 大洲市立平小学校
- 大洲市立平野小学校
- 大洲市立柳沢小学校
- 大洲市立長浜小学校
- 大洲市立喜多灘小学校
- 大洲市立櫛生小学校
- 大洲市立出海小学校
- 大洲市立大和小学校
- 大洲市立豊茂小学校
- 大洲市立白滝小学校
- 大洲市立柴小学校
- 大洲市立戒川小学校(休校)
- 大洲市立岩谷小学校
- 大洲市立正山小学校
- 大洲市立大谷小学校
- 大洲市立中野小学校
- 大洲市立予子林小学校
- 大洲市立河辺小学校
[編集] その他
- 国立大洲青少年交流の家 - 青少年用教育・研修施設
- 大洲市立図書館
[編集] 出身著名人・関連のある著名人
- 大洲地域
- 彩風咲奈 (あやかぜ・さきな) - いわゆるタカラジェンヌ。2007年(平成19年)3月、宝塚音楽学校を第93期生として首席卒業。男役として憧れの舞台へ一歩を踏み出した。
- 梶原正見 - 海軍少将。第十一駆潜隊司令。
- 中江藤樹 - 江戸時代の陽明学者。近江国(滋賀県)出身で、一時期大洲に在住した。大洲市と友好都市である現在の高島市(滋賀県)に、彼が晩年「藤樹書院」を開いた事で有名である。近江聖人とも呼ばれる。
- 中村修二 - 青色発光ダイオードの開発者。西宇和郡瀬戸町(現伊方町)に生まれ、小学校時代に大洲市へ転居。
- 久保進 - 大手声優プロダクション「青二プロダクション」社長。大洲市出身。
- 松本零士 - 漫画家。北九州市出身だが、戦時中、大洲に疎開していた。
- 武田斐三郎 - 江戸時代末期の学者。大洲藩出身。北海道函館市にある「五稜郭」の設計担当。
- 蝶野正洋 - 母親が大洲市出身。
- らくさぶろう - 落語家。愛媛ローカルのTVやラジオで活躍。大洲市出身。
- 三瀬顕 - 弁護士。NHK放送の「生活笑百科」などで活躍。大洲市出身。
- 武内陶子 - NHKアナウンサー。実家は市内有数の資産家。武内姉妹は大洲市民なら誰でも知っていると言っても過言でない程。
- 富永ゆかり - 漫画家。大洲市出身。
- 長浜地域
[編集] 外部リンク
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