服部半蔵・影の軍団

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服部半蔵・影の軍団』(はっとりはんぞう かげのぐんだん)は、関西テレビ制作・フジテレビ系列にて、毎週火曜日(幕末編のみ月曜日)22時00分 - 22時54分に放送されたアクション時代劇である。

後に「影の軍団II」、「影の軍団III」、「影の軍団IV(途中から『影の軍団・幕末編』)」とシリーズ化された。シリーズごとに舞台設定や登場人物が異なっているのが特徴。

この項では、この4作品について扱う。

目次

[編集] 共通する内容

千葉真一(現・JJサニー千葉)演じる頭領率いる伊賀忍者集団が、甲賀を始めとした様々な悪と戦う物語。ジャパンアクションエンタープライズ(旧・JACこと、ジャパンアクションクラブ)の俳優を中心に起用され、歴代シリーズともスピード感のある時代劇に仕上がっていた。

[編集] DVD

2006年12月8日には、第1シリーズ全27話を完全収録したDVDボックスが発売、同商品のテレビCMでは歴代の服部半蔵を演じた千葉真一のナレーションが新規に録音され、往時を知るファンには懐かしさを感じさせた。第2シリーズは1巻が2008年11月21日、2巻が2009年2月21日にそれぞれ発売された。

なお、オンラインDVDレンタルのTSUTAYA DISCASにて、第1シリーズが2009年10月9日からレンタル開始された。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


[編集] 服部半蔵・影の軍団

[編集] 概要

時は慶安4年(西暦1651年)、三代将軍家光が死去。嫡子の家綱が四代将軍となるものの、まだ11歳ではとても政務に携われるとは思われず、会津藩主で家光の異母弟である保科正之が補佐役に任じられる。

一方、幕閣の重鎮たち、特に大老酒井雅楽頭忠清は、何とかして保科を追い落して自らの手に政治の実権を握ろうと画策し始め、ここに保科との暗闘が勃発する。

そんな中、老中堀田正盛が暗殺され、その首が半蔵門に掲げられるという事件が起こり、御庭番衆の頭領水口鬼三太は、先頃不行跡を理由に改易された伊賀者二代目服部半蔵の息子である三代目服部半蔵の仕業と断定する。

その頃、三代目服部半蔵はいつか服部家を再興することを夢見つつも、江戸の片隅で湯屋の主人として平和な毎日を送っていたが、とんだ濡れ衣を着せられた挙句、配下の伊賀者たちが襲われて殺されるのを目の当たりにして自ら冤罪を晴らすべく立ち上がり、見事これを成功させる。

そして、公儀隠密たる甲賀者との抗争のかたわら、保科と手を組みこの世の悪を倒してゆくことになる。

[編集] 主な登場人物

[編集] 影の軍団

  • 三代目・服部半蔵:千葉真一
    江戸の湯屋「雉の湯」の主人だが、その正体は全国に散らばる伊賀衆の頭領。さまざまな事情から子飼いの配下と共に「影の軍団」を結成し、甲賀衆やこの世の悪と戦う。普段の顔は将棋好きのお人よしで通っている。
  • 瓢六:高岡健二
    雉の湯の釜炊きで雑務を担当。変装の名人でもある。
  • 大八:火野正平
    普段は蝦蟇の油売りで生計を立てている。爆薬作りが得意で戦闘の時はその爆薬で相手を蹴散らす。
  • お霧:長谷直美
    軍団の紅一点。普段は髪結いとしておりんの店で働く。24話で武家の娘と下働きの男を助ける為、爆死する。
  • 喜平次:春田純一
    表の顔は大工。最終話、甲賀との死闘で湯屋を爆発させまいとして、体をはって爆弾と心中して戦死。
  • 津々美京之介:西郷輝彦(特別出演)
    表稼業は医者。半蔵の懐刀とも言うべき存在で、どちらかと言うと人情家の半蔵に対し、冷徹な一面を見せる。毎回は登場しない。

[編集] 幕府

  • 保科正之山村聰
    将軍家綱の補佐役。半蔵と通じ、様々な悪に対する情報や指示を与えるべく、事ある毎に半蔵を屋敷に呼び出す。半蔵の味方ではあるが、我欲もあり侮れない存在。2人の対面時は緊迫した関係。
  • 酒井忠清金子信雄
     大老。時の幕府権力者。

[編集] 紀州徳川家

  • 徳川頼宣成田三樹夫
    徳川御三家の一つ、紀州藩主。成田三樹夫はシリーズでは何度も悪役で登場。幕府転覆を企む。

[編集] 甲賀衆

  • お甲:三林京子
    甲賀のくノ一。父親の敵として半蔵を付け狙うが、その人柄に触れるにつれ半蔵を慕うようになる。そのため鬼四郎と対立して抜け忍となる。第25話でからくり天井の犠牲になる。
  • 水口鬼三太:菅貫太郎
    公儀お庭番甲賀衆の頭領で、半蔵のライバル。お甲を利用して何度も半蔵に攻撃したが、お甲に裏切られ、度重なる失敗により弟の鬼四郎に斬られる。
  • 水口鬼四郎:石橋蓮司
    水口鬼三太の弟。半蔵に敗れた鬼三太を殺し、代わって甲賀衆の頭領に。その鬼四郎もまた最終話で半蔵と対決し、落命。

[編集] その他

  • おりん:樹木希林[1]
    雉の湯近所の髪結い屋の女主人。お霧の職場でもある。
  • お梅:栗田陽子
    雉の湯の女中、最終話で瓢六と結婚する。
  • ナレーター:小池朝雄

[編集] 放映データ

[編集] スタッフ

  • 企画:巻幡展男、翁長孝雄
  • プロデューサー:岩崎義、松平乘道、奈村協
  • 音楽:渡辺茂樹(演奏:スペクトラム

[編集] 放送リスト

[編集] 主題歌

  • OP:『影の軍団メインテーマ』(曲:渡辺茂樹)
  • ED:『Gの祈り』(歌:岡林信康

[編集] 影の軍団II

[編集] 概要

時は九代将軍家重の時代。家重は言葉が不自由であり、その言動を理解できるのが側用人大岡忠光のみであったため、自然と忠光が権力を握る構図になっていた。

そのため、幕閣の重鎮たちは家重を引退させ、かわりに弟の吉晴を立てようと画策するも、忠光は先手を打って吉晴を暗殺、さらにそれを伊賀衆の仕業と濡れ衣を着せてしまう。

一方、市井で暮らしていた伊賀衆の上忍の一人、柘植新八は偶然にも26人の手形が押された巻物を手に入れてしまう。そこには26人のイニシャルと、オランダ語で密約を謳った文章が書かれていた。

それが忠光と盟約を交わした者たちの物であったとわかったとき、忠光の配下の椎名組によって伊賀衆の隠れ里が襲われ里の者が皆殺しにされてしまう。

新八は里の者たちの復讐のために手形を押した26人を倒すべく「影の軍団」を結成する。

[編集] 主な登場人物

[編集] 軍団

  • 柘植新八:千葉真一
    表は食堂やまびこの食料調達担当。伊賀の頭領
  • 鶴三:江藤潤
    普段は遊び人のようないでたち。最終話では、忠光暗殺を決行して家来衆になます斬りにされるが、殺されたのは替え玉だった。
  • お朱鷺:朝加真由美
    女軽業師。最終話、忠光の側へ潜り込み暗殺しようとするも、寸前で正体がばれて忠光が雇った用心棒に斬られる。
  • 歌之助:星正人
    髪結い。13話で同じような境遇に生まれ育ったゲストヒロインを助けるために奮闘し落命する。
  • 小六:黒崎輝
    庭師。手甲刀を使う
  • 竜吉:崎津隆介
    やまびこの店員。小刀を二本使った二刀流で戦う。
  • 吾平:長門勇
    やまびこの主人で、新八率いる軍団の参謀格。普段は飄々としているが、立ち回りで槍を振るって活躍する。25話で椎名組諸とも、やまびこに仕掛けた罠を発動させて心中、壮絶な戦死を遂げた。

[編集] 大岡方

  • 椎名美里:志穂美悦子
    新八を父の仇と狙う椎名組頭領。実は美里の父は大岡の命令で暗殺され、それを大岡が新八に罪を被せた。真相を知った美里は大岡に両目を斬られて追放、抜け忍となり、新八を愛するようになる。大岡二十六人衆の一人。
  • 黒岩幻斎:佐藤京一
    椎名美里の配下、鎖鎌を使う。第25話で落命。
  • 穴吹左門:林彰太郎
    椎名美里の配下だが、大岡の策略に加担して美里を追放。彼女に代わって椎名組頭領につくも、第25話で落命。
  • 大岡忠光:成田三樹夫
    将軍家側用人にして闇将軍の異名を持つ大岡二十六人衆の親玉。伊賀の隠れ里を殲滅した張本人であり、新八や軍団からは仇とされている。二十六人衆[2]、椎名組を使って半蔵ら伊賀衆の前に立ちはだかる。実は椎名組頭領の美里の父の仇でもある。最終話、襲い掛かる新八に自ら槍を振るって応戦したが、新八に斬られた。

[編集] 幕府

  • 徳川家重:石橋蓮司
    9代将軍。忠光の傀儡と化している。

[編集] その他

  • 平賀源内:山村聰
    得意の発明を始めとして、さまざまな方法で新八らを側面からフォローする。
  • はやて小僧:真田広之
    盗んだ金をばらまくことから義賊と持て囃される泥棒。たまたま源内の家の屋根裏に潜んでいたところから新八と知り合いになり、新八に協力する。鳶口を手に立ち回りを演じる事もある。
  • おりん:樹木希林[1]
    「やまびこ」の近所にある湯屋「鶴の湯」の女主人。新八に惚れていて積極的にアプローチをかける。
  • お春:高橋晶子(新人)
    「やまびこ」の看板娘。吾平の娘で伊賀の血を引いているが、忍びの術は心得ていないため軍団員ではない。
  • おけい:徳永まゆみ
    おりんの営む風呂屋の奉公人
  • 正太:谷村隆之
    母親と共に市井の片隅に生きてきた少年だが、実は松代真田家の御落胤。
    真田家の御家騒動に巻き込まれたところを新八が救い、一庶民として育てるつもりだったが、再び真田家乗っ取りの陰謀が勃発。やむなく新八は彼を手放すことにし、真田家の世継として迎えられ江戸を去る。
  • ナレーター:小池朝雄

[編集] 放映データ

[編集] 放送リスト

[編集] 主題歌

  • OP:『影の軍団メインテーマ』(曲:渡辺茂樹)
  • ED:『光と影のバラード』(歌:泉洋次)

[編集] 影の軍団III

[編集] 概要

時は明暦3年。世に言う明暦の大火で江戸城本丸は消失。世間は混乱の渦に巻き込まれた。紀州藩主徳川光貞はこの機に乗じて現将軍家綱に取って代わろうと野望を巡らし始める。

一方、その火事に巻き込まれて死んだとされる前将軍家光の正室、本理院孝子は実は生きていた。彼女は光貞の野望に気づきそれを打ち砕かんとしたが、光貞に気づかれて命の危険を感じたため、死を偽装して逃れたのである。

名を千愁尼と改めた孝子は自ら動くことができなくなったため、伊賀の上忍である多羅尾半蔵を1000両で雇い、光貞の野望を打ち砕くべく依頼する。

[編集] 主な登場人物

[編集] 軍団

  • 多羅尾半蔵:千葉真一
    普段は風呂屋の釜炊きの「半さん」。軍団の頭領[3]
  • 手妻のお蝶:志穂美悦子
    普段は居酒屋経営、女盗賊でもある。さまざまな忍びの技を駆使して戦う。第14話で重傷を負い、最終話で復帰した。
  • 暴れ独楽の佐助:真田広之
    普段は芸人。独楽を武器に戦う。身軽。一時期、覆面戦闘服着用。
  • むささびの隼太:黒崎輝
    普段は飛脚。類まれない脚力、跳躍力を持つ。第25話で半蔵を助ける為戦死。
  • 竹林虎麻呂:蟹江敬三
    普段はインチキ祈祷占い師。半蔵の片腕的存在。最終話で戦死。
  • 霞の雉子郎:崎津隆介
    普段は左官屋。職業柄、高所が得意。二刀の小太刀を使う。
  • つむじの大六: 誠吾大志
    普段は出張の洗濯屋。お蝶の手下でもある。なぜか女性にもてる。遠目、遠耳でカンがきく。途中、お蝶の療養の付き添いに出た。最終話で戦死。
  • ビードロの猪之吉:立川三貴
    普段はハーフの細工師。長崎仕込みの南蛮技術で主に医療からくり担当。第13話で戦死。
  • ギヤマンの竜軒:河原崎建三
    第14話から登場、普段は辻講釈師。手八丁口八丁な人柄で、戦死した猪之吉に代わって医療からくりの担当になる。重傷のお蝶を治療した。最終話で戦死。
  • 十六夜のお鈴:中村晃子
    第6話と第15話以降登場。普段は半蔵と同じ風呂屋のお茶汲み係で、お蝶の不在時に活躍する。色気で相手を惑わして殺す。第23話で自ら囮になり僧の格好のまま敵の攻撃にあい戦死。

[編集] 幕府関係者

  • 徳川光貞小沢栄太郎
    徳川御三家の一つ、紀州藩主。幕府転覆を企む悪玉。最終話で半蔵に殺される。登場回数少ないが、強烈な悪役キャラ。 
  • 久世大和守:菅貫太郎
  • 小野次郎右衛門:青木義朗
  • 土井大炊頭:伊沢一郎
  • 板倉周防守:佐竹明夫
  • 千愁尼(本理院孝子):岸田今日子
    家光の正室。自らが紀州藩主・徳川光貞に命を狙われたことから自分の死を偽装し、落飾。千愁尼を名乗り、半蔵と手を組み光貞に立ち向かう。半蔵からは「尼御前(あまごぜ)」と呼ばれている。自らを守るために尼に身をやつしたので当初は頭巾の下に髪を隠していたが、最終盤には剃髪。なお、本シリーズの千愁尼は、第一作『服部半蔵 影の軍団』にも登場している(演:三浦真弓)が、この時は家綱の母・お楽の方(岩井友見)と幼君家綱をいびっていた悪役に近い位置づけであった。本作ではその様な事はなく、ひたすら家綱の身を案じていた。しかし、終盤にて予想だにせぬ行動に出る。
  • 小笛:司瑠美子
    千愁尼付の侍女。
  • 陽炎:秋野暢子
    千愁尼の配下。半蔵ら影の軍団とも接点を持つ。戸田一族出身。後半に登場。
  • 深雪:小川知子
    千愁尼の配下。火事による本丸消失の責めを負って切腹した、牧野兵部の妻。夫の仇討ちを切望する。前半に登場。
  • 由布:岡まゆみ
    千愁尼の配下。琉球一族の娘。母を探しに江戸に来た。千愁尼を頼る。中盤に登場。
  • お仙:松尾嘉代
    千愁尼の配下。かつて家族を皆殺しにあい、心の中で徳川の世を憎む。

[編集] その他

  • おりん:樹木希林[1]
    風呂屋の女主人。半蔵の上司である。
  • お君:栗田陽子
    風呂屋の従業員。
  • ナレーター:橋爪功

[編集] 放映データ

  • 放送期間:1982年4月6日 - 9月28日(全26話)
  • 制作:関西テレビ、東映

[編集] 放映リスト

[編集] 主題歌

  • OP:『誓い(JACのテーマ)』(歌:真田広之)
  • ED:『砂漠の都会に』(歌:真田広之)

[編集] 影の軍団IV(第28話より「影の軍団・幕末編」に改題)

[編集] 主な登場人物

[編集] 影の軍団

  • 服部半蔵:千葉真一
    15代目服部半蔵。表の顔はべんり屋の少しドジな人足。弥一を実の子のように可愛がっている。
  • さつき:池上季実子
    半蔵の妹。表の顔は芸者、攻撃や捕縛の際赤い組紐を使う。勝麟太郎が好き。第16話で伊賀の里に帰った。
  • お蓮:志穂美悦子
    半蔵に次ぐ副頭領、激動の京(京都)駐在。そのため、独り歩きしていることが多い。青の戦闘服着用。第36話で小栗上野介に足を切られ負傷し、伊賀へ療養に帰る。たまにしか登場しない。
  • 弥一:岩戸隼人
    祖父と暮らしていたが、事件を目撃した祖父が殺された為、半蔵が引き取った。
  • 瓢斎:橋爪功
    普段はべんり屋の人足で按摩師、参謀格、サイや電流手袋使用。IIIではナレーターだった橋爪がレギュラー出演。
  • がま八:大葉健二
    スキンヘッド頭のべんり屋の人足、戦闘の際、槍を使用。
  • 善九:伊原剛
    表の顔はべんり屋の飛脚。戦闘の際、二刀の鎌使用。お松と想いを通わせていた節があり、彼女の死の際、甲賀衆に怒りの刃を向けた。最終話弥一を助けるため戦死。
  • お蝶:MIE
    第19話より登場、うんすんカルタを手裏剣の様に使う。基本的に極秘に動く。オランダお蝶という通称あり。べんり屋に用がある時は髪結いで現れる、それ以外は飛脚に変装したり、路地でカルタを用い占いをしていたりする。
  • あやめ:美保純
    IVのみ登場、さつきの妹分。さつきと同じ芸者、第26話で甲賀の攻撃にあい、負傷した。その後、登場していない。
  • 菊次:石田純一
    IVのみ登場、表の顔はべんり屋行商の優男。あやめ同様、27話以降何故か出なくなった。
  • 隼太:黒崎輝
    第13話より登場、表の顔はべんり屋の飛脚。トキと一緒に隠れ里の事件報告に江戸にきた。第39話でトキの失態を挽回する為に敵の囮になり、戦死。
  • トキ:千原麻里
    第13話より登場。表の顔はべんり屋の飛脚。隼太の義妹である。
  • お松:澄川真琴
    IVに登場、べんり屋の女中で善九の想い人。第27話で井伊直弼の屋敷へ単独乗り込み、本物の井伊にみつかり、甲賀の攻撃にあい戦死。
  • おりょう:浅野ゆう子
    第38話、最終話に登場。後に坂本竜馬の妻となる。最終話で竜馬の仇を討つべく、楯岡道雪ら甲賀衆と闘う。甲賀殲滅後、半蔵直々に命を受け軍団を抜ける。

[編集] 幕府側の人物

  • 井伊直弼:成田三樹夫
    幕府最高の権力者。堀田と熾烈な争いにより大老職に就任。開国した張本人であるが、実は再び鎖国を目論んでいる。権力を自らの手中に収めるべく様々な陰謀を企て、甲賀衆を配下に使い、半蔵ら伊賀衆に立ちはだかる。IVの悪玉。第27話で桜田門外の変で水戸浪士に襲われて殺されるが、殺されたのは実は井伊の替え玉だった。復帰を考えて屋敷に潜んでいた本物の井伊は半蔵に首を斬られる。
  • 小栗上野介夏八木勲
    幕府再興のために甲賀衆を使い、半蔵ら伊賀衆に立ちはだかる。幕末編の悪玉。但し本人の忠義や意志を貫いたという点で、他の悪玉とは異なる。第39話でその理想が叶わぬと知り、半蔵との壮絶な一騎打ちの後、自ら切腹し、介錯を半蔵に願い出、絶命。
  • 堀田正睦山本學
    井伊直弼と大老職を争った。勝麟太郎の師匠。第14話で井伊の策略で暗殺された。
  • 勝麟太郎勝海舟):真田広之
    幕府の海軍奉行。事ある毎にべんり屋に現れ、半蔵ら軍団員と接触。開国し新しい時代をつくるため、半蔵に協力を願い出る。半蔵は隣太郎に厳しく接するも、度々その窮地を救い、井伊直弼らの悪玉の陰謀を阻止する。2人の関係はやがて強い友情で結ばれることになる。IVおよび幕末編を通して登場。軍団員や坂本竜馬らとの若き青春群像が描かれる。
  • 坂本竜馬世良公則
    幕末の風雲児。IVの中盤、第11話で登場。その後半蔵、勝麟太郎との交流を中心に描かれる。後に軍団員であるおりょうと結婚。最終話で薩長同盟の阻止を企む楯岡道雪ら甲賀衆に襲われて、落命。
  • 西郷隆盛江夏豊
    半蔵の頼みで、薩長同盟を進める。最終話でゲスト出演。
  • 近藤勇天知茂
    新撰組の創始者。半蔵と接点を持つ。第10話でゲスト出演。
  • 清川八郎寺田農
    半蔵、お蓮と接点を持つ。第34話でゲスト出演。
  • 村山大蔵:菅貫太郎
    井伊直弼の配下。IVの前半に登場。井伊の命令を受けて悪事を進める。第14話で堀田を暗殺し、その制裁として半蔵に斬られる。半蔵が井伊のもとに直接村山の首を持参し、宣戦布告する。
  • 滝川:奈川ひろ子
    勝麟太郎(海舟)の叔母。大奥にいる。

[編集] 敵の頭目

  • 楯岡道雪:亀石征一郎
    公儀お庭番・甲賀衆頭領。半蔵の宿敵。IVおよび幕末編を通しての黒幕。私利私欲の為に甲賀衆を使い、時の幕府の支配者、井伊直弼や小栗上野介の指示を受けながら半蔵ら伊賀衆に立ちはだかる。最終話では坂本竜馬を暗殺。刃を通さない銀色の忍者装束を用い伊賀衆と闘うが、半蔵との騎馬戦において眉間を刺し貫かれて落命する。
  • 多聞院鉄山:小沢象
  • 土井宗清:綿引勝彦

[編集] その他

  • 牡丹:樹木希林[1]
    べんり屋の江戸支店の女店長で、お狸様を信仰している。元祇園の芸者、半蔵を「半公」と虐げているが、実は半蔵に恋しており、江戸を離れる半蔵らを追うほどである。
  • お才:范文雀
    普段は居酒屋経営。牡丹が長崎の整形手術旅行への際、べんり屋の店長代理を引き受けた。狐様信仰している。元深川の芸者で、井伊直弼の昔の愛人らしい
  • お梅:藤沢ふゆき                                
    べんり屋の女中
  • ツル:田村奈美
    べんり屋の女飛脚
  • ナレーター:久米明

[編集] 放映データ

  • 放送期間:1985年4月2日 - 12月30日(全40話)
  • 企画:巻幡展男(関西テレビ)、泊懋(東映
  • プロデューサー:栢原幹(関西テレビ)、松平乘道、清水敬三、亀岡正人(東映)、佐藤公彦
  • 制作:関西テレビ、東映
  • 制作発表時の番組名は「影の軍団完結編」であった。
  • 第1話と第27話は本放送時、90分スペシャルであったが、現在、地方局での放送では60分枠に編集されたものが放送されている。

[編集] 主題歌

  • 挿入歌:「曠野」(作曲・歌:千葉真一 / 詞:亀石征一郎 / 編曲:青木望
  • 主題歌:「影」(歌:千葉真一 / 作詞:亀石征一郎 / 作曲・編曲:青木望)

[編集] 放映リスト

[編集] 放映ネット局

※は遅れネット

[編集] 前後番組の変遷

フジテレビ 関西テレビ制作火曜22時枠時代劇(1980.4 - 9、一部地域を除く)
前番組 番組名 次番組
服部半蔵・影の軍団
フジテレビ系 関西テレビ制作火曜22時枠時代劇(1981.10 - 1982.9、一部地域を除く)
影の軍団II・III
フジテレビ系 火曜22時台(関西テレビ制作枠。一部地域を除く。1985.4-9)
影の軍団IV
三枝の愛ラブ!爆笑クリニック
(月曜22時台から移行)

[編集] 関連項目

  • 影の軍団 服部半蔵 - テレビ版第1シリーズと並行して製作された劇場用作品。
  • 新・影の軍団 - 劇場用とオリジナルビデオ用に製作された、千葉真一主演の新シリーズ。
  • キル・ビル - 何代目かは不明であるが、現代の沖縄で引退後に寿司屋を経営している服部半蔵が登場。弟子で殺し屋のビルの殺害を目的にしている主人公ブライドのために名刀を打った。クエンティン・タランティーノ監督が本シリーズのファンであったため、半蔵役の千葉とがま八役(キル・ビルでは別名)の大葉が出演することとなった。

[編集] 外部リンク

  • DVD 服部半蔵 影の軍団 特集
    DVDボックス販売元・東映ビデオの情報サイト。第1シリーズのビジュアル他、各種情報が閲覧できる。
  • 行け!影の軍団
    個人ファンによる、歴代シリーズの情報を記載したサイト。
  • 影の世界
    個人ファンによる、歴代シリーズの情報を記載したサイト

[編集] 脚注

  1. ^ 樹木が扮する役どころはシリーズを通して千葉扮する主人公に惚れる(ただし片思い)ということになっている
  2. ^ 大岡と二十六人衆(放送回数に合わせた悪玉の人数)との繋がりは話によっては薄く、放送によっては椎名組が接触している程度で、設定にやや無理がある
  3. ^ このシリーズでは毎回の敵の首魁に対するとき「我が身既に鉄なり。我が心既に空なり。天魔覆滅」という決め台詞が用意されている。なお、最終回のみ「我が身既に鉄ならず。我が心既に空ならず。ただ我、復讐の鬼」と言って光貞をたたき斬っている。

最終更新 2009年10月25日 (日) 14:36 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【服部半蔵・影の軍団】変更履歴

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