撮って出し
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撮って出し(とってだし)とは、テレビ・ラジオ番組の収録方法の一種。「撮」という漢字の意味には音声録音などが入らないことから録って出しと表記することもある。
[編集] 解説
元来はテレビの報道・情報番組のレポートにおいて、編集をする時間が無いような速報ものの素材を撮った状態そのまま(無編集)で放送すること。つまり、「撮って出し」には“速報”や“撮りたてほやほや”という意味も入っている(日本テレビ系列でかつて生放送されていた『ザ・ワイド』のニュースコーナー「ニュース撮って出し」は「ニュースを速報している」という意味が込められている(使われる映像の多くは“撮って出し”ではない))。
つまり、元来の意味では「時間が無くやむなく(素材を)そのまま放送するしかない」に重点が置かれ、「そのまま放送するのに十分な状態」という意味は薄かった(「素材」とは「撮影・収録が終わった時点で放送に適さないもの」という意味である)が、現在では後者の意味も含有し、この言葉の大きな意味として「収録現場ではあたかも生放送の様に収録し、その内容を編集せず(ノーカットで)そのまま放送するもの、その収録方法」となってきている。実際の番組としては、前述の報道番組・情報番組のレポートや、スポーツの実況中継、一部トーク番組(『ライオンのごきげんよう』『徹子の部屋』)、討論バラエティ番組(『ビートたけしのTVタックル』『たかじんのそこまで言って委員会』)等、実際の収録現場で多用される仕組となっている。あたかも生放送のようであるので、視聴者が生放送と思いこむこともしばしばある(中には生放送番組の時差ネット放送も存在する)。また、韓国のテレビドラマでも、その手法を取り入れている傾向が多い。
なお、元来の意味として重きのある“速報”を重視してこの言葉を使う人の中には、収録から時間が経って放送するような(編集時間があるような)ものに対してこの言葉を使わない人もいる。収録からの経過時間については人それぞれであるため一定はしておらず使う人の感覚次第である。
ラジオの場合、テレビと同様に報道番組・情報番組のレポートで素材を無編集でそのまま使う場合も「撮って出し」であるがラジオでは“撮”ることは無いので「録って出し」と表記することも多い一方で、実際の現場では、音声だけのラジオは編集する時間があることが多く、素材をそのまま流して放送に耐えられるものも多いことからあまり使われることの無い言葉である。
ラジオでの番組収録において、生放送の様に収録する方式も「撮って出し(録って出し)」と呼ぶことがあるが、この用語はラジオより後発のテレビの用語であり、ラジオ独自の用語としては「同時パケ(同時パッケージ)」である。なお、完パケ(完全パッケージ)や半パケ(半パッケージ)と混同されることもあるが、完パケ、半パケ共に編集の有無を問わない(編集していても良い)ため、同時パケと完全にイコールにはならない。
[編集] 関連事項
最終更新 2009年11月1日 (日) 11:35 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【撮って出し】変更履歴

