尿酸

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尿酸
尿酸の化学構造式尿酸分子の3次元モデル
IUPAC名 7,9-ジヒドロ-1H-プリン-2,6,8(3H)-トリオン
分子式 C5H4N4O3
分子量 168.11 g/mol
CAS登録番号 [69-93-2]
形状 白色結晶
密度 1.87 g/cm3, 固体
SMILES C12NC(=O)NC(=O)C=2NC(=O)N1

尿酸(にょうさん、uric acid)は、化学式C5H4N4O3有機化合物である。

目次

[編集] 代謝経路

尿酸は、キサンチンヒポキサンチンのようなオキシプリンからキサンチンオキシダーゼによって合成される。ヒトや他の霊長類では、尿酸はプリン代謝の酸化最終生成物である。その他のほとんどの哺乳動物では、尿酸オキシダーゼ(EC 1.7.3.3)によって尿酸はさらにアラントインまで酸化される[1]。霊長類の尿酸オキシダーゼの欠損は、アスコルビン酸合成の欠損に匹敵する[2]。これは尿酸が部分的にアスコルビン酸に取って代わられるためである[2]。尿酸とアスコルビン酸は強力な還元剤および酸化防止剤である。ヒトでは、血漿中の約半分の酸化防止剤は尿酸から来ている。

また、尿酸は鳥類と爬虫類の窒素代謝の最終生成物であり、それらの種では乾燥固体としてで排出される。

[編集] 生体における尿酸

尿酸は、鳥類爬虫類タンパク質代謝における最終産物である窒素化合物で、それらの生物から排泄物として体外に出される。

一方、両生類及びをはじめとする哺乳類の場合、尿中の主要な窒素化合物は尿素魚類の場合はアンモニアである。

これは尿酸は尿素に比べ濃縮が可能であり、体内に一時的に保持するにあたって水分をあまり必要としないためだと考えられる。ヒトではURAT1と呼ばれる尿酸トランスポーターにより近位尿細管で多く(約80%)が尿中から回収される。また、硬い殻を持つから生まれることで、発生に伴って生じた窒素化合物を体外へ排出することが出来ないためとも考えられている。尿酸は非水溶性であるため、鳥類や爬虫類のの白い部分は、糞ではなく尿である。

ヒトの血液中では尿酸濃度は3.6 から 8.3 mg/dLである。菜食主義者は尿酸値が低いという報告がある[3]。血中の尿酸濃度が高くなる病気に高尿酸血症がある。尿酸は痛風などにも関連する。血液中の尿酸濃度は UA という略号で表されることが多い。

尿酸はビタミンCよりもはるかに強力な抗酸化物質であり、体内に一定量存在することにはおおきな意義がある。

[編集] 脚注

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  1. ^ Purine and Pyrimidine Metabolism (Eccles Health Sciences Library)
  2. ^ Peter Proctor Similar Functions of Uric Acid and Ascorbate in ManSimilar Functions of Uric Acid and Ascorbate in Man Nature vol 228, 1970, p868.
  3. ^ Kuo CS, Lai NS, Ho LT et al. "Insulin sensitivity in Chinese ovo-lactovegetarians compared with omnivores" Eur J Clin Nutr 58(2), 2004 Feb, pp312-6. PMID 14749752

[編集] 関連項目


最終更新 2009年11月11日 (水) 10:34 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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