意見広告
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意見広告(いけんこうこく)とは、個人や団体が政治問題や社会問題などについて、自らの意見を表明するために作られた広告である。宣伝メディアとしては、商業的利用でないということが意見広告の特色である。
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[編集] 意見広告の目的
意見広告は自らの意見を表明し多くの人々に周知させ、理解や賛同を得る目的で行われる。 憲法改正問題や平和運動のように、比較的よく知られた問題についてのものが多いが、一般には知られていない社会問題について周知を図るために意見広告が掲載されることもある。 また、北朝鮮拉致問題などのように日本国内では既に周知の問題となっている問題について、海外に広く存在をアピールするために、海外のメディアに意見広告を掲載することも多い。
[編集] 意見広告を行う主体
意見広告を行う主体としては、各種の市民団体や政治団体などが存在する。また、企業が意見広告を掲載することもある。
市民団体による意見広告運動として、反戦団体や護憲団体などが意見広告を掲載する運動はしばしば行われている。 また、保守系の団体が行った意見広告としては、歴史事実普及協会が、日本政府に対し慰安婦問題への謝罪を要求するアメリカ合衆国下院121号決議採択の動きに対抗し、2007年6月14日付のワシントン・ポスト紙に掲載した"THE FACTS"などの例がある。 いずれの例にしても、意見広告の掲載者の他に、賛同者のリストが広告内に掲載されることが多い。意見広告の権威性を高めるために、賛同者の中の有名人の名前を前面に出すこともある。掲載団体の代表者の名前のみを出して、他は人数のみの公表にとどめることもある。
企業が掲載した意見広告の例には、ローソンが当時の日本郵政公社と業務提携したことに対抗し、ローソンでのサービス取り扱いを停止した際に掲載した広告や、日本たばこ産業によるたばこ税増税反対の広告などのように企業の事業や経営に関するものや、アパグループが募集した「真の近現代史観」懸賞論文で最優秀賞を受賞した田母神俊雄の論文を意見広告に掲載するというように、企業自身の政治的思想信条をアピールするものが存在する。
さらに、商業広告の中に政治的なメッセージを込めたものも存在する。2009年8月26日付の産経新聞に掲載された、SMAPの「そっと きゅっと/スーパースター★」発売の広告とともに掲載された、「幸せな国のつくり方。」と題された文の中に政治的メッセージ性を見出す向きもある。
他には、選挙の時期になると、各政党や各候補者がそれぞれの政党や政策をアピールする選挙広告がしばしば掲載されるが、これも広義の意見広告といえる。
[編集] 意見広告の主な媒体
意見広告を発表する場としては、新聞や雑誌が選ばれる場合が多い。
なぜなら、新聞や雑誌は多くの人に読まれることから、自らの主義主張を広めるために大きな影響力を期待できるからである。発行部数や販売部数が多いメディアほど広告の持つ影響力は大きくなる。そのため、多くの市民団体は特に発行部数の多い全国紙への掲載を目指すケースが多い。なお、地方の話題に関しては各地方において読者数の多い地方紙に意見広告を掲載する例も存在する。 ただし、新聞や雑誌などのマスメディアに広告を掲載するには、相当な額の広告掲載費およびコストがかかるため、それだけの資金力を持たない個人や団体の場合は、チラシやポスターなどを配布することによって自らの意見を表明する。なお、政治的煽動を目的としたチラシ(特に左翼運動家によるもの)をアジビラと呼ぶこともある。
また、インターネット上でのバナーに政治的主張を載せることによって意見広告の役割を持たせることも存在する。ある政治的思想・信条を共有する人々の間で、自らのブログにバナーを貼ることによって、自分たちの主義主張をアピールしたり、バナーからリンクしているウェブサイトに誘導して、そのサイトに掲載されている主義主張を伝えるという目的を果たしている。
同様の手法はインターネット関連企業も行なっており、2009年の薬事法改定問題では、ヤフーと楽天が医薬品のインターネット通信販売継続を求める署名サイトへのリンクをトップページに掲載し、署名を呼びかけた。
テレビで意見広告が行われることは日本においては少ないが、大きな選挙が行われる期間にしばしば政党のテレビコマーシャルが行われる。
[編集] 関連項目
- 広告
- 新聞広告
- 雑誌広告
- 公共広告 - 商業用目的でないという点で、意見広告と類似する
- 市民活動
- 政治
- 政治運動
- 社会運動
- 反戦運動
- 選挙運動
- 選挙公報
- ネガティブ・キャンペーン
- チラシ
- アジビラ
- プロパガンダ
- アクセス権 (知る権利)
- サンケイ新聞事件 - サンケイ新聞が掲載した意見広告に対し日本共産党が反論権を要求し、裁判になった事例。
- 日本は侵略国ではありません! - 英霊にこたえる会が1994年に産経新聞に掲載した意見広告。
- 豪快な号外 - TEAM GOGO! 2007が2007年に配布した地球温暖化防止などを呼びかける意見広告。
- すぎやまこういち - 近年、保守派の論客として、"THE FACTS"など多くの意見広告の作成に関与している。
- 茅野実 - 2006年の長野県知事選時に、田中康夫を批判する意見広告を信濃毎日新聞に掲載。
- プロジェクトJAPAN - 内容を問題視する保守派グループが産経新聞に意見広告「NHKの大罪」を掲載。
- 意見広告7人の会 - 北朝鮮拉致問題の解決を求める意見広告をニューヨーク・タイムズや韓国の大手紙に載せる活動を行なっている。会員は勝谷誠彦、加藤哲郎、重村智計、高世仁、日垣隆、湯川れい子、有田芳生。
[編集] 外部リンク
- 市民意見広告運動
- 意見広告7人の会
- イラク攻撃に反対する意見広告の会
- クロネコヤマトは変えません。 - ヤマト運輸の意見広告
最終更新 2009年11月10日 (火) 08:29 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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