文心雕龍

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文心雕龍(ぶんしんちょうりゅう)は、中国南朝の劉勰(りゅうきょう)が著した文学理論書。全10巻。5世紀の末、南斉の末期に成立したと推測される。

中国文学史上で有数の体系的なおかつ総合的な文学理論の書として評価される。各巻は5篇からなり、全体で50篇から成る構成である。前半の25篇は「原道」(文学原理)以下、33種の各カテゴリーの文学に関して論じており、後半25篇では創作、修辞、文学環境や作者論などの諸問題を論述している。

六朝中国文学史において、初めて文学が文学として自立した時代であるが、本書はその記念碑的な存在である。しかしながら、単なる文学理論にとどまらず、広く六朝時代の時代層を反映しており、この時代全般を考える上でも重要な書物である。

[編集] 主な版本及び注釈書

のち『目加田誠著作集 第5巻 文心雕竜』(龍渓書舎、1986年) 各訳文のみ

[編集] 関連文献

  • 戸田浩暁 『中国文学論考』 汲古書院 1987年
  • 興膳宏 『中国文学理論研究集成1.新版中国の文学理論』 清文堂出版 2008年、旧版は筑摩書房、1988年 
    •  『中国文学理論研究集成2.中国文学理論の展開』 清文堂出版、2008年
  • 門脇廣文 『文心雕龍の研究』 創文社東洋学叢書 2005年に、※初の日本語での詳細な専門書。

[編集] 篇名

ウィキソース
ウィキソース文心雕龍の中国語原文があります。
  • 一巻:原道、徴聖、宗経、正緯、弁騒(辨騒)
  • 二巻:明詩、楽府、詮賦、頌讃、祝盟
  • 三巻:銘箴、誄碑、哀弔、雑文、諧讔
  • 四巻:史伝、諸子、論説、詔策、檄移
  • 五巻:封禅、章表、奏啓、議対、書記

最終更新 2009年11月16日 (月) 02:27 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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