日本選手権水泳競技大会

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日本選手権水泳競技大会(にほんせんしゅけんすいえいきょうぎたいかい)は、水泳競技日本一を決める水泳大会である。

目次

[編集] 概要

大会は競泳・飛込・水球・シンクロナイズドスイミングの4部門からなるが、日程・会場などの問題から4部門は同時ではなく、それぞれ別箇に行われている。競泳競技には、第81回大会(2005年)よりJAPAN SWIM(ジャパンスイム)という呼称が取り入れられている。シンクロナイズドスイミング競技は、JAPAN SYNCHRO CHAMPIONSHIP OPEN(ジャパンオープン)も兼ねており、海外招待選手も交えて実施されている。

この大会において、世界選手権オリンピックなどの代表選手を選考する。五輪開催年では、五輪種目のみ行われ、一部種目を除いて準決勝が行われる。

競泳競技では、決勝レースにおいて日本水泳連盟の定める派遣標準記録を突破し、かつ上位2位以内に入った選手が自動的に代表権を獲得する。第84回大会“JAPAN SWIM 2008”においては、リレー競技を含め31名の選手が北京五輪の代表権を獲得した。

ホスト放送局はNHKであるが、世界水泳選手権との関係でテレビ朝日とも協力する。全種目優勝者は、レース直後にNHKのスポーツアナウンサーによるフラッシュインタビューを受ける。

  • 北京五輪の代表選考会となった第84回大会では、NHKが総合テレビで決勝レースの生中継を行った。衛星放送ではそれ以前から生中継を行っている年もあった。

[編集] 歴史

元々は1914年に開催された全国水泳大会を極東選手権の選考会を兼ねて開催されたもので、主催者は大日本体育協会だった。日本水泳連盟になってからの第1回大会は当時の大日本水上競技連盟時代の1924年10月に開催された。以降、戦時の中止をはさんで、2009年で第85回目を迎えた。

会場については、戦前は明治神宮水泳場で開催されていた。東京オリンピック以降は大型のプールが必要となることから、主に首都圏のプール(国立代々木競技場[1]、現在の主会場東京辰巳国際水泳場東京体育館横浜国際プール)が会場となっていた。

[編集] 派遣標準記録

この項は主に競泳部門に関することであり、他の部門については国際大会における成績が出場資格付与に大きく関わっている。

水泳に限らず、各競技においては、参加者が多くなりすぎることを防ぐため、成績によって大会に参加できる人数に制限を加えている。競泳日本選手権においても、日本水泳連盟が指定した大会において一定の成績を収めた選手だけに、出場資格を与えている。

これとは別に、国際水泳連盟(FINA)の定めに基づき、日本水泳連盟は国際大会における日本代表選手を選考するための独自基準を設けている。その基準はFINA規定よりもさらに厳しく、日本選手権時点における世界ランキングを基に決められたものであり、レベルは非常に高い。カテゴリと設定タイムの目安は以下の通り。

  • 派遣標準記録S…国際大会3位以内(表彰台)
  • 派遣標準記録I…国際大会8位以内(決勝進出)
  • 派遣標準記録II…国際大会16位以内(準決勝進出)

国際大会の代表権は派遣標準記録IIを突破し、かつ決勝で2位以内に入った選手に自動的に与えられ、リレー選手の選考を除いてはこれ以外の方法では一切選考されない。このため、日本記録を樹立しても代表に選考されない場合がある。

リレー選手の選考に関しては、自由形リレーの場合は自由形(400mリレーの場合は100m、800mリレーの場合は200m)の決勝上位4名の合計タイムがリレー派遣標準記録IIを突破した場合、メドレーリレーは各種目(背泳ぎ平泳ぎバタフライ自由形)100mの優勝者の合計タイムが派遣標準記録IIを突破した場合に代表権が与えられる。リレー派遣標準Iは国際大会6位以内、リレー派遣標準IIは12位以内を参考に設定されている。

派遣標準記録を突破した1位の選手が3名以上または2位が2名以上となった場合は、スイムオフにより代表を決定する。リレー選考に関しても、同着・同タイムなどが生じた場合はスイムオフを行う。参照記事 asahi.com

派遣標準記録が明確に定められるきっかけとなったのは、シドニー五輪の代表選考過程における千葉すず選手と当時の日本水連会長・古橋廣之進との一連の確執であり、古橋や水連の態度には「老害」「醜悪」との批判も挙がり、最終的にスポーツ仲裁裁判所の判決を仰ぐまでに至った。現在は派遣基準が明確化されたことでここまでのトラブルに至ることは無くなり、各選手もこの大会に向けた明確な目標設定ができるようになっている。

[編集] 実施競技

  • 競泳(JAPAN SWIM
  • 飛込競技(2008年に室内選抜飛込競技大会と統合)
  • シンクロナイズドスイミング(ジャパンオープンを兼ねて開催)
  • 水球(男子のみ実施、女子は全国女子水球競技大会として別開催)

[編集] 脚注

  1. ^ 現在プールは閉鎖され第一体育館となっており、別に団体利用専用のプール「インドア50」が設けられた。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月8日 (日) 05:40 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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