常総市
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常総市(じょうそうし)は、茨城県南西部にある市である。2006年1月1日に水海道市が石下町を編入合併し、同時に改称した。
目次 |
[編集] 概要
県の下位区分では、県西地区に属する。市中心部の水海道(江戸期に水海道村、明治期に水海道駅を経て水海道町となり、昭和29年より水海道市の中心部)は、江戸中期頃までは現在の元町から本町までの一続きの小さな宿場町であったが、江戸時代末期および明治以降、「鬼怒川の水は尽きるとも、その富は尽くることなし」と称されるよう、鬼怒川の河川水運によって周辺地域の中核都市として発展してきた。昭和後期からは隣接する県南地域の発展とは裏腹に衰退するが、市中心部にある五木宗のレンガ蔵などの建築物に周辺地域の中核都市であった名残を見ることができる。都心から鉄道や高速道路などを利用して1時間弱とアクセスしやすく、緑や歴史的建築物などが多いため、映画やドラマを中心としたロケ地として利用されることが多い。
日系移民の子孫がブラジルなど中南米から就労しており、水海道駅周辺には日系ブラジル人向けのスーパーやブラジル銀行(BANCO DO BRASIL) 茨城出張所、日系人が経営する店舗、私立のブラジル人学校などがあり、ポルトガル語の案内・表記が多い。
[編集] 地理
常総市は茨城県南西部に位置し、東京都心から約50km、茨城県の県庁所在地である水戸市からは約70kmの圏内にある。 海抜平均10mから20mの平坦な土地が広がる。東に小貝川、市中央に鬼怒川が流れる。この鬼怒川を境に東部地域には市役所と水海道駅、石下駅を中心とする市街地や水田、西部地域には水田、畑、森林、工業団地などが広がっている。
また、市の西部、坂東市との境界地域には首都圏近郊緑地保全区域および茨城県自然環境保全地域に指定された菅生沼があり、市の北東部は筑波研究学園都市に隣接している。
[編集] 地名
常総市の地名は、旧水海道市の地名は「○○町」のように必ず「町」で終わり、旧石下町の地名は必ず「町」が付かない。また、旧水海道市のうち1954年(昭和29年)まで旧水海道町であった地域の町と、1955年(昭和30年)に筑波郡谷和原村より編入した川又町は、「水海道○○町」と水海道を頭に冠する。常総ニュータウンきぬの里地区は例外で「内守谷町きぬの里」という地名になっている。
[編集] 隣接している自治体
- 茨城県
- 千葉県
[編集] 人口
| 常総市と全国の年齢別人口分布 | 常総市の年齢・男女別人口分布 | ||||||||||||||||||
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■紫色 ― 常総市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 |
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| 総務省統計局 / 国勢調査(2005年) | |||||||||||||||||||
[編集] 歴史
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、豊田郡水海道町・三妻村・五箇村・大生村・石下村・豊田村、岡田郡菅原村・大花羽村・岡田村・飯沼村、北相馬郡坂手村・内守谷村・菅生村が発足。
- 1896年(明治29年)3月29日 - 豊田郡、岡田郡及び結城郡が統合し新たに結城郡となる。
- 1897年(明治30年)8月24日 - 結城郡石下村が町制施行、石下町となる。
- 1954年(昭和29年)7月10日 - 結城郡水海道町が同郡菅原村・大花羽村・三妻村・五箇村・大生村、北相馬郡坂手村を編入・市制施行し水海道市となる。
- 1954年(昭和29年)10月1日 - 結城郡石下町に同郡岡田村・飯沼村・豊田村及び玉村の一部を編入。(玉村の残部は宗道村〔のちの千代川村、現下妻市〕に編入)
- 1955年(昭和31年)3月31日 - 水海道市に筑波郡真瀬村の一部、筑波郡谷和原村(現:つくばみらい市)大字川又を編入。(真瀬村の残部は他町村と合併して谷田部町〔現つくば市〕を新設)それぞれ東町、川又町となる。
- 1956年(昭和31年)4月1日 - 水海道市に北相馬郡内守谷村・菅生村を編入。
- 2006年(平成18年)1月1日 - 水海道市に結城郡石下町を編入。常総市と改称。
[編集] 市名
平成の大合併において、水海道市は当初、筑波郡伊奈町および谷和原村と合併を目指し、その新市名を一般公募に基づいて「常総市」に決めたが、合併協議を一方的に破談にし、その後、下妻市等との合併協議が破談となった北隣の石下町との合併協議会を設置した。そして石下町を水海道市に編入する形式ながら、市名を「常総市」に改称するという、珍しいケースとなった。既存の市が周辺町村を編入して、市名を改称する事例は、平成の大合併では他に新潟県新井市 → 妙高市の例があるのみである。但し「編入合併と同時に自治体名を変更」という手法は茨城県内でも過去に常陸太田市(太田町が機初村・西小沢村・幸久村・佐竹村・誉田村・佐都村を編入。同時に「太田」→「常陸太田」と名称変更)、鹿嶋市(鹿島町が大野村を編入。同時に「鹿島」→「鹿嶋」と名称変更)及び常陸大宮市(大宮町が山方町・美和村・緒川村・御前山村を編入。同時に「大宮」→「常陸大宮」と名称変更)の例があるので、決して前代未聞というわけではない。
[編集] 行政
[編集] 市長
[編集] 市役所庁舎
- 常総市役所 - 常総市水海道諏訪町3222-3
- 石下庁舎 - 常総市新石下576-2
[編集] 加入広域事務組合
- 常総地方広域市町村圏事務組合
- 守谷市に組合運営の常総環境センター(ごみ処理施設)・組合事務所・常総運動公園が設置されている。
- 下妻地方広域事務組合
- (下妻市・八千代町・常総市(旧石下町地区)のごみ処理などを行っている。)
- 主に下妻市に組合運営の施設が設置されている。
- 茨城県市町村総合事務組合
- 茨城租税債権管理機構
- 常総衛生組合
- 茨城西南地方広域市町村圏事務組合
- 常総・下妻学校給食組合
[編集] 第三セクター等
- あすなろの里
[編集] 管轄消防署
- 常総広域消防(上記の広域事務組合に属する広域消防でつくばみらい市・守谷市・常総市[旧水海道市地区]が管轄地域である。)
- 水海道消防署 - 水海道山田町808
- 水海道消防署北出張所 - 大生郷町2631-1
- 水海道消防署絹西出張所 - 菅生町3129
- 消防本部は水海道消防署内に設置されている。
- 下妻消防署(古河市に本部がある広域消防で、下妻消防署は下妻市と八千代町と本市の旧石下町地区が管轄地域である。)
- 下妻消防署 石下分署 - 本石下4596
[編集] 管轄警察署
- 常総警察署(市内の国道294号線沿いにある警察署で、管轄はつくばみらい市と当市である。)
-
- 石下地区交番 - 本石下4750
- 飯沼駐在所 - 鴻野山46-1
- 内守谷駐在所 - 内守谷町2743-2
- 大生郷駐在所 - 大生郷町3134
- 大輪駐在所 - 大輪町1490-7
- 岡田駐在所 - 向石下1007-1
- 坂手駐在所 - 坂手町1261-3
- 上蛇駐在所 - 上蛇町1899-3
- 菅生駐在所 - 菅生町2961-9
- 豊岡駐在所 - 豊岡町丙3410-8
- 豊田駐在所 - 豊田2245-1
- 三妻駐在所 - 中妻町2457-10
[編集] 経済
[編集] 工業団地
[編集] 大生郷工業団地
[編集] 坂手工業団地
[編集] 内守谷工業団地
他
[編集] 教育
[編集] 高等学校
- 茨城県立水海道第一高等学校
- 茨城県立水海道第二高等学校
- 茨城県立石下高等学校(2011年3月閉校予定)
- 茨城県立石下紫峰高等学校
[編集] 中学校
※西中学校がふたつのため旧町名をつけ、正式名称とした。
[編集] 小学校
[編集] 学校教育以外の施設
[編集] 公共職業能力開発施設
- 独立行政法人雇用・能力開発機構茨城センター(茨城職業能力開発促進センター)(愛称:ポリテクセンター茨城)
[編集] 交通
[編集] 鉄道
[編集] バス
市の南西部の「常総ニュータウンきぬの里」地区では、守谷駅を結ぶ急行路線バス、東京駅行の高速バスが発着する。また、水海道駅からも高速バスが発着している。
[編集] 道路
最も主要な交通手段は自家用車で、国道294号と国道354号が主要な交通手段となる。 また、市の中央部を流れる鬼怒川を横断して国道354号のバイパスを接続する水海道有料道路がある。
- 茨城県道20号結城坂東線
- 茨城県道24号土浦境線
- 茨城県道129号下子水海道線
- 茨城県道134号鴻野山水海道線
- 茨城県道136号高崎岩井線
- 茨城県道217号皆葉崎房線
- 茨城県道332号石下停車場線
- 茨城県道357号谷和原下館線
- インターチェンジ
- 水海道IC(仮称)(首都圏中央連絡自動車道)- 整備中
[編集] 隣接市町村への連絡
- つくばみらい市:関東鉄道常総線(小絹駅)、関東鉄道常総線守谷駅よりつくばエクスプレス線(みらい平駅)
- 守谷市:関東鉄道常総線(新守谷駅、守谷駅、南守谷駅)
- 下妻市:関東鉄道常総線(下妻駅、宗道駅、大宝駅、騰波ノ江駅)
- つくば市:関鉄守谷駅よりつくばエクスプレス線(つくば駅、研究学園駅、万博記念公園駅、みどりの駅)
水海道駅から守谷駅までは快速で8分。
[編集] 都道府県庁への連絡
関東鉄道常総線取手駅にてJR常磐線へ乗り換え、水戸駅へ。 取手駅~水戸駅の所要時間は普通列車で1時間半前後。 水海道駅から取手駅までは快速で30分。
[編集] 広範囲な連絡
東京駅八重洲口への高速バス(常総ルート)が水海道駅より発着している。
[編集] 史跡・観光施設
[編集] 神社・寺院
- 一言主神社:809年(大同4年)に大和葛城山から一言主神を迎えて祀ったのが始まりとされる神社。通称「ひとこと明神」。言行一致の神様として近隣市町村からも参拝客が訪れる。毎年9月13日には秋季例大祭が催される。その奉納行事として行われるのが大塚戸の綱火(おおつかどのつなび)で、操り人形と仕掛け花火を用いたこの民俗芸能は茨城県の指定文化財となっている。
- 大生郷天満宮:929年(延長7年)に菅原道真公の第三子菅原景行が創建したと言われている。毎年1月25日には初天神際が催されている。
- 安楽寺(元三大師):大生郷天満宮守護の為に建立された。正月3日にはダルマ護摩が行われている。南側の林を抜ける参道は時代劇等のロケにも使用されている。
- 弘経寺:1414年(応永21年)に嘆誉良肇が創建した浄土宗の寺院。境内には徳川秀忠の子で豊臣秀頼に嫁いだ千姫の墓や、鶴谷南北の「色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)」がある。
- 法蔵寺:1592年に開基。怪談「真景累ヶ淵」などで有名な累の墓所としても知られている。常総市の指定文化財に指定。
[編集] 重要文化財(国指定)
- 水海道風土博物館坂野家住宅:安土桃山時代の頃に水海道へ土着し、江戸時代には新田開発によって豪農として栄えた坂野家の大型住宅。江戸時代の豪農の生活をうかがう貴重な資料であり、国の重要文化財に指定されている。
[編集] その他
- 吉野公園:小貝川の廃川(三日月湖)を利用した市営のヘラブナ釣り場。
- あすなろの里:農業体験など、自然とのふれあいをテーマにした宿泊施設。
- 天然温泉 きぬの湯:常総ニュータウンきぬの里のタウン内にある掛け流し天然温泉。
- 豊田城:地域交流センター。内部は石下地域の歴史や、歌人長塚節関連の展示をしている。7階展望室からは筑波山だけではなく、日光連山や富士山等を望む事ができる。
- 長塚節の生家:アララギ派の歌人長塚節の生家。茨城県史跡指定文化財。
[編集] イベント・祭事・催事
- 常総市マラソン大会:毎年1月に「きぬ総合公園」周辺で開催される。
- 千姫まつり:4月第二日曜日に水海道中心市街地・弘経寺・豊田城(地域交流センター)において開催される。
- みつかいどう祇園祭:八坂神社の例大祭で、7月中旬の土曜・日曜に水海道中心市街地で開催される。
- 石下祇園祭:京都祇園会の流れを汲む祭りで、7月中旬に石下市街地開催される。
- 石下将門まつり:毎年8月15日に豊田城(地域交流センター)駐車場で開催される。
- 常総きぬ川花火大会:「常総市みつかいどう花火大会」から改称。8月第五土曜日(第五土曜日が無い場合は9月第一土曜日)に開催される。
[編集] フィルムコミッション活動
ロケの街として多くの映画やドラマなどが撮影されている。その理由としては、常磐道を使えば都心から1時間前後で到着出来るうえ、自然や歴史的建造物、市街地などが多数あり、様々な撮影のニーズに応えられるためなどが挙げられる。
また、多数のエキストラが必要とされる場合があり、エキストラ収集のためのプロダクションがある。
- フジテレビ「白い春」(駅南児童公園)
- テレビ朝日「仮面ライダーディケイド」(二水会館、ポリテクセンター茨城)
[編集] 出身有名人
- 羽田美智子 - 女優、旧水海道市出身
- 赤いプルトニウム - お笑いタレント、旧石下町出身
- 岡田忠之 - バイクレーサー、旧水海道市出身
- 鈴木桂治 - アテネ五輪柔道男子100Kg超級金メダリスト、旧石下町出身
- 小野卓志 - 柔道選手、旧石下町出身
- 市村則紀 - 元プロ野球選手、旧水海道市出身
- 細川和彦 - プロゴルファー、旧水海道市出身
- 大川とみ - 元卓球選手、世界卓球選手権で日本人女子初の金メダルを獲得、旧水海道出身
- 長塚節 - 歌人・小説家、旧国生村出身
- 風見章 - 政治家、旧水海道出身
- 小谷野敦 - 文学者、旧水海道市出身。小学生の頃に埼玉県越谷市へ転居。
- 松田道雄 - 医師・育児評論家。旧水海道市出身だが、生後すぐに京都府京都市へ転居。
[編集] その他
- 市外局番は0297である。龍ケ崎地区(0297-60~99)も同じ0297だが、市外局番を頭につける必要がある。
- ナンバープレートは「つくばナンバー」である。ご当地ナンバーとして新設され、2007年2月13日から導入された。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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