巨峰
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巨峰(きょほう)は、ブドウの種類の一種であり、他の種類のブドウと比べて、実が大きいことから、「ブドウの王様」とも呼ばれている。日本原産の果実である。
ただし、「巨峰」は商標名、商品名であり、品種名ではない。正式な品種名は「石原センテニアル」である。
「巨峰」という名は、研究所から見える富士山の雄大な景観にちなんで大井上康によって命名された。
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[編集] 重さ
果樹園では、一房を32粒程度に調整し重さが約350 グラムになるように作られる。粒の数が多すぎた場合には約500 グラムになる場合もある。
[編集] 色
粒が出来上がってから成熟するまでに、黄緑色 - 赤紫色 - 黒紫色 と変化する。成熟した房であっても、中には赤紫色の粒や黄緑色の粒が混ざっていることがある。
[編集] 商標
「巨峰」は商標名であり、品種名ではない。
商標:「巨峰」 ・称呼:キョホウ,キョホー ・登録番号:第472182号 ・指定商品:第29類(干しぶどう) ・指定商品:第31類(葡萄,葡萄の種子)
商標:「巨峰 KYOHO」 ・称呼:キョホー ・登録番号:第1965276号 書換2007-508007 ・指定商品:第30類(茶,コーヒー及びココア,氷) ・指定商品:第32類(清涼飲料,果実飲料)
商標:「巨峰」 ・称呼:キョホー ・登録番号:第5137698号 ・指定商品:第30類(食品香料(精油のものを除く。),巨峰種を使用した菓子及びパン,巨峰種を使用したアイスクリームのもと,巨峰種を使用したシャーベットのもと,巨峰種を使用した即席菓子のもとぶどうの缶詰及び瓶詰,干しぶどう,ぶどうのジャム)
[編集] 巨峰誕生に関わる歴史
大正8(1919)年 「大井上理農学研究所」を設立(現、東京都港区麻布)同年、研究所を静岡県下大見村(現、静岡県伊豆市中伊豆町)に移転し、ブドウの研究を本格的に開始する。
昭和12(1937)年、農学者大井上康が、静岡県下大見村(現、静岡県伊豆市中伊豆町)にある大井上理農学研究所で、豪州品種「センテニアル」×岡山県産の日本品種「石原早生」という2種のブドウの交配を着手する。第二次世界大戦中のため、育種株の栽培や育種交配などは密かに行うものの、本格的な研究開発は一時、断念する。
昭和17(1942)年、試行錯誤の結果、日本の高温多雨多湿の気候に適した、4倍体品種である、ブドウの新品種、品種名「石原センテニアル」商品名(商標名)「巨峰」が誕生。
昭和23(1948)年 研究開発を本格的に再開する。
昭和27(1952)年9月23日 大井上康が逝去。享年60。
昭和27(1952)年、大井上理農学研究所の代表に大井上康の長男、大井上静一が就任する。
昭和28(1953)年6月1日、「巨峰」を種苗名称に登録を申請する。 「農産種苗法」に定められている、新品種を創出した育苗家の功績をたたえ、販売の権利と利益を確保するために、農林省に種苗登録を行った。(「農産種苗法」は昭和22年に施行された(法律第115号)法律で、現行法令には「農産種苗法」という名称の法律はなく、「種苗法」に改正された)
昭和29(1954)年10月25日 「巨峰」を特許庁に商標出願(ブドウ果実と種苗)する。
昭和30(1955)年10月13日 特許庁より「巨峰」の商標許可が下りる。(商標番号第472182号)
昭和31(1956)年2月15日 「日本巨峰会」が設立。(東京都渋谷区→現在は東京都杉並区高井戸東4-11-29)
昭和32(1957)年3月6日 「巨峰」種苗名称の登録が拒絶される。当時の農林省(現、農林水産省)から届いた公式文書には「花振るい(ブドウの)や単為結果、脱粒(ブドウなどの)がひどい巨峰は栽培価値がない」と記されていた。
[編集] 栽培発祥地
[編集] 産地
長野県が生産量日本一である。(収穫量22,400 トン:2006 年12 月19 日公表、農林水産統計)
[編集] 現状
近年では栽培技術が向上し、全国各地で栽培されるようになってきているが、栽培する農家の技術レベルの違いによって品質の優劣は著しい。栽培面積的には長野県が多く、山梨県ではより高く売れる様々な品種のぶどうへの転作が進んでいる。
株式会社日本巨峰会では、全国各地の巨峰生産者が会員が集い、「巨峰」の栽培技術の研究開発と、「巨峰」に関する商標の管理を行い、「巨峰」の品質向上に切磋琢磨している。



