掃天観測用高性能カメラ
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掃天観測用高性能カメラ(そうてんかんそくようこうせいのうカメラ、ACS: Advanced Camera for Surveys)は、ハッブル宇宙望遠鏡 (HST) における第3世代の観測装置で、光軸に沿って設置されるである。以下では略称の「ACS」を使用する。
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[編集] 歴史
初期の設計と科学観測能力の決定はジョンズ・ホプキンス大学によって行われ、ベル・エアロスペース&テクノロジーズおよびゴダード宇宙飛行センター、ケネディ宇宙センターなどで組み立てやテストが行われた。 そして、2002年3月1日にハッブル宇宙望遠鏡整備団3B (STS-109) の一環としてスペースシャトル「コロンビア」により宇宙へと向かい、3月7日にHSTに微光天体カメラ (FOC) と交換、取り付けられた。
[編集] 利点
ACS はすぐにHSTの主力観測装置になった非常に多目的な装置である。 他のHSTの装置よりも次のような点で優れている。
- 紫外から近赤外域までをカバーする、3つの独立高解像チャネル
- 広大な検出面積と高い量子効率 - 探知効率が10倍に
- 豊富なフィルタと偏光観測 (polarimetry)・コロナグラフ・グリズム(grizm; グレーティング(回折格子) + プリズム)能力
ACSは、その類まれなる高感度によって、ハッブル・ウルトラ・ディープ・フィールドに例示されているような、驚くべき宇宙の様子をわれわれに届けてくれる。またACSは太陽系の彗星や惑星のみならず、知られているうちで最も遠いクエーサーにいたる広範囲の天体を観測することができる。
[編集] チャネルと検出器
ACSは3つの独立したチャネルを備える。
[編集] ワイドフィールドチャネル (WFC)
WFC (Wide Field Channel) は最もよく利用されるチャネルである。その検出器は、各2048x4096ピクセルのCCDイメージセンサ 2つを接合して作られ、合計16.7メガピクセルの画素数を備える。撮像可能な波長範囲は350-1100 nm。 WFCは、現在のところ、電気系統の故障により運用を停止している。
[編集] 高解像チャネル (HRC)
HRC (High-Resolution Channel) には明るい光源を覆うコロナグラフ機能などがある。WFCに比べ、視野角 (FOV) は小さいものの空間分解能は高い。またWFCよりも遥かに高感度であり、近紫外波長 (< 350 nm) まで撮影可能である。
[編集] Solar Blind Channel (SBC)
[編集] 事故
2006年6月にACSは電気系統異常のため、運転を停止したが、6月30日に復旧した。予備電源により、CCDなどを含み、完全に復旧し、試験運転の後で、ACSは2006年7月4日に観測を再開した。同じような電気系統異常は2006年9月29日に再度起こり、再度復旧された。また、2007年1月27日には漏電がおき、望遠鏡自体がセーフモードになり、ACSも使用できなくなった。現在は予備の電源供給装置が電気を望遠鏡へ送っている。この状態の復旧は2008年5月以降に予定される次の整備団によるHST改修ミッション(STS-125)まで待たなくてはならず、早期の復旧は困難とされている。
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年7月21日 (火) 13:50 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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