悪魔城伝説
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| ジャンル | アクション |
|---|---|
| 対応機種 | ファミリーコンピュータ [FC] 携帯電話(iアプリ) [i] Wii(バーチャルコンソール) [VC] |
| 開発元 | FC: コナミ i / VC: コナミデジタルエンタテインメント |
| 発売元 | FC: コナミ i / VC: コナミデジタルエンタテインメント |
| 人数 | 1人 |
| メディア | FC: 3MbitROM+64kbRAMカセット i / VC: ダウンロード配信 |
| 発売日 | FC: 1989年12月22日(日本) 1990年9月(北米) 1992年12月10日(欧州) i: 2006年8月1日 VC: 2009年4月21日(日本) 2009年1月12日(北米) 2008年10月31日(欧州) |
| 価格 | FC: 6500円(税別) i: 月額315円 VC: 500Wiiポイント(500円) |
| その他 | パスワードコンティニュー方式 コピーライト表記: ©1989 Konami Digital Entertainment |
『悪魔城伝説』(あくまじょうでんせつ、英題: Castlevania III: Dracula's Curse)は、コナミから1989年12月22日に発売されたファミリーコンピュータ用ソフトのアクションゲーム。
目次 |
[編集] 概要
悪魔城ドラキュラシリーズのファミコンでの3作目。正式タイトル決定前は「ドラキュラIII(仮題)」となっていた。前2作はディスクシステム用のソフトであったが、本作は初のファミコン本体用カセット。2作目の『ドラキュラII 呪いの封印』はアクションRPGとなっていたが、本作は再び1作目の『悪魔城ドラキュラ』同様のアクションゲームに戻った。ストーリーは『悪魔城ドラキュラ』よりも前の時代の話で、主人公はシモンの先祖であるラルフ・C・ベルモンド。仲間キャラクターも登場し、連れている仲間にチェンジしてプレイすることも可能となっている。キャッチコピーは、“悪魔城ドラキュラにつづくゴシック・ホラー・アクション”。テレビCMも流された。ゲーム雑誌「ファミコン通信」のクロスレビューでは30点だった。
本作の特徴として特筆すべきは、迫力あるサウンドである。ROMカセット内部にコナミ独自の「VRC VI」というLSIを内蔵している。このVRC VIには、中期以降のファミコンソフトに搭載されている拡張チップ同様の大容量ROMの管理や、グラフィック機能を実現するだけでなく、音源機能を搭載している。これによりファミコンのサウンドとは思えないほどの良質なサウンドが実現されている。タイトル画面で、説明書に書かれているコマンドを入力すると、それらのBGMを一通り聴くことができる(携帯電話版でも再現されている)。なお、北米版および欧州版については、NES本体にカートリッジ音声入出力端子が無いことと、「VRC VI」ではなく「MMC5」と呼ばれる特殊チップを搭載していることから、日本版と同等のサウンドではない。これはバーチャルコンソールにおいても同様である。
詳細は「en:Multi-Memory_Controller」を参照
2006年8月1日に、コナミデジタルエンタテインメントが提供する携帯電話向けサイト「コナミネットDX」にて、『コナミ名作シリーズ』の第5弾としてiアプリ(FOMA90xシリーズ以降専用)へも移植されている。2009年4月21日からWiiのバーチャルコンソールでも配信されている。
[編集] システム
「悪魔城ドラキュラ#基本ルール」も参照
ステージはまずトランシルバニアにある教会からスタートし、前半(1 - 6ブロック)は悪魔城に入るまでの道のり、後半(7 - 10ブロック)は悪魔城内が舞台となる。本作では分岐点が何か所かに用意されており、進むルートを自分で選択することができる。最終ステージにいるドラキュラを倒せばエンディングとなる。どのルートでも全10ブロック構成となるが、ブロックによって長さが一定ではなく極端に長いブロックもあるため、ルート選択によりクリアまでの時間・難度が異なる。分岐箇所は大きく分けて3箇所(序盤の時計台を経由するか否か、森ブロックでの上下分岐・地下通路)あり、特に3ブロック森の途中の上下分岐がゲーム展開を大きく変える分岐となる。この分岐箇所を目安に、概ね「上ルート」(幽霊船を経由)と「下ルート」(地下・水没都市を経由)に大別される。特に下ルート・7ブロックは非常に長く(7エリアで構成・中ボスあり)難度も高い。時計台を経由せず上ルートに進むのが最短である。城内8ブロック以降は共通ルートで一本道であり、10ブロックの道中は短い。
アクション面でのシステムは第1作『悪魔城ドラキュラ』とほぼ同じだが、本作では1ブロックに含まれるエリアが3エリアと決まっていなかったり、ボスが登場しないブロックもあったりする(下ルート選択時の森ブロックなど)。時計台や水没都市・水道橋など『悪魔城ドラキュラ』に比べアクティブなギミックに富んだステージ構成が特徴で上下方向の強制スクロールなどの大仕掛けも存在する。また形態変化をなすボス敵が増えた点も多彩さに一役買っている。
特定のステージをクリアすると、仲間キャラクターをプレイヤーの判断によりラルフのパートナーとすることができる。パートナーがいれば、プレイ中にSELECTボタンを押すことでラルフと仲間とのキャラクターチェンジが可能になる。ライフポイントはラルフと仲間キャラクターで共有。ただし、パートナーは1人に限られ、新しい仲間を加えるとそれまでの仲間とは別れることになる。敢えて仲間を加えず、ラルフ1人でクリアすることも可能である。仲間キャラクターによっては特殊な移動技能(壁伝いに這う・空中を飛行)を持つ者がおり、その能力を活用することでステージの道中を大幅にショートカットしたり、ラルフでは取れないアイテムを取ることも可能で、仲間との連携もゲーム難易度に影響を与えている。クリア時に3名の仲間キャラクターの内の誰を加えているか(もしくは誰も居ないか)により4種類のエンディングが用意されている。2周目以降は1周目クリア時に連れていた仲間が最初から居る状態でゲームスタートし、仲間キャラクターを連れていくか否かを選ぶイベントが発生しない。
バッテリーバックアップは搭載されていない。ゲームオーバー時にパスワードが表示され、再開時にプレイヤー名とパスワードを入力すれば前回の続きからプレイすることができる。パスワードは文字列ではなく、4行 × 4列のマスの中に鞭やハートなどの絵を入力する方式となっている。携帯電話版では、セーブ方式が採用され、最大3ファイル + 中断した場所からの再開用ファイルが用意されている。いつでもセーブは可能。
[編集] 登場キャラクター
- ラルフ・C・ベルモンド(RALPH BELMOND)
- 本作の主人公。ヴァンパイア・ハンターであり、シリーズ第1作『悪魔城ドラキュラ』の主人公シモン・ベルモンドの先祖。メインウェポンは鞭で3段階のパワーアップが可能。短剣、斧、聖水、十字架、懐中時計の5種類のサブウェポンを使うことが出来、連射アイテムの取得により最大3連射も可能と、シモンの性能に近い。
- サイファ・ヴェルナンデス(SYPHA VELNUMDES)
- 仲間キャラクターの1人。東方正教会の修道院で修行を積んだ僧侶のヴァンパイア・ハンターで、メインウェポンは杖。サブウェポンとして火炎、冷気、光弾(ライトニングボルト)の魔法と懐中時計を使うことができる。魔法攻撃が強力だが、防御力は低い。
- グラント・ダナスティ(GRANT DANUSTY)
- 仲間キャラクターの1人。身軽な男で、壁や天井にへばりついて進むことができ、他のキャラクターには不可能なショートカットができる。メインウェポンである短剣はラルフのサブウェポンと同じだがハートを消費せず投げられる(通常は前方に投げるが、壁や天井に張りついている時は背中側に投げる)。サブウェポンとして斧と懐中時計を使うことができる。ただし、斧の連射アイテムはラルフより少なく2連射まで。ジャンプ力が高く、空中制御も可能だが、サイファ同様防御力は低い。
- アルカード(ALUCARD / ADRIAN F. TEPES)
- 仲間キャラクターの1人。ドラキュラの息子で、本名はアドリアン・ファーレンハイツ・ツェペシュ(「ALUCARD」は「DRACULA」のアナグラム)。父の悪事に耐えかね、ラルフに協力を求める。コウモリに変身して空を飛ぶことができる(飛行中はハート消費)。メインウェポンはショット弾で3段階のパワーアップが可能。サブウェポンは懐中時計のみ。攻撃力が低く、階段上では攻撃できない。
[編集] 敵キャラクター
- スケルトン
- 骸骨のモンスター。ゆっくりと左右に動くだけのものの他、骨を投げるものや倒しても復活するレッドスケルトンがいる。
- コウモリ
- 小型のコウモリ。波型に飛んでくるものと、天井などにぶら下がっていて主人公が近づくと襲ってくるものがいる。
- グールラビット
- 高いジャンプ力を持ち襲い掛かってくるモンスター。せむし男(のみ男)と同様の敵。
- ハーピー
- 空を飛び、頭上からグールラビットを落としてくるモンスター。
- メデューサヘッド
- 頭部だけのメデューサ。波型に飛んでくる。
- アックスアーマー
- 間合いを取りながら斧を投げてくる鎧兵。第1作『悪魔城ドラキュラ』より動きが遅く、耐久度も少し下がったため、倒しやすい。
- 骨柱
- 動物の頭蓋骨が重なって出来たモンスター。その場で動かず、火炎弾を吐いてくる。
- ホワイトドラゴン
- 骨だけのドラゴン。壁面に張り付き、体をくねらせ火炎弾を吐く。頭部以外への攻撃は受け付けない。
- ケサランパサラン
- 足場を移動する毛玉の様なモンスター。異様に耐久度が高く、サイファの氷の魔法を使わないと倒す事は困難。
- フライングスケルトン
- 翼を持ち、飛行しながら体当たりをしてくるスケルトン。
- フェンシングゾンビ
- レイピアを使い、すばやい動きで突いてくるスケルトン。自分の頭を手に持っているのが特徴。
- 死門
- 武器として鞭を使うスケルトン。倒しても復活する赤いものもいる。
- スカルトナイト
- 剣と盾を持った巨大なスケルトン。骨を投げてくる「スカルトナイトキング」もいる。
- サイクロプス
- 1つ目の巨人。ハンマーを持ち襲い掛かってくる。
- 骨竜
- 骨だけのドラゴン。外見はホワイトドラゴンと同じように見えるが、空中を浮遊して襲いかかってくる。
- フランケン
- 怪力の人造人間。地面を踏み鳴らし、天井から落石させたり、岩を投げつけたりして攻撃する。
- 双頭竜
- 2つの頭で水面から首を伸ばして出現し、炎を吐くドラゴン。
- レッサーデーモン
- 翼の生えた悪魔。「レッサー」の名とは裏腹に体躯は大柄である。
- デスファイア
- 顔のついた火の玉。棺の中のモンスターに憑依し、ミイラ男やサイクロプスとなって襲ってくる。この2体に加えレッサーデーモンにも憑依する「デスファイアキング」もいる。
- ドッペルゲンガー
- 相手の容姿、能力を真似るモンスター。操作しているプレイヤーキャラクターに変身して襲ってくる。
- 死神
- ドラキュラの側近。消えては出現しながら鎌を飛ばしてくる。ある程度ダメージを与えると巨大な髑髏の姿に変身する。
- ドラキュラ(ヴラド・ツェペシュ)
- ワラキアの領主。悪魔に魂を売り、禁忌の術を使って暗黒邪神崇拝を復活させ、その力を借りて魔物達を召喚し、ワラキアを暗黒と殺戮の焦土へ変えた。倒すと邪悪な姿に変身する。
- 暗黒邪神
- ドラキュラが崇拝する邪神(像)。魔界から魔物達を召喚させる力を貸した。
[編集] アイテム
- 第1作『悪魔城ドラキュラ』から引き継がれたアイテム
- (特記の無いものは「悪魔城ドラキュラ#アイテム」と同じ効果)
- ボーナス袋
- 100点、200点、400点、700点、1000点、7000点の6種類がある。
- ハート(小)
- ハート(大)
- ロザリオ
- 透明薬
- 本作では使用キャラクターに合わせて瓶の色が変化する。また効果が前兆もなく突然切れる。
- 肉
- 体力が8メモリ分回復する。
- 短剣
- ラルフ専用のサブウェポンで、ラルフ使用時以外は出現しない。
- オノ
- ラルフ、グラント用のサブウェポン。グラント使用時は懐中時計以外のサブウェポンが出るロウソクの中身がすべてこれに変わる。
- 聖水
- ラルフ専用のサブウェポン。
- 十字架
- ラルフ専用のサブウェポン。
- 懐中時計
- 全キャラクター共通のサブウェポン。ボス敵には無効。
- 2連射
- 3連射
- 新登場のアイテム
-
- パワーアップ
- 第1作『悪魔城ドラキュラ』での名称は「クサリ」。鞭と剣が組み合わさったような形をしている。ラルフ、アルカード使用時にのみ出現し、どちらの場合も最大2回までメインウェポンがパワーアップする。
- 炎
- サイファ専用のサブウェポン。赤い魔法書の形で出現するアイテムで、サイファ使用時は短剣およびオノが出るロウソクの中身がこれに変わる。ラルフの鞭と同程度の長さの火炎を前方に放射するもので、攻撃範囲は比較的狭いがゲーム中で最大級の攻撃力を誇る。なお、サイファの魔法はハート消費量がいずれも1で、魔法でロウソクを破壊しても連射アイテムは出ない。
- 冷気
- サイファ専用のサブウェポン。青い魔法書の形で出現するアイテムで、サイファ使用時は聖水が出るロウソクの中身がこれに変わる。周囲に冷気を飛ばし、敵を数秒間凍結させる。凍結した敵は杖で叩けば粉砕して一撃で倒せる。流れる水を凍らせて、一時的に足場にすることも可能。ボス敵に対しては無効。
- ライトニングボルト
- サイファ専用のサブウェポン。青白い魔法書の形で出現するアイテムで、サイファ使用時は十字架が出るロウソクの中身がこれに変わる。敵をある程度サーチして飛んでいく光弾を3発同時に発射する。1発1発の攻撃力が高い上、敵にあたっても消えずに貫通していく。比較的ゆっくりと飛んでいくので弾が1発でも画面に残っていると次が撃てないが、キャラクターチェンジをすれば弾を消すことができる。
- 1UP
- 「1UP」文字の形のアイテム。残り人数が1増える。壁の中に隠されていることが多い。取りにくい場所のロウソクから出る場合もある。
[編集] 海外版との違い
海外版であるCastlevania III: Dracula's Curseは、名前だけでなく多くの仕様が変更されている。
- グラントが短剣を投げない。
- 敵から受けるダメージがゲームの進行度によって増加する(北米版と欧州版では減り方が違う)。日本版より難易度が高いとされる要因の一つである。
- 最終ステージでボスのドラキュラに敗れるとボス直前ではなくステージ最初からの再開となる。これもまた日本版より難易度が高いと言われる所以である。
- ゲーム中に使われるフォントが日本版はごく標準的なものであるのに対して、海外版はブラックレターのような様式になっている。
- メデューサの胸部はより筋肉質になり、またステージ8の女性像には服が着せられている。
- 敵キャラのグールラビットはせむし男のままである。
- いくつかの敵はカラーリングやスプライトが変更され、攻撃パターンが変更されている場合もある(変更されている場合、すべて強化調整である)。
- いくつかのステージのカラーリングが変更されている。
- 前述の通り日本版に採用されていたVRC VIチップを搭載していない。これはコナミ独自開発のチップであり、標準の5チャンネルに加えて矩形波を2ch、鋸波を1ch追加して合計8チャンネル扱うことができた。NES本体にはカートリッジ音声入出力端子が搭載されていなかったため、海外版には任天堂純正のMMC5を採用することになり、それに合わせて音源が書き換えられた。またPCMで再現可能であるにも関わらずパーカッションの音が微妙に変更されている箇所もある。
- グラフィックのクオリテイは若干ながら劣る。背景で使われているエフェクトは海外版には存在せず、これも日本版に搭載されていたコナミ製チップを欠いていることが原因である。
- 宗教的描写の違いがある。といっても、オープニングの大きな十字架の後光が取り去られただけである。
- 主人公の名前がRalph Belmondo(ラルフ・ベルモンド)ではなくTrevor Belmont(トレヴァー・ベルモント)である。
- ステージ9の曲が少し短い。
- 日本版にない要素として、特殊なプレイヤー名を入力することで隠し要素が発動する。ゲーム開始時(また再開時)に残機を10機で始めることができたり、サブキャラクターを使ってゲームを開始したり、より難しい設定で遊ぶことができたりなど。
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年12月7日 (月) 07:48 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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