新宿スワン

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新宿スワン(しんじゅくスワン)は和久井健による漫画作品。講談社刊「週刊ヤングマガジン」に2005年20号より掲載され、現在連載中の作品である。テレビ朝日系列で2007年8月18日からドラマ化。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] 概要

2000年初頭の東京都新宿区歌舞伎町を主な舞台とし、スカウトマンを主人公に、その成長と歌舞伎町裏社会を描いた作品。

主人公の白鳥タツヒコが歌舞伎町を拠点とするスカウト会社『バースト』に入社したところから話がスタートし、『バースト』の渋谷進出、闇金融を営む同僚との抗争、『バースト』の横浜進出、そしてとある事情で借金を背負ったタツヒコがスカウトマンからホストに転身し歌舞伎町のホストクラブで働くホスト編を経て、現在はタツヒコが『バースト』社長の山城の命でライバル会社の『ミネルバ』に潜入したところまで話が進んでいる。

[編集] 登場人物

白鳥龍彦(しらとり たつひこ)
主人公。真虎に誘われスカウトの世界に入る。天然パーマは祖母ゆずりらしい。バカで勘違いな性格で一人で突っ走る場面が多い3枚目だが、担当している女の子や後輩を守るため奮闘したり、人道に反する物事(シャブや闇金など)を許さないという熱い一面もあり、その辺りを真虎に見込まれている。またケンカは並みのスカウトマンを一掃するほど強い。それはアゲハが逮捕されて以降、誰かを守りたい時に自分の無力で助けられないのがイヤだという思いから鍛えるようになったためである。
着ているスーツは実在するオーダースーツ会社・Sensibirityのスーツで悠香に買って貰った物。
当初は歌舞伎町のスカウト会社・バーストに所属していたが、ホストクラブ編突入時にバーストを辞めている。その後バーストに幹部としての復帰を許されたが、現在は諸々の事情で、ライバル会社のミネルバに幹部補佐として所属している。

[編集] バースト

歌舞伎町を拠点とするスカウト会社。歌舞伎町では事実上最大手。現在は渋谷・横浜にも進出している。ケツモチは同じ歌舞伎町の暴力団・紋舞会に依頼している。

山城神
バースト社長。子供のころから紋舞会の天野会長に世話になっており、ケツモチを頼んでいるのもその縁から。若い頃はヤクザの事務所への殴り込み紛いなど相当な無茶もやっており、バーストの幹部は大部分がその時からついてきている者達である。横浜のウィザードともめた際の心労から、現在は入院中。真虎の裏切りに薄々感づいており、真虎の真の狙いを探るべくタツヒコにミネルバへの潜入を命じた。
真虎(まこ)
バースト幹部で、真虎派を率いる。タツヒコの元上司。瞼と上唇に傷がある。タツヒコが困った時や危ない目にあっている時などは、タツヒコを助けるため密かに裏で動いている。一見爽やかで優しそうな容姿をしているが笑顔で恐ろしいことを言ったり、葉山と意味ありげな会話をしていたりと、謎が多い。
元々は山城神とともにミネルバ出身であるが、山城神がミネルバを離反する時についていった。一方で現在もミネルバ社長の山城尊と交流がある。
根駒
真虎派のNo.2。
関玄介
バースト元幹部。武闘派である関派を率いていた。バーストに入る前はヤクザをやっていた。
龍彦のことを「タチュヒコ」と呼び、タツヒコなどバーストの新人スカウトで遊ぶのが好き。斜視を持っており、また大きな戦いの前には大便をするというクセがある。ガサツでケンカっぱやいが、シャブ中の女性を慰めたりと優しさも持ち合わせている。また社長である山城を「タヌキ」と呼んだり侮っているような態度が目立つが、過去に自分の所属していた組の組長に殺されかけた所を助けられバーストに入社したという経緯があり、心の底での会社への忠誠心と社長への信頼は幹部に相応しいものを持っている。
横浜王国編にて、ウィザードのスカウトによりブロック塀で殴られ7針縫う怪我を負う。その際オールバックにしていた髪をバッサリ斬り坊主頭になる。ウィザードのオーナーである滝マサキとは幼馴染で、横浜市警に連行された時には関をウィザードの首魁に据えようとする滝によって釈放された。その後紆余曲折を経て、滝亡き後のウィザードを引き継ぎ、彼の遺志を果たそうとするようになる。
亀山
関派No.2。左の二の腕に和彫りがある。横浜王国編後は関の後釜として幹部となる。関を尊敬しており、関脱退後も何かにつけて会おうとする。
時正
バースト幹部、社長派。
葉山
バースト幹部、葉山派を率いる。バーストに吸収合併されたスカウト会社・ハーレム出身。元シャブのプッシャー(売人)。真虎と度々密会しているが、その意図は不明。ヒデヨシにシャブのプッシャーになる事を勧め、ヒデヨシがヘマをしてバーストや紋舞会から追われている所を口封じのためヨースケに殺させた。また横浜のウィザードの滝とも繋がりがあり、タツヒコが死んだはずのヒデヨシを見かけて探したいと相談された時には、彼を紹介した。表向きは冷静で頼れる先輩という印象だが、裏では狡猾で自己中心的な性格である。
牛尾
バースト幹部で、ハーレムとの抗争時に一度バーストを辞めた出戻り組。出戻る直前のタイミングで闇金に手を出し、その後は独自の手法で成り上がりアカブタグループのオーナーにまでなる。が、それも全て周りの策略であり最終的には出資法違反で逮捕される。周りから信頼されているタツヒコを妬み、彼にバーストを裏切らせようと目論んでいた。
鼠賀
バースト幹部で出戻り組。牛尾の旧友であり、牛尾は大きいことを成すべき人間であり、そのために力を貸すと決意していた。牛尾が逮捕された後は、タツヒコの力になることが牛尾の意志に沿うことだと思い、横浜王国編ではチームタツヒコの参謀的役割を担った。頭がいい。
南ヒデヨシ
葉山派所属、ハーレム出身。プッシャーグループとつながりがあり、スカウトの立場でシャブをさばく。その後、自分をプッシャーの道に引きずり込んだ葉山に口封じのために事故に見せかけて殺される。故人。
洋介
元葉山派所属。タツヒコと同期。葉山の命令でヒデヨシを殺害。その罪の念により空っぽの人形のようになってしまう。その後ヒデヨシと同じなりをし同じ名前を名乗り、ウィザードのシャブディーラーとなる。
犬飼幸二
ホストクラブ・セクシーガイの元ナンバー2。理由があってバーストに入社しスカウトを始める。
井出
犬飼と同期でバーストに入社、通称「イベサー」。何だかんだで、この同期の組でバーストに残っているのは井手のみである。
鳥居
犬飼と同期でバーストに入社、通称「トリくん」。しかしバーストからは真虎の命により除名された。
元々親が金持ちで、現在新宿と横浜にあるキャバクラのオーナー。
佐竹
バースト幹部。スカウト会社「ハウンド」と関係がある。
上草
バースト幹部。スカウト会社「ハウンド」と関係がある。

[編集] ハーレム

スカウト会社。バーストに潰される。

松方孝
スカウト会社・ハーレムの社長。しかしバーストによりハーレムを消滅させられる。その後プッシャーであるヒデヨシのお得意様となり、薬物中毒に陥る。

[編集] ミネルバ

全国規模のスカウト会社。

山城尊
ミネルバ社長。真虎とつながりがある。実はバースト社長の山城神の弟であるが、そのことはほとんど知られていない。かつては兄の危機には自分の命も顧みずにかけつけたが、現在の兄弟仲は極めて不良である。
吉川哲
ミネルバ幹部にして三大派閥の一つ吉川派を率いる。関西弁。気に入った人間にはとことん優しい。タツヒコとは公衆便所で知り合う。闇金編などでタツヒコに力を貸す。
影里
吉川派のNo.2。首筋に洋彫りの刺青がある。吉川を慕っており、彼に危害を加えようとする人間には容赦はしない。フラフラと中途半端な性格(にみえる)のタツヒコが吉川に気に入られていることが気に入らない。
百塚裕
ミネルバ幹部にして三大派閥の一つ百塚派を率いる。副業として闇金融を営んでいた。真虎と裏でつながっており、タツヒコはそれを踏まえミネルバ入りの際に百塚派を選択した。従って現在はタツヒコの上司。
金大英
百塚派のNo.2。
白金
ミネルバ幹部にして三大派閥の一つ白金派を率いる。

[編集] パラサイツ

渋谷を拠点とするスカウト会社。ケツモチは美竹組。一度はバーストと共存する形での手打ちがまとまったが、最終的に田無が逮捕され消滅した。

田無
パラサイツ社長。元々は新宿でスカウトをしていた。自分が必死にまとめた話を何かとトラブルを起こしてかき回す森長に対して「社長の座を狙っているのだろう」と絶縁を宣言する。が、美竹組組長土屋を刺した森長を美竹組から助ける事を条件に、ヒットマンとなった。
森長千里
パラサイツの中心人物。ケンカが非常に強く、パラサイツは実質彼を中心にした愚連隊と化している。左腕にトライバルの洋彫りが何重にもある。語尾にナリを付けたがる。留置場に拘留されていた所を田無が保釈金を払ったところで助けられたことにより、彼に対して絶大な忠誠心を誓っている。併しながらその行きすぎた行動の為、次第に田無に煙たがられ絶縁に至った。そうした背景にも関わらずその後も美竹組組長土屋を刺したりと、彼の田無への忠誠心は変わらなかった。

[編集] ウィザード

横浜を拠点とするスカウト会社。横浜では「タキ王国」の異名を取るほどの勢力を誇り、他のスカウト会社の進出をことごとく跳ね返していた。警察ともつながりがある。ケツモチは宝来会雛野一家。しかし最終的にバーストの横浜進出を許し勢力は弱体化。現在は関がメインとなり再建を目指している。

タキマサキ
ウィザードの社長。横浜において他に並ぶ者がないほどの権勢を誇る。しかしそれは警察への莫大な付け届けや雛野一家総長の田坂の暴力に耐えることなどの上に成り立っているものであり、そのためにはシャブなど自身の好まない手段をもとらざるを得なかった。それらも全てはかつての親友・関との間に交わした「将来何か大きな事を成し遂げる」という約束を守るためであった。ヒデヨシを殺した念から空っぽになってしまった洋介に何らかのシンパシーを抱いた模様で、ウィザードのシャブのディーラーとして囲っていた。
ハネマン
ウィザードのNo2。見た目の特長は日焼けし金髪をたてている。襟足は長め。両胸にかけて和彫りがある。タキの遺志に沿って関と共にウィザードの種火を残す。
モリケン(本名 森田建水)
ウィザードのNo.3。見た目は日焼けの金髪坊主頭。
コージ
ウィザードで監禁されたタツヒコを見張る。アリサの面倒役でもあり、タキの命令が優先するとはいえ彼女の言うこともよく聞く。
佐藤大臣
ウィザードのダミー会社スリーナインの取締役。現在、ハネマンと共に関のウィザードに残る。

[編集] ハウンド

新宿に進出し始めたヤクザ直系のスカウト会社。

タケシ
ハウンド社長。美竹組の若中でもある。事務所に犬を飼っているほどの犬好き。

[編集] その他

長谷川裕香
キャバクラ「スタイル」元No.1(藤崎セリナ)。タツヒコにスカウトされる。数少ないタツヒコの理解者であり、タツヒコが悩んだ時、落ち込んだ時などに絶妙のタイミングで現れ発破をかけてくれる。
天野
バーストのケツ持ちである紋舞会の会長。
信也
歌舞伎町ホストクラブ「セクシーガイ」代表。犬飼への借金を取り立てようとするが、真虎の論理と迫力に圧され減額を余儀なくされる
土屋
パラサイツのケツ持ちである美竹組の組長。紋舞会の天野会長との会食中にトイレに行った際森長に刺され、その後、灰沢に射殺される。
灰沢
美竹組、若頭。裏工作で土屋を殺害。その後跡目を継ぎ美竹組の組長になる。
原木
闇金アカブタグループの店舗の店長。牛尾逮捕後、鼠賀に斬りつけられ、退院後は(アカブタグループが潰れていたこともあり)オレオレ詐欺を始める。
十条
アカブタグループの前オーナーの代理人。
田坂
横浜唯一のヤクザ、宝来会雛野一家の総長。タキを弟のようにかわいがっておりシャブを一手にまかせているほどだが、その実はシャブ中のヒステリー持ち。田坂のヒステリーに耐えることもタキの日課の一つとなっていた。
荒井
横浜唯一のヤクザ、宝来会雛野一家の若頭。タキとバーストに同行した際、山城神に圧力をかける。
砂子
神奈川県警の刑事。タキとの裏のつながりがある。神奈川県警での汚職がばれ依願退職。最終的には雛野一家の総長となった荒井に証拠隠滅のために殺害される。
アリサ
タキの女。キャバクラ嬢。
カエデ
AV進出編で登場。元キャバ嬢。タツヒコを利用し、トラブルのあった客を追い払わせる代わりにAV女優になると約束するが、タツヒコが用済みになると、あっさりとパラサイツに自身を売り渡した。
アオイ曰く、“昔から利用価値のある人しか寄せつけない”という冷酷な人間だが、実は妹のために家を残す理由で、返済義務の無い両親からの借金1億円返済を一人で背負うといった、優しい一面もある。
そして、最終的にはタツヒコからの情報で、枕営業してまで貯金した5000万をヤクザに支払い、アオイを助ける。
その後、タツヒコとの約束通り、AV女優となる。
アオイ
カエデの実妹。犬飼の紹介でAV女優となるが、犬飼がスカウトである事が辛くなり、マコに相談すると、パラサイツを紹介され、AV業界ではタブーである契約違反の掛け持ちをしたことにより、ケツモチのヤクザに犬飼と共にさらわれるが、カエデが5000万円をヤクザに支払い、助かる。
その後、犬飼と一緒に出身地の北海道へ戻る。
荒興星
AVプロダクション荒星企画社長。割とノリの軽い人物に見えるが、荒星企画が紋舞会の企業舎弟であることもあり、実際は裏社会での生き方を知るしたたかな男。
蒼井金次
ホストクラブ「ヴァルゴ」代表。
早乙女朱美
ヴァルゴNo.2。タツヒコの保釈金を立替え、その返済にヴァルゴを紹介する。冷酷な男で、また真虎が気に入っているタツヒコのことが気にいらない。本当はヴァルゴのオーナーである。
城田咲
ヴァルゴNo.1。河井恵が逮捕されたことで、原木に行方不明にされる。
森生羅
ヴァルゴNo.3。
伊集院
大手AV会社社長の女性。タツヒコに誘われホストクラブ「ヴァルゴ」に来店した際、他のホストと違って自分に対して真摯に接するタツヒコに好感を抱く。そのことと、バースト社長山城と元々縁があったことから、バーストのAV企画を一手に引き受けることを約束した。
河井恵
城田咲の太客。大手パチンコグループの社長令嬢と偽り、職場である銀行で横領していた金を城田咲に貢いでいた。タツヒコと出会ってから、自ら警察に自首する。
卯月
闇金アカブタグループに出資していた金主。真虎と関係がある。
波保リカ
歌舞伎町No.1フードル。背中に龍の刺青がある。百塚にスカウトされた。

[編集] テレビドラマ

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ラジオドラマ
  

[編集] 概要

2007年8月18日よりテレビ朝日土曜ミッドナイトドラマで放送。全6回。

[編集] キャスト

[編集] 放映リスト

話数 サブタイトル ゲスト 放送日
スカウト1人目 借金1000万円の女 みひろ(ミユキ 役) 2007年8月18日(土)
スカウト2人目 極悪ホストに貢いだ少女 山本彩乃(リョウコ 役) 2007年8月25日(土)
スカウト3人目 カリスマキャバ嬢の危険な誘惑 菅原禄弥(カエデ 役) 2007年9月1日(土)
スカウト4人目 狙われたAV女優 菅原禄弥(カエデ 役)
西野翔(アオイ 役)
2007年9月15日(土)
スカウト5人目 風俗嬢の危ない秘密 麻美ゆま(アゲハ 役) 2007年9月22日(土)
スカウト6人目 謎の天使 我妻三輪子(マイ 役) 2007年9月29日(土)

[編集] 主題歌

BACK-ONButterfly

[編集] スタッフ

[編集] 外部リンク

テレビ朝日 土曜ミッドナイトドラマ
前番組 番組名 次番組
新宿スワン

最終更新 2009年11月29日 (日) 13:01 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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