大阪府立住吉高等学校
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| 過去の名称 | 大阪府立第十五中学校 大阪府立住吉中学校 |
|---|---|
| 国公私立の別 | 公立学校 |
| 設置者 | 大阪府 |
| 学区 | 府内全域 |
| 校訓 | 自主自律 |
| 設立年月日 | 1922年 |
| 創立記念日 | 11月1日 |
| 共学・別学 | 男女共学 |
| 中高一貫教育 | なし |
| 課程 | 全日制課程 |
| 単位制・学年制 | 学年制 |
| 設置学科 | 総合科学科 国際文化科 |
| 学期 | 2学期制 |
| 高校コード | 27158G |
| 所在地 | 〒545-0035 |
| 電話番号 | 06-6651-0525 |
| FAX番号 | 06-6653-9163 |
| 外部リンク | 公式サイト |
大阪府立住吉高等学校(おおさかふりつすみよしこうとうがっこう)は、大阪府大阪市阿倍野区にある全日制の公立専門高校。
目次 |
[編集] 概要
1922年、大阪府下で15番目の府立旧制中学校として設立された。
校歌や制服は無く[1]、校訓に「自主自律」を掲げる。校地は、帝塚山地域のはずれに位置し、古今和歌集にうたわれた“住吉の岸の姫松”が4本、自生している。近くには阿部野神社や阿倍王子神社、安倍晴明生誕地とされる安倍晴明神社もある。校地の住所表記が創立時、東成郡住吉村北畠」(旧住吉郡)だったことから、校名に“住吉”の名前を冠した。
2005年、83年間続いた普通科高校の歴史を閉じ、府北部の千里高校、府南部の泉北高校とともに専門高校(国際・科学高校)に移行した。
学科は文系の「国際文化科」と理系の「総合科学科」の2つを持ち、2学期制で七限授業。国際文化科は、他校で普通科に併設の「国際教養科」(1990年、千里高校とともに府内の公立高で初の導入)に比べ、「観て、聴いて、感じる」教育に重点を置いており、2泊3日の英語合宿も行う。総合科学科も、他校の大学進学重視の「理数科」に比べ、「実験・実習を通じ、探究心を育成する」実学に重点を置いており、やはり2泊3日で実験合宿を行っている。
“国際”を掲げる学校らしく、短期オーストラリア留学や韓国研修などがあり、韓国・ソウル特別市の「淸潭高校」(チョンダム、Cheongdam High School)と姉妹校提携を結んでおり、夏に訪韓し同校へ、冬は逆に同校の生徒が来日する。専門高校に改編の2005年以降は修学旅行先も毎年、外国となっている(約1週間、学年全体で渡航)。
在日韓国・朝鮮人の子弟も多く(2008年で5パーセント[2])、「KCS(韓国文化研究会、"Korean Culture Studies"の略 )」というクラブがある。また、人権教育や多文化教育に力を入れている。在日外国人と子弟向けに「多文化進路ガイダンス」も行っている。
入試は、専門高校のため農業・工業・音楽・理数などの各専門学科と同じ前期(2月)である。
[編集] 沿革
大阪府内で明治期に整備された中等教育機関が大正中期に入学難状態となり、その緩和を目的に設立された。
第二次世界大戦後に大阪府立阿部野高等女学校(大阪府立阿倍野高等学校)と生徒を交流し、男女共学の新制高校となった。全日制普通科高校として出発している。
1990年には国際教養科が併設された。同科には学区は設定されず、府内全域からの入学が可能だった。国際教養科を機に、英語のみ使用の授業や英字新聞を作るなどの“改革”を進めていたおり、1999年に大阪府教育委員会が「教育改革プログラム」で全日制府立高等学校特色づくり・再編整備計画をまとめる。同じ第六学区の今宮高校がすでに総合学科高校へ移行していたことから、国際教育・科学教育に特化する専門高校へ改編されることとなった。
[編集] 年表
- 1922年 - 「大阪府立第十五中学校」として大阪市北区北野芝田町の大阪府立北野中学校(現・大阪府立北野高等学校)内で開校。
- 1923年 - 東成郡住吉村北畠(現在地)に移転、「大阪府立住吉中学校」と改称。
- 1948年 - 学制改革に伴い、新制高校の「大阪府立住吉高等学校」となる。大阪府立阿部野高等学校(旧阿部野高等女学校)から生徒・教職員を交流して、男女共学が開始された。
- 1954年 - 交流先の阿倍野高校(阿「部」野から阿「倍」野に改称)との間で、体育系クラブの親善スポ-ツ大会「阿倍高戦」(住高戦)が始まる。
- 1969年 - 学生運動が高揚。
- 1970年 - 約1年間の討議の末、制服の自由化を実施。
- 1971年 - 親善スポ-ツ大会「阿倍高戦」(住高戦)を終了。
- 1990年 - 従来の「普通科」以外に「国際教養科」(2クラス、千里高校と同じ)を併設。コンピュータ教室を設置し英語の授業に使用。異文化理解に軸を置き、アメリカから初めての留学生を受け入れる。
- 1991年 - 国際教養科の第2学年に、英語に次ぐ第2外国語(5ヶ国:フランス語、スペイン語、中国語、韓国・朝鮮語)開講。
- 1992年 - 国際教養科の1次選抜入試・帰国生徒入試実施。
- 1998年、1999年 - 第二次世界大戦中に旧日本軍の捕虜となったオランダ人らが訪問、捕虜体験や平和について学ぶ(外務省の招請、対日道義的債務基金の一環)
- 1999年 - 韓国の淸潭高校と姉妹校となる。
- 2002年 - 創立80周年、記念誌を刊行。
- 2003年 - 文部科学省の「国語教育推進校」(国語力向上モデル事業)に指定(期間は2年間、2006年度まで) 。
- 2005年 - 府立高等学校特色づくり・再編整備計画に基づく国際・科学高校に改編。普通科と国際教養科を廃止し、新たに「総合科学科」(3クラス)「国際文化科」(4クラス)を設置。韓国・光州市の韓一高校が来校。
- 2007年 - 文科省スーパーサイエンスハイスクール事業校に指定(期間は5年間、2011年度まで)。
- 2008年 - ユネスコ・スクールに加盟。
[編集] 最寄駅
[編集] 学校行事
[編集] 海外スタディツアー
いわゆる修学旅行のことである。専門高校となった2005年度以降、旅行先は海外となっている。例年10月に一週間程度、現地の生徒との交流会や、観光、現地企業見学、現地学習などをする。帰国後生徒たちは全員プレゼンテーションを行う。
[編集] 学園祭
9月の金曜日、土曜日に2日間かけ行われる。通常金曜日は在学生のみで行われ、土曜日は一般開放される(要招待券)。学生はクラス単位で舞台演劇や飲食、展示などを行う。また文化部はそれとは独自に参加してもよいが、運動部は禁止されている。
[編集] 体育祭
毎年5月に行われる。4団に別れ、各団3年生を中心として行事に取り組む。種目の一つに応援合戦というものがあり、一般生徒は当日まで何もしないのが通例だが、応援団に所属する生徒は早朝、昼休み、放課後までダンスの練習や団旗、衣装等の作成をする。
[編集] プレゼン大会
全1年生がプレゼンを行う。テーマは自分で決定する。それに関して論文も仕上げなくてはならない。優秀者は別の日に100人ほどの前で発表する場を与えられる。
[編集] 実験合宿
総合科学科の1年生が7月に2泊3日で他府県へ出かけ、科学実験の基本技術を学ぶ。解剖や、現地での生物採取、天体観測など普段学校ではできない実験、講義などが行われる。
[編集] 英語合宿
国際文化科の1年生が3月に2泊3日で英語学習のための合宿を国内で行う。国内で海外ホームステイをしているような体験をするのが目的で、原則日本語禁止。英語でディベートなどネイティブスピーカーと一緒に英語に関した学習を行う。
[編集] 新入生歓迎会
体育館に新入生が集められ、先輩たちから歓迎を受ける。自治会が主導で開催し、教師の干渉は一切ない。歓迎とあるが、その実態はクラブの勧誘、及びその存在を認識してもらう場となっている。ファッション部、ダンス部などはもちろんのこと、体操部、ラグビー部などの運動部も壇上で何らかの芸を披露する。
[編集] 駅伝大会
毎年12月に開催される。雨天中止。運動部のみが参加し、近くにある万代池を各クラブが周回する。以前は、文化部も参加していた。
[編集] 校歌
住吉高校に校歌は存在しないが、代わりに“生徒歌”と“住高四季”と呼ばれる歌が存在する。生徒歌は作詞:自治会選、作曲:寺本節生。通常校歌を使用するような場面では生徒歌を使用する。住吉高校四季は作詞:眉村卓、作曲:小谷智勢子。なお旧制住吉中学校時代の校歌は存在する。歌詞はすべて住吉高校の公式サイトで公開されている。
[編集] 出身者
- 小笹芳央 - リンクアンドモチベーション代表取締役社長
- 釜洞醇太郎 - 元大阪大学総長
- 芦田淳 - 元名古屋大学総長
- 松田暉 - 兵庫医療大学学長。日本初の脳死心臓移植執刀者
- 奥井功 - 元積水ハウス社長、元日本経団連副会長
- 辻勲 - 元辻学園調理・製菓専門学校学園長
- 薮中三十二 - 外務事務次官
- 堺屋太一 - 評論家、元経済企画庁長官、元通産省官僚
- 瀬古由起子 - 元日本共産党衆議院議員
- 阪田寛夫 - 作家・詩人。芥川賞受賞
- 庄野潤三 - 作家。芥川賞受賞
- 左藤恵 - 元衆議院議員、元法務大臣
- 若林まさお - 大阪府議会議員
- 久禮彦治 - 元駐連合王国大使館公使、元通産省官房審議官
- 末松謙一 - 元さくら銀行<現三井住友銀行>頭取
- 小野田隆 - 元住友海上火災保険社長
- 上山真美子 - ピアニスト
- 大倉いづみ - 画家
- 磯村哲 - 法学者、元日本法社会学会理事
- 西原道雄 - 民法学者、神戸大学名誉教授
- 西垣脩 - 俳人、国文学者
- 西岡郁夫 - インテル社長
- 眉村卓 - SF作家
- 河村禎視 - 整形外科医
- 岡村泰孝 - 元検事総長
- 中谷巌 - エコノミスト。多摩大学学長、ソニー社外取締役
- 奥山雅則 - 大阪大学大学院基礎工学研究科名誉教授
- 向井正 - 神戸大学理学研究科教授
- 大久保嘉高 - 京都大学原子炉実験所教授
- 金坂清則 - 京都大学大学院人間・環境学研究科教授
- 山野浩一 - SF作家
- 竹中恭二 - 元富士重工業社長
- 永井一正 - デザイナー
- 若林勝三 - 日本地震再保険取締役会長、元沖縄開発事務次官、元大蔵省官僚)
- サキ・ドクリル(Saki Dockrill) - ロンドン大学キングス・カレッジ教授
- 柿原浩明 - 立命館大学経済学部教授
- トミーズ雅 - 漫才師
- トミーズ健 - 漫才師
- 岡田泰典 -TBSアナウンサー
- ヤナギブソン - お笑い芸人ザ・プラン9
- いしいしんじ - 作家
- 松井愛 - 毎日放送アナウンサー
- 八木早希 - 毎日放送アナウンサー
- アンミカ(安美佳) - モデル
- 高山都 - モデル、女優
[編集] そのほか
- 下村脩 -ボストン大学名誉教授、ノーベル化学賞受賞者。旧制住吉中学、3年間だけ在籍した(旧制中学は5年制)。旧制佐世保中から転入、旧制諫早中に転校した
- 伊東静雄 - 詩人。住吉中学時代の国語教諭で、下村脩を教えた
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ (購入・着用自由の“推奨服(標準服)”がある)
- ^ 朝日新聞大阪版2008年2月14日付 http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200802140043.html
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年11月25日 (水) 20:13 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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