少年オルフェ

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少年オルフェ(しょうねんオルフェ)は、米沢幸男の児童文学作品。第3回講談社児童文学新人賞1962年)受賞作。

目次

[編集] あらすじ

小学五年生の堀田すすむ(進)と、その妹ふうちゃん(ふじ子)は大の仲良し。しかしある日ふうちゃんは突然風邪をこじらせて死んでしまう。すすむが原っぱで途方にくれていると、突然一台のロケットが現れる。「妹に会いたい」というすすむの願いを神様が受け入れたのか、このロケットは黄泉の国へ向かうという天の取り船だった。黄泉の国へ行けばふうちゃんを生き返らせることができるかもしれないと信じたすすむは、単身ロケットに乗り込み、長い長い冒険の旅に出た。

[編集] 解説

ギリシア神話オルペウスの伝説(もしくは黒いオルフェ)の主人公の二人を幼い兄妹に置き換えている。子供向けということもあって、物語のテーマは妹の死という悲劇というより、主人公すすむの冒険が主体になっている。内容もロケットで旅立つのをはじめとし、宇宙を旅する、黄泉の国を惑星に置き換える、すすむに協力する科学者が登場するなどSF要素が濃い。最後もハッピーエンドとなっている。

1972年にはNHK少年ドラマシリーズ」で実写ドラマにもなった。

[編集] 出版状況

1962年に講談社から文庫として発売され、1981年には同じく講談社の青い鳥文庫で復刊した。2008年現在いずれも絶版となっており、当時の愛読者たちから「たのみこむ」での復刊要望も出ている。

  • 米沢幸男/著、依光隆/絵『少年オルフェ』講談社、1962年
  • 米沢幸男/著、たにとしひこ/絵『少年オルフェ』講談社〈青い鳥文庫〉、1981年4月、ISBN 978-4-06-147065-1

[編集] テレビドラマ

1972年9月2日から9月23日までNHK「少年ドラマシリーズ」の一編として放送。全4話。本作を収録したマスターテープは他の番組制作に使い回されたためNHK公式に映像は残っていない。ビデオの経年劣化も考えると放送回の映像が民間から見つかる可能性は低く全話の再放送及び完全版のソフト化は絶望的である。そのため現在において本作の詳細な内容を知ることは困難であり「幻の少年ドラマシリーズ」と言われている。

[編集] キャスト

  • 進:長田伸二
  • ふう子:和田麻里
  • 死神の若者:柴崎敏
  • さばき星のボス/ピエロ/ユートピア博士:大木正司
  • ロケットの女性:谺のぶ子
  • サボテン国の女王:里見京子

[編集] スタッフ

  • 脚本:横田弘行
  • 演出:黛叶

最終更新 2009年9月17日 (木) 22:21 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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