室韋
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室韋(しつい)は、失韋とも書かれ、6世紀前後から中国東北部の嫩江・アルグン川・黒竜江流域に存在していた民族のこと。東胡の後裔であり、モンゴルの源流と考えられている。
言語は奚や契丹に通じた。風俗は夏に城居し、冬に水草を追い、貂皮を採集した。男子は索髪して角弓を用い、女子は髪を束ねて髷を結った。
隋代に南室韋・北室韋・鉢室韋・深末怛室韋・大室韋の5部に分かれ、突厥に従属した。唐代になると9部に分かれ、嶺西室韋・山北室韋・黄頭室韋・大如者室韋・小如者室韋・婆萵室韋・訥北室韋・駱駝室韋などがあった。8世紀以降、アルグン川流域にいた蒙兀室韋がオノン川流域に移住して萌古国(モンゴル)を称し、その中からボルジギン氏を輩出して、後のモンゴル帝国の中核をなした。
10世紀には、黒車子室韋が契丹の耶律阿保機による征服を受けて屈服し、室韋各部も遼に従属した。遼代から金代にかけて、室韋各部はタタール(韃靼、阻卜)に再編され、室韋の呼称は史書に見られなくなった。
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