御堂筋

御堂筋の最新ニュースをまとめて検索!

淀屋橋交差点から南を望む
道頓堀橋から北側を望む
画像中央は大阪市役所本庁舎、手前が日本銀行大阪支店、挟まれるかたちで通っているのが御堂筋

御堂筋(みどうすじ)は、大阪府大阪市の中心部を南北に縦断する国道である。現代の大阪市の都心部は御堂筋を中心に形成されている。

目次

[編集] 概要

国道25号標識

国道26号標識

国道165号標識

国道176号標識

名前は北御堂(本願寺津村別院)南御堂(真宗大谷派 難波別院)が沿道にあることに由来する。

全長4,027メートル、幅43.6メートル、全6車線の幹線道路で、日本の道100選のひとつ。交通量が増加したため1970年大阪万博の開催を機に国道1号国道2号と交差する梅田新道交差点より南の全車線が南行きの一方通行となる。平日の昼12時間の交通量は、自動車28,000-38,000台、歩行者10,000-26,000人となっている[1]

沿道には約887本のイチョウが植えられている。毎年10月には、1983年から2007年まで御堂筋パレードが開催されていたが、現在は代替イベントとして御堂筋kappoが行われている。

御堂筋周辺の建物は高さ百(約30.3m)までに制限されたため、ビルの高さが揃った整然とした景観がつくられた。これは、都市政策論の学者でもあった關一が、パリをはじめとするヨーロッパ都市を模範としたと考えられている。また、工事の莫大な費用を賄うため受益者負担金制度をとり、周辺住民・商店との摩擦もあった。1969年の建築基準法改正で規制が容積制になったため、以降は大阪市が高さを指導してきた。1995年から御堂筋に面する外壁の高さが50m、10m後方部分が60mと指導される。2007年2月から一部の地区で1階を公共の空間とするのを条件に、後方部分の高さ制限が140mに緩和されている。

2006年6月の改正道路交通法により導入された民間駐車監視員制度・放置違反金制度で、全線が最重要路線に指定された結果、沿線の放置車両が劇的に減少した。また大阪市が2007年4月に路上喫煙禁止条例を施行したのに伴い、7月に過料1,000円を徴収する喫煙禁止区域に御堂筋の車道と歩道が指定されることが正式決定され、10月より施行された。

[編集] 路線データ

[編集] 歴史

記録上、御堂筋の名が初めて現れるのは1615年(元和元年)、大坂夏の陣の落人狩りなどを記録した徳島藩の「大坂濫妨人落人改之帳」の中で、捕らえられた男女のうち、男1人の居場所として「大坂御堂筋」と記されているのが最初である。松尾芭蕉の没地は現在の大阪市中央区久太郎町4丁目付近で、御堂筋拡幅により現在は御堂筋の車線上にある。

江戸時代以来、「淀屋橋筋」と言われていた頃の道幅は6mほどだった。その後、大阪市助役から市長となった關一の都市計画により、1926年(昭和元年)から地下鉄御堂筋線建設と合わせて総工費約3,380万円をかけて拡張工事が行われ、翌年5月11日に完成し、ほぼ現在の姿となった[3]。この工事の影響で北御堂が移動し、南御堂とともに沿道に並ぶ形になったため「御堂筋」と名付けられた。

なお淀屋橋交差点以北は1908年(明治41年)に完成した梅田新道が母体となっている。

[編集] 地理

北区

中央区

[編集] 道路施設

[編集] 交差する道路

交差する道路
西←<御堂筋>→東
交差点
都島通 市道大阪環状線天六方面)
扇町通
市道大阪環状線
<扇町通>
市道扇町公園南通線
阪急 大阪市
北区
国道176号十三方面)
市道南北線 <扇町通>
市道大阪環状線
阪神 大阪府大阪市 北区
曽根崎通
国道2号
<曽根崎通>
国道1号(重複=R163
梅田新道
新御堂筋
国道423号
梅新南
中之島通 大江橋南詰
土佐堀通
市道江戸堀線
<土佐堀通>
府道168号石切大阪線
淀屋橋 中央区
本町通
国道172号
<本町通>
市道本町左専道線
本町3
中央大通
市道築港深江線
船場中央3
久太郎町3
長堀通
府道173号大阪八尾線
<長堀通>
国道308号 (重複=r173)
新橋
千日前通
市道難波境川線
<千日前通>
府道702号大阪枚岡奈良線
難波
国道25号 (重複=R26R165大国方面)

※御堂筋からは右折禁止のため、進入は不可。

[編集] 交通量

調査地点 平日昼間 休日昼間 平日24時間 休日24時間
瓦町 37,623 25,199 55,615 38,642
周防町 27,415 22,339 40,574 34,179
新歌舞伎座前 22,254 19,923 32,936 30,482
※調査日: 2005/10/16(休日)、2005/10/19(平日)[4] ※昼間は7時から19時

[編集] 公共交通機関

[編集] 地域

キタ: 大阪駅前(梅田)→梅田新道(梅新)→大江橋→中之島大阪市役所日銀大阪支店)→淀屋橋(橋)→

船場: 淀屋橋(北浜・高麗橋・道修町)→本町(北御堂)→船場中央(船場センタービル)→南御堂→南船場

ミナミ: 新橋交差点(長堀通)→心斎橋大丸本店)→道頓堀橋→難波(千日前通)→南海難波(高島屋本店)

[編集] 歌曲

[編集] その他

  • 「御堂筋」をつける銀行支店のうち、三菱東京UFJ銀行御堂筋支店(中央区伏見町)は入金照合サービスの仮想口座で使用する被振込専用支店のため、実際には営業窓口は存在しない。その他に三井住友銀行(中央区平野町)とりそな銀行(中央区久太郎町)が存在する。
  • 1959年(昭和34年)に南海ホークスが日本一を達成した時に御堂筋でパレードを行ったが、その時の見物客は40万人といわれている。また、2003年(平成15年)11月3日、に阪神タイガースが18年ぶりにリーグ優勝した時の優勝パレードの動員数も、雨にもかかわらず40万人に達した(同日午後に開催された神戸では25万人)。その2年後の2005年11月6日に行われた阪神タイガースの優勝パレードの動員数は18万人だった。
  • 2006年9月3日から9日、大阪フィルハーモニー交響楽団大植英次音楽監督のプロデュースにより、大阪フィルハーモニー協会と大阪市の主催で、「大阪クラシック-御堂筋にあふれる音楽-」の企画公演が展開された。期間中、御堂筋沿線の18の会場において、大阪フィルハーモニー交響楽団の団員による室内楽など計50公演が行われた。大植音楽監督によれば、1つのオーケストラの団員が1週間にわたって「街に出て」公演を行うというのは「僕の知る限りおそらく世界の都市で初めての試み」。大阪を象徴する御堂筋で、1週間にわたってクラシック音楽の本格的な公演が行われたことは、しばしば叫ばれている「大阪市の都市格向上」にも大いに貢献した。大阪クラシックは、2009年現在、その後も毎年開催され、晩夏の大阪の文化イベントとして定着している。

[編集] ギャラリー

[編集] 参考文献

[編集] 脚注

  1. ^ 御堂筋の交通量の情報 (大阪国道事務所)
  2. ^ 国道26号国道165号の重複区間。
  3. ^ 当時としてはあまりにも幅がありすぎる道路形成になったため、一部から「街の真ん中に飛行場でも作る気か?」などと言われた。しかし、こういう意見に対し關一は「将来必ず役に立つことだから」と、工事を断行し、そのような意見には耳を貸さなかった。
  4. ^ 大阪市内の道路の交通量について 大阪市

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年11月10日 (火) 17:09 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【御堂筋】変更履歴

ご利用上の注意

もっと調べる!