斜面崩壊
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斜面崩壊(しゃめんほうかい)とは、集中豪雨などによって斜面が不安定になり崩壊に至ることである。
このうち、地下数m~10mですべり運動を伴い崩壊に至るものを地すべり崩壊という。地すべり性崩壊とも。 斜面の安定性は地下水の影響を受けるが、発生機構(メカニズム)については個性があり一概にはいえない。
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[編集] 要因
多くの場合、複数の要因が関連し合って発生する。
- 降雨、融雪:集中豪雨及び地下水等に起因。凍結・融解による亀裂の発達等に起因。
- 地質構造:火山砕屑物、粘土層などの脆弱な地質条件やそれらの風化作用など。二次堆積物、流れ盤構造、層理面の分離、発達した節理系、断層・破砕など地質条件に規制。
- 地形:集水地形や河川の浸食など
- 植生:裸地、草地、荒廃した植生状態など
[編集] 人工林との因果関係
斜面に存在する間伐の未実施など手入れの放棄された人工林は、土壌流出が激しいことで知られるが、斜面崩壊の原因の多くが小渓流の浸食によるもの、もしくは樹木の根茎の影響が及ばない深さからの崩壊(特に地すべり性崩壊)がほとんどである。人工林と天然林の違いからのみ崩壊の原因を特定することは、講じるべき対策を誤らせることに繋がる。2004年8月に北海道日高地方を襲った台風災害の例では、沙流川流域を中心に極めて多数の斜面崩壊が発生したが、崩壊地群を調査した学識経験者らのレポートでは、発生要因として強く働いた要素を時間雨量、地質、斜面方向、総雨量の順で評価した。当地では、天然林も非常に多くの箇所で崩壊しており、人工林との間で有意差は無かったという[1]。
[編集] 対策
斜面崩壊の発生頻度と雨量強度の関係に注目して、雨量計と連動した警戒避難システムの構築が進められているものの、斜面崩壊の発生を正確に予測することは困難である。集落の近辺では予防的にがけ崩れの対策事業が急傾斜地崩壊対策事業や治山事業など行われるが、多くの山間部では災害発生後に対症療法的な対策が行われるのみである。
[編集] 海底斜面崩壊
海底地盤の傾斜は陸上に比べて非常に緩く、斜面崩壊など起こらないように見える。しかし現実には、地震などの外力が働くと、海水を巻き込んで流動性が増すため、非常に大規模な崩壊を起こしている。
原因としては、地震のほかに、豪雨などで土砂の堆積が急速に進んだことによって圧密が遅れ、強度が低くなることなどがあげられる。
事例として、ニース空港埋立地(フランス)、カナダのフレーザー川河口沖、ニューファンドランド島(カナダ)沖のグランドバンク などで発見されている。
海底斜面崩壊が生じたときに最も問題となるのは、海底に存在する電気、通信などのライフラインを引きちぎってしまうことと、海底油田、天然ガス、メタンハイドレートなどの海底資源を埋没させてしまうことである。
[編集] 脚注
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- ^ http://ws3-er.eng.hokudai.ac.jp/flood2003/suigai.pdf 平成15年台風10号北海道豪雨災害調査の概要(北海道大学工学部土木工学科ホームページ)
[編集] 関連項目
最終更新 2009年10月1日 (木) 13:31 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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