小田急シティバス

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小田急シティバス(おだきゅうシティバス)は、小田急グループのバス事業者である小田急バスの全額出資により、2000年平成12年)2月に設立された同社の子会社である。同年8月から、小田急バスより高速バス路線の移管を受け営業を開始し、翌2001年(平成13年)1月より若林営業所管内の一般路線の運行管理を受託している。

本社は、小田急バス若林営業所と同じ東京都世田谷区若林2丁目37番3号にあり、シティバスとしては同位置に世田谷営業所を有している。

目次

[編集] 沿革

[編集] 現行路線

自社運行路線は高速路線と祖師谷・成城地域循環で、他の一般路線は小田急バスからの運行受託路線である。

[編集] 一般路線

[編集] 梅ヶ丘線

歴史
  • 1954年(昭和29年)10月1日 - 渋谷駅〜梅ヶ丘駅〜経堂駅間として開通。
  • 1970年代 - 渋谷駅〜梅ヶ丘駅間に短縮。
  • 2001年(平成13年)5月16日 - 小田急シティバスが運行受託を開始。
  • 2003年(平成15年)10月16日 - 一部便を希望ヶ丘団地まで延長。
  • 2009年(平成21年)8月31日 - 希望ヶ丘団地便を廃止し、夜間の一部の便を除き梅ヶ丘駅北口行きを経堂駅まで延長

渋谷駅から主に淡島通りや梅丘通りを経由して小田急小田原線梅ヶ丘駅・経堂駅まで結ぶ路線である。この路線は当初経堂駅〜渋谷駅間で運行されていたが、1970年代に梅ヶ丘駅〜渋谷駅間に短縮されたものである。開通間もない頃には、美空ひばりが車掌に扮した映画が撮影されている。 渋谷駅から淡島までは東急バス(東急トランセ委託路線)の若林線(渋51・52系統)と並行している。以前は大型車運用の路線だったが、小田急シティバス委託開始の少し前から中型車運用の路線に変わった。現在、梅ヶ丘駅折返便では駅北口のロータリーで折り返しているが、かつては駅の南側で折り返し、小田急小田原線の複々線化工事の際には駅に程近い折り返し所で引き返していた時期もあった。 小田急小田原線の高架化による踏切解消後の2003年10月16日より、一部の便が梅ヶ丘駅北口から先、梅01の路線に入り、経堂・希望ヶ丘団地まで向かう様になった。さらに翌年の2004年12月1日からは、渋谷駅から道玄坂上までは(梅ヶ丘方向)道玄坂を上がらず、玉川通り(国道246号)経由に改められた。渋24系統(渋谷駅〜成城学園前駅)と渋26系統(渋谷駅〜調布駅南口)は変化がなく道玄坂経由のままであるが、道玄坂で歩行者天国が行われる時と21時以降はこれらの2系統も玉川通り(国道246号)を経由する。 その後経堂駅の駅前広場の完成に伴い、2009年8月31日のダイヤ改正により希望ヶ丘団地行きが廃止され、夜間の一部便を除きほぼすべての便が梅ヶ丘駅北口から経堂駅まで延伸された。これにより概ね運行開始当初の路線に戻った形となった。

[編集] 経堂線

  • (系統番号なし)若林営業所~宮前橋~梅ヶ丘駅北口
  • 経01:経堂駅→経堂赤堤通り団地→希望ヶ丘団地→船橋小学校→千歳船橋駅
  • 経01:千歳船橋駅→千歳台三丁目→希望ヶ丘記念公園→希望ヶ丘団地→経堂赤堤通り団地→経堂駅
  • 梅01:梅ヶ丘駅北口→経堂駅→経堂赤堤通り団地→希望ヶ丘団地→船橋小学校→千歳船橋駅
  • 梅01:梅ヶ丘駅北口~経堂駅~経堂赤堤通り団地~希望ヶ丘団地(早朝1本のみ)
  • 梅01:千歳船橋駅→千歳台三丁目→希望ヶ丘記念公園→希望ヶ丘団地→経堂赤堤通り団地→経堂駅→六所神社前→梅ヶ丘駅北口(深夜バスも運行)
  • 梅01:千歳船橋駅→千歳台三丁目→希望ヶ丘記念公園→希望ヶ丘団地→経堂赤堤通り団地→六所神社前→梅ヶ丘駅北口(経堂通過・土休日23時台の1本のみ)
  • 梅02:経堂駅~六所神社前~梅ヶ丘駅北口
  • 歳22:千歳船橋駅→千歳台三丁目→希望ヶ丘記念公園→希望ヶ丘団地→粕谷一丁目→千歳台三丁目→千歳船橋駅(休日夕方1本のみ)
  • 歳24:千歳船橋駅→千歳台三丁目→希望ヶ丘記念公園→希望ヶ丘団地(深夜バスのみ)
歴史
  • 2001年(平成13年)11月16日 - 小田急シティバスが運行受託を開始。
  • 2002年(平成14年)3月1日 - 千歳船橋駅発の便を希望ヶ丘記念公園経由に変更。
  • 2003年(平成15年)10月16日 - 深夜バス系統・歳24の運行を開始。
  • 2009年(平成21年)8月31日 - 経01、梅02の運行を開始

経堂線には東京都道311号環状八号線を通る区間があり、その渋滞の影響を受け、遅延する事が多かった。遅延の影響を抑えることと、駅から遠い千歳台地域の交通の便を確保するため、複雑なルート設定になっている。梅01系統は「水道辻」停留所より梅ヶ丘駅まではほぼ赤堤通りの上がルートになっているが、一旦赤堤通りから外れ、経堂駅を通り、また赤堤通りに戻る。この部分に「赤堤小学校前」「大和橋」「経堂駅」「経堂駅入口」「ユリの木公園」「赤堤」の6ヶ所の停留所が設定されている。土休日の上り最終便だけは「経堂通過」と時刻表に掲載されているが、実際にはショートカットの形で赤堤通りを直進し、6停留所を経由せずに運行している。経堂駅駅前広場の完成に伴う2009年8月31日のダイヤ改正で経01(梅01の経堂駅以東をカット)、梅02(梅01の経堂駅以西をカット・出入庫系統)が新設され、ほとんどの便は経01による運行にシフトし、梅01は梅02同様主に出入庫便による運行になった。また早朝1本だけ設定されている希望ヶ丘団地発着の梅01は、歳25の出入庫便である。歳22系統は、2009年夏までは日中のみ6便、約30分〜2時間半おきに設定されていたが、2009年8月31日のダイヤ改正により休日の夕方1本のみに減便され、実質的に免許維持路線となった。

梅01・経01の路線上、希望ヶ丘団地停留所から経堂駅方面に2つめに「八幡山」という停留所があるが、京王線八幡山駅からは1km以上離れている。

[編集] 船橋希望ヶ丘線

  • 歳25:千歳船橋駅〜船橋地区会館〜希望ヶ丘団地

歴史

  • 2003年3月30日:運行開始

荒玉水道道路をルートにしている。水道道路は、埋設されている上水道管を保護する必要上、道路を走る自動車の重量に制限が設けられている。その重量制限の関係と、世田谷特有の狭隘な道路ということもあり、小型バスによる運行(祖師谷・成城循環や調布市コミュニティバスと同型車)となっている。希望ヶ丘団地では折り返しをせず、周囲を循環するルートになっている。

北沢タウンホール

[編集] 三軒茶屋線

歴史
  • 1950年11月10日 - 新宿三光町〜幡ヶ谷〜下北沢駅〜三軒茶屋間として開通。京王帝都バスと共同運行。
  • 昭和40年代 - 下北沢引返所〜野沢間に変更、小田急バス単独となる。
  • 平成初期 - 起点バス停名を「下北沢引返所」から「北沢タウンホール」に改称、それまで行先表示は「下北沢駅」だったが、この時から「北沢タウンホール」に書き換えている。
  • 1993年(平成5年)3月31日 - 野沢交番〜駒沢陸橋間を延伸。
  • 2001年(平成13年)1月16日 - 小田急シティバスが運行受託を開始。

下北沢駅近くの北沢タウンホールから茶沢通り、玉川通り(国道246号)、環七通りを経由して、世田谷区目黒区の境界付近にある駒沢陸橋まで結ぶ路線である。世田谷区内の集客力の高い商業地区である下北沢と三軒茶屋を一直線に結んでいる。かつては大型車が入ることもあったが、現在は中型車での運行に限定されている。

下北沢は駅前が狭く、バスのロータリーがないため、北沢タウンホールの敷地内に専用の発着所が設けられている。一方、反対側の駒沢陸橋には折り返し設備がなく、環七通りの陸橋下の側道に併設されているuタン路を利用して向きを変える。一部に三軒茶屋止まりも設定されているが、この便は世田谷通りや玉川通りなどを回送で走って折り返す様になっている。また、三軒茶屋で歩行者天国の実施される日曜・祝日・振替休日は北沢タウンホール〜代沢十字路間の折り返し運行となるが、この場合は代沢十字路〜若林営業所間を回送して若林営業所(小田急シティバス世田谷営業所)の敷地内で折り返しを行う。

本路線は若林営業所の路線の中では最も古いもので、当初は三軒茶屋〜新宿間を結び、京王と共同運行を行っていた。その後、昭和40年代初頭に下北沢〜野沢間に短縮され、さらに野沢交番、駒沢陸橋へと延長されている。駒沢陸橋への延伸は、1993年3月に都営バスの宿91系統(都営バス杉並支所参照)が野沢折返所(現・サミットストア野沢店駐車場敷地)の廃止により発着点を変更した事に歩調を合わせて行われたものであるが、本路線は野沢交番発着時より駒沢陸橋下で折り返しを行っており、営業運行区間が若干延びたに過ぎない。なお、駒沢陸橋は小田急・都営の折り返しの都合で新設された停留所である事から、並行する東急バス(東急トランセ委託路線)の環七線(森91系統大森操車所〜新代田駅前)は停車しない。

新宿駅西口〜よみうりランド

[編集] 新宿〜よみうりランド線

歴史
  • 2000年(平成12年)9月17日 - 路線復活。担当は吉祥寺営業所
  • 2002年(平成14年)3月 - 担当営業所が若林営業所(小田急シティバス世田谷営業所)へ変更。

毎年3月16日6月15日9月16日11月15日の季節運行で、日曜・祝日・振替休日に2本だけ運行される。笹塚二丁目〜調布(調布駅北口)間は甲州街道国道20号)を走り途中無停車であるが、それ以外の区間は重複する系統の停留所に停車する。なお、本路線は小田急バスの一般路線の中で一番の長距離路線である(21.42km)(季節運行路線を含めた場合)。なお、都内の他社路線を含めると都営バス青梅支所の梅70系統が最長である(延べ31.82km)。

[編集] 高速路線

「ニューブリーズ」号を除き、ハイアットリージェンシー東京新宿駅西口を起・終点としている。また、新宿駅西口の発着場所は、「ルミナス」号が明治安田生命ビル前27番のりば以外はすべて小田急ハルク前35番のりばである。

小田急シティバスの高速バス用車両には青・赤・緑の3種類の塗装と小田急グループ塗装がある(写真参照)。グループ塗装は木更津線専用車であるが、青・赤・緑の3色は各色の車両が夜行高速バス各路線に運用されており、色によって運用路線が分かれているというわけではない。<>内は共同運行会社。

沿革
  • 1991年(平成3年)5月1日 - 運行開始。当初は吉祥寺営業所まで運行されていた。
  • 2002年(平成14年)4月1日 - 分社化により、小田急バス担当便が小田急シティバスに移管。
  • 2008年12月1日 - 中央道経由から東名道経由に変更し、学生割引を設定。
使用車両
  • 車内が独立3列シートのエアロクィーンIを使用する。運行担当は原則東京側の小田急シティバスが隔日、高知側の高知県交通と土佐電気鉄道が原則4日毎に1号車を担当する。週末等多客期には2号車を運行する場合があり、2号車は予備車の運用状況によって運行会社が変動する。お盆、年末年始等の最ピーク期には更なる増便が実施され、専用車両ではない一般観光バス車両(4列シート・予備車の運用状況によって3社混成運行・概ね3号車以降)によって運行される場合がある。

[編集] 期間限定高速路線

運行期間
2008年度の運行期間
路線沿革

[編集] コミュニティバス受託

[編集] 祖師谷・成城循環線

  • 祖師ヶ谷大蔵駅→塚戸南→上祖パンダ公園南→砧総合支所(成城学園前駅入口)→祖師ヶ谷大蔵駅
    • 2005年12月19日開通。
    世田谷区のコミュニティバスである。開設当初は狛江営業所管轄であったが、2006年秋よりシティバス受け持ちに変更されている。

この路線の開設の時、「祖師谷に40年ぶりにバスが走ります」との触れ込みだった。40年前に走っていたのは、二子玉川園駅(現・二子玉川駅)〜東宝前〜祖師ヶ谷大蔵駅〜芦花公園駅前〜千歳烏山駅〜岩崎学生寮という路線であった。この路線を継承しているものが、玉07・成02・吉02などである。

[編集] 外部リンク


最終更新 2009年11月3日 (火) 14:48 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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