日本軍と自衛隊の階級

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日本軍と自衛隊の階級は日本国の軍事組織において、その構成員の上下関係を明確にするために定められた序列である。

本項に於いては明治時代のヨーロッパ式軍隊設立から現在の自衛隊に至るまでの階級について記述する。

目次

[編集] 日本軍(1945年まで)

旧日本軍の階級呼称。

[編集] 陸軍

[編集] 1944-1945年

1944年8月10日に技術部の兵技及び航技が統合され、それ以降は陸軍廃止まで階級制度についての改正はなかった。

陸軍軍人の階級(1944年8月10日廃止)
階級 兵科 各部
技術部 経理部 衛生部 獣医部 軍楽部 法務部
憲兵 主計 建技 軍医 薬剤 歯科医 衛生 獣医 獣医務 法務 法事務
大将 陸軍大将  
中将 陸軍中将 陸軍技術中将 陸軍主計中将 陸軍建技中将 陸軍軍医中将 陸軍薬剤中将 陸軍歯科医中将 陸軍獣医中将   陸軍法務中将
少将 陸軍少将 陸軍技術少将 陸軍主計少将 陸軍建技少将 陸軍軍医少将 陸軍薬剤少将 陸軍歯科医少将 陸軍獣医少将   陸軍法務少将
大佐 陸軍大佐 陸軍憲兵大佐 陸軍技術大佐 陸軍主計大佐 陸軍建技大佐 陸軍軍医大佐 陸軍薬剤大佐 陸軍歯科医大佐 陸軍獣医大佐   陸軍法務大佐
中佐 陸軍中佐 陸軍憲兵中佐 陸軍技術中佐 陸軍主計中佐 陸軍建技中佐 陸軍軍医中佐 陸軍薬剤中佐 陸軍歯科医中佐 陸軍獣医中佐   陸軍法務中佐
少佐 陸軍少佐 陸軍憲兵少佐 陸軍技術少佐 陸軍主計少佐 陸軍建技少佐 陸軍軍医少佐 陸軍薬剤少佐 陸軍歯科医少佐 陸軍衛生少佐 陸軍獣医少佐 陸軍獣医務少佐 陸軍軍楽少佐 陸軍法務少佐 陸軍法事務少佐
大尉 陸軍大尉 陸軍憲兵大尉 陸軍技術大尉 陸軍主計大尉 陸軍建技大尉 陸軍軍医大尉 陸軍薬剤大尉 陸軍歯科医大尉 陸軍衛生大尉 陸軍獣医大尉 陸軍獣医務大尉 陸軍軍楽大尉 陸軍法務大尉 陸軍法事務大尉
中尉 陸軍中尉 陸軍憲兵中尉 陸軍技術中尉 陸軍主計中尉 陸軍建技中尉 陸軍軍医中尉 陸軍薬剤中尉 陸軍歯科医中尉 陸軍衛生中尉 陸軍獣医中尉 陸軍獣医務中尉 陸軍軍楽中尉 陸軍法務中尉 陸軍法事務中尉
少尉 陸軍少尉 陸軍憲兵少尉 陸軍技術少尉 陸軍主計少尉 陸軍建技少尉 陸軍軍医少尉 陸軍薬剤少尉 陸軍歯科医少尉 陸軍衛生少尉 陸軍獣医少尉 陸軍獣医務少尉 陸軍軍楽少尉 陸軍法務少尉 陸軍法事務少尉
准尉 陸軍准尉 陸軍憲兵准尉 陸軍技術准尉 陸軍主計准尉 陸軍建技准尉   陸軍衛生准尉 陸軍獣医務准尉 陸軍軍楽准尉 陸軍法事務准尉
曹長 陸軍曹長 陸軍憲兵曹長 陸軍技術曹長 陸軍主計曹長 陸軍建技曹長   陸軍衛生曹長 陸軍獣医務曹長 陸軍軍楽曹長 陸軍法事務曹長
軍曹 陸軍軍曹 陸軍憲兵軍曹 陸軍技術軍曹 陸軍主計軍曹 陸軍建技軍曹   陸軍衛生軍曹 陸軍獣医務軍曹 陸軍軍楽軍曹 陸軍法事務軍曹
伍長 陸軍伍長 陸軍憲兵伍長 陸軍技術伍長 陸軍主計伍長 陸軍建技伍長   陸軍衛生伍長 陸軍獣医務伍長 陸軍軍楽伍長 陸軍法事務伍長
兵長 陸軍兵長 陸軍憲兵兵長 陸軍技術兵長   陸軍衛生兵長   陸軍軍楽兵長 陸軍法事務兵長
上等兵 陸軍上等兵 陸軍憲兵上等兵 陸軍技術上等兵   陸軍衛生上等兵   陸軍軍楽上等兵 陸軍法事務上等兵
一等兵 陸軍一等兵 陸軍技術一等兵   陸軍衛生一等兵  
二等兵 陸軍二等兵 陸軍技術二等兵   陸軍衛生二等兵  

[編集] 海軍

  • 海軍士官
    • 将官
      • 海軍大将
      • 海軍中将
      • 海軍少将
    • 佐官
      • 海軍大佐
      • 海軍中佐
      • 海軍少佐
    • 尉官
      • 海軍大尉
      • 海軍中尉
      • 海軍少尉
  • 特務士官
    • (特務士官たる)海軍大尉
    • (特務士官たる)海軍中尉
    • (特務士官たる)海軍少尉
  • 准士官
    • 海軍兵曹長
  • 下士官
    • 海軍上等兵曹
    • 海軍一等兵曹
    • 海軍二等兵曹
    • 海軍水兵長
    • 海軍上等水兵
    • 海軍一等水兵
    • 海軍二等水兵

[編集] 警察予備隊(19501952年

警察予備隊の階級呼称。

  • 警察監
  • 警察監補
  • 一等警察正
  • 二等警察正
  • 三等警察正
  • 一等警察士
  • 二等警察士
  • 三等警察士
  • 一等警察士補
  • 二等警察士補
  • 三等警察士補
  • 警査長
  • 一等警査
  • 二等警査

[編集] 海上警備隊(1952年)

海上警備隊の階級呼称。

  • 海上警備監
  • 海上警備監補
  • 一等海上警備正
  • 二等海上警備正
  • 三等海上警備正
  • 一等海上警備士
  • 二等海上警備士
  • 三等海上警備士
  • 一等海上警備士補
  • 二等海上警備士補
  • 三等海上警備士補
  • 海上警備員長
  • 一等海上警備員
  • 二等海上警備員
  • 三等海上警備員

[編集] 保安庁保安隊(1952~1954年

保安隊の階級呼称。

  • 保安監
  • 保安監補
  • 一等保安正
  • 二等保安正
  • 三等保安正
  • 一等保安士
  • 二等保安士
  • 三等保安士
  • 一等保安士補
  • 二等保安士補
  • 三等保安士補
  • 保査長
  • 一等保査
  • 二等保査

[編集] 保安庁警備隊(1952~1954年)

警備隊の階級呼称。

  • 警備監
  • 警備監補
  • 一等警備正
  • 二等警備正
  • 三等警備正
  • 一等警備士
  • 二等警備士
  • 三等警備士
  • 一等警備士補
  • 二等警備士補
  • 三等警備士補
  • 警査長
  • 一等警査
  • 二等警査
  • 三等警査

[編集] 自衛隊

陸上自衛隊・海上自衛隊・航空自衛隊の自衛官の階級はそれぞれ陸将・海将・空将を最高位とし、それぞれ17階級が定められている。階級呼称も陸海空それぞれが完全に対応しており、将の階級を除いて略称が同じになる(将補・一佐・二佐など)。三尉以上を幹部自衛官としそのうち一佐、二佐を上級幹部、三佐、一尉を中級幹部、二尉、三尉を初級幹部とし三尉任官前に指定される曹長などが幹部候補生となる。

当初は15階級であったが准尉(准陸尉、准海尉、准空尉)が1970年5月25日に、曹長(陸曹長、海曹長、空曹長)が1980年11月29日にそれぞれ新設された。

また将(陸将・海将・空将)の中でも統合幕僚長たる将及び陸上幕僚長海上幕僚長又は航空幕僚長たる将は法令上は一般の将と同一であるが事実上別個の階級に相当する扱いがされており、階級章も階級名の英訳(大将と訳される階級名が用いられている)も一般の将と異なっている。

先述したように俸給表の区分から将補については2段階、1佐については3段階さらに細分化できると考えることもできる。非公式な俗称ではこれを「1等1佐」「3等1佐」または「1佐の一」「1佐の三」(それぞれ俸給票の一等陸海空佐(一)、一等陸海空佐(三)にあたる)などと呼ぶことがある。

なお根拠法となる自衛隊法では階級に用いられる数字は漢数字で表記されているが、「防衛庁における文書の形式に関する訓令」(昭和38年8月14日防衛庁訓令第38号)第2条第2項及び「公用文作成の要領」(昭和27年内閣閣甲第16号)第3に基づき防衛庁の公文書では自衛官の階級の略称にアラビア数字を用いている。

階級の英語呼称はそれぞれ異なるが1等空曹は1等陸曹と、准海尉・准空尉は准陸尉と、3等空尉以上の航空自衛隊の階級は対応する陸上自衛隊の階級とそれぞれ同一のものを使用する。下表に自衛官の階級と英略称の関係図を示す。近年はガンダム等のミリタリー色の強い作品の影響でかなり旧日本軍相当の階級呼称が知られて来ているのに対して自衛隊の階級は一佐、二佐等、数字になっており一般国民にとってはかえってその階級の示す地位が判りにくい場合がある(一佐、三佐のどちらが上か など)。

自衛官の階級と英略称一覧
区分 陸上自衛隊 海上自衛隊 航空自衛隊
幹部 将官
(※)
Lieutenant General(LTG) Vice Admiral(VADM) Lieutenant General(LtGen)
将補 Major General(MG) Rear Admiral(RADM) Major General(MajGen)
佐官 一佐 Colonel(COL) Captain(CAPT) Colonel(Col)
二佐 Lieutenant Colonel(LTC) Commander(CDR) Lieutenant Colonel(LtCol)
三佐 Major(MAJ) Lieutenant Commander(LCDR) Major(Maj)
尉官 一尉 Captain(CPT) Lieutenant(LT) Captain(Capt)
二尉 First Lieutenant(1LT) Lieutenant Junior Grade(LTJG) First Lieutenant(1stLt)
三尉 Second Lieutenant(2LT) Ensign(ENS) Second Lieutenant(2ndLt)
准尉 Warrant Officer(WO) Warrant Officer(WO) Warrant Officer(WO)
曹長 Sergeant Major(SGM) Chief Petty Officer(CPO) Senior Master Sergeant(SMSgt)
一曹 Master Sergeant(MSG) Petty Officer 1st Class(PO-1) Master Sergeant(MSgt)
二曹 Sergeant First Class(SFC) Petty Officer 2nd Class(PO-2) Technical Sergeant(TSgt)
三曹 Sergeant(SGT) Petty Officer 3rd Class(PO-3) Staff Sergeant (SSgt)
士長 Leading Private(LPT) Leading Seaman(LS) Airman 1st Class(A1C)
一士 Private First Class(PFC) Seaman(SN) Airman 2nd Class(A2C)
二士 Private(PVT) Seaman Apprentice(SA) Airman 3rd Class(A3C)
三士 Recruit(RCT) - -

(※)統合幕僚長及び陸上幕僚長航空幕僚長たる陸将及び空将は「General」、統合幕僚長及び海上幕僚長たる海将は「Admiral」である。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年11月9日 (月) 14:29 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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