徳之島
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| 徳之島 | |
|---|---|
| 座標 | 北緯27度49分12秒 東経128度55分56秒 |
| 面積 | 247.77km² |
| 海岸線長 | 80km |
| 最高標高 | 645m |
| 最高峰 | 井之川岳(いのかわだけ) |
| 所在海域 | 太平洋・東シナ海 |
| 所属諸島 | 奄美諸島 |
| 所属国・地域 | |
徳之島(とくのしま)は、南西諸島の奄美諸島に属する離島の1つであり、島内には鹿児島県大島郡徳之島町、伊仙町、天城町の3町がある。
県内では奄美諸島は奄美大島を中心とする、奄美地方という地区に分類される。 面積は約247.77km2、周囲およそ80km。日本では北方領土の色丹島よりやや小さく、14番目の面積を持つ[1]。人口約27,000人の島である。
目次 |
[編集] 気候
気候は沖縄諸島などと同じく亜熱帯性気候に属する。本土に比べれば1年を通して暖かい。但し沖縄諸島(山間地域などを除けば冬の日中の気温がおおむね15℃くらいで、最低気温が10℃を下ることが年間数日程度と珍しい)と比べると冬は意外と寒くなり、日中の気温はおおむね13度くらいで、最低気温が10℃を割り込む日も冬季月において月に数日程度はあり、珍しくはない。一方で夏は「猛暑(35℃以上)」となる事は滅多になく、比較的風も通るので東京などの大都市よりもしのぎやすい。梅雨は例年ゴールデンウィーク明けくらいに入り6月下旬に明ける。梅雨時の雨の降り方は、熱帯的なスコールとなる場合が多く(特に集中豪雨が起きやすいのは6月中旬頃)、山間ではどこかで土砂崩れが起きる。入梅は意外とわかりにくいものだが、梅雨明けはかなり明瞭である場合が多い。梅雨明け後は10日かそれ以上安定した晴れの天気が続くが、一方で台風シーズンも到来する。台風の通り道として知られており、接近数は沖縄・南九州とほぼ同じである。通常年の接近数はおおむね3個程度であり、異常に多かった2004年の接近数は8個だったが、この数は鹿児島県本土の10個よりも少なかった(その翌年から数年間は逆にほとんど直撃を受けていない)。但し徳之島付近にいるときの台風は、勢力が非常に強い状態(最大風速40m/sや50m/sが普通)であるのと、この付近で方向を変える為に速度が遅いことが多く、暴風域がまる1日以上続くことが多い為、台風が直撃した後は必ずのように停電になるなど被害が大きい。ただし「台風慣れ」している為か台風対策がしっかりしていて、大きな被害が出る割には死傷者は少ない。
[編集] 地形
島の中央には井之川岳(645m)を中心とした山塊が、北部には天城岳(533m)を中心とした山塊がある。北部の天城岳を中心とした山塊は、横から見ると女の人の寝た姿に見えることから「寝姿山」とも言われる。そしてこれら2つの山塊は一部途切れているようにも見えるが、おおむね一本の線のごとく山脈状を呈している。全体的には照葉樹林に覆われている。山塊の周囲は平地となっており、奄美諸島では最大の耕地面積を有している。また南部の伊仙町は石灰岩地域が広く、あまり一般には知られていないが多くの鍾乳洞を有し、最大のものは銀河洞で全長2052mである。
[編集] 生物
琉球列島における「生物の宝庫の島」の一つであり、奄美大島・沖縄本島との関連が大きく、中でも奄美大島との関連が一番大きい。ハブが多いことで有名(もっともハブ自身の性質が臆病であるのでそれほど見かける訳ではない)であるが、その一方で貴重な動植物も数多く、動物についてはアマミノクロウサギを筆頭にケナガネズミ・トクノシマトゲネズミ・オビトカゲモドキ・イボイモリなどがあり、植物についてはシナマンリョウ・ハツシマカンアオイ・トクノシマエビネなどがある。このうち徳之島固有亜種であるオビトカゲモドキについては、全般的に奄美大島との関連が濃い徳之島の生物相の中にあって、むしろ沖縄本島との関連を示唆する存在であるが(奄美大島にはトカゲモドキの仲間は分布しない)、これについて徳之島の爬虫類相全体を見ても、例えばコブラの仲間であるハイは奄美大島のヒャンとは亜種を異にし、沖縄本島と亜種を同じくしている事など特異的な面が見られる(但し陸生カメ類は分布しないなど、徳之島の爬虫類相が完全に沖縄的である訳ではない)。この点について高等動物以上に奄美大島系と沖縄本島系のものが顕れやすい昆虫を見ていくと、徳之島産の昆虫は「アマミ○○」と名付けられる昆虫の方が比較的多いのに対し、南隣の沖永良部島から「オキナワ○○」と名付けられる昆虫の方が比較的多くなってくる。このように徳之島の生物相を鳥瞰すると、徳之島と沖永良部島との間の境界線が比較的明瞭に現れるように感じられ、「奄美系」という事ができるが、一方で徳之島にも「沖縄の色が見える」ことが徳之島の生物相の特徴ということができよう。
[編集] 交通
[編集] 空路
- 徳之島空港 - 天城町
※いずれもJALグループの運航
徳之島空港のジェット化は1980年であるが、これは鹿児島県内では鹿児島空港に次いで2番目のジェット化であった。
[編集] 航路
- 亀徳港 - 徳之島町
- 平土野港 - 天城町
[編集] 文化
方言は琉球方言の1つで、民謡(島唄)も三線(サンシン)を使ったものが多いなど、本土より沖縄県が文化的に近い。牛どうしを戦わせる闘牛が盛んで、シーズンには島全体が熱気に包まれる。また、選挙でも有名な島である。
[編集] 方言
- おぼらだーに(おぼらだれん;徳之島町、天城町) – ありがとう
- きゅうーがめーら – おはよう
- よーおねぃうがめーら – こんばんは
- どぅし – 友達
- うぁーつぃき – 天気
- だぁーか いきが – どこにいくの
- いぇー – ええ!、あーあ、などの感動詞
- とぅじゅとぅ – 夫婦
- あじゃ – お父さん
- あま – お母さん
- ぬぅーしゅんが – 何しているの
- とぅじ – 奥さん・妻
- むぃー – 兄
- あっちゃー (あちゃ)– 明日
- あか – 姉
- まぁーが – 孫
- きゅらめぇーれぇ – 美人
- われんきゃ – 子供達
- わん – 私(第一者を指す)
- やぁ – 家
- わっきゃ – 私たち
- うら(うり/うぃ) – あなた(第二者を指す)
- いきゃ(いか、とぅ)– 行こう
- うきゃ (うぃきゃ)– あなたたち
- さんしる – 三味線
- にきゃぎてぃたぼれ – 召し上がってください。
- てぃんぐわ – ひとつ
[編集] 民謡
- ワイド節 – 闘牛の時に歌われる。「ワイドワイド……」と始まる。
- 六調 – 宴会などに歌われる。速めのテンポにあわせて踊る。
- ちゅっきゃり節 – 「ちゅっきゃり」とは「一切」の意味。多方面、多歌詞で唄われる。
[編集] 教育
- 大学・短期大学・専門学校は現在のところはない。但し平成19年度から鹿児島大学法文学部によって、正規の大学院科目が受講できる奄美サテライト教室科目等履修生課程が開始された。
- 鹿児島県立徳之島高等学校及び樟南第二高等学校の二つの高校がある。
[編集] 放送
鹿児島県のテレビ・ラジオ放送が受信できるほか、一部の地域では沖縄県のテレビ・ラジオ放送が受信可能(テレビの場合は受信ブースターを使用)。
[編集] テレビ
島内には基幹局となる徳之島中継局のほか、4か所に中継局がある(NHKのみ、MBC・KTSは3か所、KKB・KYTは徳之島局のみ)。なお2006年に開始された地上デジタル放送については、NHKと民放4社が2008年11月に本放送開始している。
- NHK鹿児島放送局
- MBC南日本放送(TBS系列、徳之島中継局60ch・他中継局50ch) 地デジ周波数 16CH リモコン番号 1
- KTS鹿児島テレビ放送(フジテレビ系列、徳之島中継局58ch・他中継局44ch)地デジ周波数 18CH リモコン番号 8
- KKB鹿児島放送(テレビ朝日系列、徳之島中継局のみ62ch) 地デジ周波数 14CH リモコン番号 10
- KYT鹿児島読売テレビ(日本テレビ系列、徳之島中継局のみ56ch) 地デジ周波数 17CH リモコン番号 4
MBCは、クロージングには、徳之島と山が。ホームページは、徳之島4局が紹介されている。 KTSは、ホームページには、徳之島4局(徳之島、山、天城、面縄)のチャンネルが載っている。
[編集] ラジオ
NHKのみ島内に中継局がある(AM・FMとも)。なお民放は南日本放送(MBC)は鹿児島本局・名瀬中継局(1107kHz・1449kHz)から直接受信可能だが、FM鹿児島は薩南諸島全域に中継局がないため受信不可。
- NHKラジオ第1放送(1341kHz) 沖永良部島と与論島には中継局がないためこれらの島々もカバーをしている。
- NHKラジオ第2放送(1539kHz)
- NHK-FM放送(81.6MHz)
[編集] 観光
- ムシロ瀬
- 岩がまるでムシロを敷いたように広がり、奇観を呈している。
- 犬の門蓋
- 犬田布岬
- 金見ソテツトンネル
[編集] 出身者
[編集] 市町村合併の動向
島内には徳之島町・伊仙町・天城町の3町がある。2004年4月13日に徳之島地区合併協議会が発足した。当初、3町での合併を目指したが、2005年1月30日の住民投票の結果を受けて徳之島町が離脱している。残りの2町は合併協議を続けたが、2006年5月29日会合を開き、当分の間2町による協議会は休止することが承認された。
2006年末には3町長の間で合併推進の合意がなされ、2007年4月には3町の法定協議会を設置するため、合併準備委員会が設立された。しかし同年8月に選出された徳之島町の新町長は合併反対の意向を示している。
[編集] 脚注
- ^ 国立天文台(編) 平成19年 理科年表 p.565 ISBN 4621077635







