天然林
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天然林(てんねんりん)は、主として自然の力によって成り立った森林のこと。人工林に対して使われる言葉であり、むしろ真の森林はこれである。
周囲の樹木から運ばれてきた種子が発芽・成長して森林が形成・維持されているため、一般的には多様な種類や年齢の樹木が入り交じっている。 山火事の跡地などでは、シラカンバなどが一斉に生えて、同じ種類で年齢も同じ樹木で構成された森林となることもある。
また、天然林は人の手が入っていないということではなく、経済的な価値のある樹木を育てるために伐採や苗木の植栽など人の手が入っても、成立の過程が主として自然の力によるものである場合は天然林という。
人の手が入っていない天然林は原生林と言われ、樹木をはじめとする生物の自然条件における生態を研究する上で学術的に高い価値がある。一方、過去に人の手によって破壊されたり、火災によって失われた後に自然に形成されたものを二次林と言う。
簡単に違いを示すと以下のようになる。
樹木の生殖段階(森林更新)に人の手が入っているものが人工林、人の手が入っていないものが天然林と呼ばれる。天然林では、人の手によって生殖が行われないため植生が自然に近いが、樹木を薪炭として利用するなど、育成段階に人の手は関与している。天然林と原生林は、両者とも生殖段階が自然播種であるが、育成段階に人の手が入ると天然林と呼ばれ、人の手が入らないと原生林と呼ばれる。なお、原生林の内、植生が古いものを原始林と言う。
[編集] 人の手が入った天然林
かつて、燃料を採取するために用いられた里山は、人の手が入った天然林の代表格である。こうした森林は、伐採跡からの萌芽や、A~B層の土壌まで掻き起こしにより天然更新が行われる。
[編集] 日本の天然林面積
- 2002年現在、日本の天然林の面積は、全森林面積の53%(1,335万ha)を占める(残りは人工林41%、その他6%)。

