始新世

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始新世(ししんせい、Eocene)は地質時代の一つで、約5,500万年前から約3,800万年前までの期間。新生代の第二の時代。古第三紀の第二の世。


目次

[編集] 分類

[編集] 気候

暁新世にやや低下した気温は始新世では再び温暖化に転じ、新生代では最も高温の時代になった。湿度も高かった。極地付近にも氷床はなく、ワニや有袋類の化石が出土している。始新世末或いは次の漸新世初期には一時的に気温が急に低下したが(始新世終末事件)、この頃彗星が頻繁に地球に衝突したためだとする説がある。また当時大規模な海退が起こり、海の面積が減少したのが気温低下の原因であるとも言われる。

[編集] 海陸の分布

ヨーロッパと北アメリカは更に大きく離れて大西洋が拡大し、両大陸の連絡は始新世中期には絶たれたが、北アメリカとユーラシアはベーリング海方面で次第に接近し、陸橋となっていた。既に南アメリカと分離していた南極大陸・オーストラリア大陸塊は始新世半ば以降分裂した。インドはアジア大陸に接近しつつあった。

[編集] 生物

高等有孔虫類・二枚貝類が繁栄した。

現存哺乳類のほとんどの目(もく)は始新世の初期には現れている。鯨偶蹄目奇蹄目(ウマ目)などが発展し始めた(クジラ類が鯨偶蹄目から現れたのもこの頃)。新しい目の種の多くはまだ小さく、10kg以下であるが、ウインタテリウム恐角目)のような巨獣も出現するなど、哺乳類の放散が始まっている。恐角目汎歯目紐歯目といったような原始的な哺乳類の多くはこの時代を乗り切れず、後期から末期には姿を消した。その空白を埋めるように新たな哺乳類の出現が促され、第二次の適応放散が始まったと言える。鳥類の現存目もこの時代に完全に現れる。

北米とヨーロッパの生物相は類似しており、この時代まで両者に陸橋があった名残である。

温暖湿潤な気候のため森林が優勢で、草本類の分布はまだ限られていた。

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月18日 (水) 23:52 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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