干拓
干拓の最新ニュースをまとめて検索!
干拓(かんたく)とは遠浅の海や干潟、水深の浅い湖沼やその浅瀬を仕切り、その場の水を抜き取ったり干上がらせるなどして陸地にすること。主に農地として開拓する時に用いられる。
水域に土砂や廃棄物等を投入して土地を造成する埋立とは異なる。
方法として、まず、干拓堤防(Dike、潮受け堤防、潮受堤防)で水域を仕切り、堤防の随所に水門を設ける。その上で動力によって強制的に仕切内の水を排水し干上がらせる。または海の場合、潮の干満を利用する方法も取られる。干潮時に水門を開き海水を排し、満潮時には水門を閉じて干上がらせる。
こうしてできた土地は海面よりも低くなることが多く、塩分を含んだ土地であるため、農地化する際には、塩分とともに水を排水する設備を作る必要がある。また地盤も軟弱であるため、宅地としては好ましくない。
目次 |
[編集] 干拓による環境破壊
干拓される対象となる水域の大抵は既に生態系が形成されている個所である。そこを陸地化させてしまうことは、元々あった生態系を破壊してしまうことであり、しばしば自然破壊の1つとして問題視される。
[編集] オランダの干拓
オランダの歴史は、俗に「世界は神が作ったが、オランダはオランダ人が作った」と言われるように干拓地(ポルダー)と切り離せない。
オランダでは海岸沿いに広がる湿地や泥炭地や干潟を埋め立てて土地を広げてきた歴史がある。オランダ最古の堤防はローマ帝国時代に遡り、初期の干拓は11世紀から13世紀の間に始まった。海や湖を干上げる近代的な干拓の始まりは、1612年のベームスター干拓地であった。以来オランダでは堤防に囲まれ風車・排水路・水門で雨水や地下水を排水する干拓地(ポルダー)が広がった。
また水管理委員会(オランダ語:waterschap、英語:Water board)の長として、干拓地の周りの堤防を維持管理する「dijkgraaf」の役職が置かれた。この職は土地の存続や住民の生死に関わるものだったため、堤防維持のために人々を徴発する強力な権限があった。もっとも堤防の保全という作業はあらゆる階層の干拓地住民の協力が不可欠なため、オランダには階層を超えた協力や話し合いを重視する気風が生まれた。労使協調やワークシェアリングなどを特徴とするオランダ独特の政治・経済システムも「ポルダーモデル」の名で呼ばれる。
オランダの干拓手法はヨーロッパ、さらに世界各地にも影響を与えた。日本の干拓も、明治以降はオランダの強い影響を受けている。
[編集] 干拓地の例
- オランダ(アフシュライトダイクによる干拓事業)
- 八郎潟干拓
- 諫早湾干拓
- 児島湾干拓
- 有明海沿岸地域 - 江戸時代以前から干拓が始まり、250km²以上が陸化した。
- 椿海
- セマングム - 韓国南部の広大な干潟
- 東京都墨田区(旧東京市本所区)、江東区(小名木川以北の大部分)、江戸川区(新川付近)
- 千波湖








