宇野線

宇野線の最新ニュースをまとめて検索!

宇野線
宇野線で運用される213系電車
宇野線で運用される213系電車
路線総延長 32.8 km
軌間 1067 mm
電圧 1500 V 架空電車線方式 (直流)
停車場・施設・接続路線
岡山電気軌道東山本線
BHF + HUB84
BHF + HUB84
BHF
BHF + HUB82
BHF + HUB82
BHF
uKBHFl
0.0 岡山駅 岡山駅前駅
eABZlf eKRZo exSTRlg
旧線
ABZrf STR exSTR
吉備線
ABZrf STR exSTR
山陽本線
KRZu STRrf exSTR
山陽新幹線
STR exBHF
1.5 鹿田駅
eABZlg exSTR
山陽本線支線
eDST exSTR
0.8 岡操口信号場
BHF + HUB84
BHF + HUB84
BHF
exKBHFa + HUB82
exKBHFa + HUB82
exKBHFa
exSTR
2.5 大元駅
ÜWol
exSTRlf + ÜWc3
exSTRlf + ÜWc3
exSTRlf
exKRZ
岡山臨港鉄道
ÜWc1
exSTRrg + ÜWo+r
exSTRrg + ÜWo+r
exSTRrg
exSTRrf
eDST
3.1 今村仮信号場
BHF
4.3 備前西市駅
WBRÜCKE
笹ヶ瀬川
BHF
8.3 妹尾駅
BHF
10.2 備中箕島駅
BHF
11.9 早島駅
BHF
13.2 久々原駅
exKBHFa + HUB84
exKBHFa + HUB84
exKBHFa
BHF + HUB82
BHF + HUB82
BHF
14.9 茶屋町駅
exSTRrf ABZlf STRlg
下津井電鉄
KRZu STRrf
本四備讃線瀬戸大橋線
BHF
18.1 彦崎駅
eDST
19.7 灘崎仮信号場
BHF
20.9 備前片岡駅
BHF
22.8 迫川駅
BHF
24.1 常山駅
BHF
26.6 八浜駅
TUNNEL1
BHF
30.3 備前田井駅
exSTRlg STR
玉野市営電気鉄道
exKBHFe + HUB84
exKBHFe + HUB84
exKBHFe
KBHFe + HUB82
KBHFe + HUB82
KBHFe
32.8 宇野駅
exBOOT
宇高航路

宇野線(うのせん)は、岡山県岡山市北区岡山駅から岡山県玉野市宇野駅に至る西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線幹線)である。

目次

[編集] 概要

かつて四国本州を行き来していた宇高連絡船との接続路線として賑わった。瀬戸大橋開通後も、岡山駅 - 茶屋町駅間は瀬戸大橋を渡る本四備讃線のアプローチ線として引き続き本四連絡の使命を担っており、本四備讃線・予讃線を含めた岡山駅 - 高松駅間に瀬戸大橋線という愛称がつけられている。茶屋町駅 - 宇野駅間は玉野市との都市間輸送中心の路線となった。

瀬戸大橋線全通以後、茶屋町駅 - 宇野駅間は普通列車のみの運転となっているが、宇高連絡船が現役だった頃には優等列車や四国への貨物列車が運転されていた名残で、各駅にある行き違い設備の線路有効長が長い。岡山駅 - 茶屋町駅間に関しては、複線化や高速化工事などの線路改良により昔の名残も少なくなっている。

[編集] 路線データ

  • 管轄・路線距離(営業キロ):
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:15駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:備中箕島 - 久々原間(大元駅・妹尾駅周辺の複線部分はあくまで駅の交換設備扱い。備中箕島駅構内は単線で同駅早島側すぐの地点から複線)
  • 電化区間:全線(直流1500V)
  • 閉塞方式:単線自動閉塞式
  • 最高速度:岡山 - 茶屋町間は100km/h、茶屋町 - 宇野間は95km/h
  • 運転指令所:岡山輸送指令所

全区間、岡山支社の直轄である。岡山支社管内で独自に設定されているラインカラーは青(本四備讃線と共通)。

[編集] 運行形態

岡山 - 茶屋町間には本四連絡列車として以下の列車が走る。(定期列車のみ掲げる)

このほか岡山駅 - 児島駅観音寺駅琴平駅間に普通列車が運転されている。

茶屋町駅 - 宇野駅間では、朝晩を中心に岡山駅 - 宇野駅間での運転のほか、日中は1時間に1本の割合で茶屋町駅 - 宇野駅間折り返しのワンマン列車が運転されている。また、同区間は年2回実施される日中運休の対象路線でもある。

瀬戸大橋線は風速が規制値を超えると瀬戸大橋を渡る区間である児島駅 - 坂出駅・宇多津駅間が不通となるため、振替輸送で宇高国道フェリーまたは四国フェリーと接続して本四連絡の使命を担うことがあり、その場合には通常運転がない岡山駅 - 宇野駅間の臨時快速「マリンライナー」が運転される。

貨物列車は岡山駅 - 茶屋町駅 - 高松貨物ターミナル駅間で運行されている。同区間には1日4往復の高速貨物列車が設定されており、牽引機はEF65形電気機関車またはEF210形電気機関車である。

[編集] 使用車両

[編集] 現在の車両

[編集] 特急列車

[編集] 普通・快速列車

  • 103系電車:岡山駅 - 宇野駅で運用されている。夕方1本と夜1本に岡山発宇野行が運転され、そのまま宇野で夜間滞泊されている。翌朝通勤時間帯の宇野発岡山行として片側4ドアの威力を発揮しラッシュ対策になっている。
  • 113系電車:岡山駅 - 観音寺駅の普通列車で運用され、車両は高松運転所所属のJR四国車が使用される。
  • 115系電車:岡山駅 - 宇野駅・四国方面の普通列車でも使用される。
  • 213系電車:岡山駅 - 宇野駅で運用されている。1987年に岡山駅 - 宇野駅間の快速「備讃ライナー」に投入され、1988年から2003年まで岡山駅 - 高松駅間の快速「マリンライナー」で運用されていた。2003年に快速「マリンライナー」から撤退した後は、岡山地区の普通列車で運用されている。日中の茶屋町駅 - 宇野駅の区間運転ではワンマン運用される。
  • 5000系電車:岡山駅 - 高松駅で快速「マリンライナー」として使用されている。
  • 223系5000・2000番台電車:岡山駅 - 高松駅で快速「マリンライナー」として使用されている。現状の3両編成化は2007年7月1日ダイヤ改正に合わせて実施。

[編集] 過去の使用車両

宇高連絡船接続快速列車およびそれに連なる優等列車群については、四国連絡列車の沿革サンライズ瀬戸も参照されたい。

  • クモハ84形電車:岡山駅 - 宇野駅間で普通列車として運用されていた。
  • クモハ123形電車:岡山 - 宇野駅間で普通列車として運用されていた。


[編集] 歴史

列車の沿革についてはマリンライナーを、宇高連絡船の沿革については宇高連絡船を参照

鉄道院が山陽鉄道から引き継いだ岡山 - 高松航路に代わり宇高航路を開設した日と同日に開業した。

  • 1910年明治43年)6月12日 - 宇野線 岡山 - 宇野間(20.4M≒32.83km)が開業。同時に宇高連絡船運航開始。鹿田駅(現在の大元駅)、妹尾駅、早島駅、茶屋町駅、味野駅(現在の彦崎駅)、由加駅(現在の迫川駅)、八浜駅、宇野駅開業。
  • 1914年大正3年)7月1日 - 味野駅を彦崎駅に改称。
  • 1917年(大正6年)11月17日 - 彦崎 - 由加間に灘崎仮信号所開設(廃止日不詳)。
  • 1922年(大正11年)1月13日 - 鹿田 - 妹尾間に今村仮信号所開設(廃止日不詳)。
    • 4月1日 - 仮信号所を仮信号場に変更。
  • 1925年(大正14年)3月6日 - 岡山 - 妹尾間経路変更。鹿田駅を移転し大元駅に改称。
  • 1930年昭和5年)4月1日 - 営業距離の表記をマイルからメートルに変更(20.4M→32.9km)。
  • 1939年(昭和14年)1月1日 - 備前西市駅、備中箕島駅、備前片岡駅、常山駅、備前田井駅開業。
  • 1940年(昭和15年)11月1日 - 備前西市駅、備中箕島駅、備前片岡駅、常山駅、備前田井駅が営業休止
  • 1947年(昭和22年)5月1日 - 岡山 - 大元間に岡操口信号場開設。岡山操車場 - 岡操口信号場間の短絡線開業。
  • 1950年(昭和25年)11月15日 - 備前西市駅、備中箕島駅、備前片岡駅、常山駅、備前田井駅が営業再開。
  • 1952年(昭和27年)3月20日 - 久々原駅開業。
  • 1956年(昭和31年)2月1日 - 岡操口信号場廃止。
  • 1960年(昭和35年)6月 - 宇野線開業五十周年記念式典が宇野駅で行われ、岡山 - 宇野間に記念列車を運行。
  • 1961年(昭和36年)9月1日 - 単線自動化完成。
  • 1970年(昭和45年)4月5日 - 列車集中制御装置 (CTC) を導入。
    • 4月30日 - 各駅で荷降しをする手小荷物運搬電車運転終了(茶屋町-宇野間の途中駅での荷物扱い廃止)。
    • 5月1日 - 手荷物扱い駅でもあった彦崎駅、迫川駅、八浜駅、備前田井駅が無人化。同駅での荷物の取扱を廃止。
    • 6月 - 宇野線開業六十周年記念式典が宇野駅で行われ、岡山 - 宇野間で記念列車運行。
  • 1980年(昭和55年)6月 - 宇野線開業七十周年記念式典が宇野駅で行われ、岡山 - 宇野間で記念列車運行。
  • 1984年(昭和59年)12月30日 - 大元駅 - 岡山操車場間の短絡線廃止。
  • 1987年(昭和62年)3月22日 - 岡山 - 宇野間に213系電車を使用した快速列車運転開始。3月28日から「備讃ライナー」として運転。
    • 4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道が承継。日本貨物鉄道が全線の第二種鉄道事業者となる。
  • 1988年(昭和63年)4月10日 - 瀬戸大橋開通。本四備讃線が開業し快速「マリンライナー」などが運転開始。同時に岡山 - 宇野間の快速「備讃ライナー」、宇高連絡船やホバークラフトは廃止され、高速艇のみ存続する。
  • 1990年平成2年)4月1日 - 高速艇が運航休止。翌年廃止。
  • 1991年 - 妹尾駅付近の複線化工事(扱い上は駅構内の複線部分延長工事)着工、仮線使用開始。
  • 1992年 - 岡山 - 茶屋町間で高速化にあわせて路盤を一部改良。早島駅、備前西市駅、大元駅構内の行き違い部分の配線改良。
  • 1994年(平成6年)12月3日 - 宇野駅の移転により改キロ (-0.1km)。
  • 2000年(平成12年) - 大元駅付近の高架化・複線化工事(扱い上は、駅構内の複線部分延長工事と高架化)着工、仮線使用開始。
  • 2001年(平成13年)12月16日 - 大元駅付近高架・複線化。
  • 2002年(平成14年)4月1日 - 日本貨物鉄道の第二種鉄道事業(茶屋町 - 宇野間)廃止。
  • 2004年(平成16年)8月30日 - 台風16号の高潮の被害で、宇野駅も冠水し駅施設や電車も被害を受ける。この影響で車両のやりくりがつかなくなったため、岡山電車区に滞泊していた223系2000番台(6両編成)が急遽代走として運用に就く(9月30日まで。詳細は宇野駅#2004年8月台風での冠水を参照)。
  • 2006年(平成18年)4月21日 - 強風のため、瀬戸大橋線が始発から運休し、宇高国道フェリーや四国フェリーの宇高航路での振替輸送を実施。これに対応するために、223系臨時「マリンライナー」が岡山 - 宇野間で終日運転される(宇野 - 茶屋町間ノンストップ、一部列車は宇野 - 茶屋町間の各駅に停車)。
    • 5月 - 備中箕島 - 久々原間の複線化事業にあわせた測量などの作業を開始。
    • 10月 - 備中箕島 - 茶屋町間の複線化工事着工。
  • 2008年(平成20年)6月22日 - 備中箕島 - 早島間の下り線が完成し、旧線を使用停止して下り線を単線扱いで使用開始。
  • 2009年(平成21年)1月25日 - 備中箕島 - 久々原間複線化。久々原駅の下りホームが完成。
    • 3月14日 - 複線化完成を反映したダイヤ改正実施。

[編集] 短絡線計画

当線は大元駅を出ると西に大きくカーブし茶屋町駅付近から東に転じて宇野駅を目指している。明らかに西へ大きく迂回しているが、これは建設当時の海岸線に沿ったものである(当線より東側の多くは後世の干拓によって陸地化された土地である)。この迂回を解消するため戦後国鉄では短絡線の建設を計画していた。具体的には大元駅から分かれている岡山臨港鉄道を国有化の上で活用し、児島湾締切堤防を渡って再び合流するもので、優等列車専用とする案であった。しかしながら諸般の事情によりこの計画は中止となり岡山臨港鉄道の国有化も行われなかった。児島湾締切堤防にはその計画の名残として線路用のスペースが残されており、現在は水道管が通されている。その後本四備讃線を茶屋町駅から分岐させることとなり、結果的には明治時代に建設された西への大きな迂回ルートは、後の四国連絡には有利なルートとなった。

[編集] 複線化事業

四国との列車が走る岡山駅 - 茶屋町駅間は、2001年までに一部の区間(大元駅、妹尾駅付近)が複線化されただけであり、しかも交換可能な駅の配線は茶屋町駅を除いてどこも2線しかないため岡山から児島までの間で列車を追い抜くことは事実上困難である(一線スルー配線になっている備前西市駅での追い抜きは物理上可能であるが、現状では臨時列車の運転時や列車の大幅な遅れが出た場合などを除いて行われていない)。これらの理由によって運転本数増加や速度向上は大きく制限されている。それゆえマリンライナーでは香川県方面への乗客と近距離の通勤通学客を一緒に乗せざるを得ず、実質5両(6両中1両が指定席のため除外、ラッシュ時には増結あり)という編成の短さもあって混雑が酷くなっている。そのため、JR西日本と香川県愛媛県などが出資して第三セクター会社の瀬戸大橋高速鉄道保有2003年に設立され、一部区間の複線化工事が行われた。

当初、岡山駅 - 茶屋町駅間の全区間を複線化する計画であったため、事業費が100億円以上もかかることから予算化・事業着手が見送られてきた。また、複線化に関しては香川県と岡山県で温度差があり、当の岡山県や岡山市は不熱心どころか露骨に不快感を示している。これは岡山県側にメリットがほとんどないばかりか、「スピードアップによるマリンライナーの停車駅が減らされる事に対する警戒感があるのでは」とも言われている(特に妹尾地区を抱える岡山市にその傾向が強い)。物理的にも備前西市駅 - 笹ヶ瀬川橋梁間、妹尾 - 備中箕島駅間には線路の両脇に建物が迫っている部分があり(久々原駅 - 茶屋町間は高架化の際の旧線跡地が残っているので不可能ではない)、備中箕島駅の岡山方には複線化構想が持ち上がる以前に完成したため複線化を考慮した構造となっていない岡山県道21号岡山児島線の跨線橋があるため、全区間の複線化は現状では不可能となっている。しかし、駅の行き違い設備の整備が進み、部分複線化でも効果があげられることから、備中箕島駅 - 茶屋町駅(久々原方の高架橋アプローチ手前まで)間を複線化する計画とした。これにより事業費が30億円までに削減されたためようやく事業が動き出した。2007年春までに完成させる予定であったが、環境アセスメントを盛り込まず計画したミスが発見され計画修正などがあり、さらに早島 - 久々原間にあるカーブ区間の一部で用地買収が難航したために、完成は2008年度となった。

2009年1月25日より備中箕島駅 - 茶屋町駅間の複線区間の供用が開始され、一部列車で運転時刻の変更が実施された。複線化のメリットを生かしたダイヤは2009年3月14日のダイヤ改正で実施された。これによって、早島駅での交換待ちがなくなることから特急列車や快速列車の所要時間が1 - 2分短縮された。

なお、瀬戸大橋高速鉄道保有は、鉄道施設の改良・保有および貸付けを行うが、第三種鉄道事業者ではない。

[編集] 駅一覧

全駅岡山県内に所在。

凡例
停車駅 … ●:全列車停車、◆:半数程度が停車、▲:早朝・ラッシュ時・深夜に一部停車、|:全列車通過
単線/複線 … ∥:複線区間、◇:単線区間(列車交換可能)、∨:ここより下は単線、∧:ここより下は複線
駅名 駅間営業キロ 営業キロ 快速マリンライナ丨 接続路線 単線/複線 所在地
岡山駅 - 0.0 西日本旅客鉄道:山陽新幹線山陽本線赤穂線[* 1]伯備線[* 1]津山線吉備線
岡山電気軌道東山本線岡山駅前駅
岡山市
北区
大元駅 2.5 2.5  
備前西市駅 2.0 4.5   岡山市
南区
妹尾駅 3.8 8.3  
備中箕島駅 1.9 10.2  
早島駅 1.7 11.9   都窪郡
早島町
久々原駅 1.3 13.2  
茶屋町駅 - 14.9 西日本旅客鉄道本四備讃線瀬戸大橋線)(一部直通運転:下記参照) 倉敷市
彦崎駅 3.2 18.1     岡山市南区
備前片岡駅 2.8 20.9    
迫川駅 1.9 22.8    
常山駅 1.3 24.1     玉野市
八浜駅 2.5 26.6    
備前田井駅 3.7 30.3    
宇野駅 2.5 32.8    
直通運転区間 茶屋町駅から本四備讃線経由
○普通…予讃線観音寺駅土讃線琴平駅本四備讃線児島駅まで
○快速「マリンライナー」…予讃線高松駅まで
  1. ^ 赤穂線は山陽本線東岡山駅、伯備線は山陽本線倉敷駅が路線の起終点であるが、運転系統上は全列車が岡山駅に乗り入れる

[編集] 過去の接続路線

事業者名は廃止時点のもの。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年11月21日 (土) 16:14 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【宇野線】変更履歴

ご利用上の注意

もっと調べる!