御殿場駅

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御殿場駅
富士山口
富士山口
ごてんば - Gotemba
足柄 (6.6km)
(2.7km) 南御殿場
所在地 静岡県御殿場市新橋1898
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 御殿場線
キロ程 35.5km(国府津起点)
電報略号 コテ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
4,698人/日(降車客含まず)
-2006年-
開業年月日 1889年明治22年)2月1日
備考 駅長配置駅管理駅
みどりの窓口

御殿場駅(ごてんばえき)は、静岡県御殿場市新橋にある、東海旅客鉄道(JR東海)御殿場線である。

目次

[編集] 概要

御殿場駅は、静岡県東部の中規模都市である御殿場市の代表駅であり、市の中心部に位置する。普通列車と、新宿沼津を結ぶ特急あさぎり」が停車し、一部の普通列車が当駅を起点・終点としている主要駅である。乗降客は、御殿場線内では沼津駅・国府津駅に次いで多い。

富士山箱根の玄関口の一つであり、駅前からは富士山麓や河口湖、箱根方面などへ向かうバスが発着している。1928年(昭和3年)までは、駅前を馬車鉄道が発着していた。

駅の開業は1889年明治22年)2月で、御殿場線(1934年までは東海道本線の一部)の開通と同時に開業した駅の一つである。開業以来国有鉄道の駅であったが、1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化により旅客営業はJR東海に、貨物営業は日本貨物鉄道(JR貨物)に移管された。ただし、JR貨物の貨物営業は2006年平成18年)4月に廃止されている。

当駅はJR東海の駅長駅員配置駅(直営駅)である[1]管理駅として、御殿場市内と小山町内に位置する御殿場線の4駅(駿河小山駅足柄駅南御殿場駅富士岡駅)を管理している[1]

[編集] 駅構造

[編集] 駅構内・ホーム

地上駅であり、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを有する。駅構内の西側にある単式ホームが1番線、東側にある島式ホームが2番線および3番線となっている。運転扱い上の線路呼称は、1番線が上り本線、2番線が中線、3番線が下り本線である。太平洋戦争前は、1番線は軍専用ホームだった。

3番線の東側には電化された側線が2本あり、主に電車の留置線として使用される。また1番線ホームの南側には、駅構内に御殿場工務区が置かれている関係で保線車両留置用の側線がある。側線上には保線車両用の小さな車庫が置かれている。国鉄時代の貨物営業を行っていた頃は、1番線ホームの北側と南側の2か所に貨物ホームが設けられていた。

のりば
1 御殿場線 (上り) 普通 山北松田国府津方面
特急「あさぎり」 松田・本厚木町田新宿方面
2 御殿場線 (下り) 普通 裾野沼津方面
3 御殿場線 (上り) 普通 山北・松田・国府津方面
(下り) 普通・特急「あさぎり」 裾野・沼津方面

[編集] 駅舎・設備

箱根乙女口

当駅の駅舎は、駅の東西を結ぶ自由通路を併設する橋上駅舎である。改札口は2階に位置し、この自由通路に面している。1階のホームと改札口は階段エレベーターで繋がる。改札口脇の窓口はみどりの窓口を兼ねている。改札口には自動改札機が導入され、駅舎内には自動券売機が設置されている。

駅(自由通路)の出入口は、西側の「富士山口」と東側の「箱根乙女口」の2か所。出入口の名称は富士山乙女峠にちなむ。橋上駅舎が建設される前は、1番線ホームに隣接する場所に地上駅舎が置かれ、2つのホームを結ぶ跨線橋があった。

また駅弁「鯛めし」が販売されている。

[編集] 駅周辺

箱根乙女口バス乗り場

富士山口前は駅の表玄関で、路線バス(富士急行箱根登山バス)乗り場、御殿場市の駅前サービスセンター、タクシー乗り場、送迎用停車場がある。箱根乙女口側には小田急箱根高速バス乗り場、御殿場プレミアムアウトレットシャトルバス乗り場がある。公衆便所、駐車場、無料駐輪場は両側に設置されている。

[編集] 路線バス

[編集] 富士山口側

富士山口側のバス乗り場からは、富士急行(以下・富士急)、富士急シティバス(以下・富士急シティ)、富士急山梨バス(以下・富士急山梨)、箱根登山バス(以下・箱根登山)などが発着する。

  • 1番乗り場
    • 中央青少年交流の家行(中畑経由) (富士急)
    • 印野本村行(中畑・お胎内温泉経由) (富士急)
    • 富士山御殿場口新五合目行 (富士急)
  • 2番乗り場
  • 3番乗り場
    • 三島駅行(岩波駅・裾野駅入口経由) (富士急、富士急シティ、富士急山梨)
    • 特別支援学校行 (富士急) ※平日のみ
    • 御殿場駅行(駒門・板妻循環) (富士急) ※平日のみ
    • 富士山須走口新五合目行 (富士急) 
  • 4番乗り場
    • イエティ行(板妻・富士サファリパークぐりんぱ経由) (富士急) ※冬季以外はぐりんぱ行
    • 十里木行(板妻・富士サファリパーク経由) (富士急)
    • 富士サファリパーク行(板妻経由) (富士急)
    • 印野本村行(板妻経由) (富士急)
    • 印野本村行(板妻・お胎内温泉経由) (富士急)
    • 御殿場駅行(板妻・神場経由) (富士急)
    • 御殿場駅行(板妻・駒門経由) (富士急) ※平日のみ
    • 板妻行 (富士急)
  • 5番乗り場
    • 駿河小山駅行(一色経由) (富士急)
    • 小山高校行 (富士急) ※平日のみ
    • 御殿場駅行(東山循環・仲町先回り) (富士急) ※平日のみ
    • 冨士霊園行(富士小山病院経由) (富士急) ※土休日のみ
    • 冨士霊園行(富士小山病院・富士スピードウェイ経由) (富士急) ※土休日のみ
    • 上野行(富士小山病院経由) (富士急)
  • 6番乗り場
    • 特急バス<三島・河口湖ライナー> 河口湖駅行(富士急ハイランド経由) (富士急シティ、富士急山梨) ※土休日・長期休暇日のみ
    • 特急バス<三島・河口湖ライナー> 三島駅行 (富士急シティ、富士急山梨) ※土休日・長期休暇日のみ
    • 小涌園行(仙石・宮城野経由) (箱根登山)
    • 箱根湯本駅行(仙石・宮城野経由) (箱根登山) ※土休日のみ
    • 仙石案内所行(仙石経由) (箱根登山)
    • 高速バス<東京・河口湖号> 市が尾駅東京駅行(一部新木場駅行) (富士急、ジェイアールバス関東
    • 夜行バス<金太郎号> あべの橋駅行(京都駅梅田経由) (富士急湘南バス近鉄バス
    • 高速バス 新浦安・西船橋・津田沼行き ※2009年7月18日から11月3日まで運行 (富士急平和)
    • シャトルバス 御殿場高原時の栖行 ※無料 (富士急)
  • 7番乗り場
    • 御殿場駅行(東山循環・二の岡先回り) (富士急)
    • 東名御殿場インター行 (富士急)

[編集] 箱根乙女口側

箱根乙女口側のバス乗り場からは、小田急箱根高速バス(以下・小田急箱根)などが運行する路線が発着している。

[編集] 歴史

東海道本線の一部として国府津 - 沼津間が1889年(明治22年)に開業したとき、その中間駅の一つとして御殿場駅は開設された。元々御殿場は富士登山の拠点として栄え、駅の開設が決まるやいなや旅館・商店・運送店などが駅前に立ち並び、汽車で来る登山客に備えたと言われている[2]。しかし、駅が開業する当日の午前3時頃、町で大火事が発生してしまいおよそ1000軒が焼ける被害が出たため、華やかに行われるはずの開業式は質素なものにせざるを得なかった[2]。同時開業した静岡駅周辺でも、奇しくも同じ日に火災が発生して1100軒が焼けている。

そんなハプニングの中でスタートした御殿場駅であるが、予想通り登山客によって駅や町は潤うようになった[2]。さらなる登山客の確保を狙い、町は中央本線の起点を御殿場駅にするように政府に請願書を提出したが、これは実らず起点は八王子駅になった[2]。中央本線に代わる交通機関として、1898年(明治31年)に駅前から山梨県境に近い須走村(現小山町、後に県境の籠坂峠まで延伸)まで「御殿場馬車鉄道」という馬車鉄道を走らせた。

その後も賑わっていた御殿場駅であるが、1934年(昭和9年)に丹那トンネルが開通して東海道本線のルートが熱海経由に変更されたことは、大きな衝撃となった[2]。幹線の中間駅からローカル線の一駅になってしまうのは、町の衰退につながりかねなかったからである。町ではせめてもということで、旧線につける名前を「箱根支線」・「箱根線」・「函北線」・「富士山線」などさまざまな候補があった中、「御殿場線」にするよう請願書を提出し、これが実って線名が御殿場線に決定した[2]

1955年(昭和30年)、小田急電鉄により特急「あさぎり」の原型となる準急列車「銀嶺」・「芙蓉」の運行が新宿駅と当駅とを結ぶ形で始まった。以来、1991年(平成3年)に沼津駅へ運行区間を延伸するまでの長期に渡って当駅を終着とする形で運行され、現在でも停車駅として重要な位置にある。

蒸気機関車が使用されていた頃は、運行上の拠点としても機能していた。当駅は御殿場線において最も標高が高い位置の近くに存在しており(標高455メートル)、当時は沼津駅山北駅の両方向から来る列車が急勾配区間を登るために、当駅まで補助機関車(補機)を連結して運転していた。また、丹那トンネル開業前の東海道本線時代に運転されていた特急列車急行列車などの場合は、ここで走行中に補機の切り離しを行っていた。

[編集] 年表

[編集] 鉄道唱歌における御殿場駅

御殿場線ではこの辺りから裾野駅の間で富士山が最も近接して見えるため、丹那トンネル開通前は東海道本線における風景の名所とされたこともあった。1900年5月に大和田建樹によって作成発表された『鉄道唱歌』第1集東海道編では、以下のように歌われた[2]

14.はるかにみえし富士の嶺は はや我そばに来りたり 雪の冠雲の帯 いつもけだかき姿にて
15.ここぞ御殿場夏ならば われも登山をこころみん 高さは一万数千尺 十三州もただ一目

[編集] 隣の駅

東海旅客鉄道
御殿場線
足柄駅 - 御殿場駅 - 南御殿場駅

[編集] 関連項目

[編集] 出典

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  1. ^ 東海旅客鉄道編集 『東海旅客鉄道20年史』 東海旅客鉄道、2007年
  2. ^ 原口隆行 『鉄道唱歌の旅 東海道線今昔』 JTB、2002年
  3. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編2』 JTB、1998年
  4. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編1』 JTB、1998年
  5. ^ JR貨物ニュースリリース(平成18年3月16日)による

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年11月12日 (木) 20:57 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【御殿場駅】変更履歴

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