底面式フィルター

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底面式フィルター(この上に底床材が敷かれる)

底面式フィルター(ていめんしきフィルター)は、アクアリウム観賞魚)で使用されるフィルター濾過器)の一種。水槽に敷かれる砂礫等の底床材を濾材として利用することや、フィルターの設備そのものが水槽内に収められることが特徴である。

[編集] 概要

底砂の使用量や粒のサイズにもよるが、適切に運用された場合のろ過能力は高いとされる。観賞魚店の水槽やアクアテラリウムなどでよく用いられる。また、他方式のフィルターと組み合わせて吸水口や出水口として使用されることもある。

飼育水循環の動力源には、エアーポンプによる空気の上昇圧か、[1]インペラー式水中ポンプが使用される。[2]水中ポンプ式においては、底砂がインペラー部に噛み込まれて停止する事故のリスクが生じるため[3]、設置の際はウールマット等の吸入防止フィルターを付け、また、底砂の選択にも注意する。[4]

底面式フィルターは物理ろ過より生物ろ過にウェイトを置いている為、底砂中に排泄物や残餌などが蓄積されてしまう場合があり、それを取り除く際には底砂の攪拌を伴う上、ばい煙のように汚物が舞い上がり底砂中の有機物等を水槽全体に拡散させてしまうことから、底砂に肥料分を蓄えておく必要のある水草水槽には構造的にあまり適さないとされる[5]。また、フィルターの清掃を行う場合には底砂をすべて取り出す必要があるという、ほとんどリセットに近い作業、労力を要する[6]。フィルターの形状や底砂の状態にもよるが、駆動部から遠かったり流路抵抗が高い部分では水流のよどみが生じるため、濾過機能が低下する。[7]

古くからポンプ等の駆動部を除けば、通水孔を開けた樹脂製プレートに揚水パイプや吐出口を組み合わせただけという単純な構造であり、アクアリウム用品メーカー各社が製造し安価に販売されている。その為、最も成功したろ過機のひとつとも言える。

[編集] 脚注

  1. ^ エアーポンプの性能によってフィルターの性能が左右されるため、注意が必要。
  2. ^ ドイツ・エーハイム製品等では純正外部式フィルター専用の底面フィルターが販売されている。
  3. ^ 水中ポンプとセットで売られている製品(ニッソーNEWスーパーパル等)には普通砂の下に敷くウールマットがセットに封入されている。また、それを単品で売っている場合もある。
  4. ^ 粒の細かすぎない大磯砂が比較的よく用いられる。
  5. ^ プレートに開けられた通水孔に水草の根が絡みついてしまう場合もある。しかし、メーカによっては[水草水槽でも使用可能]と記している場合もある。
  6. ^ もっとも、適切な運用下で清掃の必要が生じるまでには長い期間がかかるので、これをもって底面式の欠点とするのは当たらないであろう。
  7. ^ エルボやポンプを極力中央に配置すれば解決する場合がある。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年11月12日 (木) 08:15 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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