家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ
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『家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ』(かぞくロビンソンひょうりゅうき ふしぎなしまのフローネ)は、フジテレビ系の「世界名作劇場」枠で放送されたテレビアニメ。放映期間は1981年1月4日から同年12月27日で全50話。2008年6月2日よりCS放送のフジテレビ721にて毎週月曜日午前9時~午前10時の枠で再放送されている。
原作はヨハン・ダビット・ウィースの『スイスのロビンソン』(Der Schweizerische Robinson)であるが、原作では全員男兄弟であったのが、女の子のフローネが追加されるなど変更されている部分も多い。
| 世界名作劇場 | ||
| 通番 | 題名 | 放映期間 |
| 第6作 | トム・ソーヤーの冒険 | 1980年1月 ~1980年12月 |
| 第7作 | 家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ |
1981年1月 ~1981年12月 |
| 第8作 | 南の虹のルーシー | 1982年1月 ~1982年12月 |
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] ストーリー
主人公フローネは家族と共に、スイスからオーストラリアへ向かう途中、船が難破し、どことも知れぬ無人島に流れ着く。
前半は無人島でのサバイバル生活がメインで井戸の掘り起こし、畑の開拓、ツリーハウスの建設、塩、砂糖の精製などを行う。
後半は、その無人島が火山島であることを知った一家が新たな漂流者モートンとタムタムと協力して帆船を作り、脱出を試みる。
[編集] 登場人物(声の出演)
[編集] ロビンソン家
- フローネ・ロビンソン:松尾佳子
- 物語の主人公。10歳。ロビンソン家の長女。非常に好奇心旺盛な性格の為、物語ではしばしば問題を起こす。野原をかけずり回ったり、木登りしたり逆立ちするのが得意。ほとんど男の子と変わらない性格だが、トカゲが苦手。
- (この種の作品ではよくある事だが)設定上、不細工であり、フランツに「フローネみたいなブス」と言われたり、エルンストから「人の美しさは外見ではない」等と諭される一幕もある。
- フランツ・ロビンソン:古谷徹
- フローネの兄。15歳。音楽が大好きで自作のハープなども作成する。おしゃれで内気だが、島に来てからは勇敢なところも垣間見られた。またスポーツは苦手なようだが、弓矢は得意である。
- ジャック・ロビンソン:高坂真琴
- フローネの弟。末っ子。3歳。少し泣き虫であるが、島の自然の中で着実に成長していく。
- エルンスト・ロビンソン:小林勝彦(1話~9話)→小林修(10話~)
- フローネの父。スイスのベルン市で医者をしている。医学のみならず万能な人間で、日曜大工など何でもこなすほか、島の自然環境を即座に理解して一家の生存の糸口を見出しており、子供たちから慕われている。
- アンナ・ロビンソン:平井道子
- フローネの母。無人島では家事、畑仕事をしている。フローネのしつけには厳しい。とても臆病で心配性。農家の生まれなのにネズミやトカゲを恐がり、さらに雷が大嫌いであるが、一家が餓死を免れているのは彼女の農家の知恵のおかげでもある。お父さんを手伝って看護婦をしていた。
[編集] モートン関連
- ウィリアム・モートン:永井一郎
- ロビンソン一家が遭難した1年後に同じ海域で遭難した船乗りのおじさん。とても頑固で気難しく、当初はロビンソン一家には手がつけられないほどだったが、根っからの悪人ではない。タムタムからも慕われている。
- タムタム:塩屋翼
- モートンの船の見習い水夫。オーストラリアの先住民で、フローネと似た年頃の少年。両親をオーストラリアにやって来た白人に殺され、それ以来白人が嫌いになったが(モートンは例外)、ロビンソン一家と知り合ってからはしだいに白人とも仲良くなっていく。将来は船乗りになりたい夢をもっているが、数を「1・2・3・たくさん」としか数えることが出来ない。船乗りになるには数を覚えなくてはいけないことを、モートンやフランツから教えられる。
[編集] 動物
- メルクル
- プチクスクスの赤ちゃん。無人島でフローネが初めて出会った友達でもある。フランス語で水曜日を意味するMercrediに因んで命名された。
- エリック
- 無人島でフローネたちが出会ったメスの山羊。2~3年前に近くで船が遭難した時に、この島に流れ着き、同じ船に乗っていたエリックと一緒に生活していたが、エリックベイスも亡くなり、その後フローネに発見される。もう少しでお父さんの鉄砲に仕留められて晩御飯のおかずになるところだったが、フローネの説得により一緒に飼う事になる。後にフローネたちはエリックベイスの白骨を発見し、母親の山羊にエリックと命名する。
- ベイス
- 母親の山羊のエリックの生んだ子山羊。ただし、エリックベイスはこの子山羊が生まれる前に亡くなったらしい。フローネはこの子山羊にエリックベイスのラストネームのベイスと名付けた。
[編集] 船長・乗員・乗客
- 船長:緑川稔
- オーストラリアへ向かうブラックバーンロック号の船長。乗客が退屈するとフローネを船長にして乗客を楽しませるなどユーモアのわかる人物だったが、嵐で船が遭難した時フランツを助けようとして波にのまれ亡くなった。遺体は暫くしてロビンソン一家の島に漂着し、一家によって島の浜辺に埋葬された。
- 船医:槐柳二
- ブラックバーンロック号の船医。とても酒飲みで、いざという時は必ず酔っぱらっていたのでほとんど役に立たなかった。
- ゲルハルト:北村弘一
- 自称音楽家と言っているが、本当は詐欺師である。アントワープに向かう途中のロビンソン一家からお金を巻き上げようとした。
- ルイーゼコップ:花形恵子
- 有名なオペラ歌手。
- テレザ:間嶋里美
- オーストリア王妃。
- エドワード:田中崇
- オーストラリア総督の秘書官。自分勝手で思いやりのない性格だったが、船での事件以降、心を入れ替える。
- キャサリン:友近恵子
- エドワードの妻。オーストラリアに向かうブラックバーンロック号の中で男の子を出産する。エドワードと違って一般常識をわきまえている。
- エミリー:黒須薫
- ブラックバーンロック号で知り合ったフランツの女友達。フローネともとても仲良くなったが、嵐で離れ離れになってしまい、それ以来消息不明。後にオーストラリアで一家と再会するも、看護学校へ留学するためにロンドンへ。ヴァイオリンを弾くのが得意で、ブラックバーンロック号の赤道祭でフランツとバイオリン演奏を共演した。
- ジョン
- ブラックバーンロック号の船長の飼っていた、とても賢くておとなしい犬。船が沈んだあと、ロビンソン一家と共にサバイバル生活を行う事になる。
[編集] その他
- マリー:間嶋里美
- ロビンソン家の家政婦。山国育ちのとても親切な人である。ベルン市に住むたった1人の身よりの叔母が病気がちだったので、ロビンソン家と一緒にオーストラリアへは行かなかった。
- シュワルツ:キートン山田
- エルンストの弟で、フローネとフランツの叔父にあたる。オーストラリアに行く事になったロビンソン一家の家を借りて住む事になった。
- アーネスト・エリオット:大木民夫
- オーストラリアのメルボルンで病院を経営する医師。ロビンソン一家をオーストラリアに呼んだ張本人でもある。自分のせいでロビンソン一家が災難に遭ってしまったと責任を感じ、代わりにフランツの女友達のエミリーを引き取る事にする。
- サリー:島木綿子
- モートンの女友達。オーストラリアに無事帰ってきたモートンを引き止める。
- マリー・アントワネット:滝沢久美子
- オーストリアの皇女だったマリー・アントワネットは14歳の時にオーストリアのフランスのルイ16世の妃となる。そしてフランス革命の後にギロチンで処刑される。
- モーツァルト:喜多道枝
- 音楽家。6歳の時にオーストリアの宮廷でピアノを弾き、マリー・アントワネットに求婚する。
[編集] 各話タイトル
- 一通の手紙
- 旅立ち
- フローネの心変り
- オーストラリアめざして
- フローネ船長
- こわい嵐
- なんでもできるおとうさん
- 島をめざして
- あたらしい家族
- かなしみの再会
- おばけの木
- おかあさんの活躍
- フランツの目
- 貝殻の歌がきこえる
- 木の上の家
- 我家の日課
- おかあさんの畑
- メルクルを助けて!
- フローネ、狩に行く
- 船が見える
- 亀の赤ちゃん
- ジャックはコレクター
- 無人島の休日
- フローネの家出
- 無人島の夜はまっくらやみ
- おにいちゃんは弓の名手?
- 無人島の音楽会
- ジャックの病気
- フローネ行方不明となる
- きついお仕置き
- わたしはのけもの?
- 船ができた!
- 雨、雨、ふれふれ
- 洞窟をさがせ!
- 洞窟の秘密
- 幽霊が出る!
- あらたな漂流者
- 男の子と女の子
- ひねくれ者モートン
- 少年タムタム
- 行ってしまったモートンさん
- 恐ろしい地震
- 戻ってきたモートンさん
- もう一度船を!
- 死なないでロバさん
- ヤギをすてないで
- 続ヤギをすてないで
- さようなら無人島
- 陸が見える!
- また会う日まで
[編集] スタッフ
- 製作:本橋浩一
- 製作管理:高桑充
- 企画:佐藤昭司
- 脚本:松田昭三
- 音楽:坂田晃一
- 場面設定・レイアウト:坂井俊一
- キャラクターデザイン:関修一
- 絵コンテ:黒田昌郎・横田和善・斉藤博・黒川文男・楠葉宏三・鈴木孝義・腰繁男・奥田誠治・馬場健一・杉山卓・山中繁・岡部英二・櫻井美知代・古沢日出夫
- 作画監督:櫻井美知代・村田耕一・岡豊・森友典子・前田英美・川筋豊
- 美術監督:井岡雅宏
- 美術助手:松平聡
- 背景:スタジオアクア・スタジオSF
- 彩色:スタジオロビン
- 色指定・仕上検査:小山明子
- 撮影監督:黒木敬七
- 撮影:トランスアーツ
- 編集:瀬山武司
- 現像:東洋現像所(現:IMAGICA)
- 録音監督:小松亘弘
- 効果:依田安文(フィズサウンド)
- 整音:佐藤守
- 録音制作:映像音響システム(現:サンオンキョー)
- タイトル:道川昭
- 演出助手:扇殿昌己・北島和久・斉藤次郎・杉村博美
- 演出助手→演出補:鈴木孝義・馬場健一
- 制作デスク:細田伸明(「名犬ジョリィ」制作参加の為降板)→高砂克己(制作進行から異動)
- 制作進行:高砂克己・小竿俊一・木宮茂・笠原義宏 他
- プロデューサー:松土隆二
- 監督(演出):黒田昌郎 ほか
- 企画・製作:日本アニメーション株式会社
- 制作:日本アニメーション・フジテレビ
©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.1981
[編集] 主題歌
- OP「裸足のフローネ」(歌:潘恵子、作詞・作曲:井上かつお、編曲:青木望)
- ED「フローネの夢」(歌:潘恵子、作詞・作曲:井上かつお、編曲:青木望)
[編集] その他
- 多くのBGMは、エドヴァルド・グリーグ、ロベルト・シューマン、ヨハネス・ブラームスのピアノ曲の編曲であった。中でもグリーグの叙情小曲集が多く用いられ、10曲近く使われた。後年発売されたサントラCDにはこの点について何も記載されておらず、これらの曲をBGMとして用いた理由をはじめ詳細不明な点が多い。
- 当作品は、同年制作された「名犬ジョリィ」の参加スタッフで、降板したり兼務している場合が多い。(例:関修一、坂井俊一、奥田誠治、黒川文男など)
- 日本アニメーションの主要スタッフが別の制作会社に移ってしまい(ビジュアル80、パンメディアなど)スタッフ不足に陥る しかも社内班の作画監督、桜井美智代も降板してしまい世界名作劇場・初の作画監督不在話数が多々あった。(降板の理由は第11話での監督との意見の相違と言われている)
- 企画段階での作品名はフローラの漂流記だったが、フローラと言う言葉が既に商標登録されていた為にフローネに変更されている
- トリビアネタ 12話「おかあさんの活躍」のEDは、歌詞とテロップが一部一致していない。
- 49話冒頭ナレーションで「順風満帆」を「じゅんぷうまんぽ」と読み間違えているが、そのまま放送、再放送している。
- DVD,VHSビデオソフトは再放送用のフィルムからテレシネされている為に不適当なセリフや次回作の番組宣伝、新番組予告などがカットされている。(名作劇場シリーズDVDは、基本的に音声カットはされていない)
- エルンスト・ロビンソン役の小林勝彦は役者業が多忙の為に番組を数話で降板している。小林勝彦に代わり小林修が役を引き継いだが、ほとんどの視聴者が声優が代わった事に気づかなかった。
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最終更新 2009年8月2日 (日) 19:41 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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