帽子
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[編集] 概要
一般に布製で、つば(帽子の頭に密着する部分から外に向かって広がる日差し除けとなる部分)の有り無しがある。頭にかぶるものとしては他に冠やターバン、ヘルメット、兜、カツラなどがある。主に頭部の保護やファッションの目的で用いられる。歴史的には特定の頭部の装身具は、その人物の社会における身分を示すこともある。詳しく用途を記すと次のとおりになる。
- ドレスコード・エチケット
- 制服の一部(制帽・軍帽・官帽など)
- 夏場の直射日光による熱中症を避ける為の日除け(防暑)
- 防寒
- ファッション
- 昆虫、衝撃、飛来落下物、危険物、毒劇物などからの頭部保護(→ヘルメット)
- 髪型の保護
- 宗教上の戒律
- 禿を隠す
- 商品広告(主にプロスポーツ選手)
- 手袋と組で、貴族性を象徴(女性皇族・王族は被っていることが多い)
- スポーツ(特に野球)の応援
- ジャグリングの道具として
[編集] 帽子のエチケット
帽子に関するエチケットは、単純化すると屋外でかぶり、屋内で脱ぐとなる。屋内に入ったときは外套と一緒に帽子を脱ぎ、再び外に出るときに身に着ける。このエチケットは軍隊のそれに準じており、入隊教育の中で新兵は帽子の取り扱いについて、講義を受ける。軍隊では戦闘中で無い限り、帽子は屋内だけでなく、艦船の中でも脱いでいなくてはならない(旧ドイツ国防軍の様に、上官に対する時の無帽は軍規違反になる軍隊もある)。また、敬礼の1つとして帽子を取ることがある。
これ以外の状況では、葬式や国歌斉唱、食事などが帽子を脱ぐべき状況である。男性の挨拶として帽子に手を当て軽く前に傾ける・一瞬だけ持ち上げ掲げるという方法がある。女性の場合、帽子は正装の一部と見做されている為この挨拶をする必要は無く(というより絶対帽子は脱いではならず)、小さくお辞儀をする・スカートをつまみ、小さく身を沈める(右脚を引いて屈む)などで十分である。
キリスト教の教会では男性は帽子を取ることが求められるが(女性は帽子を取らないのがエチケット)、シナゴーグでユダヤ教徒は帽子を取る必要は無く、モスクでイスラム教徒も帽子を取る必要は無いように宗教ごとに帽子に対する態度は様々であるが、いずれも神への敬虔さを示すという点で一致している。キリスト教徒が帽子を脱ぐのは、膝を付くことや頭を下げることと同じ意味であり、神に対する敬虔さからである。
ユダヤ教徒はタルムードにより独特のキッパーをかぶることが決められている。これも唯一神の偉大さと人の矮小さを被る者に認識させるためである。
[編集] ファッション
19世紀から20世紀にかけて、山高帽が紳士の正装として認識されていたが、現在では特定の帽子を身につけるように求められる状況は限られている。それに代わって、ファッションとして帽子の必要性が認識されるようになった。特定の被り方や、帽子が所属するサブカルチャーを示す他、擬似的に制服に近い意味合いを持つものもある。一般的に野球帽は特定のチームへの支持を示すものだが、斜め向き、逆向きにかぶるとヒップホップ、ストリートファッションのアイテムとなる。
白いトックブランシェ(コック帽)[1]は、白い上下と共に一目で洋食のコックと認識するアイテム[2]であり、ベレー帽は画家を連想させる。麦藁帽は、夏や農村をイメージさせるものである。
[編集] 帽子の種類、名称
- Category:Hats も参照
- 赤帽子(cardinal's hat, red hat, scarlet hat)
- 紅白帽
- ベースボールキャップ
- ベイジング・キャップ(水泳帽)
- アルペン(帽子)
- クラッシャーハット
- サファリハツト
- テラピンチ
- メトロ(帽子)(クルーハット
- オスロー
- スキー帽子
- タンク(帽子)
- 烏帽子
- 御釜帽
- 角帽
- カッ
- ガレーロ、ガレロ(galero)
- カンカン帽(ボーター、キャノチエ)
- 学生帽
- キャプリーヌ(キャペリン)
- クロシェ
- ケピ帽(ドゴール帽)
- シュトライメル(shtreimel/Streimel)
- シャブラック(チャープラーグ, shabrack, csáprág)
- スカーフ
- スカルキャップ
- スポディク spodik
- ソフト帽
- ソンブレロ
- カウボーイ・ハット cowboy hat
- テンガロンハット
- ターバン
- ティアラ
- 作業帽
- アポロ帽
- アポロ型メッシュタイプ
- 小判帽
- 手術帽
- GI帽
- 船員帽
- トックブランシェ(コック帽)
- ナースキャップ(看護帽)
- 八角帽
- 防塵帽
- ポーラ型帽子
- 丸アポロ型
- 丸天帽
- 和帽子
- バイザー
- ハンチング帽(ディアストーカー、deerstalker、鹿撃ち)
- 日除けハット
- 日除けキャップ
- ピスヘルメット(Pith helmet)(ソーラ・トーピー(sola topee)、トーピー(topee)、サンヘルメット(sun helmet)、コークヘルメット(cork helmet)、トロピカルヘルメット(Tropical Helmet)、サラコット(salacot)、トーピ(topi)、探検帽、 防暑帽)
- フェズ(トルコ帽、タルブーシュ, fez, turkish hat, tarboosh)
- ブリム・ハット
- フード
- フリジア帽
- ヘッドドレス
- ベッレッタ、ビレッタ(berretta, biretta)
- ベール帽
- トーク帽
- ヒジャブ
- ポークパイ
- ムナク帽
- ワッチ(ニット帽、ビーニーキャップ)
- ロシア帽(パパーハ、ウシャーンカ、シャープカ、シャープカ=ウシャーンカ、シャープカ・トリェウーフ、トリェウーフ、マラハーイ)
- ケーバ帽子
- 中共帽子
- 飛行帽
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キッパー。帽子だという人と帽子でないという人がいる |
キリスト教徒のツッケット |
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サトマール帽、ホンブルクなど様々なユダヤ的帽子をかぶったレオポルトシュタットのダーティーム |
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インディ・ジョーンズ・スタイルのボルサリーノ・フェドーラ |
シルク製のトップ・ハット(シルクハット。シルク製でないものもある) |
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救世軍の制帽(ショー・クリフトン大将) |
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[編集] 各部の名称
- クラウン:帽子の山の部分
- 天(天井):クラウンの頭頂部分。
- 腰:クラウンの基部。
- 天玉:天とジガミとの境に入る玉縁縫込み。
- ジガミ(マチ・ヨツ):天と腰とをつなぐ部位。4枚の生地を縫い合せて作る。
- 庇(鍔):目の前に入る日除け。革製が多い。水兵帽ではこれがない。
- 縁(へり)(帯・帽帯・周章):腰の上に巻かれる帯布。ななこ織の布などである。これが付かずに腰のままとされることもある。
- 顎紐(あごひも):革製が多いが布製やビニール製、ゴム製などもある。制帽(軍帽・官帽)の顎紐にはしま織の金線や銀線が付されることもある。
- 耳章:顎紐を腰に留める付属品。主に金属製で、装飾のない場合と、団体の徽章が入る場合とがある。
- 天張り(パッキン):天を整形するために天の端に一周する形で入る細い芯。プラスチック製又は鉄製。学生帽などでは入らないこともある。
- 帽章:主に制帽として用いられる帽子に着ける徽章
[編集] 脚注
- ^ トック=高い、ブランシェ=白。18世紀の名シェフ、アントナン・カレームが山高帽から思いついたとの説あり)
- ^ トックブランシェには大体3段階の高さがあり、料理長クラスの40cm、普通のコックの30cm、そして見習いクラスの15cmで本来は髪の毛が料理に落ちるのを防ぐために被られていたものが地位の象徴となった訳である。ただ規定があるわけではなく、暗黙の了解として背の高い帽子が権威づけられている。
- ^ [1]
























