快獣ブースカ

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快獣ブースカ』(かいじゅうブースカ)は、1966年11月9日から1967年9月27日まで、毎週水曜日19時 - 19時30分に日本テレビ系で全47話が放送された、円谷特技プロダクション東宝製作の特撮テレビドラマ、および作品内に登場する架空の快獣(怪獣)。

目次

[編集] 概要

円谷特技プロの作品『ウルトラQ』の「カネゴンの繭」というエピソードがベースになっており、「もしも家庭に怪獣が住んでいたら?」というテーマで、かつ当時の子供達の目線に立って作られたコメディである。「バラサ、バラサ」「シオシオのパー」などの「ブースカ語」が当時の子どもたちの間で流行した。

講談社の漫画雑誌ぼくら小学館学年誌にも様々な作家によって漫画絵物語が連載され、いわゆるメディアミックス展開の先駆となった。

2002年日本映画専門チャンネルにて衛星初放送され、2006年から2007年にはチャンネルNECOでも放送された。

本作品は全話モノクロにて製作されている。

一部話数のスチール写真にはカラー写真もあり、第1話や掲載が多い「ブースカ対チャメゴン」など多く現存する。

[編集] ストーリー


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


発明好きの少年、屯田大作がペットのイグアナであるブースカを「ゴジラ」の様な怪獣に仕立てようと、自作の栄養剤「クロパラ」を与えた。ゴジラとまではいかなかったが、ブースカは元の30倍の大きさになり、ユーモラスな顔とずんぐりした体、人間並みの知能と様々な超能力を持った「快獣」となった。そんなブースカを取り巻く子供達や、近所の住人達の間で繰り広げられる珍騒動を描く。

[編集] キャスト

屯田大作:宮本智弘
発明好きの少年。ペットのイグアナであるブースカを「ゴジラ」の様な怪獣に仕立てようと、自作の栄養剤「クロパラ」を与えたが、結果的には多少手違いが生じ、ブースカは怪獣ならぬ獣となってしまう。「ブースカ!!ブースカ!!」では大人になった姿で登場した。(ただしパラレルと見る向きもある)
メチャ太郎:吉野謙二郎
ジロ吉:渡辺説十四
ミー子:中原純子
チョロ吉:藤江喜幸
ヒロシ:中島洋
ゾロ目:関田哲也
ゴン太:袖山秀樹
屯田栄之助(大作の父):江戸家猫八
屯田ハナ子(大作の母):旗和子
一郎:佐野裕
チコ:近藤美智子
夢野夢夫(発明家):稲垣昭三
鬼山先生(小学校教諭):大塚周夫
ミー子の父:太宰久雄
ブースカ
第1話「ブースカ誕生」で初登場。ユーモラスな顔とずんぐりした体が特徴的な怪獣ならぬ「快獣」。元々は大作のペットのイグアナだったが、大作が自作の栄養剤「クロパラ」を与えたことにより、突然変異をおこして元の30倍の大きさになった(巨大化したり、卓上サイズにまで縮小することも出来る)。体毛は橙色だが、頭の上方のみ茶色。腕に茶色の丸い模様がついている。性格は心優しくのんびり屋で、ナイーブな感性の持ち主。人間でいえば年齢は小学5年生ぐらいの子供快獣である。精神年齢も同じで、小学5年生の勉強ならスラスラとやってしまう程の頭を持つ。自分の感情を「ブースカ語」で表現する(具体例として、喜びを「バラサ、バラサ」、怒りを「プリプリノキリリンコ、カッカッカ」、嘆きを「シオシオノパー」など)。人間並みの知能と百トン力(りき)の怪力、飛行能力や透明化等、様々な超能力を持つ。頭に生えている角の様な「ブー冠」を温めると大学教授以上に頭が冴えるが、逆に冷やされると幼稚園児並みに頭が悪くなってしまう。また、前述した超能力はここで作られるブースカニウムという物質をエネルギー源に使っているため、ブー冠が取れると全ての超能力が使えなくなる。また、激情した時はブー冠が光ったり煙を上げたりする。ラーメンが大好物で、軽く30杯は平らげる(ほぼ同時期の漫画・アニメ作品『オバケのQ太郎』の影響が見受けられる)。熊の様な耳は精神を集中すれば10キロ先の会話も聞こえる。鼻は警察犬並で、特にラーメンの匂いは10キロ先でも嗅ぐ事が出来る。丸く邪念がない感じの目は、夜間では車のライトの様に光り、どんな暗闇でも見通す事が出来る。ブタの様な尻尾は5mほど伸ばせて、物を掴むことができる。カメが苦手で。また、デベソを触られると笑いが止まらなくなる。生まれが南洋のせいか暑い所が好きで、逆に寒い所が苦手。どこにも翼はないが空を飛ぶこともできる。
チャメゴン
  • 声:堀絢子、スーツアクター:山村哲夫、田島伸児
第26話「チャメゴン誕生」で初登場。弟を欲しがるブースカのために大作が発明した「物体電送構成装置」によってリスと宇宙生物の原子が合成(後年、同じプロダクションの別の作品で似たような設定が現れるが、世界観は全く異なる)されて誕生した宇宙快獣。性格はイタズラ好きで意地っぱりだが、めげるとなかなか立ち直れないという純粋さも合わせ持つ。プライドが高くおしゃれで音楽好き。高慢な態度も目立つが、人情には厚い。商店街から商品を勝手に持ち出したり、ブースカ達とはぐれて迷子になったりと、トラブルの原因になることが多い。好物のクルミを食べるとどんなものにも変身できるが、鼻のきくブースカにはニオイで嗅ぎ出されてしまうため、全く通用しない。また、100m5秒台の俊足で、ジャンプ力も高い。頭の鈴はレーダーになっており、触られるのを極端に嫌う。尻尾からは電撃を発射できる。また前述したように宇宙快獣なので宇宙でも宇宙服なしで活動可能。カエルが大嫌い。
  • ゲストキャラ

毎回出てくる宇宙人等。人間を攻撃する目的はなくいたずらものが多い。

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌

  • 「快獣ブースカ」
    • 作詞:船橋三四/作曲:宮内国郎/歌:高橋和枝、みすず児童合唱団

[編集] 挿入歌

  • 「陽気なブースカ」
    • 作詞:宮あきら/作曲:高梨純/歌:高橋和枝
  • 「ブースカソング」
    • 作詞:船橋三四/作曲:宮内国郎/歌:高橋和枝
  • 「ブースカ音頭」
    • 作詞:西田一/作曲:宮内国郎/歌:高橋和枝

[編集] 放送リスト

  1. 「ブースカ誕生」
  2. 「ブースカ出動」
  3. 「ブースカ対パースカ」
  4. 「ブースカ月へ行く」
  5. 「ブースカの名ガイド」
  6. 「野球珍騒動」
  7. 「スパイをやっつけろ!」
  8. 「ロケット騒動」
  9. 「ブースカの大冒険」
  10. 「あの広場を守れ!」
  11. 「ブー横丁の学習塾」
  12. 「ブースカと七人の魔術師」
  13. 「マッハ・ブースカ号」
  14. 「ブースカ踊る」
  15. 「バラサで行こう!」
  16. 「氷河時代をふきとばせ!」
  17. 「ブー冠・王冠・とんちんかん」
  18. 「こちらブースカ!110番」
  19. 「ブースカにまかせて」
  20. 「空飛ぶ円盤がやって来た!」
  21. 「ウルトラまんじゅうに突撃」
  22. 「大爆発!ご用心」
  23. 「ワッペン戦争」
  24. 「ぼくは一等賞」
  25. 「夢を食べちゃった!」
  26. 「チャメゴン誕生」
  27. 「ブースカ対チャメゴン!」
  28. 「宇宙から来たんだ」
  29. 「地底戦車で探検」
  30. 「スピード銃に気をつけろ!」
  31. 「飛んで来た遊園地」
  32. 「すてきな快獣の日」
  33. 「不思議なドンブラ島」
  34. 「ドンブラ島の化け狸」
  35. 「銀河へ行こう!」
  36. 「踊れ!フラミンゴ」
  37. 「ナイナイ寺はドッキリ!」
  38. 「海が呼んでる」
  39. 「百トン旋風ワッショイ!」
  40. 「水の大行進」
  41. 「宇宙の王様」
  42. 「物体Xコロリン」
  43. 「魔球に突撃!」
  44. 「チビッコ台風」
  45. 「魔法の帽子」
  46. 「空飛ぶ音楽堂」
  47. 「さようならブースカ」

[編集] 漫画

  • ぼくら
1966年8月号-1967年12月号 益子かつみ
  • 小学一年生
1966年9月号-1967年3月号、1967年5月号-8月号 太田じろう
1967年4月号 宮坂栄一
  • 小学二年生
1966年8月号-1967年8月号 わくいかずお
  • 小学三年生
1966年9月号-1967年8月号 わくいかずお
  • 小学四年生
1966年9月号-1967年8月号 わくいかずお
  • 小学五年生
1966年8月号-1967年6月号 わくいかずお
  • 小学六年生
1966年10月号-1967年5月号 わくいかずお

[編集] 豆知識

  • 本作品は、脚本家市川森一のデビュー作でもある。4話「ブースカ月へ行く」がそれで、この作品は円谷英二がかねてから「竹取物語」の映像化を懸案しているのを知った市川が、かぐや姫の物語をイメージソースに仕立てた作品である。
  • 38話「海が呼んでいる」は少年がひっそりと巨大な貝を育てる話だが、実は上原正三による『ウルトラQ』のNG脚本「化石の城」がモチーフになっている。
  • 次回予告のナレーションは、当時日本テレビアナウンサーの福留功男が担当していた。また、最終回でのロケットを打ち上げるシーンに出演もした。
  • 20年後に再会するという最終回の設定は円谷プロによると「続編が作れるようにするため」だったそうである。このためファンの中には1987年の続編に期待が集まり、本作がデビュー作でブースカに思い入れが強い市川森一も意欲を見せたが、テレビ東京でリメイク版『ブースカ! ブースカ!!』が放送されたのは1999年からだった。ちなみにリメイク版が放送開始となった半年前に初代ブースカの声を演じた高橋和枝がこの世を去った。ブースカ!!ブースカ!!は本作の一部の登場人物が登場し、初代ブースカの存在も語られているが肝心の「20年後に再会する」との言及が全くなかったため本作の正式な続編というわけではない。
  • 1988年夏、中京テレビの深夜バラエティ『ミッドナイトギグ』内で事実上の再放送を果たした。またこれが縁となったのか、同年10月にスタートした同局のローカルバラエティ番組『ラジオDEごめん』のイメージキャラクターに採用された。
  • 1997年NHK衛星第2で放送された「夢さがしテレビ 懐かしのこども番組大集合」という特番で、「ブースカ帰ったよ!」というミニドラマが作られた。ブースカが自分の事をすっかり忘れた地球の人々に不満を抱き、宇宙から帰って来る。久し振りの東京の変化に驚きつつも、テレビ局(テレビ神奈川)でラーメンを作るリハーサルをしていたチョロ吉(=伍代参平)と再会し、一緒に大作を探すために、当時の映像を織り交ぜながらかつてのロケ地を巡る。しかしとうとう大作とは会えなかった。心細くなったブースカは通り掛かりの現代の子供達を遊びに誘うが、昔の遊びしか知らないブースカは馬鹿にされて取り残されてしまう。そこで突然大作から一通の手紙を受け取る。その手紙には「都合で会えないが、今も元気で仕事をしている」という風に書かれていた。ブースカは「今度会えたら、大ちゃんの子供と遊びたいなあ」と呟いた…といった内容である。こちらのブースカの声も高橋和枝が担当した。これが高橋が当てた最後のブースカの声となった。
  • ブースカのぬいぐるみ(着ぐるみ)は一般的には頭の形でAタイプ、Bタイプに分けられるが、劇中で複数の着ぐるみが登場する分身シーンも有るので、実際の数は不明。1970年代にアトラクションの為に新調されている。『アニメちゃん』撮影用の着ぐるみはBタイプに似るが、質感が毛並みの良い縫いぐるみで、体色の茶が強い。『シュシュトリアン』のブースカの着ぐるみは当時のアトラクション用、アニメちゃん版よりも初代の雰囲気に戻された。『ブースカ! ブースカ!!』の着ぐるみは初代より脚を長めに作られた、また足部分と胴体でセパレート構造になっている。
  • 神奈川県川崎市多摩区にあった向ヶ丘遊園は、1997年に円谷プロとの協力により園内に「ブースカランド」を開設した。このアトラクションは年々減少する入園客を呼び戻すために作られた模様。しかし2002年に経営悪化により向ヶ丘遊園は閉園し、ブースカランドも閉鎖された。
  • 向ヶ丘遊園の「ブースカランド」には、ブースカ、チャメゴンの他にピンク色のブースコという女の子の快獣もいた。
  • チビラくん』(1970年-1971年)65話『ガキンコの母さんヤーイ!』にブースカの着ぐるみがゴルパの亡き妻「オク」として登場する。
  • 超力戦隊オーレンジャー』(1995年-1996年)30話『地球がグースカ』のバラグースカの声を、その名前から高橋和枝が演じている。

[編集] その他の作品のブースカ

サークロラマという特殊な施設で公開された映画。ブースカとチャメゴンが司会となり、ウルトラマン、セブンと怪獣の戦いを案内する。
初代ブースカとチャメゴンの唯一のカラー映像。
映画。カネゴンピグモンと共に絵から実体化(3大愉快獣と呼ばれる)。
円谷プロ着ぐるみが実体化したという設定でブースカとウルトラ怪獣が登場。
帯番組の人形劇、宇宙旅行中に落ちた星で、ブースカはピグモン、チャメゴンはレッドキングの家で暮らすようになる。快獣ブースカ最終回の続きで、虫たちの音楽会を行う話もある。
  • 『ブースカ帰ったよ!』(1997年)
初代ブースカが帰還したという設定(詳細は豆知識参照)。
ここまでのブースカの声は人形劇の『ウルトラマンランド』以外全て初代同様、高橋和枝が担当。
本作の続編。
映画。ウルトラマンキングの誕生日を怪獣達とともにブースカ、チャメゴンが祝福する。
  • 『フラッシュ・ザ・ブースカ』(2008年)
YOUTUBEのウルトラチャンネルで配信されたフラッシュ動画アニメ。快獣ブースカOPアニメを元にしている。
スタッフ
構成:川上隆史
絵コンテ:アミノテツロ
効果:金光大輔
ブースカの声:おかのみさと
アドバイザー:小西利典
制作:井口基水、坂田麗佳、鈴木理香子
プロデューサー:中山浩太郎、米村宏
フラッシュアニメーション:黒岩和幸
製作:著作:円谷プロダクション

[編集] 関連項目

日本テレビ 水曜19:00枠
前番組 番組名 次番組
スターハイライトショー

極楽コンビ ローレル・ハーディ
つなぎ番組
快獣ブースカ
歌う王冠

最終更新 2009年10月12日 (月) 04:25 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【快獣ブースカ】変更履歴

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