日産・ムラーノ

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ムラーノ (MURANO) は、日産自動車が生産・販売するクロスオーバーSUVである。

目次

[編集] 概要

当初は北米専売車として開発され[1]、2002年に北米市場で発売された。発売直後から日本国内への投入を望む声が高く、後に日本市場投入の検討のために[2]2003年の東京モーターショーに左ハンドルの北米仕様車が参考出品された。その際に日産の予想を超える反響があったため[3]、急遽右ハンドル車および直列4気筒エンジン搭載車を開発し[1]、日本国内での販売を開始した。また、日米市場以外でも、世界中から投入の要望があったため、最終的には世界100カ国以上で販売される世界戦略車となるまでに至った[4]

仕向け地に関わらず、生産はすべて福岡県京都郡苅田町にある日産九州工場で行われている。また、「MURANO」という車名は世界共通である。

[編集] 歴史

[編集] 初代 Z50型(2002年-2008年)

日産・ムラーノ(初代)
Z50型
フロント
 
 
リア
 
室内
 
メーカー {{{メーカー}}}
 
親会社 {{{親会社}}}
 
製造国 {{{製造国}}}
 
製造期間 2002年-2008年
 
設計統括 {{{設計統括}}}
 
デザイナー {{{デザイナー}}}
 
乗車定員 5人
 
ボディタイプ 5ドア クロスオーバーSUV
 
ハイブリッド {{{ハイブリッドシステム}}}
 
エンジン VQ35DE型 3.5L V6 231ps
QR25DE型 2.5L 直4 163ps
 
モーター {{{モーター}}}
 
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
 
最高出力 {{{最高出力}}}
 
最大トルク {{{最大トルク}}}
 
変速機 エクストロニックCVT
4速AT(E-ATx)
 
駆動方式 FF/4WD
 
サスペンション 前: ストラット式
後: マルチリンク式
 
全長x全幅x全高 {{{全長x全幅x全高}}}
 
全長 4,770mm
 
全幅 1,880mm
 
全高 1,705mm
1,709mm(北米仕様後期型)
 
最低地上高 {{{最低地上高}}}
 
ホイールベース
 
車両重量 1640kg-1780kg
 
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
 
総重量 {{{総重量}}}
 
最大積載量 {{{最大積載量}}}
 
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
 
燃費 {{{燃費}}}
 
ステアリング位置 {{{ステアリング位置}}}
 
 
 
本体価格 {{{本体価格}}}
 
別名 {{{別名}}}
 
先代
 
後継 {{{後継}}}
 
姉妹車/OEM {{{姉妹車}}}
 
車台共有車 FF-Lプラットフォーム
 
同クラスの車 {{{同クラス}}}
 

2000年にデザイン開発が開始され[5]、2002年11月には北米市場で発売された。

[編集] メカニズム

プラットフォームにはJ31型ティアナにも採用されるFF-Lプラットフォームを採用し、サスペンションなどもティアナと共通となっている[6]

エンジンV6 3.5L VQ35DE型または直4 2.5L QR25DE型が搭載されたが、直4エンジンは日本およびシンガポール仕様のみに用意され、他の市場ではV6エンジン搭載車のみのラインアップとなった。

トランスミッションは、V6エンジンには6速マニュアルモード付きCVTが、直4エンジンには4速ATが組み合わせられる。駆動方式はFFと、3.5Lエンジン搭載車のみ4WDが用意された。

[編集] デザイン

北米仕様後期型

開発が行われていた当時は、日産自動車が経営不振に陥っており、このムラーノの開発にあたっては、開発陣に大きなプレッシャーがあったという。そのため、デザインに関しては、販売を成功させるために、先進的なスタイリングを実現することに努力が注がれた[7]。そして、北米市場に投入後、そのエクステリアデザインは好評を博した[8]

なお、日本仕様車では特別仕様車「スタイリッシュシルバーレザー アンコール」および「モードブラウンレザー アンコール」に専用のフロントグリルが採用されたが、このグリルは2005年に北米仕様車のみがフェイスリフトを受けた際に変更されたグリルである。このフロントグリルの穴の数は、これまでの左右8個ずつから10個ずつになり、また、北米仕様車のフェイスリフトではリアコンビランプLEDに変更された。

[編集] 販売

当初は北米のみで販売されていたが、世界中のマーケットからの要望により、最終的には世界80カ国で販売されることとなった。販売終了までに50万台が売られ、その実に42万台が当初のターゲット市場であった北米市場で販売されたが[1]、日本国内においても年間約1万台を安定して販売し続けた[7]。日本国内での総販売台数は約30,000~40,000台。

[編集] 年表

2002年3月
第102回ニューヨーク国際オートショーに出品。
2002年11月
北米で販売開始。
2003年10月
第37回東京モーターショーに北米仕様(左ハンドル)を参考出品。
2004年9月2日
日本で発売。レッドステージ店で販売する。同月、パリサロンに欧州仕様を出展。
2004年10月29日
日本国内で、ブルーステージ店での取り扱いを開始。
2005年1月12日
九州工場車両生産累計台数1000万台を記念した期間限定車「カベルネ」を設定。北米向けモデルにのみ採用しているカベルネ色(ワインカラー)の本革シートをはじめ、装備をした。生産計画台数100台、2005年3月までの期間限定販売。
2005年2月
ヨーロッパで販売開始。
2005年6月1日
期間限定車「アルテ・カベルネ」を設定。生産計画台数100台、2005年9月までの期間限定販売。
2005年12月27日
一部改良。ボディカラーに新色を追加し、ヘッドランプレベライザーを全車に標準装備し、灯火器技術基準に適合。同日、期間限定車「アルテ-ロセット」(中黒・ではなくハイフン - )を設定。生産計画台数100台、2006年9月末日までの期間限定販売。
2006年5月25日
特別仕様車「スタイリッシュシルバーレザー」を発売。
2006年12月15日
特別仕様車「モードブラウンレザー」を発売。
2007年5月11日
特別仕様車「スタイリッシュシルバーレザー アンコール」を発売。2006年5月に発表した「スタイリッシュシルバーレザー」の復刻版。北米仕様後期型のフロントグリルを採用した。
2007年9月3日
期間限定車「アルテ・ビアネロッソ」を設定。生産計画台数100台、2008年3月までの期間限定販売。
2007年12月13日
特別仕様車「モードブラウンレザー アンコール」を発売。2006年12月に発表した「モードブラウンレザー」の復刻版。スタイリッシュシルバーレザー アンコール同様、北米仕様後期型のフロントグリルを採用した。

[編集] 受賞

2003年
  • カナダ・トラック・オブ・ザ・イヤー

[編集] 2代目 Z51型(2008年-)

日産・ムラーノ(2代目)
Z51型
フロント
 
 
リア
 
[[ファイル:|250px]]
 
メーカー {{{メーカー}}}
 
親会社 {{{親会社}}}
 
製造国 {{{製造国}}}
 
製造期間 2008年-
 
設計統括 {{{設計統括}}}
 
デザイナー {{{デザイナー}}}
 
乗車定員 5人
 
ボディタイプ 5ドア クロスオーバーSUV
 
ハイブリッド {{{ハイブリッドシステム}}}
 
エンジン VQ35DEV6 260ps
QR25DE直4 170ps
 
モーター {{{モーター}}}
 
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
 
最高出力 {{{最高出力}}}
 
最大トルク {{{最大トルク}}}
 
変速機 CVT
 
駆動方式 4WD
 
サスペンション 前: ストラット式
後: マルチリンク式
 
全長x全幅x全高 {{{全長x全幅x全高}}}
 
全長 4825mm
 
全幅 1895mm
 
全高 1700mm
1,730mm(サンルーフ装着車)
 
最低地上高 {{{最低地上高}}}
 
ホイールベース 2825mm
 
車両重量 1740kg-1850kg
 
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
 
総重量 {{{総重量}}}
 
最大積載量 {{{最大積載量}}}
 
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
 
燃費 {{{燃費}}}
 
ステアリング位置 {{{ステアリング位置}}}
 
 
 
本体価格 {{{本体価格}}}
 
別名 {{{別名}}}
 
先代
 
後継
 
姉妹車/OEM {{{姉妹車}}}
 
車台共有車 Dプラットフォーム
 
同クラスの車 {{{同クラス}}}
 

2007年のロサンゼルスモーターショーにて発表され。2008年1月より北米で販売を開始。日本国内では2008年9月29日に販売が開始された。先代の成功を受け、今モデルは世界170カ国で販売されるグローバルモデルとして開発された[3]

先代モデルでは3.5L車のみに4WD車が用意されたが、今モデルでは日本仕様車は全車4WDとなり(北米仕様車はFFがオプションとなる)、FF車は用意されないが、先代モデルよりも燃費性能は向上されている。なお、4WDシステムにはオールモード4x4-iが採用される。

[編集] メカニズム

ムラーノに搭載されるQR25DEエンジン

J32型ティアナと共通のDプラットフォームVQ35DE型(265PS/34.3kgm)、あるいはQR25DE型(170PS/25.0kgm)を搭載し、アダプティブシフトコントロールつきのエクストロニックCVT(電子制御式無段変速機)と組み合わせられる。ホイールベースはプラットフォームを共用するティアナよりも50mm延長されているが、これはタイヤ径の違いによるものである[9]

プラットフォームが一新されたことにより、ボディの捩り剛性を先代の約1.5倍とし[9]、また、新型ショックアブソーバー、新型ツインオリフィス車速感応式パワーステアリングを採用することで、乗り心地と、操縦応答性を向上している。

[編集] デザイン

室内

エクステリアは先代であるZ50型の個性を残しつつ、モダンアートを表現したスタイリングとなっており、大胆なデザインのグリルとヘッドランプ、大きくアーチを描くフェンダー形状と18インチアルミホイール(北米仕様は20インチの設定もあり)で、アグレッシブさと踏ん張り感を表現した。リアには、立体感あるリアディフレクターとLEDテールランプを採用した。そのほかでは、スクラッチシールドが全色に標準となっている。

インテリアには新デザインのフロントシートとステアリングホイールダッシュボードを採用し、6:4分割の電動可倒式リアシートや、フロント/リアシートヒーターなども装備する。また、デュアルパネルムーンルーフも選択できる。ダッシュボードの形状変更により、室内長は15mm減少したが、前席シートバックの形状変更により、後席ニールームは20mm増加した[9]

[編集] 受賞

2008年
  • Penカー・スタイリング・アワード
2009年
  • オートカラーアウォード 文化女子大学セレクション(外装色: グレイッシュブロンズ、内装色: ベージュ)

[編集] 車名の由来

イタリアヴェネツィアの「ムラーノ島」より。同島は、国外へのヴェネツィアン・グラス技術漏洩防止のため、職人たちが集められた経緯があるムラーノガラスの名産地であり、この車が、歴史と伝統によって培われた美しいガラス工芸品に似た、芸術的で美しいシルエットを持っていることから連想された名前である。

[編集] 脚注

  1. ^ 新型ムラーノのすべて ライバル車比較試乗インプレッション
  2. ^ 【東京ショー2003出品車】クロスオーバーSUV!……日産『ムラーノ』 Response.
  3. ^ 新型ムラーノのすべて ドライビング・インプレッション
  4. ^ driver 2009年2-5号
  5. ^ デザインの仕方…日産 ムラーノ の場合 Response.
  6. ^ 新車紹介:日産 ムラーノ Goo-net
  7. ^ 新型ムラーノのすべて 開発ストーリー
  8. ^ 前澤義雄のデザイン辛口採点 第5回 日産ムラーノ BIGLOBE クルマ
  9. ^ 新型ムラーノのすべて メカニズム詳密解説

[編集] 参考文献

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年10月8日 (木) 12:31 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【日産・ムラーノ】変更履歴

ご利用上の注意