東京タワー

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東京タワー
Tokyo Tower
東京タワー
情報
用途 電波塔、展望台
設計者 内藤多仲日建設計
施工 竹中工務店
建築主 日本電波塔
構造形式 鉄骨造
高さ 332.6m
着工 1957年昭和32年)6月29日
竣工 1958年(昭和33年)10月14日
位置 北緯35度39分31秒
東経139度44分44秒
■(Template:建築物全般)

東京タワー(とうきょうタワー、Tokyo Tower)とは東京都港区芝公園四丁目にある東京地区の集約電波塔である。1958年昭和33年)12月23日に完成した。一般的に東京のシンボル観光名所として知られている。

昼間障害標識として、頂点より黄赤色(インターナショナルオレンジ)と白色を交互に配した塗装となっている。

地上アナログ・デジタルテレビジョン放送VHFUHF)及びFM放送のアンテナとして放送電波を送出する他、東日本旅客鉄道(JR東日本)の防護無線用アンテナや東京都環境局の各種測定器なども設置されている。

目次

[編集] 概要

アンテナの配置

この塔の正式名称は建築主に因み「日本電波塔」である。

  • 1:特別展望台
  • 2:大展望台
  • A:広域アナログテレビ放送アンテナ(NHK、関東広域民放5局、放送大学)
  • B:広域デジタルテレビ放送アンテナ(NHK、関東広域民放5局)
  • C:都域テレビ放送アンテナ(TOKYO MX、アナログ・デジタル共用)
  • D:VHFデジタル音声放送アンテナ
  • E:FM放送アンテナ
  • F:マイクロ波中継設備アンテナ

[編集] 歴史

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[編集] 構想

放送事業の将来性に着目した前田久吉[1]鹿内信隆[2]によって計画された。当時、相次いで開局する各放送局の電波塔を一本化しようという構想であった[3]

[編集] 建設場所

当初は上野公園付近への建設も検討されたが地下にある東京礫層地盤に基礎を打ち込むため、より浅い所にこの地盤がある現地域に決定した。

[編集] 設計

この塔の建設に先立ち日本電波塔株式会社が設立され、建築設計の構造学を専門とする学者の内藤多仲日建設計株式会社が共同で塔の設計を行う。塔はフランスパリエッフェル塔の312m(現在は324m)より21m高く、当時の自立式鉄塔としては世界最高だった。前田は「建設するからには世界一高い塔でなければ意味がない。科学技術が進展した今なら必ずできる」と高さの意義を強く主張した。そもそも本来東京全域に電波を送るには380mの高さが必要とされていたが、風の影響でアンテナが揺れ画像が乱れる可能性があったため、影響を受けないぎりぎりの寸法として全高333mと「3」が続く語呂合わせのような高さになった。当初は最上部で風速90m、下部で風速60mの強風と大地震(同タワーの耐震設計で考慮された水平震度は0.99Gで、関東大震災時に小田原付近で推定された加速度の約2倍に相当)に遭遇しても安全な様に構造設計がなされた。

[編集] 建設

1957年(昭和32年)6月29日増上寺の墓地を一部取り壊して建設が開始された。7月15日に最終的な設計図が完成し、9月21日には鉄骨の組み立てが始まった。

建設中の1958年(昭和33年)6月30日に昇っていた鳶職1人が強風に煽られて転落死し、この塔の麓にある増上寺で葬儀を行った。

多くの現場鳶職人の作業により、着工からわずか1年3か月後の1958年(昭和33年)12月23日に完成した。その後、特別展望台の真上にこの塔の建設に携わった人々の銘板が据えられた。

結果的に約4.2kt(4200t相当)の鋼材が使用されたが、その中でも特別展望台から上の部分に使用されている鉄材の原料には朝鮮戦争後にスクラップされたアメリカ軍の戦車が使われている。これは当時の日本では良質の鋼材に恵まれず、またアメリカにとっても旧式戦車を売却して新型戦車を製造した方がメリットが高かったからである[4]

また当初は地上約66m付近にビアレストランを設置する計画だったが結局、実現される事はなかった。

[編集] 名称

「東京タワー」の名称は完成直前に開かれた審査会で決定した。事前に名称を公募し、最終的には86,260通の応募が寄せられた。一番多かった名称は「昭和塔」で、続いて「日本塔」「平和塔」だった。他には当時アメリカとソ連が人工衛星の打ち上げ競争をしていたことから「宇宙塔」、皇太子明仁親王今上天皇)の成婚が近いということで「プリンス塔」という応募名称もあった。しかし名称の査会に参加した徳川夢声が「ピタリと表しているのは「東京タワー」を置いて他にありませんな」と推挙し、その結果10月9日に「東京タワー」に決定した。なお、「東京タワー」での応募は223通(全体の0.26%)だった。

[編集] 電波塔集約

この塔の完成に先行して開局していたNHK総合テレビジョン日本テレビ放送網(NTV、以下「日本テレビ」と表記)・ラジオ東京テレビ(TBS、現在のTBSテレビ)はそれぞれ自局の敷地(NHK:紀尾井町、日本テレビ:麹町、TBS:赤坂)に170m程の電波鉄塔を建設してテレビ放送を行っていた。そのため当初は1958年(昭和33年)から1959年(昭和34年)にかけて新たに開局したフジテレビジョン(CX、以下「フジテレビ」と表記)・日本教育テレビ(NET、現・テレビ朝日)・NHK教育テレビジョンが利用していた(NHKは直後総合と教育を交換)。後にTBSも合流した。

当初はNHKと民放6局のアンテナを一本化するはずだったが、調整の段階で日本テレビが「採算が合わない」「アンテナの配分が不満だ」という理由で不参加になった。しかし、実際は(テレビ業界の覇権を競う産経新聞)フジテレビ・前田久吉と(読売新聞中興の祖であり)日本テレビ創設者・正力松太郎との対立といわれる。この塔の完成後も日本テレビは麹町の自社敷地内のアンテナから電波を発信し続けていたが、他局に比べて放送エリアが劣るのは否めなかった。そこで同局は自社の所有地である新宿(現在の東新宿駅付近)にこの塔の2倍もの高さを持つ電波塔「正力タワー」の建設を計画して発表するが、莫大な建設費用が掛かることからその計画は頓挫した。同社は正力没後の翌1970年(昭和45年)になって麹町の本社からこの塔へメインアンテナを移転することになった。その際、TBSが自社の予備スペースを日本テレビに譲ることでメインアンテナのスペースを確保している。

全放送局がこの塔に揃ったのは、その日本テレビが麹町から送信所を移した1970年(昭和45年)である。

[編集] 地上デジタル放送開始

地上デジタル放送用の送信アンテナをどこに設置するかについては多摩地区、上野地区、秋葉原地区などから誘致提案が出された。しかし、サービスエリア航空路との関係などの面でいずれも決定的ではなく2003年平成15年)12月1日からの関東地区での地上デジタル放送開始に対応する仮の措置として従来アナログテレビ放送を行って来たこの塔の施設を拡張する形で設置されることになった。このため大展望台の直下、地上135~145mの高さに送信設備室を増築し特別展望台の上の塔体最上部に直径13m、高さ11mの筒型のアンテナを設置した。

[編集] 地上デジタル放送完全移行

2009年(平成21年)現在、この塔では現在でも地上デジタル放送波の送信を行っているがこれは暫定的な側面が強い措置であり前述したように2011年7月24日までに地上デジタル放送に全面移行した場合、この塔では高さが足りないなどの問題から(2009年(平成21年)の時点では)一般論として首都圏域すべて(アナログテレビの放送区域)をカバーし切れないと言われている(首都圏において放送受信障害がどの程度出るかについては電波を管轄する総務省でも正確には把握できていない模様)。

この問題は2000年代初頭から既に想定されていたため地上デジタル放送開始には間に合わなかったが、その頃からこの塔に代わる新しい電波塔の建設が検討され始めた。候補地については東京23区及び近隣の数都市が名乗りをあげNHKと民放キー局を交えて協議を重ねた結果、2006年(平成18年)には新塔の建設予定地が墨田区押上にある東武鉄道の貨物操車場跡地に決まりここに新塔「東京スカイツリー」(以前は仮に「第2東京タワー」や「新東京タワー」などと呼んでいた模様)を建設することとなった。2008年(平成20年)7月14日に着工し、地上デジタル放送への全面移行後の2011年末の完成・2012年春の開業を予定している。高さは約610mで世界一を更新し途中450m地点に特別展望ロビー、350m地点に展望ロビーを設置する。事業費は約500億円。

東京スカイツリーの詳細については東京スカイツリーの項も参照されたい。

一方、東京タワーを管理する日本電波塔社は2007年(平成19年)9月21日、放送局各局のデジタルテレビ完全移行後に塔頂部にある現在のアナログテレビ用スーパーターンスタイルアンテナを撤去してデジタルテレビ用アンテナに交換すると共に高さを80~100m伸ばす方針を主軸とした東京スカイツリーへの対抗案を打ち出し各テレビ局に打診した。改修案の費用は約40億円で済むと言われ、各局の放送設備もそのまま流用できるなど東京スカイツリーの設置に比べると圧倒的にコストを低く抑えられる。なお材質に軽量の炭素繊維などを用いた場合、大掛かりな補強工事の費用は必要なく改装費用はさらに減額することが可能である。

上記の通り2011年以降の現・東京タワーの状況は現在のところまだ明確にはなっていないが、基本的には以下の未来が考えられる。

テレビ局が現・東京タワーから放送施設の殆どを撤去した場合
しばらくはFMラジオ波など東京スカイツリーに移行しなくても電波を送信できるものについては引き続き送信を続ける方針であり、一部放送施設はこれからも恒久的に存続する。しかし、放送施設としては主な役目は終わる。観光施設として残す場合は老朽化や耐震問題を考慮し、補強や構成材の交換なども継続していかなければならないため日本電波塔社も「放送局の電波料収入が途絶えた場合、観光収入だけでは経営は難しく取り壊しもあり得る」と発言している。但し、パリのエッフェル塔のように観光施設として財政的援助を受けた[要出典]場合は存続する可能性がある。また、京都タワーのように下層部分にホテル施設を新設するなどの案もあがっている。

[編集] 観光施設としての東京タワー

東京タワー入り口。
チケット等を購入できる。
東京タワー展望台には一部にガラス張りの床があり、足下を眺めることができる。

この塔の売り上げは観光による収入が5割を超えている。東京近辺を目的地とする修学旅行などにおける定番の行き先として定着している。ただし、そういうのでなければ行く気のしない場所との認識もある。

[編集] 展望台

地上120mより上に2層の大展望台、さらに地上約223mには特別展望台(当初設置されていた作業台の後身)があり都心を始め都内の街並みを一望できる。さらに天候が良ければ神奈川埼玉千葉の各県の街並みや富士山などの山々も見ることができる。なお特別展望台については開業から10年間放送設備や機材の倉庫として使われていたが、オープンは1967年(昭和42年)7月になってからである(大展望台と違い別料金)。特別展望台は、天候その他の理由により営業を中止することがある。

またフットタウンと大展望台を結ぶ階段は土曜・休日に一般開放されている。段の途中に段数の表記の他、一休みの看板も設置している。なお、大展望台と特別展望台を結ぶ階段は非常用である。

  • 営業時間 9:00 - 22:00(年中無休)
  • 最終入場時間
大展望台 21:45
特別展望台 21:30
  • 入場料(大展望台/特別展望台)
大人(高校生以上) 820円 /600円
子供(小中学生) 460円 /400円
幼児(4歳以上) 310円 /350円
  • 問い合わせ先
東京タワー営業課(TEL:03-3433-5121、FAX:03-3431-0529)

[編集] フットタウン

塔下に5階建ての観光・娯楽施設の東京タワービル(フットタウン)が建つ。上部より大展望台への入・退場口が設けられている他、東京タワー水族館、蝋人形館、SPACE WAX(スペース ワックス)、ギネスワールドレコードミュージアムTOKYOトリックアートギャラリー、とうけいプラザ、感どうする経済館、ゲームコーナー、各種土産物屋、飲食店、コンビニエンスストア(ファミリーマート)が入居している(過去にはTEPCOタワーランドやフジテレビタワープラザといった東京電力やフジテレビのショールームも入居していた)。

3階には実際に塔の上部で使われているアンテナが展示され、4階には実際に放送しているテレビの画質がどう乱れるかを実験する装置が設置されている。

[編集] ライトアップ

照明デザイナーの石井幹子の企画により、日没から深夜0時までの間美しくライトアップされる。照明は全部で176基あり、1日あたりの電気料金は2万4000~5000円程である。季節に合わせライトの色も変化させており春・秋・冬は暖光色の高圧ナトリウムランプのライトアップ、夏は涼しげな白色のメタルハライドランプの照明になる。また、イベントなどで違う色にライトアップする場合もある。過去に「乳がん撲滅キャンペーン(ピンクリボンデー)」で桃色、映画マトリックス・リローデッド』のプロモーションアイルランドと日本の外交関係50周年の記念として緑色、地上デジタル放送のプロモーションや世界糖尿病デーで青色のライトアップになったこともある。

鉄塔全体をライトアップするようになるのは平成以降で、以前は鉄塔の四隅に一定の間隔で電球を配置していた。2000年(平成12年)から年末年始に大展望台の窓ガラスの外側に西暦の数字を装飾しているが、最近はクリスマスにハートの絵文字が装飾されるようになった。過去には2005年(平成17年)12月の地上デジタル放送のプロモーションで「地デジ」の文字や、2016年東京オリンピック招致オリンピックの色を使った「Tokyo」「2016」の文字を装飾していた時期があった。

2007年(平成19年)の第58回NHK紅白歌合戦では総合優勝を決めるにあたり、従来のそれぞれの審査カテゴリー別の得票最多チームをボールで数える「玉入れ方式」をせず東京タワーのライトアップで最終成績を決めるという試みを行った。

[編集] 放送施設としての東京タワー

日本電波塔
送信所名 東京タワー
局名 東京放送局
送信波 地上デジタルテレビジョン放送
地上アナログテレビジョン放送
FMラジオ放送
地上デジタル音声放送(実用化試験局)
送信塔 1塔
空中線形式
(凡例)
ST6段(NHK-AG・NHK-AE)
2D8段4面(EX-A、CX-A、TBS-A、NTV-A、TX-A、UD-A)
3素子2L2段14面(MX-A・MX-D)
3素子2L5段15面 2系統(NHK-DG・NHK-DE・EX-D・CX-D・TBS-D・NTV-D・TX-D・UD-D)
SG8段4面(NHK-FM・TFM・J-WAVE)
2L1段4面(InterFM)
2L4段4面(UD-FM)
送信放送局 NHK東京(テレビ・FM)
日本テレビ
TBSテレビ
フジテレビ
テレビ朝日
テレビ東京
TOKYO MX
放送大学(テレビ・FM)
InterFM
TOKYO FM
J-WAVE
空中線電力 デジタル:10kW、5kW(UD)、3kW(MX)
アナログ:50kW、10kW(MX、FM各局)
指向性 無し
放送区域 関東広域圏の大部分
受信世帯 約14,000,000世帯、約6,900,000世帯(MX)
開局 1959年1月10日
設置場所 105-0011 東京都港区芝公園4-2-8
  
デジタル放送用アンテナと特別展望台

[編集] 放送区域

発信される電波は関東エリアの半径100km圏を範疇とする。

[編集] 施設

建設当初からのアナログテレビ放送送信所送信機室)はタワービルの5階にある。但し5階は各放送局の送信設備などが置かれた機械室となっているため関係者以外は立入禁止であり、保安上や安全上の面からも(感電などの危険)一般人の見学はできない。尚、2008年9月にフジテレビONEで放送された『ばら・す』ではフジテレビのアナログテレビ送信施設の一部が放送された。

[編集] 地上デジタル放送用送信機

送信機は2層を使って設置されており上階にNHKのテレビジョン放送2波分、放送大学と地上デジタル音声放送の実用化試験放送用、下階に民放テレビジョン放送5局分、それぞれの送信機を設置。なおTOKYO MXは単独設置(アナログ送信機と共用)である。送信機は共通仕様に基づき設計された固体化水冷式で最大出力10kWが得られる。

地上デジタル放送送信設備室はフットタウンと大展望台を結ぶ階段からでないと入ることができない。

[編集] 地上デジタル放送用アンテナ

特別展望台とアナログ放送用アンテナ部分の中間、高さ260~280mのところに直径13m・高さ12mの円筒形をしたアンテナを設置した。これは「3素子型2L双ループアンテナ5段15面4系統」といわれるもので、ループ型アンテナを構成するエレメントを10段30面に配置している。そして赤に塗装された上5段分から3波、白に塗られた下5段分から4波が送信される。なお地上デジタル音声放送用のアンテナは特別展望台の直下、高さ約245mのところに設置されている。このアンテナを設置した際には重量増による強度不足を補うために塔の構造材に鋼板による補強が行われている(地上波デジタル放送開始時のエピソードの1つとして)。これらの設備追加によりこの塔の重量増加は420tにのぼるとの案内が行われていた。

2003年(平成15年)の運用開始当初はアナログテレビの混信を避けるため出力の抑制・指向性が掛けられていたが、アナアナ変換による対策がこの地域で完了した2005年(平成17年)までに無指向性・所定の出力となった。

[編集] 地上アナログ放送用アンテナ

アナログ放送のアンテナは最上部からNHK総合・教育(1つのアンテナを共用)、テレビ朝日、フジテレビ、TBS・日本テレビ(並列)、テレビ東京、放送大学(以上広域放送、NHK教育のみ全国放送)の順で地上250mの特別展望台より上に設置されている。但し、TOKYO MXは開設が放送大学より後なのと県域放送(東京都のみでの放送)のため一段低い場所にある。

[編集] FM放送用アンテナ

これらの放送局のアンテナは特別展望台の直下からNHK-FM・TOKYO FM・J-WAVE(1つのアンテナを共用)、放送大学、InterFMの順に設置されている。但しInterFMだけは開局時期が遅いこともあり、地上150mの大展望台の直上という低い位置にラジオNIKKEIの中継アンテナと同じ位置にある。また、以前は大展望台の直下にAMラジオのニッポン放送の中継アンテナがあった。

[編集] テレビ中継回線設備

一般視聴者向けの放送アンテナ以外に、テレビ局は素材を遠方の取材先から演奏所に送るためのマイクロ波による中継システムを持つ。この塔には送られて来たマイクロ波を受信するアンテナがFM用送信アンテナ群の直下から大展望台にかけて設置され、遠隔操作で取材地方向に向けることができる。また、タワー自体による死角ができるので対向する2個所1組で運用。これらのアンテナで受信した電波は、映像専用回線を通じて各放送局の演奏所に送られる。

また共同取材で素材を融通し合う場合があるが、ここで各局に分配できるようになっている(いわゆる「タワー分岐」と呼ばれる作業)。ただしハイビジョン映像に関しては株式会社ネクシオンの提供する映像伝送サービスをキー局が共同利用して素材交換を行うため、タワー分岐は利用されない。

なお、光ファイバーによる大容量の伝送回線網が日本全国をカバーしたため放送局相互用マイクロ波回線(NTT中継回線)は廃止された。

[編集] 地上デジタルテレビジョン放送送信設備

ID 放送局名 コールサイン 物理ch 空中線電力 ERP 放送対象地域 放送区域内世帯数
1 NHK東京総合 JOAK-DTV 27 10kW 48kW 関東広域圏(茨城県を除く) 約1400万世帯
2 NHK東京教育 JOAB-DTV 26 全国放送
4 日本テレビ JOAX-DTV 25 関東広域圏
5 テレビ朝日 JOEX-DTV 24
6 TBSテレビ JORX-DTV 22
7 テレビ東京 JOTX-DTV 23
8 フジテレビ JOCX-DTV 21
9 TOKYO MX JOMX-DTV 20 3kW 5kW 東京都 約690万世帯
12 放送大学 JOUD-DTV 28 5kW 19kW 関東広域圏 1319万6862世帯
※局名は略称・愛称で表記
※コールサインは主放送に対するもののみ
※放送大学は2006年(平成18年)12月1日、それ以外は2003年(平成15年)12月1日放送開始

[編集] 地上アナログテレビジョン放送送信設備

ch 放送局名 コールサイン 空中線電力 ERP 放送対象地域 放送区域内世帯数
1 NHK東京総合 JOAK-TV 映像50kW/音声12.5kW 映像240kW/音声60kW 関東広域圏 -世帯
3 NHK東京教育 JOAB-TV 映像270kW/音声69kW 全国放送
4 日本テレビ JOAX-TV 映像370kW/音声94kW 関東広域圏
6 TBSテレビ JORX-TV 映像380kW/音声95kW
8 フジテレビ JOCX-TV 映像370kW/音声92kW
10 テレビ朝日 JOEX-TV 映像370kW/音声91kW
12 テレビ東京 JOTX-TV 映像370kW/音声93kW
14 TOKYO MX JOMX-TV 映像10kW/音声2.5kW 映像17kW/音声4.2kW 東京都 -世帯
16 放送大学 JOUD-TV 映像50kW/音声12.5kW 映像330kW/音声81kW 関東広域圏 -世帯
コールサインは主放送に対するもののみ
※TBSテレビのコールサインはラジオ分社化以後のもの(それ以前は東京放送・「JOKR-TV」)

[編集] FMラジオ放送送信設備

周波数 放送局名 コールサイン 空中線電力 ERP 放送対象地域 放送区域内世帯数
76.1MHz InterFM JODW-FM 10kW 11.5kW 関東広域圏 -世帯
77.1MHz 放送大学 JOUD-FM 38kW -世帯
80.0MHz TOKYO FM JOAU-FM 44kW -世帯
81.3MHz J-WAVE JOAV-FM -世帯
82.5MHz NHK東京FM JOAK-FM -世帯
※局名は略称・愛称で表記
※コールサインは主放送に対するもののみ

[編集] 地上デジタルラジオ放送送信設備

  • 2008年(平成20年)5月現在ではまだ「実用化試験局」である。
免許人 コールサイン 周波数 空中線電力 ERP 放送対象地域 放送区域内世帯数
社団法人
デジタルラジオ推進協会
JOAZ-FM 190.214286MHz[5] 2.4kW 3kW 南関東地方の一部 約490万世帯
※コールサインの「JOAZ」は過去にはNHK佐世保放送局に割り当て、現在は試験局・臨時局用に確保されており何度も再利用されている。

[編集] 特徴

  • テレビラジオなどの各種放送電波を送信している他、大規模地震時のJR列車停止信号を発信するアンテナ、公害調査のための風向風速計温度計なども設置されている。
  • 大展望台は2002年(平成14年)4月のリニューアルまで眺望地点の看板の下部に広告を入れていた。
  • 大展望台の1階部分の床部分の一部は、階下の景色を見通せるガラス製の床材で施工した。
  • 大展望台では週に一度「Club333」というコンサートを開催し、1階にステージを設置している。
  • 現在は7等分の塗り分けだが、建設当時から1986年(昭和61年)までは11等分に塗り分けていた。また大展望台の部分は現在は白色だが、1996年(平成8年)までは赤色だった。
  • 芝公園側の出入口には南極観測で働いたカラフト犬の記念碑が日本動物愛護協会によって寄贈され、展示されている。
  • この塔は増上寺の墓地を一部取り壊して建設したため、墓を移させられた霊による怪奇現象が起きるという噂が立った。

[編集] ギャラリー

[編集] 東京タワー周辺

[編集] 夜景・ライトアップ

[編集] 「東京タワー」の名称を使用した企業

1963年(昭和38年)4月15日に東京タワーを使用した社名として「東京タワー観光バス」が設立された。同社は1969年(昭和44年)10月2日国際興業に買収され、1972年(昭和47年)4月1日に合併された。

関連会社

(株)東京タワースタジオ
(株)東京タワーパーキングセンター

[編集] 東京タワーが登場する作品

東京タワーはその時代や東京という地理的背景を説明する為のシンボルとして、建設以来実に様々な小説や映像作品の中に登場している。本項では、数多の作品の中からその一部を紹介する。

[編集] テレビドラマ・映画・小説

[編集] 漫画・アニメ・特撮

  • こちら葛飾区亀有公園前派出所 - 単行本136巻及び「こち亀千両箱」に収録されている「ぼくたちの東京タワーの巻」がある。
  • 月光仮面 - 1958年(昭和33年)のKRテレビ(現在のTBS)が制作・放送した特撮テレビ映画。月光仮面がオートバイで悪の秘密結社の車を追いかける場面などに、建設途中の東京タワーが登場する。
  • ドラえもん - 日曜朝の再放送時(1979年(昭和54年)4月8日1981年(昭和56年)9月27日)のオープニング『ドラえもんのうた』のアニメーションに東京タワーが登場。
  • 逮捕しちゃうぞ - TVアニメ版第1期に、東京タワーを舞台としたエピソード「FILE.34 地上250メートルの休暇」「FILE.35 地上250メートルの友情」がある。
  • 魔法騎士レイアース - 主役の3人の少女が物語冒頭で出会う場所として設定されている。第二章では再び3人が集まる場所として登場する。また『X』や『カードキャプターさくら』など他のCLAMP作品および原作アニメ作品にも重要な舞台として登場する。
  • 仮面ライダーカブト - 東京タワーが都会性の象徴がごとく用いられており、全話に登場する。日本電波塔の事務所内部をロケに使用したエピソードもある。
  • 東京マグニチュード8.0 - 東京にM8.0の海溝型大地震が発生し、第四話で幾多に亘る余震とともに現れた活断層の影響により倒壊した。

[編集] 怪獣もの

怪獣と東京タワーは縁が深い。現実感と怪獣の巨大さ、破壊力を誇示する効果があるからだと思われる。最初に東京を襲った大怪獣はゴジラであり、実際には東京タワーを破壊していない(第1作の公開は1954年(昭和29年)であり、竣工すらしていない)。しかしその後東京タワーを倒す怪獣が数多くなり、特にテレビで怪獣ものが流れるようになってからは頻繁に倒されるようになった。いつしか、ゴジラが最初に東京タワーを破壊したような印象が一般に広がったらしいことも伺える。

  • モスラ - モスラ幼虫が成虫になるため繭を作った。怪獣によって東京タワーが破壊された最初の例。
  • 大怪獣ガメラ - 東京を蹂躙するガメラが根元から破壊した。なお、このシーンは続編『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』にも登場する。
  • ガメラ 大怪獣空中決戦 - 自衛隊81式短距離地対空誘導弾が誤爆して破壊され、そこに怪獣ギャオスが巣を作る。このシーンを平成の怪獣映画中でもっとも美しいシーンであるとゆうきまさみは取り上げている。なおこのシリーズにおいては東京タワーは再建されず、次作『ガメラ2 レギオン襲来』では折れたままの姿が1シーンのみ描かれる。
  • ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS - ゴジラシリーズの中で唯一ゴジラによって東京タワーが破壊された作品。モスラを狙って発射されたゴジラの熱線が回避され、その後ろにあったタワーを直撃した。
  • ウルトラQ - 円谷プロダクション1966年(昭和41年)製作の空想特撮シリーズ第1弾。第19話「2020年の挑戦」において巨大化した誘拐怪人ケムール人に神田博士の発明した「Kミニオード」から発せられる「Xチャンネル光波」を東京タワーより照射して倒した。これは東京タワーによって怪獣が倒された唯一の例といわれる。また、第16話の「ガラモンの逆襲」ではガラモンに倒されている。なお、東京タワーは他のウルトラシリーズ作品でも多く登場している。
  • 地球になった男 - 小松左京の短編小説。どんなものにも変身できる能力を持った男が、気晴らしにゴジラに変身して破壊した。なお作中では「型通りに」と書かれてあるが、この作品が発表された時点ではゴジラは東京タワーを破壊していない。それでも「怪獣は東京タワーを破壊するもの」とのイメージが実在したことを示すものと言えよう。同様の例として、清原なつのの少女漫画作品である『ゴジラサンド日和』ではリバイバルのゴジラを見に行ったかつてのカップルを描写したシーンでゴジラが「うりゃっ」というかけ声とともに東京タワーを叩き折っているシーンが出てくる。

[編集] 音楽

[編集] 関連商品

東京タワーは開業当初から観光施設としての性質を持ちミニチュア(タワー模型)やプラモデル、テナント、絵葉書等のおみやげ品が用意されていたが近年上記の『Tokyo Tower』や『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』、『ALWAYS 三丁目の夕日』等で別の意味で注目されるようになり一般の店舗での関連商品が登場した。

  • 東京タワー2007 - 2007年(平成19年)6月に発売されたセガトイズの東京タワー1/500模型で高さ66.6cm、LEDによりライトアップを再現する機構を持つ。同年11月には限定クリスタルバージョンも発売した。
  • 東京タワー物語 - 2008年(平成20年)4月にタカラトミーから発売された1/2000のクローズドボックスフィギュアで、1958年(昭和33年)建設時など様々な東京タワーの形態を再現。レアアイテムにはLED内蔵の発光機構を備えたものもある。

[編集] アクセス

[編集] 鉄道

[編集] 路線バス

  • 東京タワー(東京タワー敷地内、徒歩0分)
  • 東京タワー(道路沿い、徒歩1分)
    • 都営バス、東急バス
      • <東98> 東京駅丸の内南口/等々力操車所前(白金高輪駅・目黒駅前経由)(都営・東急)
      • <浜95甲・乙> 品川駅東口・品川車庫前(浜松町駅前経由)(都営)
      • <浜95乙> 赤羽橋駅前(都営)
  • 東京タワー入口(桜田通り、徒歩3分)
    • 都営バス
      • <渋88> 新橋駅前(虎ノ門経由)/渋谷駅前(六本木駅前経由)
      • <橋86> 新橋駅前(御成門経由)/目黒駅前(天現寺橋経由)

[編集] 注釈

  1. ^大阪の新聞王」と呼ばれ、当時は産業経済新聞社関西テレビ放送大阪放送の社長を務めていた。現在の日本電波塔、マザー牧場社長・前田伸の父。
  2. ^ ニッポン放送の事実上の創業者。後のフジテレビジョン・産業経済新聞社社長、フジサンケイグループ初代議長。
  3. ^ SkyscraperPage-Tokyo Tower
  4. ^ 『東京今昔探偵』(中公新書ラクレ ISBN4-12-150012-1)「東京タワー~米軍戦車をつぶして鉄骨に」の項や『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』でもとり上げられた。
  5. ^ VHFテレビ7chに相当する周波数帯

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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最終更新 2009年9月10日 (木) 06:58 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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