宇部炭鉱

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宇部炭鉱(うべたんこう)とは、かつて山口県宇部市に存在した炭鉱群のこと。宇部市海岸からの沖合に伸びる海底炭田(宇部炭田)であり、かつては海底部分で落盤、海水が流入する死亡事故も発生している。炭鉱は東見初炭鉱(ひがしみぞめたんこう)、沖ノ山炭鉱(おきのやまたんこう)、長生炭鉱などに複数の資本が参入し、開発が進められたが、最終的に太平洋戦争の期間を通じて買収や合併が進み、現在の宇部興産の一部となった。産出した石炭の一部は同社内でテキサコ法によりアンモニア等の基礎化学原料に転換されたり、セメント製造の燃料として用いられる等の効率的な使用が見られた。

[編集] 歴史

  • 1897年 沖ノ山炭鉱創業
  • 1908年 東見初炭鉱創業
  • 1916年 東見初炭鉱で海水流入事故(235人死亡)
  • 1920年 新浦炭鉱で海水流入事故(34人死亡)。
  • 1942年 長生炭鉱が海水流入事故(183人死亡)により事実上閉山。沖ノ山炭鉱、宇部セメント製造、宇部鉄工所などが合併して宇部興産が発足。
  • 1944年 東見初炭鉱などが宇部興産に買収・合併。
  • 1956年 東見初炭鉱、沖ノ山炭鉱間に連絡坑道が設置され、鉱区が拡大する。
  • 1967年 閉山

[編集] 閉山後

  • 海水流入事故が発生した炭鉱は、救出や遺体の回収も不可能であり坑道ごと放棄された。
  • 長生炭鉱が存在した海上には、吸・排気や排水を担っていた巨大なコンクリート構造物(ビーヤー)2基が残るほか、石碑の史跡も残っている。近年、炭鉱労働に従事していた朝鮮半島からの労働者にスポットがあたるようになり慰霊行事などが盛んに行われている。
  • 宇部市内のときわ公園には石炭記念館が設置されている。
  • 市内の各所には、かつての炭鉱住宅が散在する。

最終更新 2009年9月6日 (日) 14:59 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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