快速急行
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快速急行(かいそくきゅうこう)とは、多くの私鉄で運行されている列車種別の一つである。南海電気鉄道が1958年に設定したのが始まりとされている。
各社の運行状況は、以下の項目を参照のこと。
停車駅は一般的に急行よりも少なく、特急よりも多く(例外あり)、特急を補完する速達列車を増加させるため、もしくは急行を速達化するために設けられる場合が多い。同時に運行している特急が有料列車のみであるときは、料金が別にかからない列車としては最速達種別(JRにおける「特別快速」もしくは「新快速」に相当する種別)となる。
一般に快急と略され、“Rapid Express”と英語表示される。
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[編集] 西武鉄道
西武鉄道は池袋線と新宿線で1980年3月17日から運転している。
[編集] 池袋線
池袋線では、平日は朝の通勤ラッシュ時間帯の上りと昼間に池袋から飯能まで有料特急「レッドアロー」号の補完列車として運行している。休日には行楽用として、朝の下りと夕方上りに運転され、池袋から飯能を経て西武秩父線へ直通し、一部列車はさらに秩父鉄道線へ直通する。停車駅は池袋-石神井公園-ひばりヶ丘-所沢-小手指-入間市-飯能で、飯能-西武秩父間と秩父鉄道線内は各駅に停車する。かつては所沢-飯能間はノンストップであったが、1993年12月6日のダイヤ改正で現在の停車駅となった。 秩父鉄道線直通列車にはクロスシートの4000系電車が使われ、三峰口行と長瀞行とが併結運転され、横瀬駅で分割・併合を行う。西武線内の列車は一般車両を使用。
かつては、春・秋の観光シーズンに「急行 奥武蔵」という愛称が付けられた西武秩父線直通列車が運行されていた。また、不定期にヘッドマークを付けて運行される列車もある。
[編集] 新宿線
現在の快速急行は、1998年3月のダイヤ改正から運転されている。2008年6月14日ダイヤ改正までは「川越号」の愛称があった。平日の昼間時に急行の速達列車及び特急「小江戸」号の補完列車として西武新宿駅 - 本川越駅間で運行されている。現在の停車駅は西武新宿線を参照のこと。
1998年3月のダイヤ改正以前に運転されていた快速急行には、以下の例がある。
- 西武新宿駅 - 本川越駅間。土休日運転。停車駅は西武新宿駅-高田馬場駅-鷺ノ宮駅-田無駅-所沢駅-狭山市駅-本川越駅。1993年のダイヤ改正により特急「小江戸」の運転が開始されたことで一旦廃止となった。
- 西武新宿駅 - 西武園駅間、西武新宿駅 - 西武遊園地駅間。土休日運転(西武園発着列車は西武園競輪開催時にも運転)。停車駅は急行停車駅から花小金井駅と久米川駅を除いたもの。なお、西武遊園地行きの小平駅以遠は萩山駅のみであったのが、1996年のダイヤ改正からは八坂駅・武蔵大和駅のホーム延伸工事の完成によって両駅に停車するようになった(その影響で、多摩湖線国分寺駅 - 西武遊園地駅間に運転されていた準急はこの改正で各駅停車に格下げされた)。1998年のダイヤ改正により同区間運転の急行へと格下げされた(その後、西武遊園地行き急行は現存、西武園行き急行は廃止)。
- 西武ライオンズ球場での野球開催時には、西武新宿駅始発で狭山線に乗り入れる西武球場前駅行きの快速急行が運転されていたが、1998年3月のダイヤ改正で急行に格下げされている。
[編集] 小田急電鉄
小田急電鉄では、定期列車としては2004年12月11日より運転している。また過去にこの列車とは無関係に、1950年代から1960年代にかけて、夏期臨時ダイヤにおいて臨時列車として運行されたこともあるとされる。
[編集] 小田原方面
小田原線では、上下合わせて平日20本、土休日3本(朝上り2本、夕方下り1本)新宿駅から小田原駅間の列車も設定している。全区間10両編成(6+4両または10両固定編成)で運転。新宿駅 - 小田原駅を標準的には日中85分で結ぶ。基本的には新宿 - 小田原での運転だが、平日深夜帯に新宿発相模大野ゆきの列車が2008年3月15日のダイヤ改正にて1本新設された。(後に2009年3月14日のダイヤ改正でも急行小田原行き最終電車の後に1本増発している。)
急行との違いは、経堂・成城学園前・登戸・向ヶ丘遊園に停車しないことと全列車が10両編成なので、ホーム長の短い(6両編成まで対応)開成 - 足柄の各駅も通過することである。なお、本厚木 - 新松田間は急行と同様に各駅に停車する。
[編集] 藤沢・片瀬江ノ島方面
江ノ島線では、2004年12月11日より湘南急行に代わり登場。江ノ島線内の停車駅は湘南急行と同じ。新宿駅 - 藤沢駅を標準的には54分で結ぶ。土休日の1本のみ片瀬江ノ島駅始発となる。江ノ島線内急行との違いは、南林間駅・長後駅を通過することと、全列車10両編成での運転のため片瀬江ノ島駅発着の列車は、ホーム長の関係で6両編成でなければ停車できない本鵠沼駅・鵠沼海岸駅を全列車が通過することである。なお上り・下り共に、新百合ヶ丘駅で登戸駅・成城学園前駅・経堂駅に停車する千代田線方面の多摩急行、相模大野駅で町田駅・相模大野駅発着の小田原方面の急行と接続しており、快速急行の停車しない駅においても速達性と列車の本数は確保されている。
[編集] 過去の臨時列車としての快速急行
過去に臨時列車として運転されていた快速急行は、新宿駅 - 片瀬江ノ島駅の運行で、江ノ島線内は藤沢駅のみの停車、小田原線は当時の急行停車駅に準じていた。
[編集] 東武鉄道
東武鉄道では現在、東上線で運行されている。また、過去に日光線方面で有料列車として運転していた。日光線快速急行の詳細は東武日光線優等列車の沿革も参照のこと。
[編集] 東上線
東上線では、2008年6月14日のダイヤ改正よりTJライナーの運行が開始されたことに伴い、改正前の特急に相当する列車の種別として導入された。
停車駅は、池袋 - 和光市 - 志木 - 川越 - 川越市 - 坂戸 - 東松山以北の各駅。全列車10両編成で、休日下りのみ小川町行き、それ以外は森林公園発着である。平日は夕方上りのみ、土休日は朝の下りと午後の上りのみ運転。平日と休日上り(最後の1本を除く)はTJライナーの送り込みのため50090系の限定運用であるが、休日下りと上りの1本は通勤型車両が使用される。
[編集] 日光線
日光線系統で特急「けごん」・「きぬ」の補完を果たす列車として、1976年より1991年まで、快速用としても用いられる6000系電車(1976 - 1986)・6050系電車(1985 - 1991)及び5700系電車(1976 - 1988)を用い、全車座席指定席制として快速急行券(1988年より座席指定券)を徴収する優等列車として運転されていた。昼行列車の停車駅は北千住駅に下り列車が停車するようになる1997年以前の急行のそれとほぼ同じであった。
快速急行の設定以前、同列車は急行として運転されていた。しかし、同じ種別の伊勢崎線急行(当時)「りょうもう」と比較して停車駅・車両設備ともに劣るため、快速急行として種別を分けたものである。すなわち、一般的な例とは逆に、この快速急行は急行よりも下位の種別となっている。
1991年に定期列車は急行用車両300系・350系電車へ置き換え、急行に種別を改めた。臨時列車も1991年以降は夜行列車「スノーパル」・「尾瀬夜行」としての運転が主であり、昼行列車としての運輸実績は少なかったが、2001年より夜行列車「スノーパル」・「尾瀬夜行」も使用車両変更に伴い急行へ格上げされ、これ以降事実上運行されていない。
[編集] 富山地方鉄道
[編集] 本線
富山地方鉄道の本線では1997年より、平日朝に宇奈月温泉駅 - 電鉄富山駅間で上りのみ2本運行されている。本線急行との差異は電鉄富山 - 寺田間でも速達運転を行う点にある。中小私鉄では唯一の運行となっている。
停車駅は以下の2パターンある。
なお自動方向幕に快速急行に種別幕が無いため紙に印刷した物が置かれている(車両によってはヘッドマークが掲出される)。種別幕には急行の表示が出ている。ワンマン放送は快速急行の放送が設定されており平日朝は車掌が乗務する。
[編集] 名古屋鉄道
名古屋鉄道における快速急行には、1995年から2003年にかけて運転されていたものと、2005年以降に運転系統を変えて再度運転されるようになったものがある。
1995年4月5日に全車一般席の特急を一部改称して快速急行が登場した(新岐阜駅(現在の名鉄岐阜駅)発東岡崎駅行きの上り1本のみ)。その後、金山駅発着の常滑線への普通列車を延長する形で新一宮駅(現在の名鉄一宮駅)から運行する列車も設定されていた(新一宮駅 - 金山駅間:快速急行、金山駅以南:普通)。しかし、この快速急行は、改正毎に運転本数が減らされ、2003年3月27日の改正で一部特別車特急に統合され消滅した。名鉄特急の項目も参照のこと。当時の快速急行の停車駅は特急停車駅(当時特別停車扱いだった国府宮駅と新安城駅を含む)+鳴海駅だったが、特急への統合後も停車駅の変更はなく、鳴海駅に特別停車する扱いとなっている(豊橋駅まで延長運転するようになったため統合時より国府駅にも停車する)。
その後2005年1月29日の名鉄空港線開業に伴うダイヤ改正から、それ以前の急行の標準停車駅及び特別停車駅の整理を行った形で再登場した。概要としては名古屋本線と常滑線でのみ、急行と標準停車駅が異なる。
以下は現在運転されている快速急行についての記述である。現行の停車駅一覧は各路線の記事を参照のこと。
[編集] 名古屋本線・西尾線・津島線
名古屋本線では、2005年1月28日までのすべての急行が停車する駅(急行標準停車駅)が「快速急行」の標準停車駅である。また、この時は、栄生・矢作橋・豊明には、一部の列車が停車していた。豊橋 - 岐阜間と津島線佐屋駅 - 西尾線吉良吉田駅間に、各毎時2本運転されていた。後者は2008年6月29日のダイヤ改正までは毎時2本のうち1本は全車特別車の特急として、残り1本は佐屋→吉良吉田が快速急行(吉良吉田→佐屋は須ヶ口から普通)として運行されていた。
これにより、「急行」は2005年1月28日以前の特別停車駅であった栄生駅と大里駅にも停車する(大里駅については2008年12月27日より再び急行の特別停車駅となった)。
2008年12月27日のダイヤ改正以降は、名古屋本線の豊橋駅~神宮前駅間・津島線・西尾線での設定は消滅し、設定区間が名古屋本線神宮前駅~岐阜駅間に短縮され、朝の豊橋・中部国際空港方面のみの運転となった(神宮前・金山止まりと早朝の中部国際空港行き1本を除き名古屋で種別変更)。これにより、多くの快速急行が急行に変更されるなど本数が大幅に減った。
[編集] 常滑線
常滑線では、2005年1月28日までの急行で、大江駅を通過する列車が「快速急行」、同駅に停車する列車が「急行」になった。基本的には平日朝ラッシュ時のみの運転だった。2008年12月27日のダイヤ改正後は、早朝の下りと深夜の上りの各1本の設定されていた全車一般車特急が、この種別に改称された(この結果、名鉄においては快速特急・特急は一部特別車に統一される事となる)。停車駅も常滑・空港線内の停車駅は特急と同一となり、1995年に登場した時とほぼ同じ位置付けになっている。
[編集] 犬山線
犬山線では、2005年1月28日までの急行で、名古屋本線の栄生駅を通過する列車が「快速急行」、同駅に停車する列車が「急行」になった。平日朝のみ運転される。名古屋方面の列車のみ急行通過駅の扶桑駅にも特別停車していた。2008年12月27日の改正で扶桑駅も快速急行・急行停車駅となった。
[編集] その他の設定線区
上記以外では、豊川線・西尾線・河和線・知多新線・津島線・尾西線・各務原線・広見線でも設定されたが、停車駅は、2005年1月28日までの急行の標準停車駅を引き継ぎ、改正後の急行との停車駅の相違がないが、特別停車駅での相違点が存在することがある。実際にはこの種別を名乗って走る列車が1本もない路線(各務原線・広見線)もある。また、広見線の設定自体は2008年6月の改正を持って消滅している。2008年12月27日改正後は、名古屋本線の神宮前~岐阜間、犬山線、常滑線、空港線、河和線の太田川~富貴間、知多新線のみでの設定となり、いずれの線区も平日の朝を中心に数本のみの設定となった。このうち、常滑・空港線直通のものは前述のように、全車一般車特急を改称した形での設定のため、1995年4月改正~2003年3月改正まで設定されていたものと近いものとなった。
[編集] 1995年以前の快速急行
1983年に、正式な種別ではなかったが、移転した日本福祉大学の美浜キャンパスへの通学輸送のために増発した内海行き急行が、「快速急行」と表示されて運行されていた。これは当時の急行と異なり神宮前駅以遠の停車駅が非常に少なく設定されていたため、誤乗車を防止するためであった。
- 停車駅(神宮前駅 - 内海間)※2009年現在の快速特急停車駅と同じ(当時美浜緑苑駅は存在しなかった)
この他にも、臨時列車として増発された1993年7月29日に三河線豊田市行の急行や、正月の豊川線での折返し運転列車などに「快速急行」の名称が使用されたことがある。ただし7000系が豊川線の増発列車として快速急行に用いられた際は種別幕は白幕となっており、「快速急行 豊川稲荷」とかかれた特別の系統版を装着しての運行だった。
[編集] 近畿日本鉄道
近畿日本鉄道では、難波線・奈良線・大阪線・山田線・鳥羽線で定期に運転されているほか、南大阪線・吉野線でも臨時に運転されることがある。また、京都線でも過去に運転されていた。 通過標識灯は左右両方点灯する。
[編集] 難波線・奈良線
難波線・奈良線では、大阪難波駅 - 近鉄奈良駅間で終日運行されている。同区間の主力列車で、一般の車両を使う列車種別では最上位である。
その前身は、1956年に運転開始した鶴橋・西大寺のみ停車で上本町 - 近畿日本奈良(当時)間に設定された料金不要の特急で、他線区で設定されていた有料特急と紛らわしいということもあって、1972年に特急から快速急行に名称変更した。同時に生駒駅・学園前駅を停車駅に加えている。なお、翌年からは同区間に有料特急も設定された。快速急行は1981年から平日の朝晩に10両編成で運行される列車が登場し、現在は朝晩のほとんどの列車は10両編成となっている。2000年3月15日より、新大宮駅にも停車するようになった。2009年現在の停車駅は、近鉄日本橋駅、大阪上本町駅、鶴橋駅、生駒駅、学園前駅、大和西大寺駅、新大宮駅である。
現行のダイヤは、主に準急または区間準急と東花園以遠奈良方面各駅停車が、準急または区間準急とセットとして運行している。準急・区間準急は、上下とも8割方が、石切・布施(一部は、東花園)で通過追越を東花園以遠奈良方面各駅停車は、布施・八戸ノ里・東花園・瓢箪山・石切・東生駒のいずれかで通過追越を行い、奈良県内(生駒・奈良市内)の各駅から大阪市内を結ぶ速達列車との位置づけである。
2009年3月20日、阪神なんば線の開業に伴い、阪神三宮駅と近鉄奈良駅の間で相互直通運転が開始された。快速急行については、阪神三宮 - 近鉄奈良間を直通する唯一の列車種別として位置づけられ、一部の列車が大阪難波発着である以外は、早朝・夜間は尼崎駅まで、朝夕ラッシュ時間帯や昼間時間帯は阪神三宮駅まで直通している。この阪神直通の快速急行も朝晩のほとんどの列車は10両編成となっているが、阪神側の駅ホーム設備の都合により尼崎以西は6両に減車となる。
[編集] 大阪線・山田線・鳥羽線
大阪線・山田線・鳥羽線では、大阪上本町駅 - 宇治山田駅または鳥羽駅まで運行されている。非常に長い距離を走るために原則として5200系やL/Cカーなどのクロスシートを備えた車両か、もしくはトイレ付き(2610系など)の車両に限定されて運用される。
また、大阪線・山田線のみに設定されている種別で、わずか2駅だけ快速急行より停車駅が多く、運行本数は快速急行より多い区間快速急行もある。こちらに関しても上記同様、トイレ付きの車両に限定されて運用される。(ただし青山町以東発着便にはトイレが連結されない場合がある。)方向幕などの英語表記では "SUB. RAPID EXP." ("Suburban Rapid Express" の略) と表記される。運転区間は大阪上本町 - 大和八木(下り最終の1本のみ)・名張(上り最終の1本のみ)・青山町または松阪間(越年終夜運転時は五十鈴川まで延長)。
快速急行は名張 - 榊原温泉口間、区間快速急行は赤目口 - 榊原温泉口間が各駅停車となる(急行も榛原 - 榊原温泉口間が各駅停車となる)。
運行時間帯は快速急行、区間快速急行とも朝晩のみの運行であり、大阪府大阪市の鶴橋から奈良県香芝市の五位堂まで26kmの距離をノンストップで走り、通勤時間帯の大阪市内と奈良県内(中和地区・宇陀市)、三重県内(名張市・伊賀市)間の速達列車としての位置づけである。これは、布施駅の駅構造の問題(通過線がホームの無いところにあり、緩急接続ができない)や、急行が停車する河内国分駅と三本松駅のホーム有効長が6両分しかなく、ラッシュ時の急行6両運転では輸送力に問題が生じることによるものである(ドアカットは行っていない)。
なお、駅などでの案内は「快速急行」・「区間快速」に統一されている。また、自動放送においては、青山町以西では「区間快速」、榊原温泉口以東では「区間快速急行」の呼称が用いられる。
快速急行は、 布施駅の3層化改造工事の完成にともなって1978年3月に行われたダイヤ改正から、従来運行していた急行を名称変更する形で登場した(当時は美旗を通過していた)。また、同様に区間快速急行も「区間急行」の名称を変更して登場した。その上で、昼間時にのみ、従来の急行・区間急行に代わって布施駅・榛原 - 榊原温泉口間各駅に停車する急行が新設された。このダイヤ改正時に奈良線にも布施駅に停車する急行が新設され、布施駅での大阪線・奈良線の連絡が改善され、現在のダイヤの基本形が完成している。
快速急行の停車駅は、鶴橋、五位堂、大和高田、大和八木、桜井、榛原、名張~榊原温泉口までの各駅と伊勢中川、松阪、伊勢市~鳥羽までの各駅に停車する。 区間快速急行の停車駅は、鶴橋、五位堂、大和高田、大和八木、桜井、榛原、室生口大野、赤目口~榊原温泉口までの各駅と伊勢中川に停車する。
[編集] 南大阪線・吉野線
南大阪線・吉野線では、春の行楽期に臨時列車として「さくら号」などの愛称がついた快速急行が運転される。ただし、愛称無しで運転されることもある。
停車駅は南大阪線内では急行と同じ停車駅、吉野線内では特急の停車駅(全体では特急停車駅に古市駅を追加した形)となる。もっとも、所要時間は急行のほうが短い。これは臨時列車であるためにダイヤに無理矢理割って入る形になることから、単線区間での行き違い待避が多くならざるをえないからである。そのため、時間的には“急行より遅い列車”となっている。
過去には、秋の行楽期にも運転されたことがあり、愛称も「ぼたん号」「あすかみよしの号」「なし狩り号」などがあった。梨狩りの時期に限ってはさらに大阿太駅にも停車していた。
[編集] 京都線
京都線には、1988年のならシルクロード博覧会の際に臨時運行したのを契機に、土日の昼間時間帯に臨時列車として快速急行が1時間に1本設定されていた(停車駅は丹波橋駅、大和西大寺駅)が、定期列車として1998年3月17日から2003年3月6日まで、京都駅 - 近鉄奈良駅間に快速急行が運転されていた。
新設時の運転本数は土日午前2本、午後2本の計4本であった。その頃の快速急行待避駅は奈良県内では高の原駅で、同駅を通過する快速急行を急行が待避していた。2000年からは京都 - 奈良間の昼間の急行が全面的に快速急行へ格上げされた。快速急行が通過する急行停車駅の利用者は同年から新設された京都市営地下鉄烏丸線国際会館直通の急行を竹田駅で連絡することで補ったが、旧来の急行停車駅利用者には少々不便を強いることになった。また、下り列車において、急行と間違えて乗車する旅客が多いことや、上り列車の竹田 - 京都間以外は乗客が少なかった状況が続いたため、京都線の快速急行は2003年3月6日に急行に統合され廃止された。
停車駅は竹田駅、近鉄丹波橋駅、大和西大寺駅、新大宮駅(2000年の改正以降)と、京都 - 奈良間の急行と比べてはるかに少なく、特急停車駅に竹田と新大宮を追加した形だった。
[編集] 南海電気鉄道
南海電気鉄道では、2003年より高野線でのみ運転されている。1958年より一時期の間高野線で運転されていたことがある。これは日本で初めての「快速急行」であった。
[編集] 高野線
高野線の快速急行は2003年5月31日に昼間時間帯の難波駅 - 極楽橋駅間の急行の一部を千早口駅・天見駅・紀見峠駅通過に変更して登場した。また2008年11月1日のダイヤ改正から平日の夕方のラッシュ時に難波発橋本行きを運行している。なお、極楽橋発着は2扉車のズームカーで、平日の夕方のラッシュ時に運行される難波発橋本行きは20m4扉車で運用される。
また、高野線では1958年から1968年にも快速急行が存在していたが(現在の急行)、この時の停車駅は、新今宮駅・堺東駅・北野田駅と河内長野駅以遠の各駅であった(新今宮駅は1966年の駅開設時より停車)。当時の急行はこれに加え住吉東駅・三国ヶ丘駅・初芝駅に停車していた。極楽橋駅の行灯式案内表示機における「快急」の表示はこの当時のもので、30数年ぶりに定期使用されたことになる。現在の停車駅は、新今宮駅、天下茶屋駅、堺東駅、北野田駅、金剛駅、河内長野駅、三日市町駅、美加の台駅、林間田園都市駅~高野山駅までの各駅に停車する。
また、難波駅の回転式列車案内表示機には、快速急行の運用開始の相当前から林間田園都市駅行き・橋本駅行きの案内表示が用意されているものの、橋本行きは2008年11月1日のダイヤ改正まで、林間田園都市行きは今でも定期列車・臨時列車を含めてこの行き先の快速急行列車は一度も設定されたことがない。また輸送障害時などに20m4扉車が代走する場合があり、この場合は難波駅 - 橋本駅間のみで運行され以降は運転打ち切りとなる。
[編集] 阪急電鉄
阪急電鉄では、神戸本線・京都本線の2本線で運転されている。英語表記は“Rapid Exp.”。また、過去に宝塚本線でも運転されていた。
[編集] 神戸線
神戸線では、1987年に運行を開始した。設定の趣旨は、特急運転終了後の深夜帯の速達サービスの充実。当時の特急停車駅に塚口・夙川・六甲を追加し、従来の急行(西宮北口以遠各駅)を格上げする形で登場した。快速急行はその後も定着し、2004年現在は早朝と深夜に梅田駅 - 神戸高速鉄道新開地駅間で運行されている。
1995年の震災前は、正月三が日や行楽期の午前中、あるいは沿線の中学・高校の登校日の土曜日昼間(ただし下りのみ)にも臨時列車として快速急行が運転されていた。正月三が日や行楽期の運転では六甲駅で特急を待避するダイヤで、登校日の土曜日昼間は梅田駅発特急の1分後(続いてその1 - 2分後に普通が発車)に発車してそのまま三宮駅まで逃げ切るダイヤであった。2006年10月28日からのダイヤでは通勤特急の停車駅に夙川駅が加わり、快速急行との停車駅の違いが六甲駅を通過するか否かだけとなっている。
[編集] 京都線
京都線では1997年3月2日より運行開始。当時の特急の停車駅に桂駅を加えたもので、当初は平日朝1本と夜間の特急運転終了後に4本、いずれも梅田駅発河原町駅行きとして運行していた。
その後、2001年3月24日のダイヤ改正で特急系統・急行系統の整理が行われ、それまでの快速急行は快速特急に名称が変更され、同時に従来の急行が快速急行と名称を変更されて運行されるようになった。なお、2001年以降「急行」は、従来の停車駅に南茨木駅と高槻市駅以北(以東)の各駅を加えて運転されている。しかし、同線の急行は2007年3月のダイヤ改正で「準急」に格下げとなって休止された。
現在の快速急行は、朝夕時間帯の梅田駅 - 河原町駅間(特急系統よりも始発が早く、終車が遅い)で運行されている。また平日ダイヤの朝夕ラッシュ時は通勤特急と交互に運行されている。一部列車は途中駅で発着するものもある。なお、平日夕方に大阪市営地下鉄堺筋線天下茶屋駅から河原町駅間(河原町駅行きのみ)でも運行されていたが(通称「堺筋快速急行」)、2007年3月のダイヤ改正で準急(通称「堺筋準急」)に格下げとなって休止された。
[編集] 宝塚線
宝塚線では2003年8月30日より2006年10月28日の改正まで、昼間時間帯にそれまで運行されていた特急・急行に代わり梅田駅 - 宝塚駅間で運行されていた。2006年の改正後は、全列車が急行に統合された。
停車駅は、十三、豊中から山本までの各駅(急行は十三、豊中、以遠は各駅に停車する)。
[編集] 京阪電気鉄道
「京阪特急」も参照
京阪電気鉄道では2008年10月19日に中之島線開業に合わせて同線および京阪本線・鴨東線にて運転が開始された。また、深夜には交野線直通の列車も運行されている。京阪は快速急行専用の車両(3000系)を有するのが特徴である。なお、京阪の快速急行運転開始で、関西の五大大手私鉄すべて快速急行が存在することになった。
- 京阪電鉄公式ニュースリリース(PDFファイル)
[編集] 中之島線・京阪本線・鴨東線
特急停車駅に、中之島線内各駅と、守口市駅・寝屋川市駅・香里園駅が追加されている。昼間時間帯は3000系(2代)にて毎時2本運転(9000系などで代走の場合あり)。また、平日の朝ラッシュ時に下りでは守口市を通過する通勤快急(通勤快速急行とは称さない)が運転されている。なお競馬開催日の昼間時は淀駅にも臨時停車する。昼間時以外では8連の他形式も使用されている。定期ダイヤでは、全列車中之島線へ直通するため、淀屋橋発着列車は存在しない。
[編集] 交野線
中之島-私市間の直通列車のみで、朝の中之島ゆき(通勤快急おりひめ)、深夜の私市ゆき(快速急行ひこぼし)のみ運転。交野線内は各駅に停車する。2003年より朝ラッシュ時に運転されていた交野線直通K特急「おりひめ」と夕ラッシュ時に運転されていた直通の準急「ひこぼし」を、2008年の中之島線開業のダイヤ改正で快速急行に変更したものである。
[編集] 阪神電気鉄道
阪神電気鉄道では本線と阪神なんば線で運転されている。
[編集] 本線
本線においては、1983年(昭和58年)に運行を開始した。梅田駅 - 三宮駅間に、休日昼間時に従来の西宮駅止まりの急行を延長する形で設定された。他社の快速急行と大きく異なる点は、通常は特急と急行の中間の種別として設定されるのに対し、阪神本線においては設定以来千鳥停車により実質特急と同等か、区間によってはそれ以上の種別として扱われている点にある。同様の例は他に2007年3月6日のダイヤ改正以前の西武新宿線に見られる程度であったが、特急が有料、快速急行が無料という差はあった。
停車駅は、神戸方面行きが従来の急行停車駅と西宮から三宮までノンストップ。大阪方面行きはこれに青木駅が加わっていた。当時12分ヘッドであった特急とあわせ、実質阪神間を6分ヘッドで優等列車が走るようになった。ただし、運行開始当初は、大阪方面行きは青木駅で特急待避したため、6分ヘッドとなったのは神戸方面行きのみだった。
その後、平日にも拡大。青木駅待避を中止するなどして、特急とともに阪神電鉄の主要優等列車となった。西宮 - 三宮間は完全にノンストップで特急より上位の最優等列車となる。のちに六甲ライナーとの連絡のため魚崎駅が停車駅に追加される。2009年3月20日の阪神なんば線大阪難波延伸開業までは西宮 - 三宮間では特急より1駅停車駅が少ない状態が続いた。
山陽電鉄との直通特急運転開始のダイヤ改正で日中の特急が10分ヘッドになった際には、平日夕方に梅田駅 - 三宮駅間で運行されているのみとなった。魚崎駅を通過する代わりに青木駅に再び停車、上りでは普通と連絡するほか、HAT神戸へのアクセスを考慮して岩屋駅にも停車したが、上りでは三宮駅の発車ホームが違う上、梅田方面の阪神普通が到着する直前に発車してしまうため、接続が悪く(特に上りの三宮 - 須磨間で直通特急が停車しない駅からの普通利用の場合。夕方ラッシュの山陽普通は高速神戸で阪神普通に接続する)、利用率はあまり高くなかった。
西大阪線(現在の阪神なんば線)では1974年の西大阪特急廃止後、長きにわたって線内を往復する普通のみが運転されていたが、2009年3月20日の阪神なんば線大阪難波延伸開業に伴い、阪神三宮駅から当路線を介して上記の近鉄奈良線近鉄奈良駅の間で相互直通運転が開始され、快速急行は三宮 - 近鉄奈良間を直通する種別として運転されるようになった。阪神なんば線開業後の本線内の停車駅は三宮、魚崎、芦屋、西宮、(今津)、甲子園、(武庫川)、尼崎となる。今津駅は土休日に、武庫川駅は平日昼間と土休日に停車。これに伴い、従来梅田 - 西宮間で運転されていた急行の一部は梅田 - 尼崎間の運転となり、尼崎で快速急行に接続する形に変更された。また、西宮 - 三宮間(今津、武庫川を通過する時間帯では、尼崎 - 三宮間)において、御影駅に停車しない分、実質的に特急より上位の種別となる。御影駅に関しては利用客数も多く、停車の要望も大きかったが、ホームが急カーブ上にあるために大柄な近鉄車両に合わせたホーム延伸が不可能であることとオーバーハングの関係から通過となった。このため御影駅は通過駅ではあるが超低速で通過する。
[編集] 阪神なんば線
阪神なんば線では、西九条 - 大阪難波間が開業した2009年3月20日より運行を開始。三宮 - 近鉄奈良間を直通して運行されるが、早朝・夜間の列車は、尼崎 - 近鉄奈良間での運転となる。阪神なんば線内では、尼崎から西九条までの旧西大阪線区間の中間駅をすべて通過し、新規に開業した西九条 - 大阪難波間は各駅に停車する。ただし、平日の昼間時間帯は尼崎 - 大阪難波間の全駅に停車する。種別表示は阪神線では水色だが、乗り入れ区間の近鉄奈良線では赤となる。
[編集] 西日本鉄道
西日本鉄道では、天神大牟田線で運転されている。
[編集] 天神大牟田線
天神大牟田線においては、2001年より、大牟田駅・西鉄柳川駅 - 西鉄福岡(天神)駅間で朝ラッシュ時に上りのみ運行され、輸送力列車としての役割となっている。
西鉄では、かつて朝ラッシュ時の上り急行は二日市以北の急行停車駅(大橋駅・春日原駅・下大利駅)を通過していた。しかし、2001年1月のダイヤ改正により全列車が停車することになったので、その代わりとして運行されるようになった。
快速急行は、西鉄で唯一8両編成で運行される(他の列車は最大7両)。車両も4扉の6000形・6050形が限定的に使用されている。停車駅は、急行の停車駅から春日原駅・下大利駅を除いたものである。停車駅から2駅を除いたのは、遠距離通勤客と近距離通勤客を分離するため、および上記2駅が踏切の制約などにより8両編成の列車が停車できないためである。また、女性専用車両の設定に関して、乗車位置が快速急行に限り、他の種別と異なる駅も存在するが、その場合は種別カラーのオレンジ色を用いて他の種別と専用車両の乗車位置の違いを区別している。
[編集] 停車駅の逆転現象
近畿地方と関東地方には全部または一部の特別急行が止まるが、快速急行が止まらない駅が5つある。
- 阪神御影駅:全部の特別急行が止まるが、快速急行は通過。
- 布施駅:近鉄大阪線の一部の特別急行が止まるが、快速急行と区間快速急行は通過。
- 高の原駅:近鉄京都駅19:00発以降の大和西大寺駅方面行の特別急行が止まるが、廃止された快速急行は通過していた。
- 向ヶ丘遊園駅:一部の特別急行が止まるが、快速急行は通過。他に多摩急行も通過。
- 成城学園前駅:東京メトロ千代田線直通の一部の特別急行が止まるが、快速急行は通過。
また平日の日中は、阪神の大物駅は快速急行が停車するが、急行が通過する駅になっている。
[編集] 関連項目
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最終更新 2009年11月17日 (火) 14:23 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【快速急行】変更履歴






