族譜

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族譜(ぞくふ)とは中国の父系血縁集団である宗族が、世系を中心に、重要な人物の事績、重要な事件、あるいは家訓などを記載した文書であり、また、その影響を受けて東アジアにおいて作られるようになった同種の親族集団の家系に関する文書である。

中国においては父系血縁集団の文書であるため、女系の先祖・子孫は掲載されない。また、個別の文書の名称としては「宗譜」がもっとも多い。

朝鮮半島、琉球、ベトナムなどでは概ね中国に準じるが、それぞれに作成した親族集団の規模、範囲、性格の違いによって、多少の相違が存在する。

[編集] 韓国における状況

従来の韓国では、族譜に基づき、まだ生まれていない世代に対しても、命名が予定されていた。

しかし、資本主義化が急進展した1980年代以降の韓国では、都市部の若い夫婦を中心に、族譜に囚われない命名が、人気を集めている。その多くは、韓国固有語で感性的な命名をし、漢字表記を持たない。漢字復活を主張する人々は、族譜に基づかない命名が一般化した場合、漢字は永久に復活しなくなると危機感を募らせる。ただし、若夫婦の判断で、族譜に基づかない命名を行なった場合にも、故郷の族譜には、族譜の規定通りの記載がされている場合が多いという。

[編集] 北朝鮮

朝鮮日報・著、宮塚利雄・訳『朝鮮日報熱筆コラム 北朝鮮の常識100』(小学館2000年)によれば、北朝鮮では、建国後、族譜は、封建主義の残滓だとして廃止された。故に、現在の北朝鮮の国民のほとんどは、自分の本貫祖先のことを知らないし、況やそれらのことを話題にすることはない。その他、新しい族譜を編纂することは禁じられているし、また、本貫を共有する一族が集まる為の組織やそのような一族による会合もいまや存在しない。

[編集] 関連文献


最終更新 2009年7月21日 (火) 11:27 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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