大量虐殺

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大量虐殺(たいりょうぎゃくさつ)とは、人間を意図的に大量に虐殺すること。「虐殺」は国際法で規定されているが、一般報道ではきわめて曖昧に使われている。

詳細は「虐殺」を参照

一般的に、1つの人種民族国家宗教などの構成員に対する計画的大量虐殺等の行為は、ジェノサイドと言い、その一部はジェノサイド条約において集団殺害罪(国際法違反)として規定されている。

詳細は「ジェノサイド」を参照

目次

[編集] 事件の有無についての論争

大量虐殺事件は以下の点から被害者側と加害者側との間で認識に差が出るため当事者間で深刻な政治的対立が発生することが多い。

  • 事件の存否
  • 事件の詳細
    • 虐殺の規模(虐殺がおこなわれた範囲・被害者の実数など)
    • 殺害に用いられた手段(加害者が被害者におこなった具体的行為について)
    • 計画性の有無(計画的か偶発的か。特にこれが争点になる事が多い)

また当事者以外の第三者による事件の存否、詳細に関する認知についても類似した政治的対立を生みやすい。

これらの背景に加えて、他国でおきた事件や古い年代の事件については関心が薄いものも多く、事件の存否も含めて社会的に見解の相違が生じる場合がある。

大量虐殺をされた被害者側に心的外傷後ストレス障害(PTSD)が起きる事はよく知られているが、大量虐殺を行った加害者にも心的外傷後ストレス障害が起きる[1]。そのストレスのためにその大量虐殺がなかったことにしようという心理が働いたり、不合理な理屈で納得しようとしたりすることがある。たとえば、

[編集] 歴史上の大量虐殺

米比戦争時のニューヨークジャーナルの風刺画。フィリピン人を銃殺しようとするアメリカ兵の背後には「10歳以上の者は皆殺し」と書かれている。

古来、戦争・征服においては大量虐殺は付き物である。以下は歴史上注目されているもの。なお、ジェノサイドの項目と一部重複するが、同項目の分類方法とは別に、いわゆる「大量虐殺」と呼ばれている事件である。ここで扱うのは大量虐殺は戦争で罪なき民間人を殺した事件が中心であり、軍人やテロリストの殺害やその際起きた巻き添えによる死者はここには含まれない。例えばベトナム戦争での米軍の爆撃は民間人でなく南ベトナムにゲリラ活動を行っていた南ベトナム解放戦線が対象であったので含まれず、ソンミ村虐殺事件のようなテロと無関係の人間を殺害した事件は扱っている。

[編集] 脚注

  1. ^ 日本トラウマティック・ストレス学会「第6回大会シンポジウム『加害者に認められるPTSD類似の症状』2007年12月19日
  2. ^ 笠原敏雄「アメリカの原爆トラウマ――加害者の“トラウマ”12008年12月9日
  3. ^ シッコ・アレンカール、マルクス・ヴェニシオ・リベイロ、ルシア・カルピ/東明彦、鈴木茂、アンジェロ・イシ:訳『ブラジルの歴史 ブラジル高校歴史教科書』明石書店、2003/01 pp.414-419
  4. ^ 成田龍一『日本近現代史4 大正デモクラシー』岩波新書赤1045、2007、pp166-167。琴秉洞編・解説『関東大震災朝鮮人虐殺問題関係史料』1-5、緑蔭書房、1989。今井清一監修・仁木ふみ子編『関東大震災下の中国人虐殺事件 史料集』明石書店、2008。

[編集] 関連項目


最終更新 2009年10月27日 (火) 22:47 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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