新世紀エヴァンゲリオンの登場人物

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新世紀エヴァンゲリオンの登場人物(しんせいきエヴァンゲリオンのとうじょうじんぶつ)では、アニメ新世紀エヴァンゲリオン』およびそれを原作としたゲーム、映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』に登場する人物について記述する。



登場人物の誕生日は、カヲル・ケンスケ・トウジなどの例外を除き、担当声優の誕生日と同じである。なお、名前の由来については、ゲーム版のキャラクターのものを除き、監督の庵野秀明公式サイトに記載したものを原典としている。 ファンの間で推測された俗説として「シンジとゲンドウの名前は石川賢の『魔獸戦線』の来留間慎一と源三父子に由来」「レイとアスカの名前は『勇者ライディーン』の明日香麗に由来」などが存在したが、同サイトによって偶然であると否定されている。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] 主要EVAパイロット

[編集] 碇シンジ

詳細は「碇シンジ」を参照

本作の主人公。EVA初号機パイロット(サードチルドレン・第3の少年)。

[編集] 綾波レイ

詳細は「綾波レイ」を参照

EVA零号機パイロット(ファーストチルドレン・第1の少女)。

[編集] 惣流・アスカ・ラングレー

詳細は「惣流・アスカ・ラングレー」を参照

EVA弐号機(2号機)パイロット(セカンドチルドレン・第2の少女)。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』では「式波・アスカ・ラングレー(しきなみ・アスカ・ラングレー)」として登場する。

[編集] 真希波・マリ・イラストリアス

  • 真希波・マリ・イラストリアス(まきなみ まり いらすとりあす)
  • 年齢不詳
  • 声 : 坂本真綾

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』より登場する新キャラクターで眼鏡をかけた少女。EVA仮設5号機、EVA2号機パイロット。

[編集] 登場までの経緯

『破』予告では、シンジらの通う第壱中学校とは異なる臙脂色のブレザー型の制服を着ていたが、『破』のティザーポスターでは、パフスリーブのブラウスを着用した夏服仕様になっており、デザイン変更がなされた模様。破の予告絵コンテには「ゲンドウと同じ仕草で眼鏡を直す少女のUP」との記述がある。

2007年の『序』公開当時は名前は明かされておらず、2008年に発売されたゲーム『ぷちえう゛ぁ』で「マリ」という名前とともに紹介された。2009年3月14日の『破』初回前売り券発売時には「×××・マリ・×××××××」と「マリ」以外の名前を隠した状態で紹介され、4月18日の第二弾前売り発売時に担当声優とともに、フルネームが公開された。

日本姓の「真希波」については、大日本帝国海軍の駆逐艦に夕雲型駆逐艦の5番艦「巻波」、海上自衛隊の護衛艦にあやなみ型護衛艦の7番艦「まきなみ(初代)」、たかなみ型護衛艦の3番艦「まきなみ(2代)」が存在する。ファミリーネームの「イラストリアス」については、英国海軍の艦艇に歴史上5隻存在する。

[編集] 人物

出撃時に『365歩のマーチ』を歌いながら移動したり、痛みを堪えながらも「面白いから、いい!」と戦闘を楽しむ、もしくは戦闘による高揚感を覚えているなど、戦闘に対する楽しみを見出す様子を見せており、加持からは「問題児」と評されている。一方で、猫を思わせるような「にゃ」という掛け声や語尾癖を時折発している。巨乳の持ち主でもある。

自身はEVAに乗る事には何の疑問も疑念もないらしく、乗る事自体に悩むシンジの心理を珍しがる様子も見せている。仮設5号機搭乗時は仮設5号機専用と思われる暗緑色のプラグスーツとヘッドギアを着用していたが、2号機搭乗時にはピンク色のプラグスーツに着替えている。各プラグスーツを着用する際、自身のバストサイズとのフィッティングを気にする台詞がある。眼鏡を掛けたままエヴァに搭乗しており、眼鏡がないとほとんど目が見えない程、裸眼の視力が低い描写がされている。

「破」冒頭で仮設5号機に搭乗し、第3使徒を殲滅するも、仮設5号機は自爆プログラムが作動し、脱出。直後の台詞で、ネルフとは異なる理由でEVAに搭乗していることをほのめかす。その後何者かの命令によって日本国内へ密入国するが、パラシュートが風に煽られたために第壱中学校の屋上に不時着。この時にシンジと邂逅して彼の体臭を嗅ぎ、「LCLの香りがする」と言ってEVAパイロットであることを看破、彼を「ネルフのわんこ君」と呼んだ。 第十使徒襲来時には封印されている筈の2号機を勝手に起動して出撃し、パイロットに強い負担を強いる裏コード「ビースト」の発動を行うなど、その能力には謎が多い。この戦闘で2号機が甚大な損傷を受けたにも関らず、負傷こそしたものの大きなダメージのある素振りも無く、戦闘後には軽口を叩いて見せるなど並外れたタフさを持つ。

[編集] イメージ

本来の予定では出番は少ない予定であったが、監督の庵野の意向で出番が増えた旨が明かされている。制作初期の段階ではマリコという名であった。[1]『エヴァ』の登場人物は、基本的に原作者である庵野の分身として描かれているが、マリの設定や声優選出に庵野は直接的に関わらず、貞本義行と鶴巻和哉が構築したキャラクターになっている。これは前述した庵野の分身である登場人物達の中で、マリが作品に影響を与える異質な感覚の存在として際立たせる意味合いも含まれたため。鶴巻が提案したマリのイメージは、「良い塩梅で"ずるい"、"いいかげん"」となっており、それを受けて庵野が「昭和のおやじキャラ」という解釈で方向付けた。庵野による劇中脚本でも、セリフの端々でその様子は垣間見える。

[編集] 特務機関NERV(ネルフ)

[編集] 葛城ミサト

詳細は「葛城ミサト」を参照

NERV戦術作戦部作戦局第一課所属。EVAの戦闘指揮官。碇シンジの保護者役。

[編集] 赤木リツコ

NERV技術開発部技術局第一課所属。E計画担当・エヴァンゲリオン開発責任者。スーパーコンピューターシステム「MAGI」の管理・運営担当者。加持ミサトとは大学時代からの親友。TV版では加持のことを「加持君」、新劇場版においては「リョウちゃん」と呼んでいる。ヘビースモーカーで、デスク上の灰皿は常に吸殻でいっぱいである。趣味で猫の小物を集めており、猫を飼っていたこともあるがTV版においては祖母に預けており、祖母から猫が死んだ連絡を受けるシーンがある。 「スーパーロボット大戦F」・「スーパーロボット大戦α」では彼女が猫好きである事から、両作品に登場する猫のキャラに興味・愛着を持つ描写がある。

MAGI開発者・赤木ナオコの娘である。父親については不明。コンピューター技術者としては母譲りの優秀な技能を持ち、仕事に関しては時に冷徹とさえ思えるほどにこなすが、一方で碇ゲンドウと愛人関係にあったのも母同様であった。ゲンドウのためなら「どんな陵辱にも耐えられた」と発言するほど彼のことを愛しており、後にその感情に囚われるあまり悲劇を招く。自分を祖母に預けて研究に没頭していた母親のナオコには愛憎が交じり合う複雑な感情を抱えており、「科学者としての母は尊敬していたが、女としての母は憎んでさえいた」と語っている。母がゲンドウの愛人であることも知っていた。漫画版でも「女としての自分なんていらない」、「母さんのようには絶対ならない」と、女としての自分を捨てようとしていた。母の人格を移植したMAGIをどこかで母と同一視している部分があり、MAGIに「母さん」と声をかけるシーンもある。大学時代から髪を金色に染めている。左目の下に印象的な泣きぼくろがあり、劇中で加持から「涙の通り道にほくろのある人は一生泣き続ける運命にある」と評されたこともある。

ミサトを含む一般職員の知らないNERVの持つ数々の秘密を知る者の1人であり、冬月と共にゲンドウを支え彼の計画を推進することを己の役割としている。しかし、ゲンドウの真意をすべて知らされている訳ではなく、それが彼女の悲劇へと繋がっていく。第弐拾参話でゼーレに召喚され、全裸にされた上で尋問された際も、気丈に振舞っていたが、自分が綾波レイの代わりに差し出されたことを知り動揺。その後、ターミナルドグマの大量の綾波レイ(のイレモノ)を「破壊」し泣き崩れた。シンジに対してはほとんど関心を持たなかったが、レイのイレモノを破壊する時に彼だけを同行させようとしていた事から、含む所があった模様である。

劇場版では愛したゲンドウのために、MAGIに対するクラッキングを防御。その後ゲンドウをセントラルドグマで待ちうけ復讐と愛を貫こうとするも、逆に射殺された。その際、ゲンドウから何らかの言葉を掛けられるが、寂しげな笑みを浮かべて「嘘つき・・・」と答えている。

新劇場版「序」及び「破」ではゲンドウとの愛人関係を臭わす描写がない。ネルフやゲンドウの秘密や計画に深く通じ、それを支えているような様子も、冬月に比べて薄くなっている。そのためか漫画版含め、旧作ではゲンドウをめぐって露骨に嫉妬を見せていたレイとの関係も悪くないようであり、指の傷の手当やアスカへの電話の取り次ぎなど色々と世話を焼いている。 PSP新世紀エヴァンゲリオン2では、ゲンドウとの密会(と見られる)の後、シンジを初め全ネルフ関係者である男性を手玉に取っていく(会話内容から性的な手段と思われる。但し、直接的な表現ではなく匂わせる程度)。最終的にゲンドウに対して優位的立場を獲得するシナリオがある。

名前の由来は、大日本帝国海軍航空母艦赤城(あかぎ)」と、庵野秀明の中学校時代の友人から。

[編集] 碇ゲンドウ

  • 碇ゲンドウ(いかり げんどう)
  • 48歳
  • 声 : 立木文彦

NERV司令官。碇ユイの夫で、シンジの実父。旧姓は六分儀(ろくぶんぎ)。席に座る際、顔の前で手を組むのが特徴。また、非常に大柄な体格の持ち主である。

1999年時は京都で生活。京都の大学で教授をしていた冬月とは研究室の師弟関係であり以前から面識があったが、職業や生活面といった素性は不明。当時、傷害事件を起こし警察に留置された時は冬月が身元引受人となった。この頃から、赤木ナオコやユイと知り合う。冬月曰く「嫌な男」であり、ユイ曰く「とても可愛い人」。

2000年にユイと結婚し碇姓となる。シンジが生まれ、ゲンドウが命名した。シンジが乳児だった時、セカンドインパクト後に生きてゆくシンジの未来を案じていた。ゲンドウは、ユイの背後にあるゼーレに近づく手段としてユイに近づいたと噂されていたが、結婚生活を通じてユイを愛し、その後の行動が「死んだユイにもう一度逢う」を最終目標とすることとなった。セカンドインパクト発生直前まで葛城調査隊と共に南極にいた。2年後の国連調査団派遣の折にも、冬月と共に参加。ユイの死後、人類補完計画をゼーレに提案し推進者となる。

ユイ消失後は赤木ナオコ、彼女の死後はその娘リツコをそれぞれ愛人とし、共に自らの計画に協力させた。シンジを呼び寄せた後も同居はせず、ほとんど接触しようとしなかった。シンジが犠牲となる可能性が高い作戦についても承認している。また、第13使徒バルディエル(EVA3号機)戦でシンジが3号機への攻撃を拒否した際、「お前が死ぬぞ」と語った。アスカと画面上、直接の会話は無し(漫画版では一度会話シーンがある)。尚、彼女が危機に瀕した際、二度レイを救出に向かわせたが、「今、弐号機を失うのは得策ではない」と判断したため。一方で、レイには優しい表情を見せたり、彼女の起動実験失敗の際は、自身の負傷を省みず彼女を助けたこともある。

目的のためには手段を選ばない任務至上主義で冷酷非道な性格に見え、実際に陰謀や裏切りなど非情とも言える手段を厭わずに実行しているが、行動の根底には、失ったユイに拘る彼自身の弱さがあり、そしてシンジを疎んで遠ざけているような言動も不器用な愛情表現の裏返しであった。「そばにいるとシンジを傷つけるだけだ」とも語った。愛人として利用しただけのようにふるまったリツコやナオコに対しても、本心は別であったかのような描写もされている。

旧劇場版の描写によれば右手には加持リョウジによって運ばれたアダムが宿っており、ゲンドウはこの手からリリスの分身であるレイと同化後、アダム(ゲンドウ)とリリス(レイ)の「禁じられた融合」を果たそうとする。そして自らの目指す補完を成し遂げようとするものの、シンジの存在を感じ取ったレイの裏切りにあい、アダムと同化していた右手を奪われた。なお、主要登場人物の中で彼のみがEVA初号機に上半身を食いちぎられるというイメージで補完されており、その際、シンジが本当は親子の触れ合いを望んでいた事を認識して「すまなかったな、シンジ」と謝罪している。

漫画版ではシンジに対する冷徹さが強調され、「私を理解しようなどと思うな」と言い放ったり、親としての愛情を覚えた事は無く、むしろユイの愛情を奪った存在として憎悪の念すら抱いていたと吐露している。アダムについては、経口で摂取した結果、レイを助けた時の火傷の痕が残った「最も醜い場所」である右手に宿ったとしており、彼の意志でA.T.フィールドを発する場面もある。

新劇場版では、ダミーシステムの使用を巡って決裂しNERVを去るシンジを「人は自分の力で己の願望を叶えていくものだ、大人になれ」という趣旨の言葉で叱咤している。また、シンジとの和解を願って食事会を行おうとするレイの提案を一度は断ろうとするものの、ユイの面影を思い出して受け入れるなど、これまでの孤独なイメージとは別の反応を示す。食事会へ向かう途上で知った暴走事故に対しはっきり動揺している。また、シンジの使っていたS-DAT携帯型カセットテーププレイヤーはかつてゲンドウが使っていたもので、ユイの消失直後に別離したシンジに残していったものという描写が追加されている。アダムの代わりに加持が入手した『ネブカドネザルの鍵』を使い、ゲンドウがなにを為そうとしているか不明。

碇シンジ育成計画』では、恐妻家でユイには頭が上がらず、家では常に新聞を読んでいて、原作とは全く違う教育熱心且つユニークな性格。冷徹な様子も無く、シンジの良き父となっている。 『新世紀エヴァンゲリオン2』の結末の一つに、シンジとの和解・親子関係の修復があり、休日に釣りに誘い、たどたどしいながらも親子らしい会話と今までの自分を改めて生きていく決意を抱き、物語の幕を下ろす。(唯一、ネルフ襲撃・サードインパクトが起きていない幕引きである)

旧姓は天体や物標の高度、水平方向の角度を測るための道具、六分儀から由来。また、名前はガイナックスで企画されながら実現しなかったアニメの登場人物から。モデルは『謎の円盤UFO』のストレイカー司令官[1]

[編集] 冬月コウゾウ

  • 冬月コウゾウ(ふゆつき こうぞう)
  • 60歳
  • 声 : 清川元夢

誕生日は4月9日[2]。企画段階では45歳だったが、最終的にはゲンドウより10歳ほど年長という設定。趣味は詰め将棋

NERV副司令として数少ないゲンドウの理解者であり、彼の本当の目的を知るただ1人の人物。元大学教授(京都に所在)で、形而上生物学を研究していた。この頃学生だったユイやゲンドウと知り合う。セカンドインパクト後は一時期モグリの医者をしており、その時に招集された国連調査団でゲンドウと再会、彼とユイが結婚したことを知らされた。

潔癖かつ正義感にあふれた人物で碇ゲンドウやゲヒルンを毛嫌いし、セカンドインパクトの真実を公表しようとしたが、ジオフロントで開発中のEVAを見せられ、ゲンドウの誘いに応じ行動を共にする。主にネルフの実務面を担当しているが、ゲンドウの不在時には代わって作戦指揮を執ることも多い。物語後半にてゼーレに拉致されるが、加持の助けでNERVに無事帰還している。

碇ユイに好意を抱いていたが、思いを打ち明けた事は一度も無かった模様。ユイの消失前、ゲンドウも知らない彼女のエヴァに対する真意を告げられていた。その時に乳幼児だったシンジも居た。

チルドレン(EVAパイロット)に対して特別関心は無かったが、ゲンドウ不在の時にシンジとアスカにパイロットとしての本分を直接諭した事はある(第九話)。その中でユイの面影を残すレイだけには、ゲンドウとは別の心情を持っていた事が明かされている(第弐拾参話ビデオフォーマット版)。

なお、ゲヒルンに加わって以降は、一回り年下のゲンドウに「冬月」と呼び捨てにされていたが、劇場版でゲンドウは最後にセントラルドグマに向かう際に「冬月先生」と呼んだ。最後はユイの幻影を迎え入れて補完される。最期の言葉は「碇、君もユイ君に会えたのか?」という、ゲンドウヘの問いかけの言葉だった。
新世紀エヴァンゲリオン2(PSP版)における彼のシナリオでは、ユイへの思いがより強く描かれており、大学時代に読んだユイの論文を元に「精神と肉体の分離」を自らを実験台に試みる。この論文は人類補完計画の雛形とも言える理論でもあった。実験によって冬月は自分の意思でヒトの精神世界にアクセスする術を身につけ、そこでユイとの再会・対話を果たす。最終的に現世を捨てて精神世界にとどまり、ユイと共に人類の行く末を見届けることを決意する。残された肉体はL.C.Lへと還元された。

名前の由来は、大日本帝国海軍秋月型駆逐艦冬月」から。名のコウゾウについては、語呂の良さからついたもので由来はない。外見・容姿は声を演じた清川本人がモチーフとなっている[3]。モデルは『謎の円盤UFO』のフリーマン副官。

[編集] 伊吹マヤ

  • 伊吹マヤ(いぶき まや)
  • 24歳
  • 声 : 長沢美樹

NERV本部オペレーターで、階級は二尉。NERV本部技術開発部技術局一課所属。リツコの部下で彼女に強い憧れを抱いており、普段はリツコのことを「センパイ」と呼んでいる。TV版ではリツコに技術指導を受けていたことが明かされており、コンピューターオペレーターとしての技能は優秀。使徒・イロウルがMAGIに進入した際にはリツコとともにノートパソコンで進化促進プログラムを送り込むことに成功し、ネルフ本部の自爆を防いだ。至って真面目かつ潔癖性で、エレベーター内で加持とミサトが倒れこんでいた所を見て「不潔…」と言い捨てたり、ダミープラグ計画に異を唱えたり、暴走した初号機の残虐さに耐えられず嘔吐する事もあった。また、劇場版「Air」では戦略自衛隊の容赦ない猛攻でネルフが壊滅寸前の危機に怯えパニック状態になり、机の下にしゃがみこみ「私、鉄砲なんて撃てません」などと精神面の脆さを露呈した。LCL還元時はリツコの幻影に抱きしめられながらその時を迎えた。(同性愛者説もあり、新世紀エヴァンゲリオン2の一部シナリオでリツコとの関係を匂わせるシーンがある)

作中では完全な脇役であるが、エヴァブームの頃にはアニメ雑誌「アニメージュ」の人気投票では頻繁に上位にランキング入りするなど人気を博し、VHS版07巻のジャケットにも登場している。またパチンコ・パチスロの液晶演出においてはほぼ一人でオペレート部分を担当している(他オペレーターも画面には登場するが、ほとんど活躍していない)。

名前の由来は、大日本帝国海軍航空母艦伊吹」、大日本帝国海軍高雄型重巡洋艦三番艦「摩耶(まや)」、および、『帰ってきたウルトラマン』のMAT隊長伊吹竜から。

[編集] 日向マコト

  • 日向マコト(ひゅうが まこと)
  • 年齢不詳
  • 声 : 結城比呂(現:優希比呂

NERV本部オペレーターで、階級は二尉。NERV本部中央作戦司令部作戦局第一課所属。メガネをかけている。やや軽口な所があり、しばしば空気の読めない発言が見られ、上司であるミサトに咎められている。

ミサトに好意を持っており、NERV本部の度重なる危機に対しても彼女と共に決死の覚悟で臨んでいた。終盤では、危険を冒してまでネルフに関する情報収集を行っている。弐拾四話では本部爆破になるかならないかの危機の中、さりげなくミサトに「いいですよ、あなたと一緒なら」と自らの好意を伝えている。劇場版においては、ミサトの幻影によって補完された。

「新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド特別編」の追加エンディングでは、自分がミサトに好意を抱いている事と「ミサトさんと二人だけの秘密を持った」と恋人関係になった事をシンジに明かしている。

名前の由来は、大日本帝国海軍伊勢型戦艦二番艦「日向」と、新撰組の誠字旗から。

[編集] 青葉シゲル

  • 青葉シゲル(あおば しげる)
  • 年齢不詳
  • 声 : 子安武人

誕生日は5月5日。趣味はエレキベース

NERV本部中央作戦室付オペレーターで、階級は二尉。外見中の特徴は肩につく程度に伸びている長髪。伊吹や日向と異なり、テレビ版では本来の所属は明らかにされていなかったが、新劇場版・序で情報局第2課と設定された。本編で唯一名前を呼ばれることのない主要キャラクターで、新劇場版・序DVDの付属リーフレットでも登場した主要ネルフ職員中唯一記載がなかった。性格や個性の描写も劇中ではほとんどないが、同僚のオペレーター仲間の伊吹マヤ、日向マコトとはよく絡む。作戦指揮をネルフ本部の外で行った第六話・第拾話などでは作戦指揮所に随行しないのも、他のオペレーターとの差になっている。エヴァンゲリオン劇場版「Air」ではパニック状態の伊吹を叱咤していた一面も。

劇場版26話「まごころを、君に」で人類補完計画が発動した際、伊吹・日向・冬月はそれぞれの想い人の姿をしたアンチATフィールドによってLCLに還元されたが、青葉だけは1人怯えながら綾波レイの姿をしたアンチATフィールドの大群によって無理矢理LCL化された。

セガサターン用ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン 2nd Impression』では、ミサトの依頼によってシンジたちが文化発表会のために再結成した地球防衛バンドの指導のために第一中学を訪れ、トウジにギターテクニックを伝授するという展開がある。

名前の由来は、大日本帝国海軍青葉型重巡洋艦一番艦「青葉」と岡本喜八の映画『青葉茂れる』から。

[編集] 加持リョウジ

  • 加持リョウジ(かじ リョウジ)
  • 30歳
  • 声 : 山寺宏一

生年月日は1985年6月17日[4]

NERV特殊監査部所属のスパイ。以前はドイツ支部にてアスカの保護責任者を務めており、彼女に随伴する形で来日した。葛城ミサトと赤木リツコとは大学時代からの友人であり、またミサトとは恋人関係だった。一度は関係を断つが、同じNERV極東本部における同僚となり、セカンドインパクトの真相を追い求める同志を経て再び恋仲となる。アスカからは何度か恋心をアピールされているが、子供だからといって相手にしていない。普段の生活では、NERV施設(ジオフロント)内でスイカを育てている[5]

一見飄々としていて陽気なプレイボーイであり、暇さえあればNERVの女性に見境なく声をかけている。表向きはNERV特殊監査部所属の一介の職員であるが、同時に日本政府内務省のスパイであり、更に委員会(ゼーレ)がゲンドウを監視するために送り込んだ「鈴」でもあった。セカンドインパクトの真実を知りたいと強く願っており、三重スパイとしての活動もそれ故である。その理由はTV版では語られなかったが、漫画版ではその経緯が語られている。第拾壱話のネルフ本部停電事件の主犯だと思われるが、その一方で胎児状に復元されたアダムを碇ゲンドウに横流しする等、単なるスパイとしての情報収集だけでなく、実行部隊としての活動も請け負っていたようである。そしてゲンドウは彼がスパイであるということを知りながらもそれを咎めたりせず、むしろいいように泳がせて利用していた。

第弐拾壱話においてゼーレの命で冬月を拘束するも、その後思うところあってゼーレを裏切り解放したために銃撃され、以降は消息不明。ゼーレの関係者やネルフの諜報部と考えられているが(ミサトではない[6])、この時誰が加持を撃ったかは明らかにされていない。彼の調べ上げた「真実」は恋人のミサトに託され、以後の彼女の行動に大きな示唆を与えた。

漫画版においては重要人物としての立場が強調されている。ミサトと加持の過去についてや、恋人になったいきさつが詳しく語られている。また、特に碇シンジに対しては大きな助言・指導を行い、後の彼の行動に多大な影響を及ぼす。ダミーシステムにより鈴原トウジが死亡した後、ダミーシステムを発動したゲンドウがトウジを殺したとして逃げるシンジを加持が叱咤激励し、彼が再びエヴァに乗る決心をする(父と向き合う機会を作る)きっかけを作った。しかし、惣流・アスカ・ラングレーに対しては憧れの対象とされながらもあまり良い影響を与える事はなく、彼の対応がアスカの感情を空回りさせる一端を担ってしまい、間接的にアスカの精神汚染の被害を助長する結果となってしまう。

『新劇場版』には第2部の『破』から登場。NERV主席監察官の地位にある。物語開始時点で仮設5号機パイロットのマリと知り合いであり、仮設5号機が急造品であることを詫びている。しかし、その直後にはあっさりとベタニアベースを脱出。その後ネルフ本部に現れるくだりはTV版とさほど変わらないが、先の事件が5号機を葬るために彼が工作していた事が示され、持参した重要物品は胎児状のアダムではなく「ネブカドネザルの鍵」と呼ばれる物品に変更されている。また、EVAパイロットとその同級生達を海洋生物研究所の社会見学に招待し、セカンドインパクト前の海洋生物や海の水を見学させ、命について教えるなど、教師的な存在としても描かれている。ジオフロント内でスイカを育てているのも同様であり、シンジに缶コーヒー一本で畑仕事を手伝わせた。この時シンジを諭した後、「葛城を守ってくれ」と頼んでいる。アスカとの関わりは排除されている。

名前の由来は、船のパーツである成田美名子の漫画『あいつ』の登場人物、沢田涼司から。村上龍の小説『愛と幻想のファシズム』の登場人物、山岸良治からとする説明も多く見られるが、庵野秀明にその意図はなく、ミサトとの対になっている。ただし、中国版での漢字表記は「良治」である。一人称は基本的に「俺」を使用する。漫画版での愛車は、初代ロータス・エラン

[編集] ゼーレ(SEELE)

ドイツ語で「精神(soul)」の意味。

[編集] キール・ローレンツ

  • キール・ローレンツ
  • 年齢不詳
  • 声 : 麦人

秘密結社ゼーレの中心人物で、人類補完委員会の議長であり、NERVを陰で操る老人。企画書では67歳という設定。バイザーを常に装着している。補完の際、体の半分を機械化していたことが判明する。

セカンドインパクト発生前から既に碇ゲンドウとは関わりがあったようである。使徒殲滅の任、人類補完計画の推進という重要な案件をゲンドウに任せていたことからも、彼にある程度の信頼をおいていたことがわかる。人類補完委員会の議長としても圧倒的な存在感を誇り、ゼーレにおいてもモノリスナンバー01としてその中心的役割を担う。

物語が進むにつれ、次第にゲンドウの真の目論見との齟齬が目立つようになり、弐拾参話において完全に決裂。渚カヲルをNERV本部に送り込む。劇場版においては戦略自衛隊を裏から操りNERVに侵攻させ、途中からはEVA量産機をも投入させる。最終的には自らの思い描いていた補完へと向かい、満足のうちに補完された。

ゲーム「名探偵エヴァンゲリオン」においてバイザーを外す描写がある。その姿は描かれなかったものの、それを見たシンジやカヲルたちに大笑いされる屈辱を味わう。

新劇場版には、当初から人類補完委員会議長ではなくゼーレのメンバーとして登場。またその姿を見せず、登場時はモノリスの立体映像を通じた音声のみである。

名前の由来は、船のパーツである竜骨(キール)と動物行動学コンラート・ローレンツから。

[編集] 渚カヲル

詳細は「渚カヲル」を参照

  • 声 : 石田彰
  • 生年月日:2000年9月13日(15歳)
  • 血液型:不明
  • エヴァンゲリオン弐号機パイロット(フィフスチルドレン

社交性に長け超然とした性格の少年。TVアニメ第弐拾四話にて、アスカに代わるエヴァンゲリオン弐号機のパイロットとして登場。フィフスチルドレンとしてゼーレから派遣され、傷心のシンジに近づき好感を得る。その正体は第17の使徒タブリス。

[編集] 第壱中学校の生徒たち

[編集] 鈴原トウジ

  • 鈴原トウジ(すずはら とうじ)
  • 14歳
  • 声 : 関智一

第3新東京市立第壱中学校2年A組におけるシンジのクラスメートで、新劇場版では出席番号12番。大阪府堺市南野田出身(旧桃山学院大学の近辺である)。住所は新劇場版では第3新東京市仙石原5-22-24。関西弁を喋る熱血漢。一人称は基本的に「ワイ」もしくは「ワシ」を使う。

いつも学校のジャージ姿で通学している(第九話では制服姿だった)。EVA初号機の戦闘で妹が負傷し、転校早々のシンジに食って掛かり殴るなどしてつらくあたるが、後に良き親友となる。シンジのことを「センセ」と呼ぶ。また、軽口でしばしば空気の読めない所があり、相手を煙に巻く発言や性的且つ卑猥な発言を平然とするため、アスカなどクラスの女子に嫌われている。アスカやヒカリからは、シンジ・ケンスケ共々「3バカトリオ」と呼ばれる。アスカとは非常に仲が悪く毛嫌いされていて口喧嘩する事がしばしばである。アニメと漫画共通で、ケンスケ共々ミサトに憧れている。

後にエヴァンゲリオン3号機のパイロット(フォースチルドレン)に選ばれ、妹を設備の良い病院に転院させる事を条件に承諾する。スーツの色は上が紫色でアニメでは血で見にくいが全身は緑色(CDに収録された『終局の続き』では、関西弁繋がりの緑色という事になっている)。起動実験の失敗によりEVA3号機が暴走、シンジの意思に反しダミープラグに切り替えた初号機の攻撃により、左足を失う。漫画版では、頭部裂傷、右足切断、脾臓破裂により発見時は既に心肺停止状態だった。アニメ版で死ななかった理由は、「子供を殺さない」という庵野と大月プロデューサーとの約束があったからである[7]。この一件以降、彼の登場は最終回までなかった。劇場版では脚本・絵コンテ段階までは、第弐拾四話の直後にドイツへの疎開が決定し、シンジに最後の挨拶を交わしにくるトウジとケンスケの姿が描かれる予定であった[8]が、最終的にカットされた。

トウジの父や祖父もNERVの関係者で、漫画版では祖父が登場し、夜遅くまでトウジの家にいるシンジに帰るよう催促していた。ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2 造られしセカイ -another cases-』ではトウジの母親らしき人物の影が見える。

アニメ版ではシンジはEVA3号機との戦闘後までフォースチルドレンがトウジである事を知らなかったが、漫画版では前日にトウジが自らシンジに告白、エヴァに乗る事への恐怖を吐露するシーンがある。また、本籍の欄にM78と表記されている[9]

新劇場版では、「序」においてTV版と同じくシンジとの確執と和解が描かれる。「破」では3号機の搭乗者はアスカに変更されている。その為前述のような悲劇に遭う事は無く、妹の退院に立ち会い、妹を抱きしめて喜ぶなど元気な姿を見せている。同じく「破」でシンジやケンスケと学校帰りに寄り道し、食べたアイスの棒を見て「はずれか」とつぶやくシーンがあるが、これはエヴァのパイロットから外れたことを暗示しているのではないかと思われる。第10の使徒襲来時にはクラスメイトとともに避難する様子が見られ、この際戦闘による爆風からヒカリを庇っている。

新世紀エヴァンゲリオン2では3号機に愛着があるようで、自ら3号機の清掃を行っていた。(その場合彼はバルディエルを発見するのだが、単なる赤いカビとしか思わず、自分でキレイに除去してしまった)なお、同作の最終決戦では時田シロウの熱意を評価している。また同作のシナリオの一つ「エンジェルバスター」のプロローグでは、シンジと共に渚カヲルを説得していた事になっている。

PSP版での追加シナリオでは、妹が白血病とみられる病が発症していた事が発覚する。

名前の由来は、村上龍の小説『愛と幻想のファシズム』の登場人物、鈴原冬二から。

[編集] 相田ケンスケ

  • 相田ケンスケ(あいだ けんすけ)
  • 14歳
  • 声 : 岩永哲哉

第3新東京市立第壱中学校2年A組におけるシンジのクラスメート(新劇場版では出席番号01番)。住所は新劇場版では第3新東京市御殿場2-1398-2。軍事オタクカメラマニア。常にビデオカメラを肌身離さず持ち歩いている。一人称は「僕」もしくは「俺」を使う。箱根山中に1人でテントをはって泊りがけで軍事教練ごっこをしたり、休み時間の教室内で戦闘機の模型を手に飛ばす真似をして遊んだり、アスカやクラスの女子を無断で撮影して写真をトウジと共に他の生徒に売り捌くなど、一般的なオタク・マニアの域を超えた奇行にふける変わり者。一方で14歳とは思えぬ老成した一面や、鋭い人間観察眼を持つ。

戦闘への憧れからエヴァンゲリオンのパイロットになることを強く望んでおり、フォースチルドレン選出の際にはミサトに直談判をしたが叶わず、チルドレンであることを快く思っていないシンジからは白眼視されている。ただし、自分もエヴァ搭乗者候補の1人であった事は最後まで知らなかった模様。NERV職員である父親の持つ情報を興味本位に盗み見しており、アメリカ第2支部消失はシンジよりも早く知っていた。漫画版ではシンジがトウジを殺したことを知り、シンジの携帯電話の留守電に「悪いけど君には会わないでいくよ」とシンジのことを気にかけながらも半ば絶交に近いメッセージを残し、疎開してゆくシーンが追加されている。

トウジ同様にミサトに異常に憧れている。また、アニメではアスカにビデオカメラのレンズとメガネを破壊されたため、トウジと同様、アスカと仲が悪く毛嫌いされている。ケンスケ本人もアスカのことを「自意識過剰のヤツ」と敬遠している(しかし、漫画版では密かにアスカに好意を寄せていた模様)。

漫画版では本籍が「ヘキル星」となっている(2巻82P4コマ目)。

名前の由来は、村上龍の小説『愛と幻想のファシズム』の登場人物、相田剣介から。

[編集] 洞木ヒカリ

  • 洞木ヒカリ(ほらき ひかり)
  • 14歳
  • 声 : 岩男潤子

シンジのクラスメートで、2年A組の学級委員長。みんなから「委員長」と呼ばれており、非常に真面目な性格。そばかすがトレードマーク。アスカと仲が良く、彼女にデートの斡旋をしたこともある。また、アスカが家出した際は自室に泊めていた。第3新東京市から疎開の際に葛城ミサトからペンペンを預かる。

鈴原トウジにはいつも口煩く説教ばかりしているが、実は淡い恋心を抱いており、たびたび自らアプローチをかけるもうまくいかなかった。第拾七話においてアスカから諭され、彼のために弁当を作ったこともある(しかしトウジは3号機の事故に巻き込まれ、食べてもらうことはできなかった)。アニメ版では生還したトウジを見舞っているが、漫画版では彼の死を知らずに学校に戻るのを待ち続けていた(しかし薄々は勘づいたようで、後に「シンジにはあまり会いたくない」という旨を語っていた)。新劇場版においては、トウジに恋心を抱いているようなシーンが存在しないが、第10の使徒襲来時にクラスメイトとともに避難している際、トウジに爆風から庇われているシーンがある。一方でテレビアニメ版で省略された、アスカと友達になるシーンがある。

名前の由来は村上龍の小説『愛と幻想のファシズム』の登場人物、洞木紘一と新幹線ひかり」号から。劇中では名前のみの紹介であるが、姉のコダマと妹のノゾミがいる。こちらの名前も新幹線の「こだま」号と「のぞみ」号から。

[編集] 母親たち

[編集] 赤木ナオコ

  • 赤木ナオコ(あかぎ なおこ)
  • ?-2010。年齢不詳
  • 声 : 土井美加

リツコの母。スーパーコンピューターシステム「MAGI」の開発者。MAGIの人格移植OSは彼女の人格がベースになっている。 かねてより有名な科学者であったようで、リツコの同級生達にもその名が知られ、また冬月とも以前からの知り合いであった模様。 娘のリツコを彼女の祖母(ナオコの実母か姑かは不明)に預けて研究に没頭する生活を送っており、娘とはもっぱら手紙での交流であった。 セカンドインパクト後、ジオフロントにおかれた人工進化研究所においてゲンドウの元で働き、後にMAGIを開発する。冬月と再会した際には既に娘のリツコは高校生であった。

ゲンドウとは愛人関係であったが、いつから始まったものかは不明。この関係は目的のためにMAGIを必要としていたゲンドウが、男性としてゲンドウを求めていたナオコを利用することで成立していた。

MAGIが完成したその日、綾波レイ(1人目の綾波レイ)よりゲンドウが陰で自分を「用済みの婆さん」と呼んでいることを知らされたナオコは、レイにゲンドウの亡き妻ユイの面影を見出し、逆上し絞め殺してしまった[10]。その直後にMAGIに向かって投身自殺した。彼女の人格を移植したMAGIのうち、「女としての部分」を移植したカスパー(CASPER)はテレビ版第拾参話においては使途イロウルのクラッキングに最後まで抗し、劇場版でリツコがMAGIごと自爆しようとした際にもリツコの命令を拒絶し、ナオコの人格において「女」の部分が最も強力だったことが表されている。 また、MAGIの格納庫内部に多数の裏コードを付箋に書いて貼付けて残してあり、これが結果的に娘のイロウルとの戦いの手助けになった。

名前の由来は庵野秀明の小学校時代の友人から。

[編集] 碇ユイ

  • 碇 ユイ(いかり ゆい)
  • 1977-2004、享年27
  • 声 : 林原めぐみ

シンジの母でゲンドウの妻。ゼーレをバックボーンにした出自を持つ。公的には「EVA開発のための実験中の事故で死亡」とされているが、実際にはEVA初号機に肉体ごと取り込まれて同一化している。事実上の死後に誕生した綾波レイと容姿などが酷似している。

冬月とは京都の大学に在籍した時に知り合う。良くない噂の絶えなかったゲンドウと交際、後に結婚し冬月を驚かす。セカンドインパクト後に息子シンジを産み、優秀な研究者として人工進化研究所やゲヒルンといったゼーレ関連組織でゲンドウと共に働いていた。サードインパクトを防ぐためのEVA建造に力を注ぎ、EVA初号機との接触実験の被験者も引き受けたが、その際の事故で肉体が消滅、その魂のみを初号機の中に残すこととなった。

「人類の生きた証を永遠に残す」というのが、EVAに取り込まれ無限に生きる存在になった彼女の願いであるという[11]。ゲンドウが人類補完計画に力を注ぐ原因の人物とみられる。また、ゲンドウに向けた「生きていこうとさえ思えば、どこだって天国になる」「幸せになるチャンスはどこにでもある」といった台詞から、彼女の人間に対するポジティブな考え方を窺い知ることが出来る。あまり出番は多くないが、漫画版ではレイとの繋がりを明らかにするなど、物語を終局へ導く最も重大なキーパーソンの一人である。

名前の由来はレイとのと、「唯」との掛詞。

[編集] 惣流・キョウコ・ツェッペリン

  • 惣流・キョウコ・ツェッペリン(そうりゅう きょうこ つぇっぺりん)
  • 1974-2005、享年31
  • 声 : 川村万梨阿

アスカの母親でゲヒルンの科学者。ドイツ人日本人ハーフ。劇中一度も顔は出なかった。

ユイ同様、エヴァンゲリオンへの接触実験を行うが、これに失敗し「精神汚染により発狂」、後に廃人同然となる。実際は、その魂の大部分を後にエヴァンゲリオン弐号機となるEVAの素体に残し、残余わずかの魂と肉体が弐号機からサルベージされた結果である。入院中に女の子の人形を娘・アスカと思い込み、後にそれを道連れに縊死する。

テレビアニメ版・旧劇場版では、シルエットが碇ユイに酷似した姿だった(ただし少々髪が長い)が、漫画版では大幅に容姿を変えた新たなデザイン(ロングヘア・毛先に少々パーマがかかっている髪型)に変わっている。

名前の由来はドイツ海軍航空母艦「グラーフ・ツェッペリン」と、和田慎二の漫画『超少女明日香』の葵今日子から。「明日」と「今日」の掛詞でもある。

[編集] その他

[編集] ペンペン

新種の温泉ペンギン。ミサトの家に住み、冷蔵庫の形をした居室を与えられている。漫画版では実験動物として処分されそうになったところをミサトに引き取られたとされており、「新劇場版・序」ではミサト・シンジの台詞からペンギン自体がセカンドインパクトで絶滅して珍しい存在となっている事が示されている。(「新劇場版・破」ではシンジ達と共に海洋生物研究所の社会見学に同行。収容されている生き残った仲間のペンギン達と挨拶を交わしている。) 酒が飲めて、(名前の通り)温泉や風呂が大好き。言葉の意味を理解しているようで、自分で新聞を読むシーンもあり(新劇場版・序では株式欄を読んでいる)、知能は相当高いようである。企画書では2歳という設定(CR新世紀エヴァンゲリオン・セカンドインパクトでは8歳となっている)。後にミサトから第3新東京市から疎開する洞木家に預けられた。

[編集] 時田シロウ

  • 時田シロウ(ときた しろう)
  • 年齢不詳
  • 声 : 大塚芳忠

TVアニメ第七話でのみ登場。日本重化学工業共同体代表であり、エヴァンゲリオンに対抗して造られたロボット、JA(ジェット・アローン)の開発責任者。JA完成披露宴ではNERVに対して敵意をむき出した演説をし、リツコとミサトを激怒させた。しかしその後のJA暴走時には、上の人間の指示に歯向かえず柔軟な対応がとれなかった。最終的には自らの危険も顧みずJAを止めようとするミサトの姿に心打たれ、許可なく停止パスワードを伝える。

ゲーム「新世紀エヴァンゲリオン2」では条件を満たすと、EVA量産機との戦いにJAの改修機であるジェット・アローン改をひっさげ、チルドレン達の援護に駆けつける。

名前の由来は、村上龍の小説『愛と幻想のファシズム』の登場人物、時田史郎から。

[編集] 老教師

シンジたちの在籍する第3新東京市立第壱中学校2年A組の担任。授業中突如としてセカンドインパクトとその当時の経験談を始めるが、いつも同じ内容のため生徒は誰も聞いていない。担当科目は板書から数学と思われる。かつて小田原市根府川に住んでいたことからEVAファンの間では根府川先生という仮称を与えられ、漫画『新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド2nd』でもそのように名付けられた。ゲーム『名探偵エヴァンゲリオン』ではセカンドインパクトが発生した当時、中学生だった葛城ミサトの担任教師であったとされている。

[編集] アスカの父

声だけ登場。廃人となってしまった妻・キョウコを捨て、女医である現在の妻と再婚した。企画書では「2015年には既に死亡していた」とされているが、アニメでは言及はない。

漫画版では、キョウコが精子バンクで買った天才科学者が父になっている。

[編集] アスカの義母

声のみの登場。キョウコの入院先の医者であり、その当時からアスカの父親と情を交わしている。第弐拾弐話ではドイツからミサトの家に国際電話をかけてきた。親しげに話すアスカを見て「親子の仲がいい」とシンジは考えたが、アスカに言わせれば表面だけとのことだった。それを示すかのように、第弐拾五話ではアスカの父と結婚再婚)した直後の会話として、「自分を絶対的に拒絶するアスカを苦手」と夫に告白している。

一方、漫画版では顔も出して登場している。親戚的存在であり、アスカの他に自ら産んだ子供を持つ親であるようだ。

[編集] ゲーム版の登場人物

[編集] 山岸マユミ

  • 山岸マユミ(やまぎし まゆみ)
  • 14歳
  • 声 : 氷上恭子

ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン 2nd Impression』に登場。黒髪ストレートロングヘアーのメガネっ娘。国連職員である養父の転勤に伴ってシンジたちの通う第壱中学校2年A組に転入してきた転校生。幼少時に実母は実父に殺害されている。本が好きで内向的な性格であり、同じく内向的なシンジに惹かれていく。口に出してこそ言わないが、かなり毒舌で思考が黒い。デザインや性格は意図してシンジに似せてある。ゲームでたどるルートによっては、学園祭でシンジ、トウジ、ケンスケに誘われ、彼らの組む「地球防衛バンド」にボーカルとして参加し、清楚かつ美しい歌声を披露する。

名前の由来は、小説『愛と幻想のファシズム』の登場人物、山岸良治から。

[編集] 霧島マナ

生年月日は2001年4月11日。血液型O型。出身地は鹿児島県阿久根市。父親は水没した旧東京の干拓作業員、母親は雑誌編集者。ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド』『新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画』及びその漫画版に登場。

第壱中学校2年A組への転入生。明るく積極的な性格でシンジに想いを寄せていく。ゲームパッケージに書かれたマナの独白文章によると、かなりのナルシストである。また、ゲーム『碇シンジ育成計画』では、進行次第でシンジと音楽部で活動するようになる。シンジに対する呼称は「シンジくん」であり、また彼からも「マナ」と呼ばれる。

名前の由来は、大日本帝国海軍戦艦「霧島」と、映画『王立宇宙軍〜オネアミスの翼』に登場する少女マナ、及び、「愛」の読みの1つである「まな」から。声優は綾波レイ・碇ユイと同じ林原めぐみが担当している。

[編集] ムサシ・リー・ストラスバーグ

  • ムサシ・リー・ストラスバーグ(むさし りー すとらすばーぐ)
  • 14歳
  • 声 : 結城比呂

ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド』に登場。戦略自衛隊の少年兵で陸上軽巡洋艦「トライデント級」のパイロット。マナ、浅利ケイタと過去を同じくする。

名前の由来は、大日本帝国海軍戦艦「武蔵」とアメリカの俳優・演出家リー・ストラスバーグから。

[編集] 浅利ケイタ

  • 浅利ケイタ(あさり けいた)
  • 14歳
  • 声 : 岩永哲哉(特別編のみ)

ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド』に登場。戦略自衛隊の少年兵で陸上軽巡洋艦「トライデント級」のパイロット。マナ、ムサシと過去を同じくする。1997年に発売されたオリジナル版では台詞はなく、2006年に発売された特別編で初めて台詞がついた。

名前の由来は劇作家・演出家の浅利慶太から。

[編集] マリイ・ビンセンス

  • マリイ・ビンセンス(まりい びんせんす)
  • 14歳

テーブルトークRPG新世紀エヴァンゲリオンRPG NERV白書』のシナリオ「規格外の贈り物」「マリイ再び」に登場する少女。詳細は同ゲームの項目を参照。

名前の由来はアメリカ海軍ニューオーリンズ級重巡洋艦もしくはタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦ヴィンセンス」から。

[編集] 三尉

  • 年齢不詳
  • 声 : 鈴村健一(『新世紀エヴァンゲリオン 綾波育成計画』のみ)

ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン 綾波育成計画』および『綾波育成計画withアスカ補完計画』に登場するプレイヤーキャラクター。レイもしくはアスカの教育係として、彼女たちのさまざまな個性を演出する。

[編集] 阿賀野カエデ

  • 阿賀野カエデ(あがの かえで)
  • 声 : 清水愛

ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画』と同ゲームのコミック版、及び『名探偵エヴァンゲリオン』に登場。MAGIバルタザール主任オペレーター。母としての人格を移植されたバルタザールの担当らしく、家庭的な性格で優しい。

モデルはアニメ第六話や第拾話で青葉の代わりに3人目のEVAオペレーターを勤めた、毛先のカールが特徴的な女性NERV職員だが、本作ではその外見的特徴は現れていない。

名前の由来は大日本帝国海軍阿賀野型軽巡洋艦阿賀野」から。

[編集] 大井サツキ

ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画』と同ゲームのコミック版、及び『名探偵エヴァンゲリオン』に登場。MAGIカスパー主任オペレーター。ロシア系のハーフでウォトカが大好き。恋愛は一度好きになるととことん愛し抜くタイプ。

名前の由来は大日本帝国海軍球磨型軽巡洋艦大井」から。

[編集] 最上アオイ

  • 最上アオイ(もがみ あおい)
  • 声 : 堀江由衣

ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画』と同ゲームのコミック版、及び『名探偵エヴァンゲリオン』に登場。MAGIメルキオール主任オペレーター。科学者としての人格を移植されたメルキオールの担当らしく、常に理知的で冷静。

名前の由来は大日本帝国海軍最上型重巡洋艦最上」から。

[編集] 松風ネネ

  • 松風ネネ(まつかぜ ねね)
  • 14歳

iアプリゲーム『新世紀エヴァンゲリオン外伝2 〜人形達の宴〜』に登場。第壱中学校2年A組に転入してきた転校生。精霊「サンディさん」が宿ると信じるクマのぬいぐるみを常に肌身離さず持ち歩く。

キャラクターデザインは公募した作品の最優秀作品による。

名前の由来は大日本帝国海軍神風型駆逐艦七番艦「松風」から。

[編集] 剣崎キョウヤ

  • 剣崎キョウヤ(けんざき きょうや)
  • 29歳

ゲーム『シークレット オブ エヴァンゲリオン』のプレイヤーキャラクター。詳細は同ゲームの項目を参照。

名前の由来は大日本帝国海軍剣埼型潜水母艦「剣埼(つるぎざき)」。

[編集] 加賀ヒトミ

  • 加賀ヒトミ(かが ひとみ)
  • 24歳

ゲーム『シークレット オブ エヴァンゲリオン』に登場するオリジナルキャラクター。詳細は同ゲームの項目を参照。

名前の由来は大日本帝国海軍加賀型航空母艦「加賀」。

[編集] 香椎エリカ

  • 香椎エリカ(かしい えりか)
  • 27歳

ゲーム『名探偵エヴァンゲリオン』に登場。ネルフ鑑識課の職員だが、使徒によって殺害される。

名前の由来は大日本帝国海軍香取型練習巡洋艦「香椎」。

[編集] 薩摩ミミ

  • 薩摩ミミ(さつま みみ)
  • 年齢不詳

ゲーム『名探偵エヴァンゲリオン』に登場。第壱中学の音楽教師(ただしこのゲーム内ではネルフ職員が教員を兼任している)で、使徒によって殺害される。

名前の由来は大日本帝国海軍薩摩型戦艦「薩摩」。

[編集] 加古ナツコ

  • 加古ナツコ(かこ なつこ)
  • 14歳

ゲーム『名探偵エヴァンゲリオン』に登場。第壱中学の生徒で、校舎の廊下で使徒に殺害される。

名前の由来は大日本帝国海軍古鷹型重巡洋艦「加古」。

[編集] 葛城ヒデアキ

  • 葛城ヒデアキ(かつらぎ ひであき)
  • 56歳
  • 声:小川真司

ゲーム『名探偵エヴァンゲリオン』に登場する葛城ミサトの実父。通称「葛城博士」。白衣に白髪の研究者然とした風貌である。セカンドインパクト時に死亡し、南極のLCLの海で生命のスープと化したが、ある人物が目的のためにとある方法でサルベージした。その後娘であるミサトと再会し和解するが、後にサルベージの確率を上げるためにとられた措置により使徒化してしまう。

新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画(漫画版)』にも現時点で名前だけだが登場していて、健在。

下の名前の由来は、本作品の監督である庵野秀明から。


[編集] 脚注

  1. ^ 月刊少年エース2002年12月号付録「お貞本」より
  2. ^ 年齢と生年については公式のアナウンスが長い間無く、2007年になって『エヴァンゲリオン・クロニクル』で1956年生まれの60歳と記されたが、その総集編的な書籍『エッセンシャルエヴァンゲリオン・クロニクル』で再び不明とされた
  3. ^ シト新生のパンフレットより。
  4. ^ 生年及び年齢については公式のアナウンスは長らくなかったが、『エヴァンゲリオン・クロニクル』において公表。
  5. ^ アニメ版拾九話より
  6. ^ TVシリーズのプロデューサー、大月俊倫のコメントより。
  7. ^ エヴァ 日めくりカレンダー(角川書店刊)2002年4月~2003年3月 フォースチルドレン編の貞本義行談
  8. ^ 『新世紀エヴァンゲリオン劇場版絵コンテ集』507ページ
  9. ^ 2巻82ページのモニターより。同じく、相田ケンスケは本籍がヘキル星になっている。
  10. ^ 第21話「ネルフ、誕生」より。漫画版では高校生時代のリツコはこの現場を目撃していた。
  11. ^ 第26話 まごころを、君により。


最終更新 2009年11月24日 (火) 14:39 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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