安曇野
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安曇野(あづみの)は、長野県中部(中信地方)にある松本盆地のうち、梓川・犀川の西岸(押野崎以南)から高瀬川流域の最南部にかけて広がる扇状地全体を総括している。語源は古代にこの地に移住してきた海人族安曇氏に由来する。安曇氏はもともと北九州の志賀島周辺を本拠地としていたが全国に散らばっていった。穂高神社は信濃の安曇郡に定住した安曇氏が祖神を祀った古社であり、志賀島から全国に散った後の一族の本拠地はここだとされる。
「安曇野」が指し示す範囲としては、明確に画定された線引きは無いが、概ね安曇野市、池田町、松川村の3市町の他、さらに松本市梓川地区(旧・梓川村)、大町市の南部(常盤・社地区)まで含まれることもある。古くは安曇平(あづみだいら)と呼ばれていたが、臼井吉見の小説『安曇野』によって有名になり、この名称が定着した。
安曇野は、北アルプスの山々から湧き出た清流(梓川・黒沢川・烏川・中房川)によってできた複合扇状地である。そのため地表にある水は浸透してしまうため、堰(せぎ)と呼ばれる用水路によって灌漑し、農業を行っている。主に、稲作やりんご栽培である。扇状地の扇端部では、安曇野わさび田湧水群があり、水が綺麗でないとできないワサビ栽培やニジマス・信州サーモンの養殖を行っている。
また、数多くの美術館や資料館・記念館が点在しており、美術館巡りを楽しむことができる。また、小さく個性的な喫茶店や蕎麦屋、レストラン、宿なども多くある。
長野県内有数の観光地・別荘地となっており、多くの観光客が県内外から訪れる。 さらに近年、定年を迎えるなどした都会在住者などが、スローライフを求めて移住するなど、新たな動きも見られる。
目次 |
[編集] 観光
[編集] アクセス
- 道路
- 長野自動車道・豊科インターチェンジ下車。国道147号や安曇野アートラインが安曇野を縦断している。狭い路地が多いこともあり、自転車(レンタサイクル)を足にするのもよい。穂高駅前などにレンタサイクル屋がある。
- 鉄道
- JR大糸線が安曇野を縦断している。東京方面からはJR中央本線(中央東線)特急「あずさ」・「スーパーあずさ」が、名古屋・大阪方面からはJR中央本線(中央西線)特急「しなの」が運行されており、松本駅で大糸線に乗り入れる。松本駅から4駅目の梓橋駅には「是より北 安曇野」と掲示されている。
- 空路
- 信州まつもと空港(松本空港)から松本バスターミナルまで路線バスが運行しており、松本駅で鉄道を利用してアクセスできる。このほか、空港ではレンタカーも利用できる。
[編集] 観光スポット
[編集] 美術館・資料館
- 安曇野アートライン
- 安曇野ジャンセン美術館
- 安曇野市豊科近代美術館
- 田淵行男記念館
- 安曇野髙橋節郎記念美術館
- IIDA・KAN 「ハーモニック・ドライブ・システムズ」
- AZUMINO ARTHILLS MUSEUM 「アートヒルズ」
- Museum Cafe BANANA MOON
- 絵本美術館 森のおうち
- 大熊美術館
- 池田町立美術館
- とんぼ玉美術博物館
- 安曇野ちひろ美術館
- 貞享義民記念館
[編集] 安曇野 (小説)
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長野県南安曇郡三田村(堀金村を経て、現・安曇野市)生まれの小説家・臼井吉見の歴史小説で、彼の代表作。1964年入稿、1974年上梓。筑摩書房から出版、全5巻に及ぶ長編小説である。主人公は実業家の相馬愛蔵・相馬良夫妻、彫刻家の荻原碌山、教育者の井口喜源治、社会主義者の木下尚江、そして終盤で登場する作者本人の計6人。木下と良を除く4人の故郷である安曇野と相馬夫妻が東京本郷で起業した新宿中村屋の物語に作者の戦中戦後の回顧録を併せて、広く明治から昭和中期にかけての日本を描いている。





