恋は魔術師
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恋は魔術師(こいはまじゅつし 西: El amor brujo)はスペインの作曲家マヌエル・デ・ファリャがマルティネス・シエーラの台本により作曲したバレエ(舞踏音楽)。三角帽子とともに、ファリャのもっとも有名な作品の1つである。中でも曲中の『火祭りの踊り』などはとりわけ知られている。
目次 |
[編集] 概要
著名なジプシーの舞踊家のパストーラ・インペリオの依嘱により、歌入りの音楽劇(ないしはフラメンコ)として1914年から1915年にかけて室内オーケストラのために作曲され、1915年4月15日にマドリッドのテアトロ・デ・ララにおいて初演された。この初期稿の上演は、あまり芳しくない評価に終わった。その後1925年になってファリャは、この作品をフル・オーケストラのためのバレエ音楽として改作し、それにあたって内部の再構成も行なったが、メゾソプラノの独唱入りという特徴はそのまま引き継がれた。
[編集] 初期稿(1915年版)
次のような楽章配置になっている。
- 第1場
- 序奏と情景 (→「序奏と情景」および「洞窟の中で」)
- 悩ましい愛の歌 (→「悩ましい愛の歌」)
- 魔法 (→「真夜中(魔法)」
- 一日の終わりの踊り (→「火祭りの踊り」)
- 情景 →削除
- 漁夫の物語 (→「魔法の輪(漁夫の物語)」、朗読の削除)
- 間奏曲 (→「パントマイム」前半部分)
- 第2場
- 序奏 (→「パントマイム」後半部分」)
- 情景 (→短縮されて「亡霊」に)
- きつね火の踊り (→「恐怖の踊り」)
- 間奏 (→第9曲の「情景」に)
- きつね火の歌 (→「きつね火の歌」)
- 失われた愛を取り戻すための呪文 →削除
- 情景 (→「パントマイム」後半部分)
- 魔女のふりをした女の踊りと歌 (→「愛の戯れの踊り」)
- 終曲 (→「終曲~暁の鐘」)
[編集] 楽器編成
[編集] 改訂稿(1925年版)
- 序奏と情景
- 洞窟の中で(夜)
- 悩ましい愛の歌
- 亡霊
- 恐怖の踊り
- 魔法の輪(漁夫の物語)
- 真夜中(魔法)
- 火祭りの踊り
- 情景
- きつね火の踊り
- パントマイム
- 愛の戯れの踊り
- 終曲~暁の鐘
[編集] 楽器編成
フルート2(ピッコロ1持ち替え)、オーボエ1、クラリネット2、ファゴット1、ホルン2、トランペット2、ティンパニ、鐘、ピアノ、独唱部(メゾ・ソプラノまたはアルト歌手によって歌われる)
[編集] すじがき
《恋は魔術師》はジプシー娘のカンデーラの物語で、その恋人のカルメロは彼女の以前の恋人であった浮気者男の亡霊に悩まされている。そこで彼女は友人の美しいジプシー娘に亡霊を誘惑してもらい、その隙にカンデーラはカルメロと結ばれる、という筋である。本作品はジプシーたちのアンダルシア訛りの歌が、違和感無く曲調にあてはまるほど実にアンダルシア的である。 また、『火祭りの踊り』と『恐怖の踊り』に代表されるよう、特筆すべき美しさと独創性が顕れる瞬間を感じさせる音楽作品でもある。
最終更新 2009年9月19日 (土) 07:54 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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