大野雄二

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大野雄二
基本情報
出生 1941年5月30日(68歳)
学歴 慶應義塾大学法学部
出身地 日本, 静岡県熱海市
職業 編曲家
作曲家
担当楽器 ピアノ
レーベル バップ
共同作業者 You & The Explosion Band
公式サイト http://www.vap.co.jp/ohno/
  

大野 雄二(おおの ゆうじ、1941年5月30日 - )は、アレンジャー作曲家ジャズピアニスト。『ルパン三世』などテレビ・映画のテーマ音楽を多数手がけている。実家は『おもひでぽろぽろ』にも登場する「ホテル大野屋」(静岡県熱海市)。

目次

[編集] 経歴

[編集] デビュー以後

慶應義塾高等学校時代、ジュニア・ライト・ミュージックを同級生だった元NHKアナウンサーの明石勇クラリネット担当)らと結成。その後、慶應義塾大学法学部に入学。大学在学中は名門ビッグバンド「ライトミュージックソサイエティ」に所属、鈴木"コルゲン"宏昌佐藤允彦らと共に「慶應のピアノ三羽烏」と呼ばれた。卒業後、藤家虹二白木秀雄(大野のアルバム・デビューは、東芝から発売された白木秀雄クインテットでのLP『HIDEO SHIRAKI MEETS YUZO KAYAMA』)のバックを経て、自らのバンドを結成する。

1970年代から、テレビドラマや映画の劇伴やCM音楽を手がけ始めるが、その頃と時期を同じくして、当時は「ジャズロック」「クロスオーバー」の名称で呼ばれていたフュージョンのスタイルで楽曲を発表し始める。

なお、明石勇や佐藤允彦のほか、石坂浩二も慶應の同級生であり、『音楽と幻想』というアルバムをリリースしている(「犬神家の一族」の劇場公開時のパンフレットでは、石坂が大野のレコーディングスタジオを訪ねた記事が掲載されている)。

[編集] You & The Explosion Band

松木恒秀(G)、長岡道夫(Bass/SHOGUNのミッチー長岡)、数原晋(Tp)、渡嘉敷祐一(Dr)、市原康(Dr)などと結成した「ユー&エクスプロージョン・バンド」で手がけた作品には『ルパン三世』、『海底超特急マリンエクスプレス』などのテレビアニメ、『大追跡』、『大激闘マッドポリス'80』などのテレビドラマ、映画『最も危険な遊戯』に始まる松田優作主演の遊戯シリーズの劇伴、バックバンドとして参加した松田優作のアルバム『Uターン』、後述の『24時間テレビ』のサントラ(クレジットは「大野雄二とユー&エクスプロージョン・バンド」)などがある。また、『犬神家の一族』に始まる初期角川映画3作品、テレビアニメ『キャプテンフューチャー』も、バンドのクレジットこそ異なるが、メンバーは「ユー&エクスプロージョン・バンド」のレギュラー陣である。

なお「ユー&エクスプロージョン・バンド」は、制作作品に合わせて大野がセクションごとにミュージシャンをチョイスしており、恒久的なメンバーはいない。このバンド名義で、オリジナルアルバム『SPACE KID』(2007年にCD化)・『FULL COURSE』などもリリース。近年の『ルパン三世』TVスペシャルのサウンドトラック録音でも、この名義を用いていて、数原晋(Tp)、杉本喜代志(G)ら、1970年代当時のメンバーも多い。

[編集] 音楽性と功績

大野の音楽は、当時日本でも最高水準にあったミュージシャンを惜しげもなく登用し、自身の鍵盤(主にフェンダー・ローズによるものだったが)を加えたバンド編成のリズムセクションに、ジャズ出身ならではのホーンセクション、ストリングセクションのアレンジを加えるという、70年代日本音楽の総力戦とも言えるものであった。荒井由実山下達郎のような、従来の日本のフォークにない複雑な調性和音リズムを導入した音楽にポピュラリティを与えたものとして、大野の功績は甚大なものがあるといえよう。

劇伴の世界で名をはせた大野であるが、しばたはつみ弘田三枝子ソニア・ローザといった歌手のプロデュースも手がけ、成功を収めている。これらの作品は1990年代にレアグルーヴとして再評価され、一時期はDJやコレクター達の間で中古盤の価格が高騰していた。

また、電子音楽のレーベル「トランソニック」主宰の永田一直によるドラムンベース・プロジェクト「FANTASTIC EXPLOSION」は、1970~80年代のTVCMなどの音ネタと共に、大野やYou & Explosion Bandが手がけた作品の多くをサンプリングして使用し、1990年代後半に話題となった。ルパン三世のリミックスアルバム「PUNCH THE MONKEY!」では「非常線突破」のリミックスを(YOU & FANTASTIC EXPLOSION MIX)と題し手がけている。

[編集] ルパン三世

ルパン三世を通じて山田康雄小林清志納谷悟朗らレギュラー声優陣とも交流があり、特に山田康雄とは親しく自身の自宅兼スタジオSTUDIO YOUに呼んで共に酒を酌み交わす仲ともなっていた。山田の晩年であった1992年には、山田自身のCDアルバム作成などで自宅のスタジオを使い、劇中の台詞にもアドリブとして大野雄二を呼ぶ台詞がある。山田が亡くなった翌年の1996年には、その年のGWに公開された劇場映画第六作『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』並びに毎年恒例となっているTVスペシャルの第八弾『ルパン三世 トワイライト☆ジェミニの秘密』の音楽担当を辞したが、翌1997年には復帰している。

[編集] その他作品

『ルパン三世』の他には、SFアニメ『キャプテン・フューチャー』、時代劇『戦国ロック はぐれ牙』、『おひかえあそばせ』にはじまる石立鉄男ドラマ、NHKの紀行番組『小さな旅』、特撮ヒーロー『星雲仮面マシンマン』、テレビアニメ『スペースコブラ』の主題歌(劇中音楽は羽田健太郎)、『学園戦記ムリョウ』、テレビドラマ『俺はご先祖さま』、『外科医 有森冴子』、劇場版『義務と演技』、にっかつの成人映画『おさな妻』なども担当。「きのこの山」・「たけのこの里」(以上、明治製菓)・「レディーボーデン」(明治乳業、のちにロッテ)・「アイリス」(大正製薬)・エアコン「楽園」(松下電器)といったCM音楽も、数え上げれば枚挙に暇が無い。CM音楽では、日産自動車グループの「世界の恋人」(作曲は芥川也寸志、歌はシンガーズ・スリー)のアレンジも有名である。またファミリーレストランロイヤルホスト店内で、毎正時などに流れるオリジナル曲も担当、長年にわたって使用され好評を得ている。毎年夏恒例の日本テレビ24時間テレビ 「愛は地球を救う」の第一回放送(1978年)では、ピンクレディーの曲を除き、テーマ曲「LOVE SAVES THE EARTH」から手塚治虫のアニメに至るまで、音楽監督的な立場で参加した。第14回放送を最後に番組の大幅なリニューアルに伴い24時間テレビから離れ、それと同時に大野が作曲した曲はいずれも放送時に流れなくなっている。イベントへの音楽提供としては1981年の「ポートピア'81」において神戸館の「神戸プラネタリウムシアター」の音楽も担当した(アルバム『COSMOS』)。

[編集] 近年

現在は作曲活動を極力セーブし、俵山昌之(Bass)、江藤良人(Dr)(Drは2007年3月まで村田憲一郎)とともに大野雄二トリオとして、また、2006年には俵山・江藤ほか若手ミュージシャン3名を含む計6名でYuji Ohno & Lupintic Fiveを結成し、都内を中心にライブ活動を行っている。

2005年に発売されたアルバム「Made In Y.O.」は、大野のこれまでの曲を収録したものであるが、全て再アレンジの上で新規録音された。大野は同アルバムの制作に集中するため、ライブ活動を3ヶ月休止していた。

[編集] 著書

ルパン三世 ジャズノート&DVD 講談社 ISBN 4062124971

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月22日 (日) 16:14 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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