安積郡

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安積郡(あさかぐん)は、岩代国(旧陸奥国南西部、石背国)の明治以降は福島県に属した。

[編集] 歴史

  • 先代旧事本紀』の巻10『国造本紀』による、成務天皇の時代、阿尺国造(あさかのくにのみやつこ)が治めた阿尺国が律令制下の(郡)に転じたものに始まるとされる[1]
  • 和名抄』には「阿佐加郡」とあり、入野(いぬ)・佐戸(さと)・芳賀(はが)・小野・丸子(わにこ)・小川・葦屋・安積の8郷が記されている。
  • 養老年間(717年 - 724年)の短期間であるが、白河郡石背郡信夫郡会津郡とともに陸奥国から分立した石背国とされた。
  • 延喜六年正月九日(906年)、安積郡から入野・佐戸の2郷を割き新たに安達郷を立てて3郷からなる安達郡が分立した。(『延喜式』民部省頭註)[1]
  • 中世以降に、坂上田村麻呂の末を称する田村氏が支配する阿武隈川の東を田村郡に分立した[2]
  • 明治元年12月7日(1869年1月19日)、陸奥国から分立した岩代国とされた。
  • 1889年明治22年)4月1日 町村制施行(1町19村)
    • 郡山町、小原田村、桑野村、大槻村、富田村 (郡山市)
    • 山ノ井村 (日和田町 → 郡山市)
    • 富久山村 (富久山町 → 郡山市)
    • 箕輪村、月形村、福良村、赤津村 (湖南村 → 郡山市)
    • 永盛村、豊田村 (安積町 → 郡山市)
    • 丸守村 (熱海町 → 郡山市)
    • 三和村、穂積村 (三穂田村 → 郡山市)
    • 河内村、多田野村 (逢瀬村 → 郡山市)
    • 喜久田村 (喜久田村 → 郡山市)
    • 片平村 (片平村 → 郡山市)
  • 1892年明治25年)7月21日 箕輪村が中野村と三代村に分割された。(1町20村)
  • 1924年大正13年)9月1日 郡山町が小原田村を編入して郡山市となった。(19村)
  • 大正14年(1925)
    • 6月1日 桑野村が郡山市に編入された。(18村)
    • 8月1日 山ノ井村が町制施行して日和田町となった。(1町17村)
  • 1937年昭和12年)4月1日 富久山村が町制施行して富久山町となった。(2町16村)
  • 1940年昭和15年)4月1日 大槻村が町制施行して大槻町となった。(3町15村)
  • 1943年昭和18年)10月1日 永盛村が町制施行して永盛町となった。(4町14村)
  • 昭和29年(1954)
    • 2月1日 熱海町が安達郡から安積郡に移った。(5町14村)
    • 3月31日 富久山町が田村郡小泉村を編入した。
    • 9月1日 丸守村と熱海町が合併して熱海町となった。(5町13村)
    • 11月1日 富田村が喜久田村と郡山市に分割編入された。(5町12村)
    • 12月10日 永盛町と豊田村が合併して安積町となった。(5町11村)
  • 昭和30年(1955)
    • 3月10日 三和村と穂積村が合併して三穂田村となった。(5町10村)
    • 3月31日 大槻町が郡山市に編入された。(4町10村)
    • 3月31日 中野村、三代村、月形村、福良村、赤津村が合併して湖南村となった。(4町6村)
    • 4月23日 河内村と多田野村が合併して逢瀬村となった。(4町5村)
  • 1965年昭和40年)5月1日 郡山市、富久山町、日和田町、熱海町、安積町、喜久田村、逢瀬村、片平村、三穂田村、湖南村、田村郡田村町が合併して郡山市となった。同日、安積郡消滅。
明治22年以前 明治22年4月1日 明治22年 - 大正15年 昭和1年 - 昭和19年 昭和20年 - 昭和29年 昭和30年 - 昭和39年 昭和40年 - 現在 現在
郡山町 大正13年9月1日
郡山市
郡山市 郡山市 郡山市 昭和40年5月1日
郡山市
郡山市
小原田村
桑野村 大正14年6月1日
郡山市に編入
富田村 富田村 富田村 昭和29年11月1日
郡山市に編入
昭和29年11月1日
喜久田村に編入
喜久田村
喜久田村 喜久田村 喜久田村 喜久田村
大槻村 大槻村 昭和15年4月1日
町制
大槻町 昭和30年3月31日
郡山市に編入
山野井村 大正14年8月1日
町制改称
日和田町
日和田町 日和田町 日和田町
富久山村 富久山村 昭和12年4月1日
町制
富久山町 富久山町
明治27年7月23日
田村郡
小泉村
田村郡
小泉村
昭和29年3月31日
富久山町に編入
永盛村 永盛村 昭和18年10月1日
町制
昭和29年12月10日
安積町
安積町
豊田村 豊田村 豊田村
安達郡
高川村
安達郡
高川村
昭和15年4月1日
町制改称
安達郡
熱海町
昭和29年2月1日
安積郡
昭和29年9月1日
熱海町
熱海町
丸守村 丸守村 丸守村 丸守村
三和村 三和村 三和村 三和村 昭和30年3月10日
三穂田村
穂積村 穂積村 穂積村 穂積村
河内村 河内村 河内村 河内村 昭和30年4月23日
逢瀬村
多田野村 多田野村 多田野村 多田野村
片平村 片平村 片平村 片平村 片平村
箕輪村 明治25年7月21日
中野村
中野村 中野村 昭和30年3月31日
湖南村
明治25年7月21日
三代村
三代村 三代村
月形村 月形村 月形村 月形村
福良村 福良村 福良村 福良村
赤津村 赤津村 赤津村 赤津村

[編集]

  1. ^ 井上通泰上代歴史地理新考 東山道
  2. ^ 田村郡教育会編著『田村郡郷土史』明治37年、昭和52年復刻
    仁明天皇嘉祥の頃より田村氏小野氏の来地たりしを以て田村の庄、小野の庄と称せしも、後小松天皇応永十三年(1406年)の頃より、小野の庄を称せずして総て田村の庄と称したりが、中御門天皇享保二年(1717年)に田村郡と称するに至れり。」

[編集] 関連項目


最終更新 2009年10月2日 (金) 16:59 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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