太陽のない街
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『太陽のない街』(たいようのないまち)は、徳永直による小説。のちに映画化もされた。
1929年6月号から雑誌『戦旗』に連載された。作者徳永が経験した、1926年の東京都文京区小石川にある共同印刷(作中では「大同印刷」となっている)のストライキを題材にした作品である。当時のプロレタリア文学の書き手の多くは、どちらかというと学歴が高い作家が多かったので(小林多喜二は小樽高等商業学校卒業、中野重治は東京帝国大学卒業というように)、尋常小学校卒業後に労働生活に入った作者の経歴も、作品の話題となった。
作品は、ストライキの実態や、労働者側が敗北に追いこまれるという、労働者のたたかいをリアルに描いたことから、発表直後から文壇でも評判になり、蔵原惟人や川端康成が賞賛、連載完結を待たずに、1929年12月に戦旗社から単行本が刊行された。
徳永は、この作品で一躍プロレタリア文学の新進作家として認められ、『中央公論』などの総合雑誌にも作品を発表し、専業作家への道を進むことになった。
しかし、戦時体制が厳しくなってきた1937年12月、徳永はこの小説の絶版を表明する。その翌日、中野重治・宮本百合子たちが執筆禁止になったことを見ると、この絶版声明が徳永を執筆禁止から逃れさせたと、浦西和彦は指摘している。戦後、この絶版声明は撤回された。
1950年、岩波文庫に収録の際に、作者による「解説」が付され、当時の状況が回想されている。
1954年、山本薩夫監督によって映画化された。
[編集] 映画
1954年6月24日公開。新星映画製作、独立映画配給。
[編集] スタッフ
[編集] キャスト
最終更新 2009年10月16日 (金) 14:25 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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