季漢輔臣賛
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季漢輔臣賛(きかんほしんさん)は、241年(延熙4年)、蜀(蜀漢)の楊戯により著された書物。『蜀書(三国志)』第15巻『楊戯伝』(『鄧張宗楊伝』)に付随して収録されたため、散逸を免れており、2009年現在でも全文を読むことが出来る。
目次 |
[編集] 概要
『季漢輔臣賛』は、蜀漢を支えた人物を讃える書物である(ただし、孫権に降った糜芳、士仁、郝普、潘濬は例外である)。
蜀の滅亡は263年(炎興元年)であり、本書から22年後である。存命中の人物(評価の定まっていない人物)については記載されていない(例、蒋琬、費禕、譙周、姜維、劉禅など)。
本書で挙げられる人物は、『蜀書』に伝記の無い人物もいる。陳寿は収録するに当たり、伝記を設けなかった人物に対して、簡単な説明文を加えた。後に裴松之が注釈を付ける際、さらに補足された。
陳寿が本書を収録したのは、本文の補足であると共に、「故国への特別な思い入れによる編集」といわれている。
[編集] 季漢の意味
季漢とは「末っ子の漢」という意味であり、劉備が建国した蜀漢の事である。蜀漢は漢王朝の正統を自認していたため、通常は「漢」と称したが、それまでの王朝(前漢、後漢)と区別する際には「季漢」を用いた。
[編集] 掲載されている人物
登場順。役職や連名になっている者は、ちくま学芸文庫版の原文通り。太字は陳寿が説明を補足した人物。
- 昭烈皇帝(劉備)
- 諸葛丞相
- 許司徒
- 関雲長・張益徳
- 馬孟起
- 法孝直
- 龐士元
- 黄漢升
- 董幼宰
- 鄧孔山
- 費賓伯
- 王文儀
- 劉子初
- 糜子仲
- 王元泰・何彦英・杜輔国・周仲直
- 呉子遠
- 李徳昂
- 張君嗣
- 黄公衡
- 楊季休
- 趙子龍・陳叔至
- 輔元弼・劉南和
- 秦子勅
- 李正方
- 魏文長
- 楊威公
- 馬季常・衛文経・韓士元・張処仁・殷孔休・習文祥
- 王国山・李永南・馬盛衡・馬承伯・李孫徳・李偉南・龔徳緒・王義彊
- 馮休元・張文進
- 程季然
- 程公弘
- 糜芳・士仁・郝普・潘濬
最後の行の4名に関しては、役職や字で書かれていない。ちくま学芸文庫の注釈では「国家への裏切り者に対する、陳寿の気持ちの表れ」と説明されている。
[編集] 補足された人物
上記の他、殷孔休については「先主伝(劉備伝)に記述がある」と補足されている。衛文経、韓士元に関しては「詳細不明」として、伝記を設けなかった理由を述べている。
- 裴松之が補足した人物
- 楊子昭(王元泰に関連)
- 習文祥、習忠、習隆(習忠の息子)
- 李漢南(李永南の兄)
- 李孫徳
- 李氏の三龍(李偉南、李永南兄弟と、夭折した弟を合わせた呼び名。「李漢南は三龍に含まないはず」と裴松之は自説を述べている)
- 王承宗・常文平・衛子業(蜀漢時代の人物)
[編集] 参考文献
最終更新 2009年12月2日 (水) 03:31 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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