宮中三殿

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宮中三殿

大正期の宮中三殿
所在地 東京都千代田区千代田1番1号
位置 北緯35度40分54秒
東経139度44分59秒
主祭神 (賢所)天照大神
(皇霊殿)歴代天皇・皇族の霊
(神殿)天神地祇
社格 なし
例祭 (皇霊殿・神殿)春分日・秋分日
  

宮中三殿(きゅうちゅうさんでん)は、皇居にある三つの神殿賢所(かしこどころ、けんしょ)、皇霊殿(こうれいでん)、神殿(しんでん)の総称。吹上御苑の東南に位置する。

一年を通して、掌典と呼ばれる神職と、内掌典と呼ばれる(巫女)が清め護っている。

毎朝、午前8時から、清酒赤飯などを供える「日供の儀」(にっくのぎ)を、賢所、皇霊殿には内掌典が、神殿には掌典がそれぞれ奉仕し、午前8時30分に宮内庁侍従職の当直侍従が、また天皇行幸及び外国旅行に際して不在でも居残り役の侍従が「毎朝御代拝」(まいちょうごだいはい)として、賢所、皇霊殿、神殿を天皇に代わって拝礼する行事を行っている。日供の儀及び毎朝御代拝は、廃朝や宮中喪が発せられているときでも欠かさずに行われている。

四方拝新嘗祭は宮中三殿の近くにある神嘉殿で、鎮魂祭は宮中三殿近くの綾綺殿で執り行われる。

宮中三殿に改修工事などを施す際には、「ご神体」は仮殿にそれぞれ「移御」される。

目次

[編集] 賢所

皇祖神天照大神を祀る。その御霊代である神鏡(八咫鏡の複製)が奉斎されている。また「かしこどころ」と読んで神鏡そのものを指すこともある。古代より宮中で祭祀されてきた。掌典及び内掌典が御用を奉り、「忌火」(「神聖な火」の意味)が点され、掌典及び内掌典はそれを護り続けているといわれる。

平安時代においては温明殿(うんめいでん)、鎌倉時代以後は春興殿にあった。

古代から続くといわれる宮中祭祀が執り行われ、現在の皇后皇太子妃をはじめとする皇族の妃らを宮中に迎え入れる結婚の儀もここで執り行われた。その際、后妃が賢所を退出したときに婚姻が成立したとみなされる。

神聖な場所であるため穢れを嫌い、例えば「次清」の別などの厳格な規律が存在するといわれる。

[編集] 皇霊殿

歴代天皇および皇族の霊を祀る。明治に再興された神祇官は附属の神殿を創建し、併せて歴代天皇の霊をも祀った。またこれに伴って、平安時代より宮中にある歴代天皇を仏式で祀る「黒戸」は廃止された。

神祇官が神祇省に降格するに伴い、明治4年(1871年)9月に宮中に遷座し、賢所と共に「皇廟」と呼ばれた。明治11年には皇妃や皇族の霊も合祀された。天皇・皇族の霊は、その死後1年をもって皇霊殿に合祀される。また毎年春分の日秋分の日には春季、秋季の皇霊祭が行われている。

[編集] 神殿

天神地祇を祀る。

明治に再興された神祇官(のち神祇省)は附属の神殿を創建し、天神地祇および古代の律令制での神祇官の八神殿で祀られた八神を祀った。明治5年、神祇省の祭祀は宮中に移されることになり、八神殿は宮中に遷座し、八神を天神地祇に合祀して神殿と改称した。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年10月21日 (水) 00:05 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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