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帯をギュッとね!』(おびをギュッとね)は河合克敏による日本柔道漫画作品。1988年[1]から1995年52号まで『週刊少年サンデー』(小学館)で連載された。単行本は全30巻、ワイド版は全15巻、文庫版は全16巻。通称は「帯ギュ」。

昇段試験で出会った5人の少年達が、柔道部のない高校で再会して柔道部を作り、全国大会を目指すという物語。

目次

[編集] 概要

NEW WAVE JUDO COMIC』と銘打ち連載された本作は、多数のギャグを交えた軽妙なストーリー運びで、従来のスポ根一辺倒の柔道漫画とは一線を画した。そしてそれまでのスポ根としてのイメージが強かった柔道漫画を、スポーツ競技としての爽やかなイメージに変えて人気を博した。

これらのスタイルが確立できた要因として、主人公達が新たに柔道部を立ち上げたため部に上級生がおらず、運動部につきものの厳しい上下関係を排除できたことが挙げられる。ストーリーが進んで登場人物が強くなるにつれ、全体的に真剣味が増していったが、上記の特色は変わることが無かった。

柔道という競技への取り組み方に関しては、作品全体を通して「技に重きを置き、柔能く剛を制す、そして明るく楽しい柔道」を描こうとしていた。これは独自の練習法で頂点に登りつめた神取忍の影響[2]だと作者は語っている。

作者自身も柔道の経験を持っており[3][4]、作者の父親も講道館柔道5段を所持していたこと[5]など柔道と関係が深く、柔道の技術などには細かい説明を加えてあるため、柔道の素人にもわかりやすい話作りになっている。

また、単行本の巻末で開催されていた「絵筆をもってね!」と命名された読者によるイラストコンテストが、1回につき2000通を超える応募が来るまでに至っており[6]、その人気の高さが伺える。ゲスト審査員として当時『サンデー』で連載を持っていた漫画家が多く登場し、デビュー前の安西信行[7]モリタイシ[8]がグランプリを獲得している。

登場人物の兄弟などに名前がない場合には、しばしば投稿葉書から名前を採用された[9]。またカバー折り返しに掲載されていた4コマ漫画も人気を博した[10][11]

タイトルの『帯をギュッとね! 』は師匠であった上條淳士の発案で名づけられたという[12]

作品の主な舞台は浜松市(平成の大合併後の範囲)。作中で試合の様子が描かれたのは、主人公達が高校2年生の時に行われた選手権大会(学年が変わる前の春に開催)までで、3年生の夏に行われた金鷲旗インターハイは結果だけが示された。また高校卒業後のエピローグとして、高校柔道から大学柔道に舞台を移し、全日本のタイトルを巡ってライバル関係を続けるキャラクター達の姿が描かれた。

その時々の流行の話題・人物がギャグタッチで登場したり、他の漫画家のキャラクターもどき(?)が登場することもある。

[編集] 現実との差異

作中でインターハイの女子個人戦が行われているが、当時女子は1990年に始まった団体戦のみで、個人戦は開催されていなかった。作者は、このことを勘違いと認めた上で大会を続行した[13]

巧達の入学した年は1989年に設定されているが、1991年のインターハイが地元静岡開催であるために、作中の時間は捻じ曲げられ、1990年を飛ばして1989年の翌年が1991年となっている。しかし、その年の福岡国際は1992年相当の開催回数で行われ、年末や年明けのカレンダーでは飛び越えた時空を元に戻し、1990年~1991年のものになっている。そして、選手権大会中は1992年のバルセロナ五輪が開催済で、開催回数では1994年相当にまた飛んでいる。だがその年夏のオリンピックが開催されている。

また、作品全体を通して階級が軽量級から重量級までの5階級で表されているが、この階級分けは1997年までのものである。1998年に、60kg以下級から100kg超級までの7階級に細分化されため、作中の階級と対応させることはできなくなっている。以下に作中での階級を示す。

軽量級=60kg以下級、軽中量級=71kg以下級、中量級=86kg以下級、軽重量級=95kg以下級、重量級=95kg超級。

[編集] あらすじ

中学3年生の7月に行われた昇段試験において、北部中学の粉川巧、杉清修、南部中学の斉藤浩司、東部中学の宮崎茂、三溝幸宏、そして高町中学の近藤保奈美、海老塚桜子は出会う。それから約半年後、揃って県立浜名湖高校(浜高)に入学した7人は同じクラスとなり再会を果たす。早速柔道部に入ろうとするが浜高には柔道部がなく、7人の担任でもある倉田龍子(剣道3段)を顧問に据え、新たに柔道部を立ち上げる。

そして三方ヶ原工業高校(三工)の藤田恵とは因縁を深め、佐鳴高校の石塚孝裕や袴田今日子・豊姉弟、暁泉学園の堀内平八郎などの登場人物とは親交を深め、倉田典善らの指導を受けて浜高柔道部は徐々に強くなってゆく。

2年目には仲安昌邦、石野雪久、来留間麻理の3人が新入部員として加入し、赤磐高校の別所愛子と親交を深め、西久保の指導を受けて浜高柔道部はますます強くなってゆく。

1年目のインターハイ
団体戦地区予選で、浜高は初段の1年生5人だけで参加してベスト4に進出するが、準決勝で佐鳴と代表戦の末敗れる。佐鳴は三工に決勝で敗れ、三工が地区・県と優勝し全国大会でもベスト16まで勝ち進む。
1年目の選手権大会
団体戦地区予選で、浜高は三工との決勝戦に辛くも勝利し地区優勝を果たし、県予選も制する。しかし全国大会では沖縄尚北に敗れ、1回戦で終わる。
2年目のインターハイ
団体戦は地区予選が廃止され県予選から始まり、浜高と三工はそこでベスト4による決勝リーグに進出し、三工が1位、浜高が2位となるが、地元開催の特例で両校とも全国大会に進む。全国大会で、浜高はベスト8まで勝ち進むが千駄谷に敗れ、三工はベスト4まで勝ち進む。
男子個人戦は、地区予選で浜高の5人全員と三工の藤田が県予選に進出し、巧・宮崎・三溝・藤田は全国大会にも進出する。全国大会では、巧が準優勝、宮崎が3位、三溝が予選敗退、そして藤田は優勝を果たす。
女子個人戦は、地区予選で麻理・桜子・袴田が県予選に進出し、麻理と袴田は全国大会にも進出する。全国大会で3度目の決勝を争った結果、袴田が優勝、麻理が準優勝となる。
2年目の選手権大会
団体戦は、県予選で浜高と三工が決勝を争い、前年同様浜高が勝利する。全国大会で浜高は次々と優勝候補を破り決勝に進み、そこで千駄谷を下しついに全国制覇を成し遂げる。
男子個人戦(無差別級のみ)は、団体戦に照準を絞った巧や三溝は出場せず、藤田が県予選を制する。藤田は全国大会でも決勝まで勝ち進むが、千駄谷の橘に敗れる。
女子個人戦は、直前の福岡国際で優勝した麻理が、48kg以下級を県予選・全国大会ともに敵なしで制する。麻理を恐れ転向組が大挙して押し寄せた52kg以下級では、薩川が桜子や別所を破り県予選を制し、全国大会も制する。
3年目の金鷲旗
浜高は前年旅費や斉藤の怪我で出場を見送ったが、この年初参加で準優勝。優勝は千駄谷。
3年目のインターハイ
団体戦は、県予選でついに浜高が三工を破り優勝し、全国大会でも決勝で千駄谷を下し再び全国制覇を成し遂げる。
男子個人戦は全国大会で、巧が中量級優勝、斉藤が軽中量級準優勝、宮崎が軽量級優勝、三溝が重量級3位となる。杉は藤田か巧に阻まれ県予選3位。

[編集] 主な登場人物

[編集] 浜名湖高校

静岡県の西部地区にある、男女共学の県立高校で、通称浜高。別々の中学校で柔道をしていた主人公達が、この高校で集結し物語が始まる。主人公達の入学当初は柔道部がなく、5人の1年生部員だけで柔道部を立ち上げる。何故か上級生が入部することはなかったが、創部2年で高校柔道選手権の団体戦優勝という全国制覇を成し遂げる。

粉川巧(こがわ たくみ)
本作の主人公で浜高柔道部のポイントゲッター。入学当初は168cm65kgで軽中量級。後に中量級となり、エピローグでは78kg以下級。
得意技は左右の背負い投げ一本背負い。2年インターハイで軽中量級で準優勝、翌年のインターハイでは優勝している(決勝の相手はどちらも鳶嶋雅隆であった)。後に腕返しを体得する。
普段はのんびりした性格をしているが、厳しい練習が全く苦にならない程柔道が好きで、才能と努力が相まってめきめき実力を高めていく。強敵相手では類稀な実力を発揮する反面、油断によるポカも多い。県大会、全国大会と進むにつれて浜高の精神的支柱へと成長していく。
得意技の背負い投げに磨きをかけてからは『超高校級』と称された。
保奈美とは幼馴染にして周囲公認の彼氏彼女の間柄。ただし、小学生並の進展度と言われたことがある。別所愛子に好意を持たれるものの、それに気づくことはなかった。
ギャグシーンなどにもそれなり加わっており、三溝の代わりに「三バカ」に加わっている事も多々あった。桜子と保奈美の練習シ-ンを覗き見して、杉、宮崎と共に「ケダモノトリオ」と言われたこともあった。
初期の頃は「巧」と「タクミ」の両方で呼ばれていたが、途中からは「巧」に統一されている。
連載時に三回行われた読者人気投票で、主人公でありながら最初の二回は一位を取れなかった為、来留間大志に罵倒された事もある。
小学生の時に消防士だった父親が他界し、看護婦の母親と二人暮し。母は気の強い男勝りの性格で、親子関係は良好のようだが巧は頭が上がらない様子である。
杉清修(すぎ せいしゅう)
柔道部主将。入学当初は179cm72kgで中量級。得意技は内股や大内刈りおよび返し技全般で、後に奇襲技のすくい投げを会得する。
巧とは中学時代からの親友で、同じ浜名湖高校に進学した。団体戦では安定した強さを発揮するも、個人戦では同じ階級にいた三工の藤田にことごとく阻まれ、最後まで個人成績は県大会止まりに甘んじた(同じ学校の生徒は決勝以外では当たらないように組まれる為)。また追い込まれると意外な底力を見せる。
スキンヘッドが特徴で、実は美形。実家は浄土真宗。宮崎と並ぶ浜高のギャグ要員だが学業は優秀で、エピローグでは一浪して東大へ進学している。反面、浜校メンバーのまとめ役の座は斉藤に奪われており、自ら頭脳戦には向いていないと発言したりもしている。他にも、桜子によれば女子に人気あり、バレンタインデーではかなりのチョコを貰っている描写があった。薫というイタズラ好きで小生意気な2学年下の妹がいる。
単行本巻末企画「絵筆をもってね!」ではネタ要員として幅広い人気を博した(例:FBIに連れられた宇宙人・杉など)。
メンバーからの呼び名は名字である「杉」。中学の同級生である巧は物語の開始当初、下の名前の「清修」と呼んでいたが、いつの間にか他メンバーと同様に清修を名字で呼ぶようになった。
浜高メンバー中でもギャグ要素の多い人物であり、特に顔がゴルゴ13のようになったり、衾(うしおととらに登場する妖怪)のようになったりと、様々な変化をしていた。
桜子が好きなのでは、とは作中宮崎や「絵筆をもってね!」で指摘されていたが、本人は否定してはいたが実は桜子のことを好きだったということは、終盤になって明らかにされているが、告白や付き合っているのかについては明らかにされていない。
斉藤浩司(さいとう こうじ)
柔道部副主将。入学当初は173cm68kgで軽中量級。得意技は多数ある。
浜高メンバーきっての良識派だが、ギャグセンスは無い。開いているのかわからない細目と、逆立てたツンツンヘアが特徴(合宿所の風呂場で髪を降ろしていたら巧から「あんた誰?」と言われたこともある)。
豊富な柔道知識を持ち、試合中にアドバイスをしたり解説役をこなしたりする。柔道に対する姿勢はかなりストイックで、作中で杉らと方針を巡って対立した程である。個人戦では同階級の巧とも激戦を繰り広げたりもした。
浜高きっての技巧派で、得意技は一本背負いや背負い投げ、体落とし、足技などの立ち技から谷落としや腕返し、帯取り返しといった奇襲技、さらには寝技、関節技、飛び関節まで枚挙に暇がない。インターハイでは怪我、個人戦では活躍の場が無く終盤まで作中で無名の選手だったが、県大会において対三方ヶ原工業高校の3人抜きや、全国大会で優勝候補である東名大藤沢の津末・原を下すなど、その実力は物語終盤の選手権で如何なく発揮される。鳶嶋雅隆をして「浜高の第三のポイントゲッター」と言わしめた実力者であり、千駄谷の橘との戦いは本作品中屈指の名勝負。
家は母が一人でラーメン屋を経営しており、弟3人妹1人がいる。なお家族全員目の形が同じである。別所愛子とは2年目のインターハイ後ペンフレンドないしそれ以上の関係になる。しかしそれが杉・宮崎・三溝にバレて、彼らからはしばらく練習中に集中攻撃をする・教科書に落書き・「恋泥棒」というあだ名を付ける等の嫌がらせを受けた。
宮崎茂(みやざき しげる)
浜高の切り込み隊長。入学当初は160cm58kgで軽量級。得意技は背負い投げや巴投げで、後に逆一本背負いなどのレスリング技を会得する。
背は小さいが気の強い生意気なタイプ。照れ屋な性格のため、保奈美や桜子についキツイ態度を取ってしまうこともあるが、周囲は彼の性格を理解しているので気にしていない。ノリの良い性格で杉と並ぶギャグ要員をこなした。また、三溝を加えて「三バカ」となる事ともあった。落ち込んでいても女の子に励まされると非常に復活が早かったりと、気持ちの切り替えが早い。
団体戦では軽量級の為、不利になることも多かった(団体戦では重量級との対戦が多かった)が、技とスピード・気迫で立ち向かい、自分よりも重い階級の対戦相手であっても引かない戦いを見せた。個人戦の戦績は巧と並んで全国トップクラスで、最終成績では軽量級で全国優勝を果たしている。だがお調子者な性格が災いし、試合を優勢に運びながら背負いを払い腰で返され一本負けを喫したり、禁止技だとは露知らず河津掛けで警告を取られて総合勝ちを奪われたり、女子の声援に浮かれ調子に乗ったために大ミスをしたりと、ここ一番での大チョンボも多い。スタンスとしてはスピード感あふれる柔道を得意とする。
一人っ子で家は酒屋を経営している。三溝とは幼馴染で序盤は行動を共にしている事が多かった。
三溝幸宏(みつみぞ ゆきひろ)
巧と並ぶ浜高のポイントゲッター。愛称はミッタン。入学当初は195cm110kgで重量級。静岡県内では一番の長身である。
得意技は大外刈りや内股、払い腰で、後に立ち姿勢での関節技を会得する。変則技のヴァン・デ・ヴァル投げも得意としていたが、強過ぎるために1年目の秋以降は作者によって封印された。
体は大きいものの末っ子長男という家庭環境もあって普段は気が小さい。だが脱臼を押して試合に臨むなど、ここ一番では闘志にあふれる姿勢を見せる。重量級だが身長もあるバランスのとれた体型。その怪力は無差別級優勝者の橘をも上回るほどで、一年時の選手権団体戦では藤田に瞬殺された悔しさのあまり床を殴りつけ、スプリングの仕込まれた会場の床全体を振動させるという描写があった。エピローグでは全日本でベスト4まで進出するまで実力をつけており巧と対決した。
3人の美人で気の強い姉がおり基本的には逆らえない。宮崎とは幼馴染の腐れ縁。実は私立高に受かっていたにもかかわらず、無理矢理つきあわされ浜高入りしたと本人は涙ながらに語っていた。さらに、柔道を始めたのも宮崎に(無理矢理)柔道部に入れられたせいである。ちなみに本人は文科系クラブに入りたかった模様。
近藤保奈美(こんどう ほなみ)
柔道部マネージャー。真面目な性格で斉藤と並ぶ良識派、また成績も杉に次ぐ程優秀だが天然ボケの気がある。身体が丈夫でないらしく、運動神経もゼロに近い。また、作中のあるシーンで「氷の微笑」を見せた事もある。
浜高柔道部を陰から支え続ける他、試合中に「負けないで」コールをして巧の底力を引き出す事もあった。巧は幼馴染にして周囲公認の彼氏である。なお、巧は彼女に頭が上がらなかったが、同時に巧の最高の理解者でもあった。桜子とは中学時代からの親友で、彼女の特訓相手を務めたりもした。
校内ではアイドル並のクオリティを持つ学年一の美少女とも言われ、桜子との美少女コンビとして有名だった。
河合の次作モンキーターン(漫画)のヒロインの生方澄が保奈美に似ている(同単行本最終巻作者後書きより)。
エピローグでは巧専属の通訳を目指し海外留学をしていた。
海老塚桜子(えびづか さくらこ)
柔道部マネージャーおよび途中から女子柔道部員。入学当初は160cm、柔道を始めた時は48kg以下級で、後に52kg以下級、56kg以下級と階級を上げていく。
持ち技は小内刈りと背負い投げの連携のみで、必殺技は相手がどんな体勢であろうと引っこ抜くようにして投げるハイスピードのバックドロップ(裏投げ)。登場人物からは「デンジャラスな投げ」「ダイナマイト・キッドばり」と言われていた。袴田今日子と藤田から、戦い方が巧のそれと良く似ていると評されていた。
保奈美とは中学からの付き合いで同じ浜名湖高校に進学する。柔道部のムードメーカーで体育会系のノリの良い性格。ただしギャグには一種のこだわりがあり、つまらないギャグには杉や宮崎、果ては三工の来留間大志や県警の西久保にまで厳しくつっこむ。
体育の成績が10段階評価で10という驚異的な運動神経の持ち主(50メートル7秒フラット・走り幅跳び5メートル以上など)。それが「災い」して、女子テニス部部長の目に留まり執拗に勧誘されたり、来留間大志の目に留まり“来留間麻理の練習相手をこなすためだけの”柔道部員にさせられた。しかし、嫌々参加した大会で白帯ながら悪運も手伝い目覚しい快進撃をみせ、結局大学まで柔道を続ける羽目に陥る。
試合中は気の抜けるような変な掛け声(「ほや!」「あ!わ!び!」など」)を発する。袴田豊のみならず杉や藤田ら、多くの男性キャラに密かに想われていたが、それらに気付くことはなかった。また卒業後、芸能界入りした永田賢に抱きつかれた写真が写真週刊誌で記事になっている。
普段はコンタクトレンズを使用しているが、柔道の試合になると外す。視力は相当悪いようで、コンタクトレンズを外すと髪型を麻理に似せた巧を麻理と見間違えてしまうほど。
読者人気が非常に高く、人気投票では第1回・第2回において主人公の巧を抑えて1位を獲得し、第3回でも2位に入っていた。単行本最終巻には本誌掲載時には語られることのなかった彼女の意外な一面が付け加えられている。なお、主要7人のキャラの中で唯一家族が登場しなかった。ちなみに好きな芸能人は寺田農で、カラオケは坂本冬美石川さゆりなど、何故か渋い一面もあり(コミック参照)
仲安昌邦(なかやす まさくに)
巧達の1学年後輩で階級は不明(中量級と思われる)。得意技は内股や体落しで、後に中学時代の得意技一本背負いを再び使い出す。(一本背負いを控えていた原因は身長が急に伸びた為)
赤髪・長髪・黒帯と入部希望者の中で一番目立つ存在で、厳しい練習に耐えて残った新入部員。柔道経験者ではあったが2年生5人には及ばず補欠要員となる。
入部直後に長髪を切り、赤髪こそやめたものの金髪のままでいたため、遅刻した巧と杉の代わりに出場したインターハイ県予選では、選手登録の際に「仲安・C(チャーリー)・昌邦」と偽名を使うことを強いられた。また怪我をした斉藤に代わってインターハイ本選の前半ではレギュラーを務めた(この時は黒髪になった、インターハイ後金髪に戻している)。
来留間麻理は中学時代の同級生で、付き合っているかどうかは微妙であったが、最終回での斉藤が鳶嶋雅隆に2人はつきあっていると述べている。
石野雪久(いしの ゆきひさ)
巧達の1学年後輩。階級は不明。得意技は大外刈りで、後に払い巻き込みに変化した。
柔道初心者だが陸上部での経験や上背の高さを生かして日々コツコツと努力している。潜在的素質が見られ、厳しい練習に耐え抜く根性もある。巧と杉が遅刻したインターハイ県予選では仲安とともに補欠出場し、大外刈りで一本勝ちする。無口で存在感が薄いために作者が描き忘れることもある不遇なキャラクター。
来留間麻理(くるま まり) 
巧達の1学年後輩。1975年10月25日生まれ。入学当初は149cm40kgで48kg以下級。得意技は背負い投げや一本背負いで、後に内股からの隅返しを会得する。
三工の来留間大志の妹で、中学時代に段をとっていた実力者。天性の柔道センスを持ち、デビュー戦から一本勝ちを量産する。マネージャーであった桜子を兄の大志のゴリ押しにより練習相手として獲得、その数ヶ月後には兄同様の強引さで桜子を大会出場にまで引き込んだ。袴田今日子に強い憧れを抱いており、インターハイ女子個人戦では予選から全国大会まで3度に渡り彼女と好勝負を演じる。インターハイは袴田に敗れ準優勝に留まるが、福岡国際で優勝し一躍世界レベルにまで達する。その後の高校女子柔道大会では完全に抜きん出た選手となっていた。
浜高のマスコット的存在で、読者人気投票でも常に上位にランキングされていた。仲安は中学時代の同級生で、タイプではないと言い切るも彼絡みだと普段より感情が多く発露する微妙な関係であったが、エピローグ時には二人は付き合っていると斉藤の発言で判明した。
方向感覚が鈍いようで、高校に入学した当初は仲安に連れてきてもらうまで柔道場の場所を見付けられなかった。試合場で迷子になることは日常茶飯事である。エピローグでは全国ネットのニュース番組に生出演している最中に巧と保奈美が交際していることを堂々としゃべってしまうなど、所々で天然ボケの傾向が見られる。
ちなみに本作の世界観においては、実在する有名な柔道家(山下、小川、吉田、古賀など)が作中にも存在するという設定で成り立っているが、登場させれば麻理と対戦する可能性があったからか田村亮子は存在しないという設定になっている(ただし、「国際大会に優勝した中学生」として存在がほのめかされたことはある)。
顔のつくりは兄そっくりだが、巧にも似ており、巧はそれをネタにすることもあるが、麻理は嫌そうな顔をしている。
倉田龍子(くらた りゅうこ)
浜高の数学教師兼巧達が1年生時の担任で、柔道部顧問。巧達が入学した時点では24歳。剣道では三段の実力者(必殺技は円月殺法)だが、柔道に関する知識は全く無い為、序盤は巧たちの指導に手を焼いた。母は彼女が小学生の時に死去し、以後は父の倉田典善と2人暮らし。西久保とはなんだかんだでいい関係。エピローグでは西久保と結婚して二人で浜高柔道部を指導していた。
単行本の表紙になった際はかなりアレンジした姿で登場していて、翌々巻で作者が「あれは龍子だ」とフォローのコメントを入れられるほど、読者に分かってもらえなかった。
倉田典善(くらた てんぜん)
龍子の父。柔道六段を持ち県警の柔道師範を務める実力者。指導に手を焼く龍子に助言をしているうちに柔道部にも顔を見せるようになる。5人が出会った最初の昇段試験の時から、5人に目を付けていた(全員が6人抜きで合格したから)。
他校との合同練習を取り付けたり、稽古を付けたりと浜高柔道部の強化に寄与する。(5人の最初の大会でアドバイスをしてコーチの役割を果たしたことも)。
第1話から登場している、脇役ながら重要な存在である。
西久保亨(にしくぼ とおる)
当初は、県警機動隊員であった。三工が大学生と練習していることに対抗して、浜高が典善の引き合わせで県警柔道部に通ったことがきっかけとなり、浜高の躍進の一助となる。2年目秋からは浜高柔道部コーチ。
元国体強化選手の機動隊員だったが、2年目のインターハイが終わった後、退職して浜高柔道部のコーチに専念し、肩書きが家事(八百屋)手伝いとなる。千駄谷学園コーチの石丸とは大学時代のライバルだったが、10回以上対戦して接戦の末に全て敗れている。指導者として再び石丸とライバル関係になるが、柔道の理想像は同じもの(「技とスピード」)である。
倉田典善に代わり作品中盤以降の浜高柔道部強化に寄与し、エピローグでは龍子と結婚した。作中、巧達が2年の時点で30歳(絵筆をもってね!での作者コメントより)。
杉薫(すぎ かおる)
杉清修の2つ下の妹。兄の試合に応援に来るので出番は多いが、彼女の本当の目的は巧や永田であった。後に浜名湖高校に入学、女子マネージャーとなる。

[編集] 三方ヶ原工業高校

浜名湖高校のライバルで、長らく西部地区のトップに立つ最強豪校。通称三工

藤田恵(ふじた めぐみ)
巧達と同学年で、最大のライバル同士である。三工のポイントゲッターで、入学当初は179cm78kgで中量級。後に86kgになるが、巧と戦うためかエピローグでは再び78kg以下級に戻っている。得意技は左右の内股で、後に変形の小内巻き込みを会得する。
中学全国大会の優勝経験を持ち、1年生にして夏からレギュラーを務める。地区・県の予選で浜高と激戦を繰り広げるのみならず、プライベートでも巧と浅からぬ因縁を持ち、お互いを強く意識している。それを示すエピソードとして、たまたま、同時開始となった二人別々の個人戦において、暗黙のうちにどちらが早く勝つかを競いあったことがある。仲が悪いのも確かだが、全力で競い合ってきた者同士、相通ずるところもあるようで、それを感じさせるシーンもよく見られる。階級は中量級だが、選手権の無差別級個人戦では全国大会決勝にまで上り詰めた。惜しくも敗れたが、千駄谷の橘との決勝戦は、全国大会決勝の名に恥じぬ激戦といえる。
気障な喋り方をする傾向があり、若干思い込みが激しく、そのために保奈美とゲーセンに連れ込もうとしている巧を迷惑なナンパ野郎と勘違いしたことで喧嘩になったのがそもそもの出会いであった。
車酔いしやすい体質。15分乗っただけでも吐き気を催すため、遠征の移動手段は独りだけ鉄道
序盤からの登場キャラクターだが、単行本の表紙を飾ったのは彼が最大の活躍を見せた終盤(第24巻)だった。そのインパクトのある表紙イラストはファンの間で今でも語り草となっている。作者曰く「特別扱い」の表紙だったとの事。
弟2人がいる。中学生の晶はレスリング、小学生の忍は空手をしており、近所の住人からは“藤田家の格闘三兄弟”と呼ばれ、恐れられたり日夜の騒音で迷惑がられたりしている。しかし藤田家で最強なのは母親である。なお、藤田三兄弟の女っぽい名前は全員、女子プロレスラーの名前から採っている。
関谷和実(せきや かずみ)
藤田と同学年で、三工の柔道部員。階級は軽中量級。得意技は返し技全般。
三工の他の1年生に遅れて二段を取りにいった昇段審査で巧に勝利する。なかなかの技巧派で、1年生の秋からはレギュラーになるが、成長した巧とは実力が大きく開いたようで敗れる。また個人戦で同じ技巧派である斉藤とも対戦するが敗れている。
やがて自分自身が指導に尽力した後輩・平山の成長に伴い、2年生夏の団体戦では補欠にまわった。
来留間大志(くるま たいし)
藤田の二学年上の先輩。階級は重量級。
来留間麻理の兄で、顔と性格が妹とそっくり。見事なアンコ型体形ではあるが、すばらしい運動神経と身軽さをあわせ持っており、「三工のダルマ大史」と評されている。様々な意味で驚異のキャラクターであった。
高校入学当初までは野球部員だったが、先輩との確執などがあり退部し、断り続けていた柔道部顧問の吉岡の勧誘に応じて、柔道部へと移った(単行本第9巻収録の外伝)。そのため柔道経験は浅いが実力は極めて高いらしく、柔道をしている姿は1コマ(一瞬で一本勝ち)しかないが、3年生の夏に重量級で地区優勝している。
海老塚桜子に柔道を無理矢理はじめさせた張本人。引退後も妙な存在感を示し、シリアスになりがちな三工サイドのギャグ担当キャラクターとなる。しかし「にゅっ」と現れ、いつのまにかいなくなるため、強者揃いの三工でも、その気配を掴めるのは藤田ぐらいしかいなかった。
「短距離走だけは苦手」と上記外伝で漏らしているが50mを6秒9で走る。確かに陸上選手の平均記録から鑑みれば速い方ではないが、体形体重を考慮すると恐ろしい勢いである。
妹の麻理が可愛くて仕方ないようで、福岡国際で優勝し多数の報道陣に取り囲まれ麻理が怯えたのを見て取ると助けに飛び込む。その際、三溝や橘クラスの体格を持つ審判員らに、取り押さえられるが、一払いで振りほどいてしまった。
劇中の表現上、倉田典善でもなければほぼ相手になりそうもない異様を放っている。
高校卒業後は野球選手に復帰し、社会人野球を経て中日ドラゴンズに入団しプレーしている。
端本進也(はしもと しんや)、蜂野正広(はちの まさひろ)、武戸敬二(むと けいじ)
藤田の一学年上の先輩達。容姿と名前の通り闘魂三銃士がモデル。
平山(ひらやま)
藤田の一学年下の後輩。アンコ型の重量級で、藤田に続いて1年夏から団体戦レギュラー入りをしている。泣き虫であまり強そうな顔に見えないが、関谷ゆずりの返し技の鋭さから、三溝、杉、斉藤に勝っていて浜高相手の戦積はかなり良い。
吉岡(よしおか)
三工の柔道部顧問兼コーチ。厳しくも優しく穏やかな性格。巧と藤田の喧嘩には頭を痛める。

[編集] 赤石林業高校

浜名湖高校ほかの台頭までは、三工に次ぐ西部地区の強豪校であったが、作中ではかませ犬的役割になってしまっている。

酒井法男(さかい のりお)
赤石の中心キャラ。巧達の1学年上で、軽中量級。後の赤石の部長になる。得意技は左右に変化する背負い投げ。口髭を生やしている。
名前の由来は女優・酒井法子から。
西村知実(にしむら ともみ)
赤石の柔道部員。酒井が部長の時に副部長を勤める。酒井と行動を共にする。ギョロ目が特徴。
松田(まつだ)
赤石の柔道部顧問。ジャック・ニコルソン似。また、学生時代は倉田典膳に色々と世話になったという。
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[編集] 佐鳴高校

浜名湖高校と同じ西部地区にある進学校。かつては強豪校だったが、近年は一回戦敗退が常となっていた。女子柔道が盛ん。

石塚孝裕(いしづか たかひろ)
巧達の1学年上で、佐鳴高校の柔道部主将。173cm65kgで軽中量級。得意技は体落しや背負い投げおよび足技を多用した連続技。
中学時代はバレーボール部に所属していたが、身体的に限界を感じて柔道に転向する。保奈美と桜子は中学時代の後輩で、保奈美に告白してフラれた経歴の持ち主だが、再会時には既に袴田今日子という彼女が出来ていた。
2年生の時は佐鳴唯一のポイントゲッターで巧にも勝利している。物語の初期は三工や暁泉メンバーに悪役色が強く、浜校と仲の良いライバルのポジションにつけるも、浜校が全国に進出し静岡連合色が出てくる課程で袴田との恋愛ネタ要員になりかかっていた。しかし、三工の関谷や暁泉の永田らが、浜校メンバーに引き離されているのが顕著になっても、斉藤と互したり、巧の背負いをアクロバットで抜けるなど、敵役でワンランク違う実力を示していた。
個人ではインターハイ全国大会にも出場し、決勝トーナメントまで勝ち残る。決勝トーナメント一回戦では優勢に試合を運んでいたが逆転負けで敗退することとなった。
袴田今日子(はかまだ きょうこ)
石塚と同学年で、佐鳴高校の女子柔道部員。階級は48kg以下級。得意技は体落しや背負い投げ、内股など。
可憐な容姿で浜高の三バカの心を鷲掴みにするが、勝手に親衛隊を作られて困惑する。全国大会の常連の実力者で、2年生の時は春の体重別選手権で、3年生の時はインターハイでそれぞれ全国優勝を果たしている。
来留間麻理の出現までは女子柔道界のホープだったが、受験勉強で出場しなかった福岡国際で麻理が優勝し、その座を譲っている。石塚とは恋人同士で互いに柔道でも切磋琢磨したりもした(男子で県有数の強豪選手である石塚の投げすらかわせるレベル)。豊という弟がいる。
才色兼備だが料理は下手であった。将来は教師を目指しており、エピローグでは石塚と結婚する。
袴田豊(はかまだ ゆたか)
袴田今日子の1学年下の弟。階級は中量級。
中学時代は柔道をしていて実力はあったが、才能溢れる姉と比較されることを嫌い、高校入学後はしばらく柔道から離れていた。また、姉に彼氏がいる事も、面白くなかったらしく反駁を見せていたが、後にこれを改めている。
桜子に惚れ込み助言に従い復帰し、石塚の現役時代には佐鳴のレベルを高めていたが、終盤は実力のある選手が袴田のみだったため、トータルで他の強豪校との実力が開いてしまっていた。
桜子の彼氏を巧と勘違いするも後に誤解と言う事で収まる(当人には墓穴)。しかしこの指摘はある意味鋭かった事が判明する。 

[編集] 暁泉学園

浜名湖高校と同じ西部地区にある、ライバルとして登場してくる新設の私立校。体育科があり、スポーツ推薦で有望な選手を集め、その育成に力を入れている。しかし柔道部員は他のスポーツからの転向組ばかりで、運動部偏重の私立校という典型的ライバル設定にも関わらず、イロモノだらけのギャグ要員になっている。

堀内平八郎(ほりうち へいはちろう)
巧達と同学年で、暁泉学園の柔道部主将。階級は軽重量級。得意技は大外刈りや内股、払い腰など。
巧と保奈美とは幼馴染である。小学生の頃はいじめられっ子で、よく巧に助けられていたが、空手やボクシングを習って強気な性格に変わる。高校で柔道を始め、個性豊かなチームメイトのまとめ役になっている。スポーツ推薦による入学だったようで、そのプレッシャーからか、当初はお気楽そうな巧を始めとする浜高柔道部に反感を持っていた。その後、浜高との団体戦を通して分かり合うようになる。
帽子を被っていないのに「試合中は帽子を取りなさい」と注意されてしまうほどの多毛・剛毛である。
永田賢(ながた けん)
平八郎と同学年で、暁泉学園の柔道部員。階級は軽中量級。得意技は飛び込み内股やアダムス式回転十字固めなど。
ロングヘアの美形でオカマ言葉を話し、美しいものが大好き。妖しい魅力を振りまくナルシストで、対戦相手に敬遠されることもしばしば、だが柔道の才能と実力は高く、暁泉のメンバーの中では一番練習熱心でもある。普段は温厚だが、顔を攻撃されたりするとキレる。
初めて登場した頃はその人格をセルフコントロールできず、スロースターターだったがその後コントロール法を修得し、意図的にキレた状態で試合に臨んでいた。キレると動きが格段に良くなり、性格も凶暴になる。
桜子がお気に入りらしくて抱きつく癖がある。料理が非常に上手く、部員にはお重に入ったお弁当を振舞っており、更には試合会場にポットまで持参してお茶を飲んでいた。
卒業後は芸能界入りし人気アイドルとして活躍しているが、街でたまたま見かけた桜子に抱きついた所をファンの娘に目撃されフライデーネタとなる。
佐野直弼(さの なおすけ)
平八郎と同学年で、暁泉学園の柔道部員。元水泳部。粗野な言動をしたり袴田今日子に言い寄ったりと、暁泉にダーティなイメージを付与する悪役。挙句赤石戦で西村に押さえ込まれたり浜高戦で三溝に開始直後一本負けしたりなど扱いもそれ相応である。
杉に続く第二のハゲキャラで、「絵筆を持ってね!」での投稿も脇役の割には多い方である。
黒柳将治(くろやなぎ まさひろ)
平八郎と同学年で、暁泉学園の柔道部員。元相撲部で140kgの重量級。持ち技は裏投げのみ。杉達にはいつも出会いがしらに相撲取りの名前で呼ばれていた。卒業後、相撲界入りした。
原田彦蔵(はらだ ひこぞう)
平八郎と同学年で、暁泉学園の柔道部員兼ゴルフ部員。
柔道は素人で頭数を合わせるためだけのメンバーであり、その老けた容貌から「ダンナ」と呼ばれ敬われている。ゴルフ部員としては、「バンカーの勝負師」の異名を持つ程のゴルフプレイヤーであった。2年生になってからは柔道経験者の喜久地が入部しレギュラーを外れたものの、部の精神的支柱(?)として存在感を発揮し続けた。
唯一教わった柔道の投げ技“出足払い”にゴルフの経験を融合させた「ドライバーショット足払い」(自称・略してDSA)が必殺技。この技によって油断しきっていた巧に勝っている。作中の公式戦において巧に勝った相手で、唯一巧に雪辱の機会がなかった。また鳶嶋雅隆以外に公式戦で巧に一本勝ちした事のある唯一の選手でもある。
卒業後は何とかゴルフのプロになった。ちなみに美人の彼女がいる。
喜久地(きくち)
平八郎の1年後輩で、中学時代全国大会でベスト4まで進んでいる。生意気な性格で、浜高を一人で五人抜きすると言っていたが、先鋒の宮崎に完敗した。実力的には原田より強いのだが、夏の大会で出場していない理由は明らかでは無い。
市川哲人(いちかわ てつと)
暁泉学園の教諭で柔道部の顧問兼コーチ、31歳。
全日本選抜体重別で優勝3回、世界学生選手権で3位、国際強化選手に選ばれていた柔道のエリート。
冷酷で厳しい指導をし生徒たちに恐れられているが、内心は案外お茶目な男でもある。2人の子供がいる。

[編集] 沖縄尚北

沖縄県代表。全国大会に進んだ浜高の前に立ちふさがった最初の壁である。浜名湖高校の主要メンバーが2年の夏に金鷲旗で優勝しインターハイでも優勝候補に上げられていた。

玉城一史(たましろ かずふみ)
巧達の1年上で軽重量級。太ってはいるがスピードがあり、技も切れる。2年春の選手権大会の無差別級個人戦で橘を破って日本一になるなど、作中で巧と戦った世代では橘と並んでトップクラスの実力を誇っていた。2年夏のインターハイで藤田と対戦し判定負けしている。藤田は玉城の実力を高く評価しており「自分でもよく勝てたと思う」と感想を洩らしていた。
2年の選手権大会の一回戦で浜高とあたり、巧、三溝、宮崎の3人抜きをして浜高に全国の壁を思い知らせることとなった。インターハイでも再び対戦しており、このときは巧が斉藤の助言もあって押さえ込みで勝利し、雪辱を果たしている。
初登場時、袴田今日子にサインをねだっており、かなり軽いノリのキャラクターで登場している。
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[編集] 東名大藤沢

神奈川県代表。インターハイ団体戦で90年と91年に2年連続優勝しているなど、千駄谷高校と並ぶ強豪校の一つ。2年春の選手権の3回戦で浜高と対戦している。

窪ノ内武志(くぼのうち たけし)
巧の1年上で重量級で主将。2年夏の団体戦で優勝に導いているが、自身が優勝最有力候補であった個人戦では橘に敗れている。この時のメンバーの名前(中野、宍戸、井上)は女子プロレスラーから取られている。
津末(つすえ)
2年春選手権団体戦3回戦浜高戦時の副将。原と並ぶ2枚看板の1人。杉、斉藤と対戦。杉に粘られた後、斉藤に関節技をきめられ、敗退。太ってはいるがスピードはある。
原勝(はら まさる)
2年春選手権団体戦3回戦浜高戦時の大将。津末と並ぶ2枚看板の1人。ポイントゲッターで「天才」と称される程の選手だったが、当時無名だった斉藤と戦い敗れた。本来は先鋒である。
なお原と津末の名前は、東海大相模出身のプロ野球選手が元ネタである。

[編集] 千駄谷学園

柔道を志す者が全国から集まってくる、東京の超強豪校。部員全員が寮生活を送り柔道漬けの厳しい指導をする。全国的に強くなったのは比較的近年(作中30歳の西久保の高校時代に全国大会初優勝)になってからであった。

鳶嶋雅隆(とびしま まさたか)
兄・佳隆を追って千駄谷学園に入学したが、登場した時にはすでに後に兄以上の選手として注目されるまでに成長していた。巧達と同学年で、兄の後を継ぎ柔道部主将を務める。168cm71kgで軽中量級。3年生になってからは中量級に階級を上げる。得意技は袖釣り込み腰
2年生の時インターハイ個人戦決勝で巧を破って以来、全国大会では常に浜名湖高校の前に立ちはだかる超高校級選手。巧との高校時代での対戦成績は2勝3敗であるが、2勝目は浜高が負けた3年の金鷲旗の時と考えられる(なお作中の公式戦でただ一人巧に2度勝っているキャラである)。 本作において、藤田と並ぶ巧のもう一人のライバルであった。
初登場時、当時全国的に無名に近い存在だった巧に気さくに話しかけてきたのがきっかけで出会う。
作中は終盤までシリアスなキャラで通していたが、エピローグ時には来留間麻理のファンであった事が判明する。麻理が仲安と付き合っている事を斉藤に知らされ、指導と称して泣きながら後輩に八つ当たりするお茶目なシーンも見せていた。
彼もエピローグに五輪候補選手である事が判明している。
橘大樹(たちばな たいき)
巧達と同学年で、鳶嶋と並ぶ千駄谷のポイントゲッター。188cm120kgで重量級。
上背のある均整のとれた体格、パワー、スタミナもさることながら、何事にも動じることの無い温厚な性格。作中では無差別級で全国優勝しており高校生最強の選手であった。選手権団体戦決勝で彼をどう攻略するかが終盤最大の山場となる。
鳶嶋雅隆とは良いコンビであると同時に認め合ったライバルでもあったようで、階級差がありながら二人の実力はほぼ互角であった。
チームメイトには「大仏」と呼ばれているがそう呼ばれても怒らないデキた人。
エピローグでは三溝と同じく全日本の準決勝で藤田と対戦した。
滝川澄之(たきがわ すみゆき)
足技が得意で、天性のカンで技をかけることができる。フケ顔。チームメイトに「ジイ」と呼ばれている。
安藤忠(あんどう ただし)
気が強く、小柄ながらどんどん奥襟を取りにいく積極的な柔道をする。チームメイトに「チュウ」と呼ばれている(名前の音読みから)。
御厨太郎(みくりや たろう)
一年生ながら千駄谷のレギュラーを務める。軽量級。得意の背負い投げは石丸コーチ直伝。重量級をも投げることのできる実力の持ち主。チームメイトに「クリリン」と呼ばれている。
鳶嶋佳隆(とびしま よしたか)
雅隆の兄。千駄谷学園の監督にスカウトされて九州から上京する。インターハイの団体戦では主将としてチームを引っ張るが、浜高との試合では勝利確定後の消化試合で巧と対戦し、投げられて一本負けを喫した。弟・雅隆の袖釣り込み腰は佳隆が磨いた技を伝授したもの。雅隆にも「鳶嶋先輩」と呼ばせている。それは兄弟と言えど甘えをなくし、勝負への貪欲さを培うための手段のようである。極めて厳格な性格。

[編集] 都立・竹の塚

浜高が東京の立川体育大学に冬季合宿に行ったとき、同じように出稽古に来ていた。 選手権大会の予選戦では千駄谷に次ぐ準優勝で出場権を獲得。

奥野(おくの)
竹の塚高校の主将で巧たちと同級生。
私立の高校へ進学したかったが家庭の事情で叶わず、私立と公立の運動部の設備の差に憤りを感じつつ【打倒私立】を目指して頑張っている。
下津田(しもつだ)
奥野の小学校時代からの親友。
真冬に半袖Tシャツで平気で山手線に乗車。典型的な熱血挌闘家のようである。
美奈(みな)
柔道部のマネージャー。奥野の同級生で彼女。奥野と下津田の師匠の娘。

[編集] 女子柔道

本作では、日の目を見ることが少ない高校女子柔道も並行して扱っている。女子柔道自体は『YAWARA!』などでも扱われているが、当時現実の高校までの女子柔道は男子に比べ扱いは軽かった。それは作中に西久保が言った通り、部員数が足りず部活動ではなく町道場が主体になる事がままあったからである。作中でも袴田今日子が中学時代は学外で柔道をしていた旨語っている。なお女子の団体戦は登場せず、みな個人戦でのみ戦っている。

海老塚桜子、来留間麻理、袴田今日子についてはそれぞれの高校を参照。

別所愛子(べっしょ あいこ)
静岡の中部地区にある赤磐高校所属。桜子と同学年。階級は48kg以下級、後に52kg以下級に転向。得意技は膝車や内股など。
初登場は2年のインターハイの県予選(女子個人戦)。当初は白帯で、それが縁で桜子と仲良くなる。控え目で恥ずかしがり屋な性格。華奢な見た目とは裏腹にパワフルで正統派な柔道を得意とする。当初は巧に想いを寄せていたが、巧と保奈美の関係に気付き身を引く。
全国大会の運営手伝いをしていたが(開催地が地元だったため)、作中の描写では惚れっぽく男達を振り回し仕事をしないように見えたところから、読者には「姫」と称されていた。また、何故か赤磐高校からは誰も応援に来ないという謎を抱えている。
後に斉藤と親しくなり、文通をしたりしていた。応援に向かった事で斉藤の気合を引き出したりもしていた。
松原渚(まつばら なぎさ)
静岡の中部地区にある三保女子学園(初登場時は学院)所属。袴田と同学年。階級は48kg以下級。
春の選手権では県予選3位になった実力者だが、性格は極めて高飛車で自分の実力を鼻にかけるような態度をとる。インターハイの県予選初戦でその性格が災いして桜子に敗れて引退。敗れた事を根に持ち、自分を敗った桜子等のパターンを研究し、弱点を突き止めるなど私怨交じりの執念を燃やす。後輩の薩川にそれらを伝授して雪辱を果たそうとするが、自立し楽しむ柔道を目指した薩川の姿を見て、柔道に取り組む気持ちを改めた。
宮崎に似ており、作中で「シゲルの女装にあらず」と評され、絵筆をもってねでも両者を絡めたネタにされていた。
薩川佐代子(さつかわ さよこ)
静岡の中部地区にある三保女子学園所属。麻理と同学年。階級は52kg以下級。得意技は大外刈りや一本背負いなど。またお嬢様らしく、裁縫などが得意。
当初は先輩の松原に指導を受け、桜子への復讐を代行しようとしていた。だが桜子本人や麻理と出会ってから考えを改め、復讐ではなく楽しい柔道を目指すようになった。
柔道のセンスは非常に高かったらしく、麻理をして「天才」クラスと言わしめている。また一年生でありながら52kg以下級で全国優勝を果たした。
乙淵ふね(おとぶち ふね)
栃木の宇都宮西高校所属。階級は48kg級、後に52kgに転向。作者公認のいじめっ子。
インターハイの全国大会準決勝で麻理に両ビンタをかまして(実際はネコだましをするつもりだったが、麻理の出足が速過ぎてビンタとなる)泣かせたり、その直後、麻理と袴田の決勝を野次で妨害しようとしたり(桜子に阻止され、会場外で雨の中乱闘となり風邪を引く)、春の選手権準決勝で薬品を使って薩川の目潰しを企てたりする。目立ちたがり屋かつ意地悪な性格。全国大会に出場できる実力はあるが、卑怯な手段で勝とうとしてはことごとく自滅する。講道館で行われた福岡国際の代表選考会にも出場しているが、あっさり麻理に敗れている。
ふねという名前にコンプレックスがあり、取り巻き達に「ふっちん」と呼ばせ、自称もそうしている。
浅田さん(あさださん)
江田島高校の選手でインターハイ個人戦地区予選の3回戦で桜子と対戦した相手である。開始直後桜子が「小内で背負い」と叫んだとたんに言葉通りに小内刈り→背負い投げの連携を仕掛けるも裏投げで返されて一本負けする。試合中の出番は10コマという少なさだが、サンデー掲載時の回に第2回の人気投票の告知があったこともあり、宮崎や三溝などのレギュラーキャラを押さえ10位に食い込んでいる。その後出番が無かったにも関わらず、第3回の人気投票でも19位に入っている。別の意味で記録と記憶に残るキャラとなった。
ケイト・アンダーソン
イギリス代表。女子48キロ級の「偉大なる世界チャンピオン」。五輪金メダリストで、世界選手権でも3回優勝している、29歳。ベテランになるにつれ、スタイルを変え寝技の達人になっていった。福岡国際女子大会の準決勝で麻理とあたり敗退、大会後引退した。
ドミニク・ミリアン
女子48キロ級のキュ-バ代表、17歳。ESPA(キュ-バのスポーツ英才学校)出身で、福岡国際女子大会の決勝で麻理と当たる。試合中麻理を何度も投げ飛ばすなどパワー型の選手。以降も、麻理の出ていない五輪で優勝するが、世界選手権では麻理と戦い敗退している。麻理とはライバル関係になる。

[編集] 脚注・出典

  1. ^ 正確には1989年1・2合併号からの連載だが発売日は1988年12月のため。
  2. ^ 単行本『帯をギュッとね!』26巻 巻末折り返し4コマ漫画より。
  3. ^ 単行本『帯をギュッとね!』15巻 折り返し4コマ他。
  4. ^ また17巻の折り返し4コマでは実際に本人が藤田役となって黒帯を締めた写真が掲載されている。なお粉川役のチーフアシスタントは白帯で掲載されている。
  5. ^ 単行本『帯をギュッとね!』30巻 あとがきにかえてより。
  6. ^ 単行本21巻では2434通の応募があった。またページの都合上13作しか掲載できなかった。
  7. ^ 単行本『帯をギュッとね!』1巻にて安西信行名義にて。
  8. ^ 単行本『帯をギュッとね!』21巻にて森田医師名義にて。
  9. ^ 三溝の三人の姉および父親、斉藤の妹など。
  10. ^ 単行本『帯をギュッとね!』22巻に1度締め切りが間に合わず4コマ漫画を載せられなかったら、同23巻の「絵筆をもってね!」のコーナーにそのことに『ツッコミ』を入れる投稿が数作掲載された。本人のコメントからもそのような投稿作が多数来たことがうかがえる。
  11. ^ またその23巻の「絵筆をもってね!」のコーナーのゲストであった武内昌美も同様にがっかりしていた風の発言をしている。
  12. ^ インタビュー記事サンデー名作ミュージアム
  13. ^ 実際にインターハイで女子個人戦が行われるようになったのは、作中で女子個人戦が描かれてから10年以上経った2004年からである。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年11月4日 (水) 05:21 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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