教義学
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教義学(きょうぎがく、英語: Dogmatic theology)は聖書で教えられている神についての諸真理を組織的、体系的に論述しようとする学問である。教義学は釈義神学、聖書神学、弁証学、実践神学、歴史神学などの神学諸学科の中でも中心的な位置を占め、その内容は、神論、人間論、キリスト論、救済論、教会論、終末論から成り立っている。
教会の教義を作成を目的としている、主に欧州大陸系の神学者は教義学という名称を好み、聖書に啓示されている真理を体系化しようとする、主に英米系の神学者は、組織神学(英語: Systematic theology)という名称を用いる。
目次 |
[編集] 歴史
- 古代より、キリスト教信仰の体系化の試みがなされてきた。オリゲネス『諸原理について』、アウグスティヌス『キリスト教要義』などが有名である。
- 中世ヨーロッパでは、トマス・アクィナスの『神学大全』が有名である。
- 宗教改革時には、ツヴィングリの『真の宗教と偽りの宗教』、メランヒトン『神学総覧』、カルヴァンの『キリスト教綱要』などが有名である。
- 1659年のフランツ・ラインハルトの『教義学概論』で初めて、教義学という名称が用いられた。それ以降、シュッドの『教義神学』、ハーマン・バーヴィンクの『改革派教義学』、ユリウス・カフタン『キリスト教教義学』、カール・バルトの『教会教義学』などによって広く用いられた。
[編集] 新正統主義的
新正統主義のカール・バルトなどは教義学が誤りなく書かれた神のことばである聖書の諸真理を体系化する組織神学が妥当であるとは考えない。聖書は神の啓示の、誤りうる人間による記録であって、この緒言を媒介として受ける神の啓示についての人間の証言の、教会による自己検証の成果が教義学であると考えている。故に、組織神学という名称ではなく、教義学という名称を用いる。
[編集] 教会の信条との相違点
教義学は、教会の教義の作成を目的としている。教会の信条とは以下の二点において異なる。
- 教会の信条は簡潔であり、キリスト教にとって最も本質的な教理に限定されている。しかし、教義学はもっと、詳細に叙述されており、包括的な内容である。
- 教会の信条は、教会会議によって公的に承認されているので権威と伝統がある。しかし、教義学はそのような権威を帯びてはない。
[編集] 主な教義学者
[編集] 参考文献
- 松田一男「教義学」『新キリスト教辞典』いのちのことば社、1991年、293-294ページ
[編集] 外部リンク
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