大陸性気候
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大陸性気候(たいりくせいきこう、continental climate)は、北半球の大陸の内陸部や、世界各地の標高の高い場所にみられる気候である。
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[編集] 概要
大陸性気候は、気候を穏やかにする働きのある海からは遠い内陸部、海に面していても風が沖に向かって吹くため海の働きが及ばない地域(例:たとえばアメリカ東海岸のボストンなど)などに存在する。
大陸性気候の主な特徴として、
- 夏と冬の気温差(年較差)、昼と夜の気温差(日較差)が大きいこと
- 冬の気温が非常に低く、毎年寒候期には、まとまった期間雪が地面を覆い続け根雪となること
- 空気が乾燥しているため、降水量は少なく、その多くが夏に降ること
などが挙げられる。
ただし、大陸性気候の地域でも大陸東岸部、特に北アメリカ大陸の東部では年中一定した降水量がある地域もある。また、例えばイラン・トルコ・中央アジアの一部地域では逆に雪の季節である冬に一年の降水量のピークが訪れ、春には雪解け水が洪水になることもある。
「内陸性気候」「海洋性気候」と異なり、「大陸性気候」は便宜的に気候区分として使われるが、ここが大陸性気候という風に明確に線引きされているわけではない。「海洋性気候」は大陸性気候の対義語とされることもあるが、語の用途からすれば正しくない。
[編集] 大陸性気候の地域
アメリカ合衆国中西部・北東部、カナダ南部、中国の内陸部、モンゴル、中央アジア、北朝鮮の大部分、ロシアの大部分は大陸性気候の典型的な地域である。
一方で、島では大陸性気候が見られず、南半球では中緯度地域に東西に幅の広い大陸部がないために大陸性気候は見られない。アフリカ最南端とオーストラリア南部は海洋性気候であり、南アメリカ大陸南部は幅が狭く、北アメリカやアジアの同緯度で冬に発生する寒気団が発生することはできない。
[編集] 気候と植生
大陸性気候となる場所では、冬は冷たい気団、夏は暖かい気団がそれぞれ長期間居座り、夏と冬の気温差を大きくしている。気候学的には、大陸性気団が年間を通して優勢な地域だとされる。さらに、緯度が高い地域では夏は白夜となり、太陽が低い高度で長時間地表を照らし続ける為、夏の暑さに拍車をかける。
夏は非常に暑く、昼の気温が25℃~30℃以上と熱帯と肩を並べる気温に達するが、朝晩の気温は10℃台と冷え込むことがある。冬は同緯度のどの地域よりも気温が低くなり、最低気温は-20℃から-5℃と非常に寒く、最高気温でも-10℃から5℃くらいとなる。年間降水量は寒いほど少ないが、平均して600mm~1200mm程度である。
大陸性気候の地域の植生は、森林や、高い草の生えるプレーリーが多く、世界でも最も生産性の高い農地もこの地域にある。
[編集] ケッペンの気候区分との比較
ケッペンの気候区分の各気候区を大陸性気候に当てはめてみると、湿潤大陸性気候 (Dfa, Dwa, Dsa, Dfb, Dwb, Dsb) においての多くの地域に見られ、また、針葉樹林気候 (Dfc, Dwc, Dfd, Dwd)でも内陸盆地に当てはまる地域に分類される地域などが典型的な大陸性気候にあたる。
西岸海洋性気候、温帯夏雨気候、地中海性気候の各気候区のうち、冬の平均気温が特に低い(0度を下回るくらい)地域、また、砂漠気候のBWk、ステップ気候のBSkのうち、冬の平均気温が特に低い地域は、大陸性気候に近い。砂漠気候やステップ気候の一部地域を除き、冬の気温が高いので根雪が見られず、大陸性気候には分類しないことが多い。
低緯度では、冬の寒さが厳しくない亜熱帯や、降水量の少ないステップ気候に隣接する。ヨーロッパの大陸性気候地域は、西へ進むと気候を穏やかにする海洋性気団の影響が強まる海洋性気候へと変化してゆく。
[編集] 関連項目
最終更新 2009年7月4日 (土) 09:16 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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